【ひかりのドレス】

Last-modified: 2024-02-26 (月) 00:10:15

概要

DQ4以降とリメイク版DQ3に登場する女性専用の鎧(上半身防具)。初出はDQ4。
眩しいばかりの金ピカのドレスで、リメイク版DQ3以外では【呪文反射】の能力を持つ。ただし、呪文を1/3(DQ8では1/5)の確率で反射するだけで耐性自体はないため、呪文が直撃すれば当然モロにダメージを受ける。
また作品によっては味方の呪文を跳ね返すこともあるのが厄介で、【バイキルト】などの補助呪文ならまだしも、【ベホマ】などの回復呪文をも反射する(作品によるが【マホカンタ】も同じような欠点がある)。
そのマホカンタ同様自分が呪文を使う場合は跳ね返さないのだが、いかんせん確率系なので「敵の呪文は素通しだったくせに、いざ味方の補助呪文や回復を受けようとしたら呪文反射が発動……」となりがち。逆も含め、これを装備させたプレイヤーなら一回くらいは経験したハズだ。
しかもマホカンタと異なり死んでいても有効なのでなんと【ザオラル】【ザオリク】まで反射してしまう。死亡時の反射は完全にデメリットしかない。
 
こんな具合でかなりクセの強い防具であり、使わないプレイヤーも多いだろう。
ローテーション行動の敵が呪文を使うターンにだけ着ける、他の仲間から回復、補助呪文を受ける時だけ外すというテクニックもあるが、それでもアテにはできないし、不慮の事故で死んでしまったら外せなくなるのでリスクの方がデカい。
蘇生させたい時にザオリクが無駄撃ちになる危険はある。
ちなみに1人旅ではデメリットが一切なく、全ての呪文に対して2/3の疑似耐性をもった防具となるので、これが安全に使える唯一の方法となる。呪文が「効くか効かないか」だった頃で言う中耐性くらいに相当する(DQ8とDQ11では1/5なので弱耐性相当)。
同じく呪文を跳ね返す装備として【ミラーシールド】【ミラーアーマー】【リフレクトアーマー】【ひかりのタキシード】が存在する。

デザインはDQ4~DQ6、SFC版DQ3、DQ7以降のナンバリング、バトルロードと大まかに3回も変更されている。
一方、ライバルズエースではアリーナの衣装として4~6のデザインが採用された。

DQ3(リメイク版)

光のドレスがその名に恥じぬ輝きを見せる、というか輝きすぎてバランスブレイクするほど眩しくなってしまっているのがリメイク版DQ3。
他の作品と効果が全く異なり、呪文反射が無い代わりに、呪文とブレスによるダメージを2/3に減らすという、シンプルかつ強力な性能となった。
その上【しゅび力】も90と、【ひかりのよろい】をも上回る意味不明の超性能。
しかも女性なら全【職業】で装備可能。
「他シリーズではパッとしない装備品がやたら強い」というリメイク版DQ3の法則における筆頭といえる存在である。
 
いずれにしてもリメイク版DQ3における【女尊男卑】を代表するアイテムとされる。
というより他の女性専用装備が霞むほどの圧倒的存在感を誇る。
この破格とも言える性能から、これが手に入る終盤戦で(光の鎧で代用の効く)勇者以外のメンバーに男性を選ぶのは一種の【縛りプレイ】と言って過言ではないだろう。
 
まず、【マイラ】にある第4の【すごろく場】のゴール景品としてクリア前から1個入手できてしまう。
さらにクリア後に【しんりゅう】の願い事で遊べる第5のすごろく場では、【よろず屋】でなんと19000Gで購入可。1ランク下の【ドラゴンローブ】が27000Gであることを考えればいくらなんでも安すぎる。
ただしこのよろず屋、SFC版ではコースを思い切り逆走するルートの途上、GBC版ではかなり寄り道をした先の階段を上がり、そこから2マス先という、どちらも止まりにくい位置にある。
よろず屋に止まるのとゴールを一度に両立するのは至難であるため、このドレスを購入するときは、初めからそれのみを目的としてすごろくに臨むといいだろう。
というよりゴール景品よりも断然魅力的なので、むしろこっちをまず目指した方が良い。
一度たどり着いてしまえば、商人の【おおごえ】でこの店を呼べるので、あとは稼いで人数分一気に買い揃えてしまおう。
商人の経験が輝くシーンの一つでもある。
 
GBC版ならば【キメラバグ】を使えば男性キャラでも装備することができるが、いかんせんバグなので完全に趣味の次元である。ただし、効果は本物である。

ガラケー版以降

すごろく場が削除された代わりに、【ゾーマの城】【ミミック】と差し替わる形で配置された。
つまり、やはりクリア前に手に入ってしまう。
その代わり一つしか入手できなくなったので、メンバーの2人以上を女性にしても行き渡らず、最終メンバーに男性キャラを加える余地が生じた。
光の鎧がある【勇者】の他、【みずのはごろも】がある【魔法使い】【賢者】以外に優先して渡したい。

DQ4

初登場。
上述の通り85/256≒1/3の確率で受けた呪文を撥ね返すので、【マホステ】との相性も良い。
守備力45(リメイク版では50)で、【女勇者】【アリーナ】【マーニャ】【ミネア】が装備可能。非売品であり、売値は6600G。また、【だいまどう(DQ4)】がドロップする事もある。
 
【角笛のほこら】【闇の洞窟】の宝箱に一つずつ、計2着が固定で手に入る。
リメイク版では前者の中身が【めがみのゆびわ】に変更されたため、確実に手に入るのは一着のみになりかつ入手が遅くなった。
 
FCでは守備力の数値上はアリーナとマーニャにとっては最強の鎧……のはずなのだが、回復呪文を自分で使えないこの2人に装備させるのはかなりのリスクを伴う。マーニャは耐性に優れる【みずのはごろも】を装備した方が遥かに安定する。
アリーナも守備力で5しか違わず癖のない【ピンクのレオタード】か、回避率が上がる【みかわしのふく】を装備した方が良い。
無消費で回復できるアイテムを持たせていればケアできるが、先読みしての回復ができないのは戦略に影響する。
水の羽衣や【ちからのたて】あたりが欲しい時期なので売値の高さを生かして金策に使ってもいいぐらいだろう。
 
本作では攻撃呪文よりも圧倒的に強力なブレス攻撃も警戒しなければならないため、相対的にこの防具の価値は低い。
呪文を使わないモンスターとの戦闘では、反射機能はデメリットにしかならない。死亡時は言わずもがなである。
さらに、リメイク版では【マジカルスカート】【てんしのレオタード】といった耐性防具が追加されたため、まず装備されずにふくろの底に沈んだままとなるだろう。
 
この呪われているわけでもないのにハイリスクハイリターンな性能は多くのプレイヤーに衝撃を与え、4コマ漫画でもネタにされた。
【公式ガイドブック】のキャラ別コーディネートでアリーナがこれを着ていたことや、当時はあまり耐性が意識されなかったこともあり微差でも単に守備力を優先した傾向からアリーナやマーニャに着せられることが多く、その分呪文反射効果を良くも悪くも味わうハメになる。
女性中心のパーティーを組んでいるときに【ベホマラー】【ベホマズン】を唱えたら片っ端から跳ね返されて愕然としたプレイヤーもいるのではなかろうか。
 
ちなみにFC版のトルネコに鑑定させるとミラーシールドなどと同様に呪文のダメージが減りそうだという説明になる。まあ確かに、確率で跳ね返すのだから期待値としてダメージが減ることは間違いないのだが、ミラーシールドのような呪文耐性(FC版では鎧を着れば無効だが)があるわけではない。

ゲームブック

アリーナが普段公式の場ではこれよりも超高級品のドレスを常に身に纏っていることを言及している。それによれば母親と瓜2つなのだという。
ひかりのドレス19000Gをカジノで当てたアリーナに対してブライの感想はと言えば……。
『こんな『安物のドレス』より王国より最高級のドレスを送って貰いますものを………。
姫様が舞踏会のためとは言え自分からドレスを着たいとおっしゃる機会はありませんでしたからな…じいは嬉しゅうございます(泣)』

DQ5

守備力45。
【グランバニア】【エルヘブン】にて8800Gで購入可能。
設定価格も含めて前作DQ4と全く同じスペックで続投。相変わらずときどきマホカンタ効果を発揮するという効果。
ただし、本作では登場タイミングが大きく前倒しされた上、非売品でもなくなった。
人間の女性専用で、【ビアンカ】【フローラ】【女の子】のみが装備可能。
 
軽減でない確率反射なため性能に頼りづらく、フローラと結婚した場合はグランバニア到達前に水の羽衣を手に入れているので、ほぼ全ての人がそちらを使うだろう。
ビアンカと結婚している場合は、守備力だけで見ればグランバニア到着時点では彼女が装備できる最強の鎧ではある。
上述の通り人間専用であるため、この時点ではビアンカ専用防具でもあり、彼女のために買えとばかりの配置に見える。
しかし主人公の妻はグランバニアに到着してすぐに長期離脱イベントが待っているため、グランバニアに到着してすぐに買い与えても使う機会無く無駄になってしまう。
もちろん、【ラマダ】やら【イブール】やらを倒して妻が復帰した後ではひかりのドレスよりも強い防具が手に入るようになっているため、再活躍の機会もほぼ無い。
順当に進めていくと8800Gを無駄にしやすい罠になっているため気を付けよう。
もちろん、前作をプレーして性能を知っているプレイヤーならば見向きもしないだろうが。
また、女の子が加入した直後においても、即購入できる範囲ではこれが守備力最強となっている。
ただし【山奥の村】【カンダタこぶん】を倒しに行けばもう少し守備力の高い【シルクのビスチェ】が手に入る。
間違って買わないように気を付けよう。
 
以上のようにほぼ地雷アイテムのような立ち位置だが、特定のボスを規定ターン以内に撃破する為のダメージ源に活用すると言う手もある。
上記の記述通り、時々マホカンタが発動するが馬車の中にいる時は発動しない。
よってピンチの時は自分で回復or馬車に戻してベホマズンで回復すると、この効果に阻まれない。

リメイク版

DS版以降で追加された【デボラ】も装備可能。
ビアンカと結婚した場合でも、【グランバニアへの洞窟】でのイベントで水の羽衣が1着手にはいるようになり、ますます存在感が減ってしまった。

DQ6

守備力55、かっこよさ61。【ベストドレッサーコンテスト】ランク6の優勝商品で、一品物。
【ミレーユ】【バーバラ】と、装備グループBのモンスターが装備可能。
転職システムが導入され、反射されない自力での回復手段が容易に取得できるようになったものの、DQ5のエスタークのような呪文反射のカウンターダメージが有用になる状況は少ないため、相変わらず純粋な装備品としての価値は低い。

あえて使うなら、1人だけ呪文反射してもほとんど意味がないので、【ミラーアーマー】も使って全員で反射してみよう。
反射人数が多いほど絶大なダメージを与えられる。【おいかぜ】も使えばなおよし。
回復は【せかいじゅのしずく】【ハッスルダンス】や自己ベホマ、蘇生は【せかいじゅのは】【メガザルダンス】などで代用可。
しかし、こうでもしないと使う意味が見いだせないという点では困りものである。
 
一方で新規に導入されたかっこよさの高さから、【ベストドレッサーコンテスト】での需要は高い。
特に【ぎんのかみかざり】【ガラスのくつ】と一緒に装備すると40ポイント、【ぎんのかみかざり】【ピンクパール】と一緒に装備すると60ポイントものボーナスが付与される。
ランク8を早期に攻略するならばこの組み合わせでほぼ一択となる。
戦闘用装備からオシャレ用装備へと見事に転身を果たしたと言える。
 
なお、全コーディネートの中で珍しくこの2つの組み合わせはゲーム中で大きなヒントが貰える。

*「もし私が おしゃれするなら…
*「ひかりのドレスに きんのかみかざり…
 それにクツや 小物にも
 こりたいわね。

と、ガラスのくつに関してはほぼ直接的に教えてくれているのも同然である。一方で、このヒントからピンクパールを予想するのはややハードルが高い。
現実世界ではフォーマルなドレスには真珠(パール)を合わせるのがオーソドックスなスタイルなので、「小物」から連想できなくもないが。
なお、スタッフのミスなのかあえてそうしたのか不明だが、この台詞では本作には登場しない【きんのかみかざり】と言っている。
それでも、とりあえず代わりに銀の髪飾りで試してみるぐらいはするだろうからそこまで問題はないだろう。
ちなみに、他にヒントが貰えるコーディネートは【ラルフ】が教えてくれる【きぬのタキシード】【ちょうネクタイ】という実用性のない組み合わせのみである。

DQ7

守備力75、かっこよさ61。非売品。売値は4400G。【マリベル】【アイラ】が装備可能。
DQ6から守備力が+20と爆上げされているが、これはDQ6~DQ7の発売時期の間に(光のドレスが最強防具だった)リメイク版DQ3を挟んでいるせいだろう。
ただし特殊効果はDQ6の方と同じお馴染みのもの。
 
【風の迷宮】で1つ入手出来る他、【パンドラボックス】が落とす。
だが、この頃には【マール・デ・ドラゴーン】【ドラゴンローブ】を購入出来る為、マリベルには不要。
アイラも【コスタール】【ラッキーパネル】でより守備力の高い同じ効果を持つミラーアーマーを入手可能。
今作も装備者が回復呪文を習得すること自体は可能なものの、やはり反射するか分からない不安定な防具より確実な【プラチナメイル】などがあるので、お呼びは掛からないだろう。

DQ8

守備力67。非売品。なんと【錬金釜】で作る防具となった。当然【ゼシカ】と3DSの【ゲルダ】しか装備出来ない。
そしてアウトロースキルでベホマを覚えるゲルダはともかく、ゼシカの覚える呪文に回復系がないという相変わらずの問題点を抱えている。まあゼシカにはおいろけスキルをあげていくことで習得できる【ハッスルダンス】があるが。
 
反射確率は約1/5程度にまで下がってしまったが、【竜神の道】の前半~中盤辺りまでは強力な呪文を使う敵がよく出現し、幸いにしてブレス攻撃をする敵が【ホロゴースト】位しかいないので
敵に応じてこれに着替えて対策しておくのもいい。
ちなみにこれやミラーシールド、ミラーアーマーの呪文反射確率はいずれも共通となっているので、併用すれば反射確率の底上げも可能。だが呪文反射防具の併用ができるのは主人公とククールのみで、残念ながらひかりのドレスとの併用で反射確率の底上げは不可能。
 
【スパンコールドレス】+【まもりのルビー】+【きんのブレスレット】で作ることが出来る。
このレシピはオークニスの教会で手に入る。
また、錬金素材としても優秀で、なんと3つもの装備の素材となる。

少なくとも3着作成する必要がある。

DQ9

守備力35。
呪文をたまに跳ね返す性能を持つが、同時にマホカンタの仕様が変更され、味方の呪文は跳ね返さなくなったので使い勝手はリメイク版3程ではないものの向上。
呪文中心の敵が相手の場合は、そこそこ強力な防具となった。
ただし、跳ね返す確率は旧作と比べて低くなっているので注意したい。
全ての職業で装備できるが、戦士系には守備力に優れたリフレクトアーマーがあるため、魔法系の仲間が着る事になるだろう。
錬金のみで入手でき、レシピはスパンコールドレス+ピンクパール+【ひかりの石】×3。
また、ひかりのドレス+【ロイヤルバッジ】でプリンセスローブが作れる。
今まで女性専用であったが、本作でようやく男性用の【ひかりのタキシード】が登場した。

DQ10オンライン

Ver.5.3で追加された【ひかりのローブセット】はひかりのドレスのデザインを踏襲したものになっている。
男女兼用になったかわりに魔法職専用になった。マホカンタの確率は5%と低いが、行動時10%の確率で装備者に【マホターン】がかかる。
 
ちなみにこの後に出たローブが「妖炎魔女のドレスセット」なのだが男女兼用。あれ?

DQ11

女性専用の服。うち直しに必要な宝珠は14個。

-+1+2+3
守備力67697275
魅力62656871
たまにマホカンタ20%

 
【グロッタの町】のカジノでコイン20万枚と交換できる。
【ふしぎな鍛冶】でも作成できる。レシピは【光の装備のレシピ】に記載。
必要材料は【かがやきそう】×2、【ピンクパール】×2、【ひかりの石】×2、【かがやきの樹液】×2。
発動効果はDQ9同様に味方の呪文を跳ね返すことは無い。
 
女性用装備ではあるが、レシピ最短入手時期には【ベロニカ】は諸事情あって仲間になるのは当分先、【セーニャ】はできるだけ魔力が上がる装備や【メタスラよろい】のほうが良いため、仮にこれを作って装備させるとしたら【マルティナ】一択になる。
この点は【シルビア】のひかりのタキシードと似たような境遇だが、マルティナの場合はシルビアと違って元々装備できる体防具が少ないため「何かしらの付加効果が付いた魅力が上がる装備品」としてはひかりのタキシードよりも価値が高い。
そのため、カジノ入手も含めてマルティナ再加入後は【クインローブ】、最終的には【エンプレスローブ】がこれの対抗馬となる。
クインローブには守備力と魅力で上回り、エンプレスローブは【エンペラーコート】制作も視野に入れると素材面の問題が出てくるのとレシピ入手はこちらの方が早いという利点がある。
そのためマルティナの魅力を重視する場合、クリア前まではエンプレスローブ・【戦姫のドレス】と並んでマルティナの最終装備候補に入る。

バトルロード2

第四章で登場。
上昇するステータスは、かしこさ+29 みのまもり+5 すばやさ+15。
本家とは違い、残念ながら呪文を跳ね返す事は出来ないが、代わりに男女共通装備へと変わった。
魔法職用の装備で光と暗黒の属性に耐性がつく代わりに、打撃に弱くなる。
装備の効果的にDQ3に近い性能である。

ライバルズエース

DQメモリーズ衣装第4弾として、武闘家リーダーである【アリーナ】のひかりのドレスが実装された。期間限定の武闘派プリンセスカードパックより、対象のカードを引き当てると入手できる。同時に入手できる称号は「煌きのバトルプリンセス」。

イラストでは右足を大きく上げたポーズを取っている。その右足の高い位置でドレスの裾を結んでおり、中に黒のスパッツを着用していることがはっきりわかる。姫君とはいえ、武闘家がドレスを着て戦うのは動きにくそうだが、このスタイルなら納得である。裾結びドレスと黒スパッツは、3Dモデルにも反映している。

色は黄・赤・青の3色。赤や青だとひかりのドレスには見えないが、単純に可愛い。耳にはアリーナとの相性の良さで知られる【キラーピアス】を付けている。