概要
人の頭蓋骨を持った赤いカンガルーのモンスター。
だが、見た目はカンガルーより二足歩行のツチブタに近い。海外版ではHaardvark(Aardvark=ツチブタ)という名前になっており、完全にツチブタ扱いされている。
DS版DQ6以前は海外ファンの間でRoari(どくろあらい?)と英訳されていた。
色違いに【スカルガルー】、【ホタテワラビー】、【聖銀のどくろあらい】がいる。
ドット絵では割と愛らしい顔をしているように思えるが、原画を見るとそうでもない。原画ではやや吊り目気味だが、DQ10以降の作品ではドット絵に合わせたのか真ん丸い目になっている。
DS版DQ6(とスラもり3のスカルガルー)のみ、腹部にポケットがある。
また、この系統は原画やゲーム中のグラフィックでは手に爪があるが、近年のイラストでは爪がなくなっている(聖銀のどくろあらいのみ爪が描かれている)。
なぜカンガルーが人骨を持っているのか、考えてもオソロシイ想像しか浮かばないが、モンスターズジョーカー3にてその一端が描かれることとなった(後述)。
DQ6
主に【夢の世界】の【レイドック】周辺や【試練の塔】に登場する。
力を溜めて攻撃するが、よほど守備力が低くない限りは気にならないだろう。
【ブーメラン】を使えるようになれば、何も考えずに潰していける。
現実世界では【山肌の道】の洞窟にもいるが、もはや空気以外の何者でもない。
そのくせ【はねせんにん】の【スクルト】や【メガザルロック】の【メガザル】など、至れり尽せりの環境で過ごしている。
DQ10オフライン
【グレン領東】、【グレン領西】に生息。
【呪い攻撃】や【かぶと割り】を使う。
通常ドロップは【けものの皮】、レアドロップは【おうごんのかけら】。
武闘家のクエスト【超天道士の遺産】では、グレン領東の個体がターゲットに指定される。
DQ10オンライン
初期にはレベル上げのため、オーガや魔法使いに狩られていた。魔界には【どくろあらい・強】が登場。
詳しくはこちらを参照。
ジョーカー3・DQMJ3P
【歓楽の霊道】の北東部あたりに登場し、【がいこつ】を襲って頭をもぎ取る姿が見られる。ライブラリにも「死体からドクロを盗む」と書かれている。
倒されたがいこつは【ヘルゴースト】になる。ヘルゴーストが発生する原因はこいつだ。
モデルとなった動物のカンガルーが草食動物だからか、がいこつを発見出来る範囲が広めに設定されており、若干横にいても発見出来る。
がいこつを襲うモーションは「がいこつに体当たりして上空に吹っ飛ばし、落ちてきた所を頭を殴って倒す→足下の何かを引っ張るような仕草を2回行う→一旦手を止めて周囲を警戒する→足下の何かを引っ張るような仕草を3回行う(1回目よりも手の位置が微妙に高くなっている)→胸元で何かを引っ張る仕草を2回行う」という妙にリアルに作り込まれたものなのだが、足下で頭を引っ張っている所をよく見ると引っ張る動きに合わせて下を向いて首を上下に振りながら口をパクパクさせている。
恐らくがいこつの首から下が動かないように口で押さえ付けているか、首の骨を歯で削っている表現なのだろうが、このモーションのせいで捕食しているようにも見えてしまっている。
また、胸元で頭を引っ張る際には上を向いて首を軽く上下に振るのだが、これも人によっては無理して飲み込んでいる動作のように見えてしまう。
しかも、(システム上捕食と同様の扱いになっている以上仕方の無い事かもしれないが)がいこつを発見した時に肉の吹き出しが表示される上、極稀に1体のがいこつを2体以上で襲うことがあり、その場合は1体ずつ順番に上記のモーションをするので余計にそう見えてしまう。
【公式ガイドブック】のヘルゴーストの出現条件についての記述も、「がいこつがどくろあらいに捕食されると変わる(無印版)」「がいこつが、どくろあらいに捕食されたりライド時の攻撃で倒されると出現(プロ版)」と書かれている。
無印版の公式ガイドブックの【モンスターシンボルの特殊行動】について解説しているページに至っては、モンスターが他のモンスターを襲う例として【ひとくいそう】とこいつを挙げているのだが、「どくろあらいががいこつを食べて、がいこつがヘルゴーストになる」と書かれている。どうしても「食べて」という表記で統一したいなら他のモンスターを例にした方が良かったのではなかろうか。
それとも、上記のモーションと言い、まさか首から下は食べてしまっている設定なのだろうか。仮にそうだとしたら唐突過ぎる設定である(DQ10の図鑑で「持っている頭蓋骨を食器にする」という設定はあるが、骨そのものを食べるとは今まで一度も明言されていない)。そもそも食べる部分なんて精々骨髄くらいしか残っていないだろう。
食べている設定なら襲う側を犬がモチーフでがいこつと出現地域が被っている箇所がある【アニマルゾンビ】にするか、襲われる側を別のモンスターにした方が余程自然だと思うのだが…。
まあ、【天敵】システムとの兼ね合いで、カンガルーの食性に合わせて植物のモンスターを捕食させるのが不可能だったのだろうが(仮にこいつが【自然系】のモンスターを捕食する描写を入れた場合、そのモンスターの天敵1=【魔獣系】、天敵2=どくろあらいとなり重複してしまう)。
他のモンスターを差し置いてがいこつが襲われる役に選ばれている点に関しては、別のエリアのイベントでNPCのがいこつが殴られて吹っ飛ぶシーンがある為、そのシーンのモーションを使い回せるという事情もあると思われる。
なお、同じく歓楽の霊道に生息する【スカルゴン】もどくろあらいを天敵としているが、こちらをライド攻撃で霊道の北東部に連れて来ても襲うことはない。
霊道の北東部へ行くルートは2通りあるが、どちらのルートも道幅が狭い所に予めどくろあらいががいこつを認知する距離にいる状態で配置されている箇所が1箇所ずつあり、ここへ行こうとするとほぼ必ずがいこつの襲撃が起こってテンションが2段階上がったどくろあらいが発生してしまう(その内片方はがいこつが階段の途中に配置されており非常に邪魔だが、わざとがいこつに追いかけられて誘導すればどくろあらいに倒されるのを防げる可能性がある)。どくろあらいのシンボルが画面に表示された時には既にテンションが上がった状態になっているということも。
ヘルゴーストが発生した時に主人公が近くにいるとどの方向からでも気付いて追いかけてくる上、ヘルゴーストのシンボルに接触するとどくろあらいがお供でついて来ることがあるのも厄介。天敵へのライドやライブラリ開閉で対処したい(但し、ライブラリを開閉するとヘルゴーストのシンボルもがいこつに戻ってしまう。ヘルゴーストの方に用がある場合は注意)。
なお、このエリアの一段下のエリアにも3体で並んで歩いているどくろあらいがいるが、こちらの個体はがいこつを襲うよう設定されておらず、何らかの原因でがいこつが近付いても絶対に襲うことはない。
プロフェッショナル版では追加シナリオをある程度進めると霊道の北東部にがいこつのシンボルが出現しなくなり(この2体のすぐ近くに配置されていたどくろあらいもいなくなる)、がいこつが襲われることはなくなる。
スキルは【どくの力】(「どく」ろあらいだけに…)で、敵として出て来た時も【どくの息】、【狂気のかまえ】を使用してくる。
更にこいつは狂気の闘志を持っているので、狂気のかまえを使われると次のターン開始時にテンションが最大まで上がってしまい、その後も毎ターンテンションが2段階上がるという非常に不利な状況を押し付けられてしまう。
【一気にスーパーハイテンション】よりもタチが悪い。戦闘開始時にいきなりバイキルトが発動した場合は更に危険。
マヒなどの状態異常にして行動を封じると良いだろう。
魔獣系のEランクで固定特性は【いきなりバイキルト】。他は【ノーマルボディ】、【狂気の闘志】。
+25で【どくブレイク】、+50で【最後のあがき】、超生配合で【ギガキラー】、メガボディ化で【AI1~2回行動】、ギガボディ化で【やみのはどう】、超ギガ化で【重力系のコツ】を習得。
プロ版における合体特技は【闇獄凍滅斬】、合体特性は【ゾンビキラー】。
能力値はHP・守備力・素早さが900、MP・攻撃力・賢さが600と全てキリの良い数字になっている。
ちなみに今作ではスカルガルーの上位種になっている。また、こいつ2体と【はぐれメタル】2体の4体配合で【聖銀のどくろあらい】ができる。
ライバルズ
スタンダードパックにて初期より実装。武闘家専用のノーマル。
2/1/4
攻撃対象が敵リーダーの場合、このターン中攻撃力+2
相手リーダーを攻撃した時に限り、2/3/4という高スタッツに。
ライバルズには3ダメージを出す手段は豊富にあっても4ダメージとなると一気に数が減るため、2コストの癖にとても打たれ強い。
ライバルズにおけるHP4の強さを定義したカードと言っても過言では無いだろう。
おまけに【はやてのリング】で2回攻撃を付与すると攻撃力が4も上昇する(1+2 + 3+2 =8ダメージとなる)ため、速攻デッキの尖兵として大いに活躍した。
現在はマスターズルールでのみ使用可能。
ウォーク
メインストーリー1章10話~2章4話などで出現する。かぶとわりや呪い攻撃を放つ。
こころの色は黄でコストは15。グレードSでかぶとわりを覚える。
蒼天のソウラ
1巻のカバー折返しに【メイジドラキー】、【シールドこぞう】と一緒にフルカラーで登場。他2種と異なり、彼のみ本編には未登場である。