【とらおとこ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:06:30

概要

DQ4などに登場する、虎と人間の半獣人のモンスター。
二足歩行する虎に見えるが、口の中に人間のような顔(ドットでは牙にも見えるが公式イラストで顔と分かる)がある。
作品によって設定がまちまちで、主にモンスターズでは「人食い虎に食べられた人間が虎に乗り移ったもの」らしいが、ナンバリングでは「獣の毛皮を身にまとう戦闘民族」ということになっている。
 
現実でも昔は北欧に熊・中南米にジャガーなどといった野獣の毛皮を纏った戦士がいたので、後者の設定は【くびかりぞく】【バーバリアン】のような、蛮族戦士のイメージだろうか?
だがどちらにせよ、そのシュールなデザインは流石といわざるを得ない。
色違いには【とうだいタイガー】【ベンガル】【森の番人】【ワータイガー】【ゴンズ】【ラッコアーミー】がいる。
DQ7ではコイツを含め、DQ4に登場していたトラ男属はことごとくリストラされてしまった。
ただ、こいつはワータイガーと色が同じなので、名前をカタカナにすることで微妙に生き残ったと言えなくもない。
3DS版7では、ベンガルが登場して唯一の2作品の本編出演になり、【ブラックキーパー】なる亜種も追加された。
DQ11では久々にベンガルともどもDQ4と同じ名前で登場。
星ドラでは、亜種にうさぎおとこがいる。
 
4コママンガ劇場ではその風貌や直接的な名前のためか割とネタになるモンスターであり、中には飲み逃げ犯を捕まえるため用心棒として現れ、「前門の虎後門の狼」ならぬ「前門の虎後門の女将」というギャグもあった。

DQ4

4章の【キングレオ城】周辺や【アッテムト鉱山】、5章では【コナンベリー】周辺と【大灯台】に出現する。
系統最下位種だが、出現時期の関係で体感的な強さは間違いなく最強。
4章のザコでは最強の攻撃力58を誇り、通常攻撃のほかにおたけびをあげてくる。
真っ向勝負を挑むのはかなり辛いが、幸いラリホーが弱耐性。
先手を打って眠らせてしまえばなんとかなるだろう。
こちらの攻撃呪文は、ギラ・バギ・イオ系は確実に効く。メラ系やヒャド系に少し耐性がある程度で、総じて呪文耐性は低い。
 
第5章ではこちらも強くなっているとは言え、おたけびを使われると厄介なので、
やはり先手を打って眠らせてしまいたい。
 
攻撃力は高いものの、絵柄のせいか結構愛嬌がある。
落とすアイテムは【たびびとのふく】
 
ちなみにコイツの姿をした【NPC】のグラフィックが存在したが、コイツ自身にこのグラフィックが使用されないという優遇なのか不遇なのかわからない扱いを受けていた。
 
【格闘場】では【メタルスコーピオン】・2体の【ドードーどり】と対戦する。
雄叫びは自分も他の行動ができなくなるので、こいつ自身にとっては無駄行動だが、他3匹のどれかに賭けているプレイヤーにとっては予想外の番狂わせを引き起こしかねないという厄介者となる。
力任せに勝利をもぎ取ることも多いが、痛恨持ちで雄たけびを2回行動で帳消しできる可能性のあるメタルスコーピオンに賭ける方が無難である。

リメイク版

強敵と判断されたのか弱体化がなされた。
といっても、持ち味の攻撃力は54と大して下がっておらず、守備力が2/3位になっている。
攻略法はFC版同様に眠らせてからがセオリーとなる。
 
また、リメイクに際して「虎男」タイプのNPCのカラーリングは3種類用意されるようになった。
おそらく7でとらおとこ系統が再登場したので流用しやすかったのであろう。
アッテムト鉱山の奥の方にいて、「ここは迷路みたいで迷ってしまった」みたいなことをいっているのが虎男カラーである。

モンスター闘技場ではFC版同様の組み合わせがあるが、ステータス低下が響き(他の敵は据え置き)負ける確率が高く賭ける価値はない。

DQ11

【ダーハラ湿原】【デルカダール地方・南の島】などに出現。3DS版では【名もなき地】【クレイモラン城下町】北東)にも出現する。
ダーハラ湿原では機種によって出現範囲が異なっており、3DS版では【ダーハルーネの町】周辺と【霊水の洞くつ】周辺に出現するのに対し、PS4版等では霊水の洞くつ周辺には出現せずダーハルーネの町周辺とその手前の木造の足場があるエリアに出現する。
3DS版のダーハラ湿原では、稀に【ダックスビル】と追いかけっこしていてズッコケる様子が見られる。
通常攻撃の他に【おたけび】でこちらを転ばせたり、果物を取り出して食べることで自分のHPを回復したりする。
今作ではDQ4の頃よりも更に強化されており、周りの敵より頭一つ抜けて攻撃力とHPが高い。単純なパラメータで言えばしばらく先の地域である【ユグノア地方】の敵に匹敵する。
また、こいつは最大同時出現数が6体と多い上、初登場地域のダーハラ湿原から容赦なく集団で出現する。
一応ダーハラ湿原では出現数制限があるものの、5体までという申し訳程度の制限しか掛かっていない。一応、4体以下で出現する確率が高く設定されており5体同時出現は稀ではあるが。
本作は過去作よりも隊列による狙われやすさの傾斜が緩くなっており、後衛キャラもそれなりの確率で狙われるので危険。
後衛キャラは一撃で最大HPの1/3以上を削られる。初遭遇の時点では【ベロニカ】は2発殴られたら死ぬ可能性も。打たれ強い【シルビア】ですら、初期レベル・初期装備のままでは3発殴られたら死ぬかギリギリ生き残るかである。
素早さは同地域の敵の中では低い方であるものの、それでも【セーニャ】が高確率で先手を取られる程の値はあり、セーニャがおたけびで転ばされて回復が間に合わなくなるという事故も起こりやすい。同時出現数の多さから平凡な雑魚と思って油断すると非常に危ない。
【短剣スキル】【ムチスキル】の状態異常特技を習得していない状態でこいつの集団に出くわしてしまうと、行動される前に足止めする手段が【ラリホー】しか無く、それすら覚えていない場合は問答無用で全滅させられる恐れも出てくる。
他には【マヌーサ】【スカラ】等を駆使して少しでも受けるダメージを減らしつつ、MPを惜しまず全力で数を減らしていくのがよい。【炎属性】に弱いので【ギラ】でまとめてダメージを与えていくのが有効。場合によっては回復アイテムや【れんけい技】も惜しまず使おう。
もし運悪く死者が出てしまっても、ダーハルーネの町でベロニカ、セーニャ、シルビアが別行動している期間中なら、上記3人は町に入ると自動的にHP1で生き返るのが救い。
実は【行動パターン】がローテーションになっており、通常攻撃→おたけびor果物を食べる→通常攻撃→(以下繰り返し)の順で行動するが、果物を食べるぐらいしか隙がないので行動パターンを知っていれば有利に戦えるという訳でもない。
恐らく「毎ターンおたけびを使われたせいでハメ殺されて強制的に全滅させられる」という理不尽な状況が発生するのを防ぐ措置と思われる。
確実な対策の存在しない強敵にも関わらず、報酬は「同じ地域に出現するモンスターの中では多い方」程度で全く割に合わない。1つ前の地域から引き続き出現する【さまようよろい】や、初見殺しではあるものの対策自体は容易な【ポイズントード】よりも経験値が少ない。下記のレアドロップをどうしてもタダで入手したいというのでない限り、あまり積極的に戦いたくない相手だろう。
ドロップアイテムは通常枠が【ネコずな】、レア枠が【ネコのかぶりもの】
 
【連武討魔行】弐の試練にも登場。こちらの個体はHP657で攻撃→【すなけむり】orおたけび→果物を食べるのローテーション行動をとる。HPが満タンの場合は食事はスキップする。
 
なお系統は【怪人系】になり、【討伐モンスターリスト】にも「トラの毛皮に身を包み旅人を襲撃する怪人」と明記された。
 
異変後の【グロッタの町】でもNPCとして何体か登場するが、そいつらはなんと語尾に「ニャ」をつけて話したり、【にゃーん?】と聞いてきたりする。
もはやトラ男というかネコ男である。

邪ver

通常版とはすっかり生息地を変えて【バンデルフォン地方】に登場。
異変前の主人公の順路と同じ動きをしたのは偶然だろうか?
ドロップアイテムに変化はないが行動パターンがランダムになっており、ステータスが強化されているのに加えて果物を食べる行動の回復量も200以上に上がっている。【特やくそう】より上とはどんな果物なのか……。
しかし同地域にはもっと強いモンスターが出現するため、通常版とは打って変わってまったく目立たない存在になっている。
3DS版では名もなき地にも出現するが、生息地が微妙に変わっておりクレイモラン城下町の真北にある小島になっている。

DQ11S

やはり強過ぎると判断されたのか同時出現数が減らされ、ダーハラ湿原では3Dモードでは1体、2Dモードでは2体まで、デルカダール地方・南の島でも3D・2D共に4体までしか出現しなくなった(ダーハラ湿原では他のモンスターと同時出現することはある)。
攻撃力も少し(10前後?)減らされている模様。
また、行動パターンがランダムに変更されている。
まぁ妥当な強さになったわけだが、無印版既プレイ者と未プレイ者でこのモンスターの話をすると、噛み合わないこと必至。
 
【希望の旅芸人】でも変わらずダーハラ湿原に生息しているが、3Dモードでは強モンスターとなったマタンゴなどに追われて消滅してしまう光景も。

ジョーカー1

魔獣系Dランクのモンスターとしてモンスターズ初登場。なおかつ本作では珍しいDQ8のモデル流用ではないモンスター。
仲間にするには一般配合を使って生み出す方法のほか、他国マスターがたまに連れているのでそれをスカウトする方法がある。
特性に【かいしんでやすい】、耐性にまふうじ無効を持つ。
所持スキルは【イエローファイター】
会心出やすいはともかく賢さの最大値が低くMPも伸びが悪いのでまふうじ無効の恩恵はあまり感じられないかもしれない。
また、とらおとこと同じ姿のモンスターマスターが登場。
詳しくは【トライガー】を参照。
 
なお配合でしか作れないモンスターだが、開発中の画面では【レガリス島】で野生のものが出現していた。

ジョーカー2・2プロ

引き続き野生では出ない。
【サーベルきつね】×【スライム】などで作ることができる。
特性は【会心出やすい】【れんぞく】(2回)。

プロフェッショナル版では平原に出現する。
強化で【ギロギロ】、最強化で【踊り封じブレイク】を習得。

テリワン3D

まぼろしの扉に出現。ジュヒョウの国にもNPCが一匹いる。
今作ではとらおとこだからか、基本的に♂しか現れない。
これはとうだいタイガーも同じ。
特性は【スタンダードボディ】【会心出やすい】【れんぞく】(2回)、+25で【ギロギロ】、+50で【カウンター】
【いどまじん】との配合でとうだいタイガーが作れる。

イルルカ

野生では出ない。
NPCとしては【フントの村】の村長を務めている。
隣の大陸に進むための魔物の着ぐるみをくれる他、同じ種類の【型紙】を1~5まで集めて手数料と一緒に渡すと色々な服を作ってくれる。
 
【新生配合】【マインドブレイク】【メガボディ】化で【AI1~2回行動】【ギガボディ】化で【ショック攻撃】、SP版では【超ギガボディ】化で【ときどきバイキルト】を習得。

DQM3

魔獣系のFランク。
野生では出現せず、【ミイラおとこ】と魔獣系の配合でうまれる。
 
特性は【ピンチで会心】?【きょうせんし】(Lv20)、【みかわし無効】(Lv40)、【2~3回行動】(Lサイズ)、【休みブレイク大】(Lサイズ)、【いきなりバイキルト】(LサイズLv60)。
所持スキルは【イエローソード】
 
【エンタシスマン】との配合で【ヘルビースト】【グリズリー】との配合で【ベンガル】ができる。

ライバルズ

第3弾「不死鳥と大地の鳴動」に収録された共通のノーマルカード。

2/3/2
召喚時:地形マスに召喚された場合+1/+1

ウォーク

2022年1月1日からの正月イベントで登場。まさにトラ年の最初を飾った。
クエストの2話でボスとして登場し、以後は強敵モンスターとして出現する。
最大弱点はイオ系で、次いでヒャド、デイン系の順で有効。ドルマ、ジバリア系には耐性がある。
 
攻撃は物理攻撃のみで、【はげしいおたけび】や4回攻撃で守備力を下げる効果のあるはげしく切り裂く攻撃が主体。
HPが半分を切ると【バイキルト】で攻撃力を上げる。守備力を上げるかビッグシールドなどで対策すべし。
 
こころは黄色でコストは35。強敵にしては珍しく低コスト。
高グレードでは斬撃・体技ダメージが上昇するので(体技寄り、バギ・ギラ系は追加で上昇)、これらが有効なコスト制限のあるほこらで活躍できる。 
また、こいつになりきれる装備も登場している。

仲間モンスターとしても登場。
グレイトマーマン以外では唯一の「怒りのかまえ」持ちで、戦闘開始からしばらくの間は斬撃や体技に対してカウンターを行う。
攻撃力も悪くはないが、やはり全体的な能力値はグレイトマーマンに比べて今一つ。りゅうおうやヘルクラウダーの使う攻撃低下に対して弱点というのもいただけない。
デインやギラ耐性などはあちらにはない強みなので、そこが差別化のキモとなる。
とくぎはヒートインフェルノやはげしいおたけびなどを習得する。イメージ通りタイガークローも習得することがある。