【やいばのよろい】

Last-modified: 2024-03-10 (日) 04:57:08

概要

DQ3以降の全作品に登場する鎧(上半身防具)。
DQ10などでは【やいばのよろい上】【やいばのよろい下】と部位が分かれている。
その名の通り、各部位に鋭い刃の付いた見るからに痛そうな鎧。
というか、恐らく装備する側も着る際にうっかり刃に触れて怪我するのが容易に想像できる。
下手に首を動かそうものなら肩口の刃で頭をざっくり斬りそうである。
【もろはのつるぎ】が度々デザインを変更しているのに対し、こちらは一貫して同じデザイン。
ただしFC版DQ3の【公式ガイドブック】での高級感は、次回作以降薄くなっている。
名称といい形状といい、パッと見ではどことなく呪い装備なのではと身構える向きもあるかもしれないが、一応シリーズ通して無害な装備であり続けている。
 
その見た目通り、敵からの物理攻撃を受けた際に、そのダメージの一部を相手に反射する効果がある。
初登場のDQ3では(ニフラム無効でない限り)受けたダメージの約半分を必ず反射する仕様だったが、DQ4以降の作品では耐性無視になってボスにも有効になった代わりにダメージを反射する確率が1/2、反射ダメージは1/4というお馴染みの仕様になった。リメイク版DQ3では耐性無視で確実に反射するので最も強力である。
FC版DQ4では攻撃がミスになっても1ダメージを返すことができる。
【しゅび力】が高過ぎると反射するダメージが減り、低過ぎると防具として役に立たないというなんとも困った鎧。
反射ダメージの最低値を固定値保障しても良いのではないか?
 
難点は属性ダメージへの耐性が無いことと、そもそも反射が有利になる場面が限られる点である。
特にDQ4以降の作品では、仮にこちらが100ダメージ喰らっても相手の反射ダメージは25と雀の涙な上、それすら必ず発動する訳ではないのでメタル狩りのような状況を除いてダメージソースとしてはほとんど役に立たない。
防具としてちょうどいい時期にタダで手に入る作品もあるが、いずれの作品においても単純に守備力目的で装備され、より強力な鎧が手に入ればほぼお役御免になるのが通例。
類似品に【やいばの盾】が、類似特技に【やいばのぼうぎょ】が存在する。

DQ3

守備力55で初登場。ダメージの半分強を跳ね返すという効果を持つ。
【勇者】【戦士】が装備可能。
【ネクロゴンドの洞窟】【上の世界】における守備力最強の鎧として入手できる。
一品物だが、売ることも捨てることもできない。
 
跳ね返すかどうかが【ニフラム】耐性とリンクしており、ニフラムが少しでも効く敵には必ず跳ね返す。このため、相手にニフラムが効くかどうかを調べることができる。
特に【集中攻撃】のターゲットになった時は効果が大きい。特殊効果の凄さを実感できることだろう。
但し、集中攻撃をもつモンスターは5種しかおらず、唯一時期的にこれを装備している状態で出くわす可能性のある【マドハンド】はゾンビっぽい存在にもかかわらず残念ながら完全耐性である。
【マクロベータ】に呼ばれた【くさったしたい】と戦う可能性はあるが、意図的に戦闘を長引かせない限り腐った死体が2匹以上呼ばれることは稀である。
 
一方で、上述のマドハンドなどニフラム無効の敵には反射効果がない。
そのため、入手した時点では【じごくのきし】の連続攻撃を悉く返すので頼もしく見えるのだが、対ボスでは当然無効。
雑魚敵でも終盤では有効な相手がやや限られ、せっかくの強みがあまり長持ちしない。
硬いが耐性も何もないので結局のところ【まほうのよろい】【ドラゴンメイル】のほうが有用であるなど、【だいちのよろい】あたりと同じような立場にある不憫な防具だった。
一応、健全な鎧としては戦士にとって最も守備力が高いので打撃オンリーの【バラモスゾンビ】戦に持参してピンポイントで着替えて使うという活路がありそうに見えるが攻撃力360の前には守備力10や15の差など無いも同然だろう。
ただ、耐性があまり気にされなかった当時は、単純に守備力からこれを戦士の最終装備にした例も多かったらしい。
【ゾーマの城】にのみ出現する雑魚モンスター4種のうち【マントゴーア】を除く3種に効くということもあり、通常戦闘に関して言えば最終盤まで決して有効性に乏しいわけではない。)
実際当時の4コマ劇場では(これより強力な鎧【公式ガイドブック】に載っていなかったこともあって)勇者や戦士の最強の鎧として扱われていた。
 
ちなみにその禍々しい見た目からか、4コマ劇場で【栗本和博】の勇者に呪い武具をフル装備させるネタ(2巻P25)において、鎧は特に呪われているわけでもないこれを装備させていた。(地上世界で手に入らない【じごくのよろい】がネタバレになる以上に公式イラストが存在していなかったことも理由の1つだろうが)
 
【公式ガイドブック】のイラストでも勇者が装備している。また同じく公式ガイドブックでは最強の武器最強の盾最強の兜(お面)、更には名実とも「兜」の中での最強が皆、呪われていたこともあって、デザインさることながら呪われていると勘違いした読者もいた。もちろん、よく見れば呪いを表すドクロマークはついていない。

リメイク版

【マイラ】【武器と防具の店】および【すごろく場】【よろず屋】で6500Gで購入できるようになった。
ニフラム耐性に関係なく必ず跳ね返すという仕様に変更されたため、反射ダメージが高くこれで敵にトドメを刺すというのもザラで、守備力も悪くないのでかなり強力な鎧となる。
FC版で効果が無かった【トロル】【うごくせきぞう】【ダースリカント】【だいまじん】といった攻撃力が高く打撃一辺倒の連中に悉く効くようになったのが大きい。
魔法の鎧等と両方持たせておき、相手に応じて付け替えるのがベストだろう。
 
【自動回復】持ちのボス対策として、特にSFC版での一人旅では最重要アイテムと言っても過言ではない。
【バラモス】【バラモスゾンビ】戦ではこれを装備させるのが基本中の基本。
もはや苦行に近いが、反射ダメージを最大限活用すれば【闇ゾーマ】も一人で倒すことができる。
 
ちなみに、リメイク版では4875Gで売却可能に変更されている。
FC版で貴重品だった名残からか、店主から本当に売っていいのか(これを買える店で売ろうとしても)警告される。
不要なら売っても問題はないが、上記の通りFC版より有用性は上がっているので売るのは少々勿体ないか。

DQ4

守備力50、9800G。
【勇者】【ライアン】【トルネコ】【ピサロ】が装備可能。
 
【エンドール】の隠し【防具屋】【ゴットサイド】の防具屋で買えるのだが、エンドールの隠し防具屋では守備力が45も上回る【はぐれメタルよろい】が買えるので、けっして安いわけでもないこの鎧は大抵スルーされてしまう。
FC版ガイドブックでは「ライアンにぴったり」と書かれていたが、上述の理由で使う機会は少ないかもしれない。
ちなみに敵の攻撃を素早くかわしたり、幻惑などでミスした場合でも反射ダメージが発生することがある。
 
元々HPが高く死ににくい上に、敵より後に攻撃に回るライアンにとっては、敵の攻撃を一通り受ける事で反射によるダメージを稼ぎつつ攻撃できるため、守備力や耐性よりも敵へのダメージを優先したい場合はこちらを装備するのもいいが、そもそもの反射ダメージがショボい上に確実でもないので大した効果は期待できない。
守備力が0になる【みなごろしのけん】と組み合わせて反射ダメージを上昇させる方法があるが、特殊な縛りプレーでもないかぎりメリットがデメリットを上回るとは言い難い。
トルネコに装備させ、【8逃げ技】使用の際にダメージを反射しつつ生け贄になってもらう方法もあるが、8逃げ後のダメージ効率を考えれば、それまでの反射ダメージなど微々たるものなのでわざわざやる価値は極めて低い。特に【自動回復】のあるボスだと与ダメージが回復量を上回ることはまずないので完全に無意味である。
 
唯一の活路は皆殺しの剣と組み合わせて【メタル狩り】の補助に活用することぐらいだが、メタル系の打撃選択率はいずれも1/6とかなり低いため効果は限定的。とはいえ少しでも倒せる数を稼げるので、着られるなら着ておくといい。
皆殺しの剣との併用で反射ダメージを伸ばせるのは上記の通りだが、元々HPの低いメタル系ならばそこまでせずともそれなりに有効。
実は意外と攻撃力の高い【メタルキング】なら普通に反射だけで倒れてくれる。
普段は他の鎧を常用し、メタル系の出現地域でのみ着替えるといいだろう。
 
また、道具使用効果がないのに戦闘中に使うとなぜか使用する対象を選択させられる。
そして、道具使用効果がないのに【いろいろやろうぜ】でAIが使用することがあるアイテムの1つ。

リメイク版

はぐれメタル鎧がFC版の倍以上に値上がりしているため、値段がはぐれメタル鎧の1/3以下のこちらを使用することで、支度金の大幅な節約が可能となる。
と言っても守備力がほとんど変わらず耐性もある【ドラゴンメイル】の方が安いのだが…。
 
教会で呪いを解いても呪い装備が無くならなくなっており、皆殺しの剣との組み合わせは若干やり易くなっている。
リメイク版ではFC版に比べてメタル狩りの有効な手段が激減しており、メタル狩り効率を少しでも高める手段として選択肢には入るだろう。

DQ5

守備力55に戻った。
人間では【サンチョ】【ピピン】が装備できる他、【スライムナイト】などの剣士系、【メッサーラ】などの悪魔系、【ゴーレム】などの人形系、【キラーマシン】の装備グループなど多くの仲間モンスターが装備可能。
設定上は【ヘンリー】も装備可能で、守備力だけなら彼の最強防具である。
 
非売品となり、モンスターのドロップを除けば(後述)【試練の洞窟】で手に入るのみに。
その直後に戦う【カンダタ】はリメイク版では抜きん出て攻撃力が高いので、装備できるキャラがいるなら一応装備させておくといい。
青年時代前半の終盤に入手となるが、この頃に装備可能なのはスライムナイト、メッサーラ、パペットマンの3択で、大抵はスライムナイトが装備することになるだろう。
これを装備すれば前衛として十分な守備力を獲得し、しばらくは先頭で仲間の盾として活躍してくれるだろう。
青年期後半でパーティの先頭に立つことの多いゴーレムに装備させれば、長く役立つ。
強力なアタッカー兼堅固な壁役という役割が、この鎧の特性とベストマッチする。
【メタルキングよろい】入手まで、あるいは入手後も彼にはこれ1つで事足りるだろう。
 
また本作では、守備力ゼロになる【はめつのたて】とのコンボでメタル系を倒す方法に使われることもある。
但し、メタル系が打撃を選択し、かつこれを装備したキャラを狙い、しかも2分の1の確率の反射ダメージが発生した場合に限定されるので、うまく炸裂する確率はかなり低い。
馬車外メンバー全員に装備させれば確率はかなり上がるが、2着以上の入手にはドロップ待ちしかないのでやり込みプレイヤー向け。
また、DS版ではやいばのよろいの反射ダメージで倒したモンスターは仲間にはならないので注意が必要。
ついでに宝箱も落とさなくなる。特に【ミミック】戦では要注意。
 
しかし、何といってもこの鎧と切っても切り離せないのが【キラーマシン】の存在だろう。
低確率で仲間になる彼が1/32の確率で落としていくので、
PS2版では倒した後に【▼】のマークが出て「やった!」と思ったら、
「やいばのよろいをてにいれた!」でガッカリ、となるのはもはや通過儀礼である。
仲間にするべく何十何百というキラーマシンの残骸を積み重ねて、
いつの間にか袋には刃の鎧がいくつも溜まっているなんて事もザラ。
6000G(リメイクは4000G)で売れるので、必要ないならバシバシ売って他の装備品の購入資金に充ててしまおう。
お店の人の「それを売るともう手に入らないかもしれない」という発言に対して、「既にいっぱい持ってるんですが何か?」と思った人も多いのではなかろうか。
 
DS版では▼の演出が変更されてみんなのトラウマが消えた……良かった!!
…と思いきや、「無くなって残念」「アレを無くしたら粘る意味がないだろ」と平然と言い放つプレイヤーもかなり多い。
全てのユーザーを満足させるというのは本当に難しい。
 
SFC版では、味方の【エリミネーター】【みなごろし】がやいばのよろいを装備したキャラに被弾してダメージ反射が発生した場合、そのターゲットがおかしくなるバグがある。詳細はこちらを参照。

DQ6

【主人公(DQ6)】【ハッサン】【テリー】【アモス】【ドランゴ】、SFC版では他にも多くのモンスターが装備可能。
ここでも守備力55。【不思議な洞窟】で手に入るのみの一品物になっている。
しかし、その頃には【ドラゴンメイル】【ほのおのよろい】といったもっと優れた鎧が購入可能であり、そもそも同時期には【オルゴーのよろい】を筆頭に【プラチナメイル】【まじんのよろい】【あつでのよろい】などの耐性付き防具をタダで手に入れることができる。
後にテリーも初期装備でドラゴンメイルを持っており、このようにSFC版の仲間モンスターを考慮しなければ他の鎧で賄えてしまうため、あまり着る機会はない。
ちなみに、SFC版では4875Gで売却できるがDS版では売却不可に変更されている。
 
本作品では【はめつのたて】の仕様が変わり反射ダメージが増えない(むしろ減る)どころか呪文・特技の被ダメージを増幅する効果も強化(一例としてメラがメラミ並みの威力になる。)されてしまい、前作の様に反射ダメージを増幅する戦法は出来なく成ってしまった。
一方【みなごろしのけん】でなら無事(?)にできるが、本体の全体攻撃+反射ダメージより強力な全体攻撃特技をいくらでも覚えるため、守備力ゼロのデメリットの方が遥かに強く使い道が無い。

DQ7

やはり守備力55。装備できるのは【主人公(DQ7)】【アイラ】
【移民の町】のレベル7形態(30~34人)で6500Gで買える他、現代【旅の宿】以降の【ラッキーパネル】でもたまに出てくる。
 
移民の町をレベル7形態に出来るのは【ダークパレス】出現後なので、その頃に買う意味は無い。
旅の宿にしても、同じラッキーパネルから耐性で優れたまほうのよろいやドラゴンメイルが入手出来るため微妙。
他には、裏ダンの【キラープラスター】が1/128の確率でドロップする。
 
市販品でありながら、売ろうとするとなぜか「それを売ってしまうと二度と手に入らないかも」と言われる。販売場所が移民の町のみだからだろうか。

リメイク版

現代の旅の宿のラッキーパネルでは入手できなくなった上、非売品に。
【コスタール】のラッキーパネルで手に入れたところで、この頃には優秀な防具も揃っていると思われるので正直必要ない。
一方で、【トクベツなモンスター】として登場したキラーマシンが1/32という高確率でドロップするため、やろうと思えばPS版より早いタイミングで入手することも可能。アイテム入手のメッセージに思わずニヤリとしたDQ5経験者も多いだろう。
ただし、キラーマシンはそれなりに強敵であるため入手は容易ではなく、通常のプレイでは入手できる強さになる頃には必要なくなっている可能性が高い。
反射ダメージも大したものではないので実用性もあまり無いが、キーファ離脱前でシナリオの進行を止めている場合であれば、HPの高いメタルキングなどを倒すのに使えないこともない。

DQ8

錬金で手に入るのみとなった。
【やいばのブーメラン】と魔法の鎧で作る事ができる。
ダメージ反射の仕様は従来と変わらないが、メタル系などの特定の敵に対しては1ダメージしか反射できなくなってしまった。
 
元手が1360G(刃のブーメラン)+6100G(魔法の鎧)=合計7460Gかかるのに対し、売るとなんと9500Gに。
つまり2040Gの儲けが生まれ、リアル【錬金術】ができてしまうのである。
 
これを繰り返せばお金溜まってウマー、といきたいところなのだが、6個目になると70%の6650G、
11個目以降は30%の2850Gに値崩れしてしまうため、店売品だけで賄うと最大で10200Gしか儲からない。
6~10個目は原材料をモンスターから調達しないと実利が合わず、11個目以降に至ってはそれぞれ原材料のまま売った方がまだ儲かるという事態に。
世の中そんな旨い話は長続きしないのである。
 
肝心の防具としての性能であるが、守備力68で【主人公(DQ8)】【ヤンガス】が装備できる。
その気になれば相当早い段階で作ることができ、その気にならなくても【サザンビーク】到着時には作れる。
時期の割にかなり守備力が高く、歴代作品でも強い方に入るだろう。
ただその頃には主人公には【ドラゴンメイル】、ヤンガスには【ギガントアーマー】【やみのころも】があるので時期が悪かった。

DQ9

守備力は39。反射ダメージは1/5。
【ベクセリア】(要【まほうのかぎ】)と【ダークデンデン】からのドロップで手に入る他、錬金で作ることができる。
錬金では、魔法の鎧×1+【まじゅうのツノ】×2+【鉄のクギ】×5で作れる。
反射の確率やダメージもさらに低くなってしまい使いどころが減ってしまったが、最も早く手に入る時期を考えればそこそこ長く使えるだろう。
 
装備可能者は、【戦士】【旅芸人】【バトルマスター】【パラディン】【スーパースター】
なお、同じ効果がある足装備の【スパイクレガース】と一緒に装備したり、これを着て【やいばのぼうぎょ】をしても、
相手へのダメージが増えたり確率が上がったりはしないので注意。
 
売れば9500Gになり値崩れシステムも無いが、非売の素材が数量を溜め易いものではないので、DQ8のような錬金術には残念ながら不向き。

DQ11

【主人公(DQ11)】【グレイグ】が装備可能な鎧。うち直しに必要な宝珠は11個。

-+1+2+3
守備力68717477

物理攻撃を跳ね返す効果。反射ダメージは25%。発動率は3DS版では20~30%程度、PS4版では50%。
 
【ちいさなメダル】55枚の景品の他、【キラーマシン】(邪)のレアドロップで入手できる。
過去作のいろいろな要素を再現しニヤリとさせることの多い本作だが、【ロビン】の副産物ということまで再現されている。DQ5、リメイク版DQ7に引き続き、温故知新である。
 
ただ、実際の使い勝手はあまりよろしくないのが現状。
3DS版・DQ11S2Dモードでは世界に異変が起こり仲間と離れ離れになるまでに集められるメダルが55枚まで行かないため、最速入手は異変後に再び【メダル女学園】に行けるようになってから。
ここに来るまでに主人公とグレイグには耐性付きの鎧が数多く売ってあることに加え、今作では【ふしぎな鍛冶】を利用することで実質元手無しで装備を作れることも多いため、タダ入手できる鎧という立ち位置も危ぶまれることとなった。
 
一方のPS4版・DQ11S3Dモードでは世界に異変が起こる直前で55枚になるため、後々の一人旅(およびグレイグとの二人旅)では主人公の被弾率も高いためそれなりの利点はある。
時期的に経験値稼ぎモンスターになる【メタルスライム】強に反射ダメージを入れられるとよほどこちらの守備力を高くしてない限り呆気なく倒せる為ある種メタル狩りの保険になったりもする。
ただ、その55枚目にあたるのが【始祖の森】の祭壇の真下であり、6つのオーブを集め【命の大樹】へ向かうイベントの真っ最中。
そうでなくてもここまでのメダル回収が攻略情報無しだと困難であり、仮に55枚のメダルを集められたとしても初見プレイではこのタイミングでメダル交換に戻ることは稀であろう。
 
なお守備力だけなら歴代トップクラスなのに、売却価格はDQ7と同じ3250Gと過去最低タイ。
ただ今作では一点物の装備が売却できない仕様となっており、同じくメダル景品の【はやてのベスト】【ふしぎなボレロ】が処分できない中で、上記のように敵ドロップという入手手段があるこれは売却が可能なので、換金アイテムになるだけ他の景品よりは使い道があるとも言える。

ビルダーズ1

3章と【フリービルドモード】で作成が可能。守備力+21、ダメージの半分を返すことが可能。
レシピは【鉄のインゴット】x2、【よろいのかけら】x2、【さそりの角】x2、【毛皮】x1、【ひも】x1。
 
よろいのかけらは【アメルダ】が捕われた砦で出てくる【あくまのきし】が落とすものの、確率は低い。
あくまのきし自体はウジャウジャ出てくるので、蹴散らしてる間に素材が集まっていれば作れるが…もう少し進めればもっと簡単に作れる【まほうのよろい】があるため、砦で粘って作るというほどでもない。

ビルダーズ2

守備力75、敵から受けたダメージの半分を与える。
主人公がレベル36になると習得するレシピで作成可能。
材料は【オリハルコン】×2、【ミスリル】×3、【毛皮】×1。
レベル的にも素材的にもゲームクリア後になる。
 
呪い装備の【あくまのよろい】に次ぐ守備力で、【はぐれメタルよろい】に守備力で並びダメージ反射とレシピ入手難易度で勝っている…と、非常に厚遇されている。
メリット効果を持つ鎧というくくりで見ればトップであり、次点になる【ひかりのよろい】と比べても14もの守備力差がある。
 
弱点があるとすれば火と氷への耐性が無い点と、守備力が高すぎてダメージ反射があまり期待できない点、いつも通りである。
ただし、本作では守備力の高さで属性攻撃のダメージも軽減できるので、耐性の方はそこまで気にする必要は無い。
反撃の方は終盤~エンディング後に行けるようになる【そざい島】の強敵達は一撃が非常に重いためそこそこ機能してくれるものの、これらの強敵も一度倒せばそれ以上倒す意味はゲームシステム上は特に無い(仲間にしたりレア家具収集やドロップアイテム欄埋めのためには何度も戦う必要があるが)。
その性能をフルに発揮できる場が少なく、やや持て余し気味な高性能装備である。
 
ちなみに実はコレ、【更衣室】を経由して仲間NPCにも装備させる事ができる。
NPCは守備力は反映されないが、追加効果の恩恵はしっかりと受ける。
つまりこの鎧を装着していれば、普段は戦闘とは無縁である【チャコ】【ソフィ】も攻撃してきた敵に少しだけ反撃できる。
かなり無理があると思うが、何もできずただひたすら襲われ続けるよりかはマシな方か。
とは言え、レベルアップで上昇していくNPCの守備力は最終的に主人公の最強防具である【あくまのよろい】を軽く上回ってしまうぐらいに跳ね上がってしまうため、ダメージ量は痒い所に手が届かないが・・・。

トレジャーズ

【お宝】の一つとして登場。

お宝No.32
レアリティトレジャー
カテゴリーレジェンド
コレクション伝説の防具
標準価格4,500,000G

贋作に【やえばのよろい】がある。

ダイの大冒険

【ベンガーナ王国】のデパートに「近日入荷!!刃の鎧」と書いてある。
しかし、【ダイ】達はすぐにベンガーナを離れたため登場せず、誰も装備しなかった。

ロトの紋章

【竜の女王の城】【アレル】一行が赴いた際、アレルが身にまとっていた。その後のゾーマ戦では、アレルは光の鎧に衣替えし、フルカスは大地の鎧をまとっており、刃の鎧はリストラされてしまっていたりする、
また、【フルカス】が剣王の里に持ち帰った武具の中にもこれが見られる。