【ぬすっと斬り】

Last-modified: 2024-04-15 (月) 00:34:51

概要

攻撃した後、敵のアイテムを盗む特技。初出はDQ7。
FFシリーズにおける「ぶんどる」のようなもの。
DQ8には【ぬすっと刈り】という似たような効果の特技が登場する。
後の作品には、ダメージを与える効果をカットした【ぬすむ】という特技が登場する。

DQ7

【戦士】【盗賊】【職歴技】
 
盗みが成功すると「ホォウッ」という気の抜ける音とともにアイテムを盗んだメッセージが出る。
盗んだアイテムは袋に入れられる。盗めるのは相手が持っている宝だけで、モンスターの心は盗めない。心が欲しければひたすら倒しまくること。
ちなみにこれでアイテムを盗んでもモンスター図鑑の「落としたアイテム」欄は埋まらない。
 
なおこの技、DQ7の発売前に、諸雑誌で職歴技システムの例として割と早い時期に紹介されていた。
加えて「自分から積極的に相手のアイテムを盗む」という魅力的かつシリーズ初の効果であったことから、転職できるようになって真っ先にこの特技を覚えたプレイヤーも多いことだろう。
 
…が、喜び勇んで使ってみるとびっくりするほど盗めない。
それもそのはず、この特技の盗みの成功率は、相手モンスターがアイテムを落とす確率と同等。
つまり、1/256や1/128といったその程度なのだ。
おまけに、この特技でトドメを刺してしまうと、絶対に盗みが成功しない仕様になっている。
これではまともに使っていても盗める方が珍しい。
「斬り」と名が付くが、【はやぶさのけん】を装備したからといって2回盗めるわけでもないのだ。
そんなこんなであまりにも実用性が低いため、多くのプレイヤーをガッカリさせた。このダメージ+盗み特技のガッカリ度は、次作のぬすっと刈りにも受け継がれることとなる。
この特技を使って本気でアイテムを盗みたいなら、相手を倒してしまわないように【どくばり】を使おう。
毒針の即死効果はザキ耐性に左右されるので、ザキ耐性が完璧なモンスターなら即死させることは無い。
毒針を装備できるキャラは【マリベル】【ガボ】【メルビン】の3人。
【ダンスニードル】から全員分の毒針を手に入れ、
目当てのアイテムを持つモンスターに向かって延々とぬすっと斬り…。
アイテムコンプリートの道は険しい。
もっとも、そんなことをしなくとも4人で盗賊系に転職して狩りまくった方が早いのだが。
 
敵では現代ダーマの【さんぞく兵】【さんぞくマージ】が使ってくるが、これを食らっても自分のアイテムが盗まれるなんてことはなく、威力も通常攻撃と同じ。
そのため特に意味は無いものの、相手が山賊なだけになかなか面白い演出である。

リメイク版

職歴廃止に伴い、盗賊★8と【バトルマスター】★5で覚えるようになった。
簡単に覚えられるようになったが、効果は変わっていないので覚えたての頃はあまり出番がない。
 
【すれちがい石版】では仕様上ボスを倒すと石版世界から追い出されるので、レアアイテムを落とすモンスターをボスにして毒針とのコンボでレアアイテムとクリア報酬同時入手を狙う手段が出来上がった……かと思いきや、有志の検証によりボスモンスターからぬすっと斬りでアイテムを盗むことはできないということが結論付けられた。
ドロップ率最高クラス(1/8)の【オニムカデ】をボスにして死ぬまで毒針でぬすっと斬りしても全く盗めないのだ。
恐らくシナリオ上のボスモンスターからぬすっと斬りでアイテムを盗めてしまうと石版の破片などがダブって余ってしまうという可能性を想定し、ボスモンスターからはぬすっと斬りで盗めないという設定の範囲をすれちがい石版のボスモンスターにまで広げたからだと思われる。
絶対になつかない【チャンプ】から【オリハルコンのキバ】を限界まで集めたいなどといったアイテムコレクターにとっては盗賊職でひたすらマラソンすることになるだけに、残念な結論である。
ボスでないモンスターからはしっかり盗めるので、【超しもふり肉】を集めるために【スウィートバッグ】をコレでサンドバッグにするのもいい。
 
なぜかAIはとどめの一撃に限ってこの技を使うが、純然たる罠というか無意味である。
騙されて真似をしないように。

モンスターズシリーズ

ジョーカー1~テリワン3D

【ハンター】などのスキルで習得できる。
 
モンスターズシリーズでは威力が0.1倍に下がり、ついでに盗める確率が一気に上がったため、価値が急上昇。
普通の攻撃技なら威力が低いのは欠点になるものだが、この技ならむしろ有利に働く。
スカウトしたい相手のHPをギリギリまで減らしたり、本来の用途たるパーツやメダル集めなどに使ってアイテム収集の効率を一気に上げたり。
特に、クリア後に戦えるモンスターからレア武器を入手するにはこれが無いと相当厳しいため、できればこれを使えるモンスターを3(4)体揃えておくといいだろう。
アイテム%アップ持ちと併用すればより効率も増す。
できればHPバブルで攻撃力をもっと下げ、HP1.5倍で耐久力を高めておこう。だが攻撃力が低すぎるとダメージが通らず判定が起きないという本末転倒なことが起こるので、これを搭載するならある程度攻撃力のあるモンスターに。アンチみかわしやメタルハンターの特性もあればよい。

イルルカ

超Gサイズから【しんせいの宝珠】を剥ぎ取ったり、特定の敵から武器強化の素材をこれでぶんどったりとこれまで以上に価値が上昇。
しんせいの宝珠を盗む際はパーティの3枠を盗っ人要員にし、残りの1体を【新生配合】【会心かんぜんガード】を搭載したみがわりメタキンにするのがオススメ。
敵の攻撃をほとんどシャットアウトできるので、安全に盗むことが可能。
が、Ver.1.1から格闘場で山ほどもらえるようになったので、やる必要もなくなった。

ジョーカー3・3プロ

【星のまもり】によるスーパーラッキー状態でこの特技を使用すると、必ずレアドロップを入手できる。
【コア】【マデュライト】、メタルの~のディスクMAPで【メタルのカケラ】を大量に頂戴しよう。
 
しかし、プロフェッショナル版ではパートナーの【ノチョリン】or【JOKER】がモンスターを勝手に回復するため、星のまもり+ぬすっと斬りが実行しづらくなってしまった。
どうしてもパートナーに邪魔されたくなければ【ひとりっ霧】を使うしかない。

DQMSL

こちらではアイテムを盗むという概念が存在しないため、「マホトラ斬り」の上位特技という扱い。
習得者は【カンダタ】のみだが、特性効果などが組み合わされば相手のMPをごっそり奪い取れる。

ライバルズ

第9弾カードパック「再会と誓いのロトゼタシア」にて実装。同パックで新登場した職業、盗賊専用のノーマル。

コスト3
敵1体に2ダメージ
相手のデッキのカードと同じカードをランダムに1枚手札に加える、そのカードのコストを-1

原作では盗めないことで有名だったが、ライバルズでは確実に、しかもコストを減らして盗める(正確にはコピーしてくるだけだが)。
盗めるカードはランダムだが、コスト軽減もあるので上手く使うのも容易いはず。相手を驚かせてやろう。