【なんと！　カギあけの呪文とな？】

DQ3（リメイク版）

一部のドラクエマニアたちを感動させた、伝説の台詞。
このセリフを言うのは【レーベ】の【まほうのたま】をくれる老人。
通常は【とうぞくのかぎ】が必要で、話しかけると「どうやって入ってきた？　なんと！　それは盗賊の鍵！」と言う。
だが、魔法使いをLv35まで上げ【アバカム】を習得すれば盗賊の鍵なしで入ることが可能。
すると「なんと！　カギあけの呪文とな？　そんなむずかしい呪文をつかいこなすとは……」と言う。
そんな高度な呪文の存在を知っている、という時点でこの老人も只者ではない。
　
ちなみにアバカムを覚えるLv35までに必要な経験値は約33万。
これに対し、アリアハン大陸では一戦でもらえる経験値は4人パーティでせいぜい20前後。
1日3時間、毎日アリアハン大陸でのレベル上げだけを延々やり続けたとして2ヶ月近くかかる計算である。
一人旅にすれば経験値が単純に4倍もらえるので多少早くなるだろうが、【勇者】だけはパーティから外す事ができないので、【棺桶勇者】状態にする必要があり、心理的にもあまり気持ちの良いものではないだろう。
それだけにこの製作者のささやかなねぎらいというか、隠しセリフは感動に値するはずだ。

SFC版

【チート】で最初から盗賊の鍵を持ってスタートしてこの老人に会った場合でも、このセリフを聞くことができる。
どうやら【ナジミの塔】で盗賊の鍵をくれる老人と話したかどうかが【フラグ】になっているようだ。

GBC版

SFC版とは違い、チートで最初から盗賊の鍵を持ってスタートしてこの老人に会った場合、
「なんと！　それは盗賊の鍵！」
と言われるようになった。
こちらは盗賊の鍵の所持がフラグになっているようだ。
こちらでは【キメラバグ】を使えば任意の魔法習得やレベル上げが容易のため、チートを使わずとも聞きやすいと思われる。

スマホ版以降

盗賊のカギで入ってきたかアバカムで入ってきたかに関わらず、鍵を開けて入ってきたのか？　という趣旨の質問に「いいえ」と答えるだけで聞くことができる。
微妙に残念さが残る仕様である。