【すれちがい夢告白】

Last-modified: 2021-12-13 (月) 10:05:07

DQ6(DS版)

DS版で新たに追加された【すれちがい通信】システム。
既存リメイクの要素をすれちがい仕様に変えたDS版DQ4の【移民の町】、DS版DQ5の【名産品】と異なり、初リメイクのDQ6では一からすれちがい要素が追加された。
SFC版では【占いの館】があった場所が【すれちがいの館】となり、【空飛ぶベッド】入手後にそこへ行くことで通信が可能になる。
夢告白自体は、そこにいる【モネ】に話しかけることで開始される。
 
内容は、キャラグラフィックに職業や性格などのプロフィールと、自分の「夢」を設定し、すれ違い通信によって交換しあう、というもの。
「夢告白の舞台」という背景グラフィックは多数あり、世界各地の本棚に隠されている。
リアルな夢を告白するのもいいが、舞台とキャラグラを組み合わせてネタ告白にしてみるのも面白い。
10人とすれ違うとベホマスライムの【ベホマン】を、20人ではぐれメタルの【はぐりん】を仲間に出来るようになる。
 
ただ、どうもDS版DQ6のすれ違いは今ひとつ受けが悪かったらしく、発売直後から「全くすれ違えない」「面倒くさい」という声が目立った。
問題点としては、

  • 「夢」というかなりプライベートな話題を赤の他人に告白するという気恥しさ
  • 1人とすれ違うごとに、いちいち設定をし直さなければならない面倒な仕様
  • ベホマンとはぐりんはクリア後なら無条件で仲間にでき、すれちがいのみの報酬はない(これはまあ、救済措置として当然ではあるが)。

などが挙げられているが、何よりも致命的だったのは、DS版DQ4やDQ5のときには存在しなかった「DQ9の【すれちがい通信】」だろう。
複数のゲームで同時にすれちがいを設定できる3DSとは異なり、DSソフトは起動中のゲーム1本でしかすれちがいを設定することができず、複数の本体を持っていない限りはDQ6とDQ9で同時にすれちがいを行うことはできなかった。
DS版DQ6の発売はDQ9から半年以上の間が空いたが、社会現象レベルにまで流行したDQ9のすれちがいは当時もなお完全なる現役であり、DQ6をプレイしていても外でのすれちがいはDQ9、という人も相当数いた模様。
結果DQ6のすれちがい人口はソフトの販売数を大幅に下回り、DQ9に完全に食われた形になってしまった。
開発者の予想とユーザーニーズの「すれちがい」が招いた悲劇ともいえる。
 
なおスマホ版では夢告白は廃止され、代わりに【夢のカケラ】というコレクション要素が導入された。