【てんくうのたて】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 04:59:12

概要

DQ4とDQ5などに登場する盾。伝説の勇者のみが装備でき、デザインは上部には竜の首が鎌首をもたげ左右には竜の爪の装飾がなされた優美なもので、【天空シリーズ】の1つである。
 
かつて【スフィーダのたて】と呼ばれていたものとデザインが非常に似通っており、同一あるいは強い関係性が示唆されるが、公式からは明言されていない。
 
DQ7には登場しないが、リメイク版の【トクベツなモンスター】【メガヒーロー】が装備している盾の見た目はどう見てもこれである。

DQ4

【天空人】の血を引く【勇者】のみが装備可能。
また、【天空への塔】へ入るためのキーアイテムでもあり、必ず入手しなければならない。
守備力55、道具使用(誰でも使用可)で【マホカンタ】の効果が発生する。
 
守備力は【はぐれメタルのたて】に次ぐ堂々の第2位。
勇者ははぐれメタルの盾を装備できないので、勇者にとっては最強の盾となる。
FC版では意外にも耐性が全く無いが【盾の耐性が無効になるバグ】のせいで、どの道あっても機能しない。
また、普通は入手直後から勇者に装備させるので気づきにくいが、上述の通り道具使用自体は誰でもできるため、仲間に持たせていると強力な攻撃呪文を使う魔物が相手のときにAIが使用することがある。
 
【とうぞくバコタ】を倒して身の潔白を証明することで、【ガーデンブルグ女王】から謝礼として持っていくよう促される。
【ガーデンブルグ】の地下の宝物庫にて厳重に保管されているため、持ち出すには同じく女王から貰える【さいごのかぎ】が必要。
  
元々は【バトランド】王国の建国時に活躍した由緒ある盾なのだが(ということは装備可能者がいた?)、
何代か前のバトランド王がガーデンブルグの女王サマの気を引くためにプレゼントしてしまったらしい。
歴史的な国宝兼最強の盾を個人の恋のダシとしてあっさり手放してしまうとは、とんだ暗君がいたものである。
真の勇者しか装備できないような盾なので、装備できる者が国内に誰もおらず、実用性の無い装飾品の類と思われていたのかもしれないが…。
 
FC版DQ4の公式ガイドブック下巻の裏表紙に描かれているのが、この盾である。

リメイク版

炎・吹雪のダメージを30軽減する耐性が備わった。
【てんしのレオタード】【ドラゴンメイル】と合わせれば凍える吹雪すら無効or1桁ダメージという破格の性能を誇る。

DQ5

守備力60。FC版DQ4の頃と異なり、炎・氷ブレスを15ポイント軽減する耐性が付いている。装備可能者は当然、天空の勇者たる【男の子】だけ。
やはり道具使用でマホカンタの効力を発揮するが、本作のマホカンタが対象を選択できるのに対し、これの道具使用の対象は前作と同じく自分のみ。
 
ちなみにこれ自体は、勇者がこの世に生を受けるより前、富豪【ルドマン】家の家宝として登場。
ルドマンの養女【フローラ】と結婚した者が貰えるという、伝説の盾なのにまるでフローラのオマケのような、あるいはフローラがオマケのような扱いを受けている。
そして、主人公が結婚する際に、相手が誰でも、ルドマンから結婚祝いとして貰えてしまう。前作におけるバトランドの一件にしてもそうだが、何かと色恋沙汰に縁のある盾である。
しかも、「家宝の盾」と言われている割には、リビング(応接間?)に無造作に置かれた宝箱に入れられており、たった2000Gのはした金と同列の扱いをうけている。他の天空の武具(剣・兜・鎧)はいずれも箱にすら入っていないため、宝箱の中にしまわれ丁寧に扱われているとも言えなくはないが、かえって4つの天空の武具の中で盾だけがグラフィックが存在しないという状態になっている。
しかし、後に【天空の勇者】の血を引くことが判明するフローラは、装備はできないものの、リメイク版の会話システムにて、この盾を「自分の分身のように感じていた」と語っており、その裏には「フローラを守る盾」という伏線めいたメッセージ性があったのではないかとする説もある。
 
【ビアンカ】と結婚した場合は、実質【ヘンリー】が口利きするような形で譲ってもらうことになるわけだが、婿になる人物ならともかく、ただルドマンが気に入っただけの人物に譲るあたり、先祖代々の家宝というわけではなさそうである。
 
婿の条件を二つのリングの入手にしたのは【ブオーン】対策に強い男を一族に迎えようとした可能性もある。
ビアンカを妻にしてもくれるのは恩を売っておこうという意図があるとも取れなくもない。
 
上述の通り自分にしか効果がないが、回復呪文が使える勇者(【男の子】)とマホカンタ効果の相性はよく、ほぼ前作と同じ感覚で使える。
男の子の初期装備は【マジックシールド】だが、天空シリーズの武具の中で唯一確実に入手済みの品(リメイク版では剣も入手必須になった)なので、ほぼ初期装備に近い。
また、手に入れた時点では当然盾としては役に立たないが、マホカンタ効果自体は使えることは覚えておこう。
主人公などの自己回復ができるキャラに持たせれば、マホカンタを積極的に使っていける。
特に【ジャミ】【バギクロス】(と【メラミ】)を無効化できるのはありがたい。
しかもバリアを解いたジャミはバギ系、メラ系無耐性かつ判断力0なのでマホカンタ状態1人ではバギクロスを使うのをやめないので勝手に自滅してくれる。
この盾を入手したあとあたりから出始める【ミミック】【ザラキ】対策にもなる。
青年時代後半に男の子を使わないという場合も、この盾は他の味方に持たせ道具として使い続ける戦略もある。

これより堅い盾は光の盾メタルキングの盾の2品だが、前者は入手法はゲームクリアする必要が有り男の子は装備できない、後者は入手困難で呪文やブレスは軽減しない(状態異常を防ぐのは良いが、終盤は攻撃呪文やブレス軽減の方がありがたい)。
対してこの盾は普通にストーリーを進めるだけで中盤(青年期)に自動的に入手可能で最後まで使え、男の子を運用するなら他の盾を買う必要はほぼ無いのでお財布にも優しい。
入手難易度の圧倒的な低さ、全盾中3番目の守備力、炎・氷ブレス耐性、誰でも使えるマホカンタと、ストーリー攻略の上では総合的に見て本作最高の盾である。

DQ10オンライン

レプリカが【おしゃれ装備】として登場した。
詳しくはこちらを参照。

バトルロード2

第6章から登場。状態異常を引き起こす攻撃を低確率でガードする。
ダメージを与えるものでもそうでなくてもガードできるため、ガードできる技の種類は豊富。
【やすらぎのローブ】と併用すればもう状態異常は怖くなくなるだろう。
 
天空の三神器である【天空のつるぎ】【天空のよろい】を装備することで見た目と技が変更になる。

スキャンバトラーズ

新4弾では2020年2月6日~3月18日に開催されるイベントステージをクリアし、宝箱をドロップすると必ずチケット化できる。
レベルは110で、星4のギガレア。
ステータスはHP:200、ちから:100、すばやさ:15、かしこさ:20、みのまもり:270。
ガード性能は発生率:特大、ダメージ軽減:特大、ボタン数:5。
ガードに成功すると身の守りと魔法とブレス耐性が上がる。

ヒーローズ1

【アクト】【メーア】専用の盾として登場。
クエスト「天空の防具の試練」のクリア報酬としてもらえる。
防御力は35で、【ロトの盾】と同じ数値である。
どちらもシリーズを代表する伝説の防具であるため、差をつけることはできなかったのだろう。

ヒーローズ2

【ラゼル】【テレシア】(いずれも片手剣装備時)専用。
【闇の雪原】の黒宝箱(【とうぞくのかぎ】が必要)に入っている。
幻惑ガード+50%。

トレジャーズ

【お宝】の一種として登場。

お宝No.13
レアリティトレジャー
カテゴリーレジェンド
コレクション伝説の防具
標準価格41,090,000G

ウォーク

DQ4イベント中のガチャの星5防具として実装された。
ギガデーモンやエビルプリーストに耐性を持つ。

タクト

2022年12月26日開催の「真・ドラゴンクエストIVイベント」にて、Sランク防具として「天空のたて」名義で登場。「超巨大ボスバトル デスピサロ」の報酬。
基本値 : しゅび力+15
特殊効果 : 英雄系呪文耐性+5%
装備可能タイプ : すべて
錬金候補 : 英雄系呪文耐性+7%・英雄系HP+25・英雄系しゅび力+14 他