【よろいムカデ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:19:17

概要

DQ2、モンスターズシリーズに登場する赤い鎧のような甲殻を持つムカデのモンスター。漢字で書くと「鎧百足」。
色違いに【かぶとムカデ】がいる。

FCやSFC時代の種属では毒ムカデ属とされているが、ムカデは毒を持っているのがデフォである。
初期は顔と腹部が黒かったが、最近では青くなった。

【オニムカデ】だの【かえんムカデ】だのというモンスターもいるが、前者は【ヘルワーム】【チビィ】)の、後者は【キャタピラー】系統の色違いである。イモムシのくせに!

DQ2

かぶとムカデの下位種。装備と違い、鎧より兜の方が強いようだ。
【湖の洞窟】のB2Fで初出現し、以降【ムーンブルク地方】の地上とダンジョンにまんべんなく出現。
湖の洞窟の時点では周辺の2~3倍に相当する40という場違いな程高い守備力を誇り、これは【サマル王子】の攻撃ではまともに通らない数値。
HPや呪文耐性は高くないので【ギラ】を撃てば高確率で一撃で倒せるし、ローレシア王子なら普通に打撃がとおる。複数で現れたらこの組み合わせ攻撃で確実に減らすべし。
 
前作の【おおさそり】系の敵にあたる、初心者に「打撃だけではなく呪文も使おう」という事を教えてくれる教材のようなモンスターでもある。

守備力の高さが印象に残るが、それ以外に【どくこうげき】も使ってくる。
確率は1/8と最低なので、耐性込みで毒を受ける確率は1/32と、食らうこと自体がわりと稀。
攻撃力は25とこちらも湖の洞窟では最大値を誇る。湖の洞窟では守備力や毒攻撃より単純な火力の高さを警戒したい相手。
 
ムーンブルク地方では最大4匹のグループで会うようになるが、王女が仲間になった後は【バギ】で一掃もできるし、この頃ならサマル王子の打撃でも何とか倒せる力はついているだろう。
実力の割にかなり儲かるモンスター(24~30G)で、4匹組だとほぼ確実に3桁のゴールドが手に入る。
 
落とすアイテムは、その名を反映してか【かわのよろい】(確率は1/16)。
売却すれば113Gになるため時期としてはかなりありがたいが、FC版では皮の鎧を既に所持しているとゴールドになってしまう。
上述の通りこいつの報酬額はそこそこ高いが、複数倒してもさすがに皮の鎧の売却額を超える報酬になる事はほとんどない。

リメイク版

FC版の公式ガイドブックでは毒攻撃をすることが記載されているが、SFC版の公式ガイドブックには毒攻撃の件が書かれていないため思わぬ毒攻撃にちょっと驚いたSFC版プレイヤーもいるのではなかろうか?
 
ドロップアイテムの仕様が変更されたため、所持済みかどうかに関係なく皮の鎧を落とすようになった。
金策に役立つので、できれば最後に倒してドロップを狙いたい。
 
ガラケー版以降ではギラの対象がグループになった影響で、燃費の悪化に加え基礎威力が10~17にまで減少したため焼け残る可能性が大きくなってしまったが、範囲攻撃であるため4匹組相手なら積極的に撃っていった方がいいだろう。
王女加入後ならバギとの併用で1ターンで殲滅できる。

DQM

【ちえのとびら】【やぼうのとびら】に出現。
【虫系】×【アイアンタートル】で誕生する他、【おおみみず】【物質系】で作れるので序盤から配合可能。
大して強くはないが【バイキルト】を覚えられる。他は【スカラ】【もろばぎり】。意外にもDQ2で使用した毒攻撃は覚えない。
虫系らしく成長はかなり早く、やはり守備力が高めだが、他と比べれば硬いかな?というくらいでDQ2の時ほど目立った硬さはない。
実は高レベルになると守備力上昇が息切れし、最終的には素早さと攻撃力の方が高くなる。
 
コイツに悪魔系を配合すると強力な【ホーンビートル】が作れるので、見かけたら仲間にしておくといい。
逆に悪魔系を血統にすると【デビルアーマー】が作れるが、そちらは成長が遅くて使いづらい(特に最序盤)。必要ならばある程度進んでから生み出すと良い。【お見合い】を使えば両者とも満足いく結果になるのでおすすめである。

キャラバンハート

自然系のBランクとして登場。覚える特技はバイキルト、スカラ、もろはぎり。
成長が速く、レベルの低いうちは守備力が、高くなるとMPが伸びていく。
また、マヒと毒を無効化する。
 
野生の個体はサマルトリア西部に登場。DQ2の頃は【湖の洞窟】にいたのだが、今作では地上に出てきてしまっている。
この時期のモンスターでは相当硬い部類なので注意。
一緒に現れたモンスターにバイキルトをかける事もあるので、対処は早めに。

ジョーカー2プロ

自然系のDランクとして登場。
夜の【断崖】を這い回っており、DQのデフォルメ調のグラフィックといえどなかなか強烈なインパクトを放つ。
また、【ばくだんいわ】に自然系を配合することでも生み出すことができ、【ギャオース】と配合すると【海竜】に、【おおさそり】と配合すると【メダパニシックル】に出世する。
 
【マヒ攻撃】【ときどきスカラ】の特性を持ち、強化すると【ビリビリボディ】を、最強化すると【ライトメタルボディ】の特性を得る。
素の状態で守備力が1000を超えることもあって、物理攻撃への耐久性はすさまじい。
所持スキルは【ぼうぎょ】

テリワン3D

自然系のBランクに謎の出世を遂げた。そんなに強かっただろうか?
配合方法が【ダンジョンえび】+自然系に変更されたほか、【さいはての扉】【きぼうの扉】にもいる。ただしさいはての扉ではレア枠で、きぼうの扉もジュヒョウ編クリアまでお預け。
ダンジョンえびは【しんじつの扉】のぬしだが【エビラ】×エビラでも作れるし、そのエビラも【ぐんたいガニ】×ぐんたいガニで誕生するので、配合で作った方が遥かに早い。
この他【他国マスター】がこいつ、【おおがらす】、ぐんたいガニ、【マンイーター】を繰り出してくることがある。

特性はそのままだが、ランク上昇に伴いHP、攻撃力、守備力が向上し、典型的な戦士タイプのステータスになった。
ただ、自然系特有のマインド弱点を補強しないとまともに動けないだろう。

イルルカ

野生では出現しないが、【コハクそう】×自然系モンスターで作ることが可能。
また、錬金カギの世界に出現することもあり、ボスとして登場した場合はマヒ攻撃や【ビリビリボディ】が鬱陶しい。
 
【新生配合】【マヒブレイク】、メガ・ギガボディ化で【AI2~3回行動】、ギガボディ化で【会心出やすい】を習得。
守備力が非常に高い上にビリビリボディを持つため、みがわり役として使うことも可能。
ただしその場合はマインド弱点を何とかしないと棒立ちになってしまう。