【もう一つの世界】

概要

【さすらいのテーマ】のアレンジで、フィールド曲。
　
構成＝Intro:2小節、A:8小節、B:4小節、C:8小節、D:4小節
調＝ハ短調（Cm）
BPM＝88（SFC版）
拍子＝4/4
　
ドラクエ6のテーマである【夢の世界】を体現したかのような、ふわりとして切ないフィールド曲。
スローテンポで、【静寂に漂う】よりもさらに遅い。
さすらいのテーマに比べてAの部分のメロディが1オクターブ低く、ホルンで奏でられる。トランペットが使われるさすらいのテーマに比べて、柔らかなホルンの音は対照的。
Bの部分でさらに木管楽器がふわりと奏でられた直後、Cで弦楽器が一斉に奏でられ、非常に切なく盛り上げていく部分は必聴。
　
「さすらいのテーマ」と比較して、幻想的でゆったりとした（≒夢の中にいるような）BGMの曲調そのものが物語の伏線になっているという、DQ6において重要な役割を果たす楽曲といえる。

DQ6

上の世界でのフィールドBGM。
原曲はさすらいのテーマの方だが、聴くことができるのはこちらが先。
　
このDQ6は夢の世界から物語が始まるのだが、設定では下の世界（【現実の世界】）こそが本来の世界であり、上の世界（夢の世界）は本来あるべき世界でないためまさしく「もう一つの世界」である。
しかし主人公もプレイヤーも最初は上の世界が現実の世界だと思っているわけで、心情的には「もう一つの世界」は下の世界となるだろう。
どちらがどちらの曲名だったか忘れてしまうこともあるかもしれない。
　
DS版ではテンポが早い。さすらいのテーマと大して変わらないテンポになってしまい、2つの曲の違いが少なくなってしまっている。

DQ10オンライン

Ver.3で行ける竜族の世界【ナドラガンド】の炎の領界でのフィールドBGM。
詳しくはこちらを参照。