【ほしふるうでわ】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 09:02:25

概要

DQ3以降に登場する【装飾品】【すばやさ】を大幅に上昇させる。
DQ7までは装備者の素早さを2倍にするという優れもの。さらにDQ3では仕様上【しゅび力】も上がる。
ただし、SFC版DQ5のみ、装備したままレベルアップすると素早さの成長が鈍化するバグがある。
 
DQ5以前は2つ以上装備しても1つ分しか効果がなかったり、DQ6~DQ9では腕輪なのにシステム上1つしか装備できず、2つ同時装備で効果を倍増させるなんて考えはできなかったが、DQ11では2つまで装備可能になり、効果も上乗せされるようになった。

DQ3

物語序盤で入手でき、しかもシリーズ中で唯一素早さの変動がそのまま守備力に反映され、素早さの半分が守備力の基の数値となるため、終盤まで使い回しできる優れもの。
攻守ともにハイスペックな【勇者】に装備させる、【僧侶】に装備させて回復を早くする、【魔法使い】に装備させて戦闘をさっさと終わらせるなど、使い道は多岐にわたる。
前述の通り、今作では結果的に守備力まで上昇するので、盾を装備できない職種で盾代わりに使う用途もある。幸いにもそれらの職種は元から素早さが高く、序盤は武闘家、後半は魔法使いに装備させれば上昇量も大きい。
また【転職】で半分になった素早さをちょうど補うことができる点でも都合が良い。素早さのカンストした武闘家から転職させれば、素早さカンスト状態の戦士すらも容易に実現することができる。
 
FC版では【そうび】コマンドで装備することはできず、【どうぐ】【つかう】で装備する。
はずしたい場合は【わたす】ではずせる。
 
【イシス】の城の地下にある。
在り処に辿り着くためには、【屋根】の下に隠された通路を見つけ出す必要がある。
腕輪が入っている宝箱を開けると所有者の亡霊が出現する。
この亡霊の尋問の内容にはドキリとさせられるが、どう答えても、あるいは無視しても腕輪は入手できる。
ちなみにイシスの城下町では、【詩人】【ラララ ほしふるうでわを つけたなら すばやさ あがって うれしいな。】という、この腕輪にまつわる歌を歌っている。
また、ほしふるうでわの入手場所に関するヒントは【武器と防具の店】の店主に夜に話しかけ、武器でも防具でもない情報を求めると教えてくれる。
上記のイベントでしか手に入らない一品物。
データ上では【バラモス】のドロップアイテムに設定されているが、バラモスをラスボスに見せかけるために戦闘終了後に【経験値】などの入手処理をしないというプログラムが優先され、ドロップ判定はされないので絶対に入手できない。

リメイク版

基本的な扱いはFC版と同じだが、装備システムの変更により他の装飾品と併用できなくなった。
 
イシスの武器屋の主人の話では奉られているとのことである。城の隠し通路の入り口が丸見えになったので入手は楽。
入手した際に出る亡霊はFC版では無視できるが、リメイク版では無視できなくなった。尋問に「はい」→「はい」と答えると「お前は正直者だな」と言われるが、性格が【しょうじきもの】に変化することはない。どこかの泉の女神様みたいに怒られることもない。ちなみにこの亡霊は、「はい」→「はい」以外のパターンで会話を終えると空箱を調べる度に再登場する。
また、城のすぐ外には腕輪を狙っている男はFC版ではずっとそこに居続けるが、リメイク版ではこの男に腕輪を所持している状態で話しかけると、「ふーむ…オレとしたことが先を越されたようだな。しかし次は負けんぞ」と言って去っていく。
素直に負けを認めた上で、次も宝物を巡って勇者と勝負をするつもりらしい。が、この後この男と勇者が会うことは無い。「次」の勝負がいつなのかは、誰にも分からない…。
 
SFC・GBC版では、クリア後の【ジパング】【すごろく場】開放後にその手前の【井戸】内部で、そしてすごろく場の【壷】マスからも手に入るため、計3つ入手できる。さらにGBC版に限り【氷の洞窟】B1Fの宝箱にももう1つ安置されており(B1Fなので【モンスターメダル】が揃っていなくても回収は可能)、これでパーティ全員に行き渡らせることも可能に。
一方、バラモスのドロップアイテムからは削除されたため、【盗賊】をパーティに加えていても盗むことはできない。
ガラケー版以降ではすごろく場が消滅したため、FC版と同じく一品物に戻った。
 
終盤になると、【職業】によっては素早さが最大値まで上がっていることが多いので、他の装飾品を装備することが多くなる。

ゲームブック版

上巻で、遊び人のラルフを連れている場合のみ登場する。
イシスで「まんまるボタン」の歌を聞いてから宿屋に泊まると、ラルフが夜中にこっそりと会いに行ったイシス女王から貰える。
そしてこれを持っているとピラミッドでの戦いで彼の逃げ足が速くなり、その間にマミーと戦うことができる。
 
なお歌を聞かずに宿に泊まった場合は、貰えるものは【祈りの指輪】に変化する。
ラルフは呪文を使えないので当然何の役にも立たず、彼に気を取られている隙に勇者がマミーにやられてゲームオーバーとなる。

小説版

【オルテガ】が旅先で手に入れた物。世話になった【イシス女王】に、別れの際に贈った。
女王が思い出の品として腕に付け続けており、主人公達が手にすることはない。

DQ4

今回は【カジノ】の景品となっており、必要枚数は4,000枚。ちなみになんと、本作で唯一の装飾品。というより、装飾品が1つだけなのはシリーズ中本作のみ。前3作ですらいずれも3、4つあるのに意外である。
本作も素早さが守備力に直結するシステムであるが、DQ3とは違い、装備品によって素早さが上下しても守備力は変化しない。
 
コインさえあれば無限に入手可能で、運が良ければ入手は早いが、運が悪いと一度も拝めない可能性もある。
FC版では【838861枚】のお蔭で、裏技を厭わないなら入手は簡単。
また、モンスター闘技場で地道に稼げば1個ならなんとか手が届く。
 
ちなみに838861枚技などを使って調子に乗り下手に複数個所持してしまうと、折角の素早さを2倍にする効果が無くなってしまうこともある。詳しくは【ステータス倍率消失バグ】を参照。
とはいえ、【ふくろ】がまだ無く道具欄がカツカツであったFC版において、わざわざこれを一人に複数持たせたプレイヤーは稀だったことだろう。
 
有効な使い方として、呪文使いにだけ装備させて【アリーナ】より先行させる、というものが挙げられる。
本作の【耐性】は攻撃呪文でも「効くか効かないか」であるため、先行して命中率が不安定な範囲攻撃呪文で敵をある程度減らし、残った敵を単体物理攻撃で叩く、というのが理想的。呪文使いの素早さを強化することでこのような流れを作りやすくなる。【ザラキ】も同じなので、味方に先んじてザラキで敵を間引くところを見られれば、【クリフト】の評価も上がることだろう。
先行回復が安定するという意味でも、クリフトなどには需要が高い。
 
一方でこれを装備してはいけない、「持っていることが逆に害になる」というケースもある。
代表例が【メタル狩り】の場合で、本作では【メタル系】【せいすい】で一撃必殺なので、アリーナや【ライアン】【トルネコ】といった(呪文の使えない)面々に大量に持たせて【いろいろやろうぜ】で使わせるのが基本だが、AIは作戦がいろいろやろうぜの場合、この腕輪を戦闘中に道具として使用してしまうのだ。
もちろん特殊効果など何もないので完全に無駄行動でしかない。
レベル帯などにもよるので一概には言えないが、基本的にアリーナはこれがなくても先制可能だし、逆にそれ以外の面子はたとえこれを装備していたとしてもメタル系に対しての先手行動はほぼ絶望的。
よって単に聖水で一撃必殺できるチャンスをむざむざフイにする可能性があるだけの完全なる罠アイテムである。
装備している・いないに関わらず持っているだけで危険なので、聖水によるメタル狩りを行う際は他の誰かに預けておこう。
例外は【勇者】で、唯一マニュアルでの操作が出来る彼(彼女)だけはプレイヤーが操作ミスでもしない限り安全なので装備していて構わない。
というか(これもレベル帯や成長値次第ではあるが)勇者はこの腕輪を装備することでギリギリメタル系に先制できる可能性が生まれる位の素早さなので優先的に持たせておきたい。
またライアンに【けんじゃのいし】を持たせて後攻回復を期待するような場合にも当然装備させるべきではない。
もっとも彼の場合仮にこれを装備していたとしてもメタル系は言うに及ばず、他の一般雑魚相手でも先手を取れるかどうかは怪しいものだが、「念には念を」という言葉もあるし、何より貴重品である本品をわざわざ無意味に装備させておく必要もない。
特に強制的に素早さが0になる【まじんのよろい】を装備しているのならなおさらだろう。
 
装備方法は前作と同じく【つかう】コマンドを使用する。前述のように本作でこの方式で装備するのは星降る腕輪のみなのでちょっとわかりにくい。
なお上述のAIによる戦闘中使用では装備しないので、それで身に付けて素早さが倍になるとかもない。
また、前作とは違い、自分に【わたす】持ち替えでは装備解除できないため、一度他のキャラに渡すか預かり所に預けるかしないと外せない。
 
トルネコに鑑定させると「こいつを つかうと すばやさが あがるようだ。」とダイレクトに効果を説明してくれる。
「身に着ける」ではなく「使う」と言っているところがポイントだが、これだとまるで【すばやさのたね】の解説のようである。

PS版

装飾品がいくつも追加されたため、唯一の装飾品ではなくなったが、その性能の高さから存在感は随一。
景品仲間だった【はぐれメタルのたて】【ちいさなメダル】の景品となって一品物になってしまったが、こちらは引き続きカジノ景品として入手できる。ただし、必要枚数は倍以上の10,000枚になった。
上記の裏技が使えなくなり、カジノゲームの仕様がFC版とほぼ変わっていないので、かなり入手難度は上がった。
他に【移民の町】【プレミアムバザー】【キングキャッスル】でも入手可能になった。
 
注意点として、レベルアップやドーピングで素早さを上げたときに表示される上昇値が2倍された後の数値になっていることがあげられる。
【すばやさのたね】の上昇値を吟味しようとしてるときに、これを装備していて「2上がった(実際は1)」の表示に騙されないように注意したい。
 
トルネコに鑑定させるとDQ3で聴けるものと同じ歌を歌ってくれるが、どうやら仲間には不評のようだ。

DS版以降

移民の町を最終形態にすれば地下室で入手可能。ふくろを使って第三章から大量のゴールドを持ち越せるため、高額景品にも手が届きやすくなった。

DQ5

【グランバニア】の宝物庫にある。ただし【まほうのかぎ】が必要なため、入手できるのは青年時代後半になってから。
再び一品物になったので、誰に装備するか迷う。
 
SFC版では、装備したままレベルアップすると素早さの成長が鈍化するバグがあるので注意。(詳しくは【上限値】を参照)
星降る腕輪を装備するとほぼ全員に起こりうるので、腕輪を運用しつつも素早さを正常に成長させたければ、レベルアップ直前だけ腕輪を外すという面倒な運用をするしかない。
一方で、「上限に抵触した能力は成長が0~1ランダムになる」ことを利用し、元々の素早さ成長が0の時に装備させてレベルアップすることで1成長を狙う、といった利用もできる。素早さ成長0の期間が長い【ブラウニー】【ゴーレム】などで有効なテクニック。
ちなみに、ゴーレムだけは例外的に最初から素早さが上記の上限値に抵触しているバグがある(元々上昇値が0か1)ため、星降る腕輪の成長抑制効果を全く受けない。(詳細はこちらを参照)
また、「補助→攻撃」の流れを円滑にするために攻撃役の素早さを上げ過ぎたくない、といった需要で意図的に素早さの成長を抑制したい場合にも利用できる。

リメイク版

装備品によるステータス上昇は上限値に影響しなくなったので、安心して装備できる。
リメイク版DQ4同様、「すばやさが なんと 2ばい!!」という印象的な説明文が用意されている。
 
なんと【謎のすごろく場】で無限に購入できる。価格は6,500G。性能の割には破格のお値段である。
同じ店で売っている【ダークローブ】が16,000G、【はかいのてっきゅう】が50,000Gなのにこれはやけに安い。
【メタル狩り】【エスターク】撃破に大きく貢献するが、調子に乗って元々の素早さがあるメンバー全員に装備させると、かえって行動順調整の意味がなくなるので注意。
エスターク戦では【たたかいのドラム】を使うキャラだけに装備させ、それ以外の攻撃メンバーには装備させないといった工夫をしよう。

DQ6

下記の一連のイベントで入手することができる。一品物。
ちなみに、【わたす】で表示されるのは【かっこよさ】のみなので、
実際に装備するか【インパス】で調べてみないと「素早さが上がる」という効果はわからない仕様になっている。
 
主人公たちが【空飛ぶベッド】を入手した頃、現実世界の【アモール】では【イリア】【ジーナ】の老カップルは天に召される。
町の住人の話を聞くと、イリア老人は生前、「勇者様にわたしたいものがある」と言っていたという。
勇者様とはもちろん主人公たちのことであろう。
この時点ではそれが何かはわからないが、空飛ぶベッドで夢の世界のアモールを訪れてみると、イリアとジーナという名の子供たちが教会前の花畑に何かを埋めているイベントを見ることができる。
このイベントを見た上で、再び現実世界のアモールを訪れて同じ場所を調べると星降る腕輪を発見できる。
ちなみに、夢の世界のアモールの同じ場所を調べても、子供たちにとっての宝物(要するにガラクタ)しか見つからない。
最初からいきなり夢の世界のアモールを訪れたとしてもこのイベントは見ることが可能で、もちろん腕輪も入手できる。
 
しかし、現実世界のアモールは【カガミのカギ】入手後は特に訪れる理由もない町であり、夢の世界のアモールも行きにくい場所にあるため、あまり世界探索をしないスタイルのプレイヤーだと気づかない可能性が高い。
 
これまでの作品に比べ一気に装飾品の数が増えたが相変わらず有用。
他の装飾品で上がる能力値は+15だの+20だのといったところがせいぜいで、終盤になればなるほどその影響は少なくなっていってしまう中、これはキャラの成長に伴って上昇値も伸びていくという仕様上、最も有用な装飾品候補と言えよう。
また、クリア前でもDQ6の人間キャラは素早さに大幅な差異はなく、極端に低いキャラはいないので、装備させればほとんどの敵に余裕で先行できるようになる。
 
なお、本作とDQ7、および同システムを踏襲しているリメイク版DQ3・リメイク版DQ4では、【すばやさのたね】を使用したときにメッセージ表示される上昇値が素の状態ではなく、腕輪で2倍になったときの値になっている点に注意が必要。
つまり、実際には1ポイントしか上昇していないがメッセージ上は「2ポイント上がった」と表示される(職業補正があるとさらに3~4ポイントと表示されることもある)ので、上昇値を吟味したい場合には注意。
上述の通り、リメイク版DQ4ではレベルアップ時の上昇値にも見た目だけ反映されるが、本作ではそこは素の上昇値が表示される。
そもそもレベルアップでの上昇値にランダム要素がない完全固定成長なので吟味することもなく、どちらでも影響はないだろう。

スマホ版

DS版以前では一品物だったが、スマホ版では【夢のカケラ】をすべて集めると【まぼろしの館】で2つ目が貰える。
シスターによると、かつてイリアとジーナという冒険者がこの館に立ち寄った際に置いていった物とのこと。
「入手場所がアモールからまぼろしの館に変更された」という情報もあるが、アモールで1つ目を入手できるのは変わっていない。

DQ7

DQ4と同じく【カジノ】の景品になっている。交換に必要な枚数は15,000枚。
交換できるカジノは移民の町の特殊最終形態の一つである【グランドスラム】のみ。グランドスラムを作るのに少々手間がかかるとはいえ、必要なコイン数がやたらと少ない上に全員分揃えられるのはありがたい。

リメイク版

移民の町の仕様変更により、町を最終形態まで大きくした上で、本編を【ダークパレス】出現まで進めればカジノの景品に並ぶようになる。移民の町の発展条件もPS版と比べると簡単なため、入手難易度も大幅に低くなった。

DQ8

【ちいさなメダル】を60枚集めた際のご褒美として受け取れる。
通常プレイで60枚のメダルが集まるのは、ドルマゲスを倒した後でリブルアーチを探索している時期である。
また、錬金でも入手可能。素材は【はやてのリング】×2+【オリハルコン】
作るには貴重品であるオリハルコンを必要とする。はやてのリングの方もカジノで計2,000コイン必要になるが、DQ8のカジノはスロットの設定が非常に甘いのでこちらが問題になることはまずないだろう。
 
性能面では従来の素早さ2倍から素早さ+50に下がっている。入手して意気揚々とするも、実物を見て失望した冒険者も多いだろう。
特に高レベルになると、ククールや主人公に装備させてもゼシカの素早さを上回れず、行動順調整にも使いにくいのが痛い。
せめて+100程度なら行動順調整にも大きな威力を発揮したはず。と嘆かずにはいられない。
 
とは言え、先攻後攻の差がかなり響いてくる【竜の試練】【メタル狩り】ではすばやさは重要であるし、素早さの高いキャラに使わせたい【ふしぎなタンバリン】の存在もあるので、性能はかなり低下したものの無意味とまでは言えない。
また、高レベル帯でヤンガスに装備させることによりゼシカ以外の3人の素早さがほぼ横並びになり、
概ね先制できる敵も増えるため作業狩りの安全性も増す。
これ自体も実質最強の剣の一つである【はやぶさの剣・改】の錬金素材となるので、【剣スキル】を伸ばしているならぜひ複数手に入れたいところ。
 
実際のところ今作ではオリハルコンを必要とする錬金自体、割と微妙、というか、他の錬金素材との兼ね合いで実行できないものが少なくないので、オリハルコン以外に貴重品を使わないほしふるうでわの優先順位は決して低くない。
 
売値は2,500G。

3DS版

【追憶の回廊】でもう1つ入手できるようになった。
また、ここでは素早さの高い難敵が多いため、装備品としての需要が上がっている。

DQ9

今回も引き続き錬金によって作成できる。レシピはDQ8とは異なり、【きんかい】×1+はやてのリング×2+【ほしのカケラ】×3。
素早さは×2ではなく+100で、DQ8の倍になったものの、やはり素早さ2倍の効果は受けられない。
 
しかしながら、高レベルの【魔王】戦では非常に重要な役割を持つ。と言うのも、戦況を維持するためには、回復役が安定して先に動く必要があり、そのために素早さを補強しなければならない。
特に【ゾーマ】【エスターク】【ダークドレアム】【ドルマゲス】等は、素早さも異常に高いため、スキルによる補強だけでなく、このアイテムが無ければ先に動けないことが多い。
素早さ+100のこのアイテムと、【しっぷうのバンダナ】【ファントムマスク】等を身に着けて素早さを限界まで補強しておくことで、そうした相手からでも先手を取れる可能性を高くできる。
また、DQ8と同様、はやぶさの剣改の材料にもなるので、錬金素材としても非常に貴重かつ有用である。
なお、素早さ増加のトップは【ぶとうかの証】(+120)に譲っているものの、そちらが準一品物であるために素早さ補強装備としての需要は依然としてある。

DQ11・DQ11S

全員が装備可能な腕アクセ。うち直しに必要な宝珠は27個。

-+1+2+3
素早さ100125150200

 
【天空魔城】の宝箱から入手できる。入手しなかった場合やDQ11Sで【2D/3Dモードにする】を行った場合は【始祖の森・北の高台】で入手可能。
【ふしぎな鍛冶】でも作成可能。レシピは【オリハルコン装備レシピ】に記載。必要材料は【ほしのカケラ】×3、【オリハルコン】×1、【みかわしそう】×3、【青い宝石】×4、【きんかい】×1。
敵では【レジェンドホース】がレア枠で所持。とうとう敵モンスターがドロップするようになった。
普通にプレイしていれば天空魔城で初めて手にすることになるが、3DS版と11Sはプレイスタイルによってはそれ以前にレジェンドホースに出会うことができ、最速で船再入手直後にフライングゲットが可能である。
 
未強化の時点で素早さ+100、+3に強化すれば実に+200という値まではね上がる。最大強化版はパーティ内での行動順を大きく入れ替えてしまうほど。
初出作品での素早さ2倍が得られなくなって久しいが、それでも上昇量はDQ8やDQ9を遥かに凌駕する。
微妙な上昇量ゆえに使いやすいとは言えなかったDQ8、DQ9とは一転して、戦術の幅を広げる有用アクセサリーに返り咲いた。
 
鍛冶で大成功を狙う価値は高いがその代わり鍛冶の難易度も高く、本編クリア前のレベル帯で強化するのは不可能に近い。それでも入手時点では十分な上昇値だが。
他のアクセサリーと同様、2つ装備して効果を累積させることが可能。
その上昇量は計最大400にも上り、DQのすばやさ上限が999であることからどれだけ凄まじいかはよくわかるだろう。
補助役、すなわち【シルビア】【ベロニカ】【ロウ】には是非ともこれを装備させたい。3DS版では回復役の【セーニャ】にも良い。
3DS版の素早い僧侶というものはそれだけで安心感が違うし、補助役はバフ・デバフをかけるタイミングや行動順が極めて重要なので、素早さを大きく調整できるこのアイテムは必須。特に【シルビア】【レディファースト】との相性が抜群。女性限定だが「任意のキャラを最初に動かせる」というのは、実のところものすごく便利なのだ。
上手く使えばキャラの行動順を調整して抜群のタイミングで攻撃したり、とりあえず最初だけ最速にして【聖竜の守り】などの連携を発動させたりと高度なプレーができるため、熟練者にはかなり重宝される。
 
レシピを入手すれば鍛冶で無制限に作製できるが、肝心の素材集めが途方もなく面倒なのでレジェンドホースを狩って集めるといいだろう。

DQM2

アクセサリーの一種。装備すると素早さが50増える。
格闘場で勝ち抜いたらもらえることがあるほか、異世界のダンジョンの宝箱から入手できることもある。

DQMJ3

装備するとすばやさ+200、特性「【みかわしアップ】」の効果がある。
このアクセサリーには謎が2点ある。
1つは、パラメータを一点集中して上げるタイプのアクセサリーはパラメータの上昇量が大きい代わりに特性は付いていないのだが、これのみ特性が付いている点。
もう1つは、Yボタンを押すと出てくる説明文に【みかわしアップ】が書かれていない点。
設定ミスのような気もするし、DQ3から出演し続けている古参のアクセサリーだから特別扱いした気もするし、謎仕様のアクセサリーとなっている。
プロフェッショナル版ではちゃんと説明文に書いてある。
 
作成にはマデュライト1個、暗黒の樹木2個、だいちのチカラ8個が必要になる。
プロフェッショナル版では【アクセサリーチケット】との引き換えと【カンダタ】イベントで入手できるので製作するのはちょっと勿体ない。

スラもり3

【まじんのオノ】【おうごんのつめ】と同じく、三作目繋がりで登場したものと思われる。ニシーラシアの最奥の宝箱に入っており、ストーリの都合上一個は必ず入手することになる。
腕がないスライムでも担ぐだけで効果があるようだ。
担ぐと小さな星が降り注ぐエフェクトとともに移動スピードが2倍になり、スラ・ストライクや二段ジャンプの距離も伸びる。通常よりもスピーディに移動でき爽快かつ便利だが、ニシーラシアでしか登場しないのが残念。
また、普通のアイテムと違って時間経過で復活しないため、複数集めるには何度もニシーラシアを出入りするしかない。
弾としての威力は10と低いが、船バトルでも担げば効果を発揮し、素早い動きで敵を翻弄できる。
 
スーラシア到達後、交易でこれを1個ときのみを2個で【ぬいぐるみ】と交換できる。
更にこのぬいぐるみは【スラハルコン】に、そしてスラハルコンは【メラゾーマ】の交換に必要なため、本気で強くなるためにはクリア後もニシーラシアを何度も周回することになるだろう。
また、船のマストをレベル5にする際、1,720Gに加えてこれを1個ととうがらしが5個必要。

バトルロード

初代2章とバトルロード2の1章の2回で登場したSPカード。
使用者は初代は【ククール】、バトルロード2では【アリーナ】
スキャンすることで全員が相手より先に行動するようになる。

ヒーローズ1

装備すると移動速度がアップする。
基本的に錬金でしか作れないが、【アトラス】撃破後にうでわ自体が入っている隠し宝箱が存在する(1回だけ入手可能)。

ヒーローズ2

装備すると消費MPが1.5倍になるが特技・呪文のチャージ時間が短縮される。
最大まで強化するとチャージ時間が半分で済むようになる。
【キラーパンサー】系からのドロップで入手可能。
 
強化が進むとテンションの上昇速度10%UPが付くのも嬉しい所。
短縮や上昇速度アップ効果を持つアクセサリーはコレのみなので一つは作っておきたい。
チャージ系特技・呪文メインのキャラはもちろんハイテンション時のラッシュが強力なキャラにも合う。
それらを持たないキャラでもテンション上昇速度の恩恵は受けられるので取り敢えず付けるだけでも割と強い。
 
ただし消費MP増加は強化具合に関わらず1.5倍なので強化が甘い内は短縮効果とMP消費が割に合わない。
フル強化して初めて強さを発揮するアクセサリーなので使うつもりなら優先的に強化しよう。

ビルダーズ1

【フリービルドモード】限定のアクセサリー。
装備すると移動速度が大幅にアップする。移動速度の上がる防具と比べても格段に速い。移動速度の上がる【たびびとのふく】などと一緒に装備すると目に見えて速さが上がる。
素材は【金】×10と【銀】×5。必要な作業台は【神鉄炉と金床】
リムルダール編のチャレンジ「タルバクイズに全問正解する」を達成するとフリービルドモードで作成できるようになる。
 
さすがに【超げきとつマシン】のほうが移動速度は速いが、マシンに乗ったままではもちろん建築などできないし、狭い場所などでは徒歩の方が移動しやすいので、使い道がないのかと言ったらそんなことはない。
なにより移動速度が上がればブロックを連続設置する際の速度も上がるので建築効率は格段に上がる。
アクセサリは2つまでしかつけられないので、空中ジャンプを可能にする【そらとぶくつ】や、高所での安全を確保できる【メルキドグリーブ】との枠の取り合いが発生するのが悩みどころ。
もっと言うと、神鉄炉も素材も揃う1章と終章で作成できず、フリービルド限定という点が一番残念である。

ライバルズ

武闘家の交換所で入手できるトークンカード。

2コスト
ユニット1体に「攻撃力が4以下の間速攻と2回攻撃を得る」を付与する

最大で8点のダメージを即座に出すことが出来る。ただ、コイン3枚を交換所の効果で交換するという厳しい入手コストがネックだった。中盤以降でないと使いづらいわりに攻撃力が4以下の間という条件はコンボデッキとしては厳しく、もっぱらコイン1枚の【ちからのゆびわ】が選ばれることが多かった。

DQ2ゲームブック(エニックス)

上巻でリムルダールの福引きの景品になっており、通常の福引でページ端の3つの数字を左・中・右それぞれ1回ずつ引いて「000」が揃えば入手できることになっている。
しかしこのゲームブックでは、3つの数字のうち右側の数字には0が一つも無いため、「000」が揃うことはあり得ず、このアイテムは絶対に手に入らない。
作成側のミスなのか意図的なものなのかは不明。
ちなみに説明文によると、効果は「戦闘で常に先手を取れる」というもの。

ロトの紋章

最初は【ピエタ】が所持していたが、エルフの里で【ヤオ】の手に渡る。