【つきのかけら】

DQ2

重要アイテムの一種。月のかけら。
人間の思考を超越した超自然的物質で、何者が作り出したか定かではないらしい。
【デルコンダル】南西の【浅瀬】で使うと【海底の洞窟】への道が開かれる。
【ザハン】の女性が「月のかけらが星空を照らすとき海の水が満ちる。この町に古くから伝わる言い伝えですわ」と述べているが、この月のかけらがあるのは【テパ】の村の管理下（？）におかれている【満月の塔】。
一体ザハンと何の関係があるのだろう。効果から察するにおそらく潮汐を操る魔力を秘めているのではなかろうか。
満月の塔にいる【老人】は「月満ちて欠け、潮満ちて引く。すべては定めじゃて…」と言っている。
欠けた月をこのアイテムで満たし、満月の引力で潮の満ち引きを起こす、というイメージなのだろう。
現実でも満月や新月の時期は満干潮の差がもっとも大きくなるので説得力を持たせている。
　
なお、この浅瀬を消したというフラグは復活の呪文や冒険の書に記録されるので使った後は売却したりリメイク版の預かり所に置きっぱなしにしても構わない。
というか3人旅でふくろも無いこの作品ではフラグ管理されて2度と使用しない物を持ち歩くほどの余裕は無い。

リメイク版

海底の洞窟周囲の浅瀬でこれを使用すると、浅瀬は消えるのではなく半分沈んだようなグラフィックに変わる。
通行は可能で、しかも一度画面を切り替えるとただの海のグラフィックに変化する。

小説版

手のひらサイズの丸い鏡。
原作ゲームとは違い、塔の最上階にある装置に置かれており、テパの住民だけが取り出す事ができる。

ゲームブック（双葉社）

オレンジ色の宝石。
【精霊のほこら】を囲んでいる流氷を溶かす為のアイテムとして登場する。
同書には海底の洞窟自体が存在しない。

キャラバンハート

同様に重要アイテムの一種。
【クシャラミ】が【ゆうきのオーブ】の引き渡し条件として要求する「美しいもの」の一つで、【風の塔】より先に満月の塔に来た場合、最上階の宝箱から入手できる。
風の塔を既に攻略していた場合はテパ北西の砂漠のキャラバンで購入する。
このルートの場合、月のかけらが入っていた宝箱には「大商人の心」が入っている。
先に満月の塔に行くルートだと突入時ではメラミスター・ベホイミムーンとの戦いがきついので、500G払えば手に入る砂漠のキャラバンで購入した方が楽である。

アイテム物語

同書では、神々が【ムー】民族に与えた『黄金の水晶』が後につきのかけらと呼ばれるようになったと説明されており、月光を高熱に変換することでオリハルコンの加工に必要な高熱を発生させるようである。