【せいなるおりき】

Last-modified: 2024-02-17 (土) 09:33:58

DQ2

【みずのはごろも】を作るのに必要となる重要アイテムの一つ。
【あまつゆのいと】を張ることのできる唯一の織機。
使いこなせる者も世界で【ドン モハメ】ただ一人。
ということは別に一台でもいいということになる。
 
雨露の糸が割とぞんざいに扱われているのに対して、こちらは【ザハン】の神殿内で【バリアー】に守られている。しかも広範囲&長距離にわたるバリアーでなかなかエグい。トラマナで一気に…と行きたいところだがトラマナ習得は最速でもサマルLV17であり、プレイスタイルにもよるがザハン初到達時はもっと低いレベルである事が多く、結局は回復しながら少しずつ慎重に突入するハメになる。
考えなしで不用意に進入すれば【もょもと】でさえアッと言う間に棺桶送りとなる。
しかも入口は鉄格子なので先に【ペルポイ】に行って【ろうやのカギ】を取ってこなければならない。なんだこの待遇の違いは。
水の羽衣がDQ3の時代に市販されていたということは、あの時代には普通に使える人がいっぱいいたのだろうか。
ならばドン・モハメはまさしく人間国宝だと言えよう。
これもFC版ではイカサマして2つ手に入れることができる。
それにしても、「織り機」ということは、多分かなりの大きさがあるはずだろう。
少なくとも織り幅は羽衣の幅だけ必要で、全幅はそれを超える。なんで主人公達はこんな物を持ち運べるのやら。
ただし重量は鎧や兜ほどでは無いだろうし、そもそも全身鎧なら人間と同じ大きさなので、主人公達が持ち運べるもの全体で見れば大きすぎるわけでもないかもしれない。
地獄の帝王の立像という巨大な家具や庭具が登場するDQ10オンラインや作業台や石像を持ち運ぶビルダーズと比べれば尚更である。また実際の織機は解体して運べるようになっているものが大半なので、これも必要に応じて分解・組み立てされているのかも知れない。
 
売却価格は23Gと二束三文。使いこなせる者がいないからだろうか?
五十歩百歩だが、雨露の糸(30G)よりも更に安い。
なぜかFC版では水の羽衣取得後であっても何度でも聖なる折り機が入手できてしまううえ、町の道具屋ですぐ売ることもできるため、あまり高価ではまずかったと思われる。ただ神殿の奥にあるため、宝箱を復活させるために何度も町の外に出るのはそれなりに面倒ではある。

ゲームブック(双葉社)

原作ゲーム同様ザハンの神殿で入手できるが、「宝箱に入った小さな機械」と表現されている。

小説版

【盲目の魔女】の末妹が【ルビス】から授かったものだが、漂流者達を助けるために焚火の焚き付けに使われ、焼失していた。
その際の灰をドン・モハメ宅の織機に振りかけると、新たな聖なる織機に変化した。
 
流石に織り機自体を持ち歩くのは無理があると思われたのだろう。

知られざる伝説

ドン・モハメが織り機を解体して箱に詰める、それを組み立てて船室で羽衣を織る、というシーンがある。
挿絵では織り機の全高と奥行きはドン・モハメの座高とほぼ同じであり、解体すれば箱に詰められそうな大きさではある。

余談

その後は聖なる織機は登場しないが、水の羽衣はDQ2以降の全ての作品で現役である。
水の羽衣自体が存在し続けていることから考えると、織機はなくとも作れる技術はDQの世界にあるということか。
もしくは言及されてないだけで織機及びそれを使いこなせる職人も多くいるということかもしれない。
DQ2ではドン・モハメしか職人が残っていないということか。若手の後継者を作るべきである。
 
雨露の糸も長らく出番がなかったが、DQ9において素材として復活を果たした。
もちろん、水の羽衣もこれを使った錬金で作ることができる。

DQ4(リメイク版)

水の羽衣を【トルネコ】鑑定させた際、名前のみ登場。

DQ10オンライン

Ver.6.4で登場。漢字かな交じりで「聖なる織り機」表記。
アイテムではなく、【天使】の世界に置かれた設備である。
女神【ルティアナ】が創った秘宝で、天使たちの服はこの織り機で作られている。
ストーリー中では、この織り機で指示通りの操作を行い服を織り上げるミニゲームを行う。