【はざまの世界】

Last-modified: 2023-11-03 (金) 14:46:07

概要

DQ6、DQ10、モンスターズ2に登場する世界。
名前の通り、どこかの「狭間」に存在している。

DQ6

終盤に行くことになる、現実の狭間にあるもう一つの世界(ワールドマップ)。
その正体は大魔王【デスタムーア】が作り出した第三の世界であり、自らの居住地にして箱庭。
原則的に自らの意志で訪れることは不可能。これはデスタムーアが自らの牙城への侵攻を恐れ、唯一次元を超えることができる天馬の力を奪い、封印したため。
真の力を取り戻した【てんまのたづな】を用いることで、ようやく突入可能となる。
立ち位置的にはDQ3の【アレフガルド】に近く、ここからのイベントやボス戦は多いため、最終決戦まではまだまだ程遠い。
加入して間もない【ドランゴ】【勇者】になった直後の【主人公(DQ6)】などを育成しつつ、万全の状態でラストバトルに臨みたいところ。
 
単純に手ごわい敵が出るだけでなく、周辺環境が過去シリーズとは一線を画している。
というのが、【絶望の町】【欲望の町】【牢獄の町】といった、早く何とかしないとマズい町ばかり存在する。
そこには、現実・夢の世界から神隠しに遭った人々(≒デスタムーアに拉致された人々)が暮らしている。また、その状況故に既に死亡してしまった人もいる。
また、【牢獄の町】の住人の中には「強い武器を生み出す方法を発明した職人」(残念ながら固有名は不明)や「力の出る種の研究」をしている【トンヌラ】がいる。
 
魔王が作り出した世界だけあって、全体的に暗く淀んだ雰囲気であり、陸地の外側には【無の海】が広がり、BGMも四魔王のものが流れていたりと、極めて異質且つ危険な雰囲気を感じさせる。「木々の色が緑色ではなく、しかも海の色まで青じゃない」世界はシリーズ初である。
さらに初めてこの世界に辿り着いた時には無気力状態になっており、そのままの状態で行動するのはほぼ不可能。
辿り着いた瞬間にHP1&MP0という衝撃に加え、かつてなく重苦しく禍々しい雰囲気。
最寄りの町は完全に放心状態。あまつさえ帰る手段も分からない。
……リアルに絶望を味わったプレイヤーも多いのではないだろうか。
精神衛生的にも、速やかに絶望の町での【エンデ】絡みのイベントをこなし、ステータスを元に戻す必要がある。
なお、大魔王の呪いか、天馬の手綱を使おうとすると「鉛のように 身体が重くなり 飛び立てない!」と出る。同様に【まほうのじゅうたん】も使えない。
また、SFC版ではこの世界に対応する地図がないため全体マップを見られない。リメイク版では上画面や地図ボタンで全体マップが見られるようになった。
 
また、この世界自体も二重構造のようになっており、【しんじつのオーブ】を使わないと入れない、嘆きの牢獄周辺の【デスタムーアの島】エリアがある。デスタムーアの本拠地である【ムーアの城】があるのもこちらのエリア。
クリムト曰く「この世界の真の姿が見えるオーブ」であり、すなわちデスタムーアは、自分の本拠地一帯そのものを、この世界においてなお、仮の姿で覆い尽くしたエリアによってまるごと隠蔽している。
この島は馬車の並び方でわかる通りフィールド扱いではなく、海岸線の形も少し違う。【フィールドダンジョン】と言えるが、こういう演出は過去にはリメイク版の【ロンダルキア】という前例もある。
  
現実の世界に戻りたい場合は、【ヘルハーブ温泉】の隠し井戸から戻ることができる。
これがなかなか面倒だが、ラストバトル直前には【嘆きの牢獄】にも脱出ポイントが設けられ、移動はかなり楽になる。
 
世界を構築していたデスタムーアが倒された後は、跡形もなく崩れ落ちて消滅してしまったようだ。しかし、大賢者【マサール】によってデスタムーアに拉致された人々は助かっている。恐らく死亡してしまった人の遺体や墓も元の世界に戻ったと思われる。
リメイク版DQ5に追加された【暗黒のすごろく場】にはギロチン台があり、リメイク版DQ5発売前のスクリーンショットは【牢獄の町】の外観に酷似している。
 
余談だが、夢の世界とも現実の世界とも違う世界である事を夢と現実の狭間に在ると例えて一般的に「はざまの世界」と呼ばれているが、本当の名前が無い(命名権者の創造主から名前を呼ばれる事が無い)からか【マサール】がこの世界の事を「はざま世界」と呼ぶ場面が在る。

漫画版

デスタムーアによって作られたという原作とは逆に、デスタムーアこそがこの世界に唯一生まれ落ちた生命という設定になっている。
己の鼓動しか聞こえず、せっかく見つけた別の世界と交流することも出来ず、孤独と絶望に苛まれ続けた結果、生まれ故郷でありながらデスタムーアも『嫌な世界』と評している。

DQ10オンライン

アストルティアと【魔界】の狭間に存在する。表記は「狭間の世界」。
ガミルゴの盾島とザハディガル岩峰をつなぐルクスガルン大空洞と、ルファ神殿がある。

DQM2

時空の狭間に存在する不気味な世界。
本作におけるラストダンジョンに相当する。
【はざまのかぎ】を使用すると訪れることができる。
 
【天空の世界】と同じように大陸が浮かんでいる世界になっている。
そのため【おおぞらのたて】の力で飛ぶことはできるが、そもそも大陸がひとつだけの世界のためあんまり意味はない(ショートカットにはなる)。
 
ラストダンジョンなだけあってか、ここのモンスターは倒すと中々の経験値をもらえる。
GB版では【たびびとのかぎ】や「まおうの鍵」、PS版では【メタルキング】【ゴールデンスライム】が出てくる鍵を手に入れるまでの稼ぎポイントとしてそれなりに利用できるだろう。
 
この世界は【ドーク】が支配しており、大陸の中央に【ドークの館】が存在する。
大陸の南側にあるほこらがその入り口。しかし【ダークマスター】が通せんぼしており、戦闘になる。
ダークマスターの手勢は、ルカ編だと【ずしおうまる】【ギガントドラゴン】【ウイングアサシン】、イル編だと【しにがみきぞく】【さそりアーマー】【グラコス】
ダークマスターを倒して城の最奥部に進み、ラスボスのドークを倒せば【エンディング】となる。
 

イルルカ

基本的にリメイク前と変わらず、表シナリオのラストダンジョン相当の扱い。
ただし、ドークから「この世界は何故か放置されていたので住み着いた」という旨の話が聞ける。
 
放置されていた理由は裏シナリオ中に判明。
本来は光を奪うものこと【狭間の闇の王】の本拠地であり、闇の王が封じられていた為に主なき世界となっていたのをドークが見つけて住み着いただけなのである。
その為、闇の王が復活すると当然はざまの世界は奪い返され、ドークは逃げる事すら叶わず、はざまの片隅で隠れ潜む羽目になってしまった。
こういう事情のため、裏シナリオがある程度進行すると一時的にはざまの世界に入る事ができなくなってしまう。【グレイトドラゴン】などの配合素材として使えるモンスターは予め何体かスカウトしておくこと。

何故か入れない時期でもらくらく冒険は可能なので表シナリオ中にスカウトし忘れても問題はない(SP版限定?)

DQMSL

メインストーリーの第三世界で、第二世界の最後の【魔王オムド・レクス】戦でこの世界に墜ちたワルぼうを救うべくここを訪れるが
狭間の闇の王復活のために【サイコピサロ】率いる魔帽の団に蹂躙されており、【魔童子】達と力を合わせて戦うこととなる。