【アステア】

Last-modified: 2022-08-08 (月) 18:05:19

ロトの紋章

【カーメン】【アルス】【ローラン】【ジャガン】【アラン】)に続く、地下世界【アレフガルド】【勇者】であり、【勇者ロト】の第三子【フローラ】の血を引く。
史実ではロトは3人の子を授かったとされたが、未来の異魔神復活を見越して、女児のフローラを死産と偽り、アレフガルドに匿った。(物語の初期、獣王グノンが初登場時にアレフガルドの戦況報告する中で「ロト王家の残党がたてこもるラダトーム城」と口にしている)
 
上の世界に行った目的は、聖域から持ち出した闇のオーブの封印であり、新たなる封印場所を求め、【レイアムランドのほこら】へ向かっていた。
旅の最中にアルスたちとも交流を持ち 闇のオーブを封印した後アレフガルドへと戻っていった。
その際に、ロトの紋章をアルスに預けている。
 
アルスと別れた後は仲間の重要性を知り、レジスタンスを結成。
アレフガルドで闘い続け、無事にラダトームの奪還に成功。
異魔神に裏切られた竜王と戦うのだが、最後にはベホマで竜王を助け、彼と和睦する事になる。
その後は地上世界の状況を竜王から聞かされ再び地上に行き、アルスたちと合流後、異魔神との最終決戦に参加している。

性別

一人称は「僕」であるが性別は女である。
女だとナメられないようにという配慮だろうが、比較的男性寄りの中性的な顔立ちと、作中でアステアの性別に関して全く触れられなかったことから、最後まで男性だと信じて疑わなかった者も多かったのではないだろうか。
事実、アリアハンでルイーダを含む女性たちに見惚れさせたり、アルスのことを遠い兄弟だと語ったりとミスリードも多かった。
第50話『 LEVEL:50 闇のオーブ発動 』の扉絵で、本編中では肌身離さず身に着けていた外套を外している彼女が描かれており、衣服の上から女性らしい胸のふくらみが見てとれたりする。目ざとい(スケベな男性)読者はけっこう気付いていたのではないだろうか。
まぁ仮に女だったとしても方々で男・息子扱いされる先祖の血をよく曳いているとは言える。
 
公式に女性と判明したのは、番外編「ロトの紋章Returns」、および続編である「ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ~」での描写であった。
元々は兄のアロイスが正式な後継者であり、当時のアステアは髪をおさげにしてドレス姿だった。
だが、竜王軍のトロイのメカバーンによってアロイスが殺され、ロトの紋章を引き継ぎ第三のロトとなった。
その時、魔王軍に勝つまでは女をやめると宣言して、自身のおさげを斬り男装するようになる。
因みに両親は幼い頃に流行り病で相次いで逝去しているため、二人の事はほとんど覚えていない。 
後に【アラン】と結ばれて二人の子を授かる。
隠す必要がなくなったのか、アランと結ばれた後は口調も女性のものに戻っている。
ヤオとキラもそうだが、ロト紋では意外なカップルが成立するパターンが多い。
 
なお、パーフェクトガイドブックでは性別は女という設定だったと語られており、アルスとくっつけてアレフガルドの王様にしようという話が語られている。

能力

ロトのしるし以外の特別な装備は持たないが、ずっと一人で戦っていた故か、竜王と互角の戦いを展開し、アルスとジャガンの攻撃を片手で制するなど、ロトの勇者に相応しい戦闘力を発揮。
 
魔法に関しては、ライデイン、【バギクロス】【イオラ】といった攻撃に魔法に加え、フバーハやベホマなどの補助魔法や回復魔法も使用。
最終決戦時には【ギガデイン】を取得しており、アルスやアランと共に使用している。
おそらく三人の勇者の中で最も魔法に長けた人物であると思われる。
 
また、彼女は魔法だけでなくとっさの機転を利かせる能力も高く、兄のアロイスも彼女の能力の高さに喜びと共に強くしてしまっていいのかと複雑な思いを抱えていた。

装備

アルスとアランが伝説級の武具に身を包み決戦に挑む中、彼女だけは旅人の服(?)に短剣とかなり貧弱な装備で、唯一の特殊装備であるロトのしるしもアルスに与えてしまった。

おそらく、アステアを初めとした歴代のフローラの子孫たちの使命は戦闘よりも「闇のオーブを守ること」にあったことから、ロトのしるし以外の特殊装備は必要なかったと思われる。
それでも貧弱装備で戦い抜いた辺り、アステアのスペックの高さが窺えるともいえる。

ロトの紋章 ~紋章を継ぐ者達へ ~

上述の通り【アラン】と結婚してラダトームの王妃となっており、【アロス】【アニス】という双子を授かった。男装する必要が無くなった為に髪を伸ばし、ドレス姿になっている。
他のラダトームの人々とともに、五年前の【失われし日】以降は鏡面世界に囚われて同じ一日を繰り返していた。【クインゾルマ】に記憶を消された為にアニスの事を忘れており、【ファン】からアニスの存在を聞いた時には驚いていた。
【ラーミア】が寝返った事を察知したクインゾルマにより時間を止められた事で身動きができなくなるも、【タオ】導師が【ラーのかがみ】を用いた事で鏡面世界から脱出。はっきりとは描写されていないが、脱出後にアニスの事を思いだした模様。アルス達と共に戦いに挑んだ時は、髪を束ねて青系統の鎧を装備していた。