【アルキード】

Last-modified: 2021-05-16 (日) 20:16:05

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場する王国の一つ。
かつて、中央に位置するギルドメイン大陸の最南端にあった王国。
【アルゴ岬】があった場所に10年以上前に存在していた。ダイの大冒険の世界地図のモチーフ元である、現実の日本列島で例えれば、紀伊半島(≒和歌山県)に当たる位置
 
【ダイ】の母親である【ソアラ】の故郷であり、ソアラはこの国の【王女】になる。
この国の王、【アルキード王】は彼女が助けた見ず知らずの【バラン】を迎え入れる人のいい人物だった。
 
だが、外部から来たバランが王家に入っていくことを快く思わない家臣の『あの男は人間でなく、魔王軍の生き残りかもしれない』という進言に耳を傾けてしまい、魔王軍の侵攻の脅威も記憶に新しいことも手伝って国王はバランを追放。
その際、すでにダイを妊娠していたソアラはバランを追って駆け落ちする。
約一年後ソアラとバランを見つけた国王はバランを捕らえる。
ソアラと駆け落ちしたことを罪に問い、生まれたばかりのダイを遠くの地に送り、バランを処刑しようとする。
その際、バランを庇って命を落としたソアラを悲しむことはせず、それどころか『魔物を庇って死んだ恥さらし』と罵ってしまった結果バランの逆鱗に触れ、自身や国民も含めた国を半島ごと消滅させられてしまった。
 
バランが魔物だと思われていたため国民もバランを化け物扱いしてしまい、処刑の際は群集が口々に彼を罵り、バランにとって人間の醜さにこれでもかと直面させられた国となり、ソアラの死と王の侮蔑によってバランはそれまでの方針を180度変え、人間を激しく憎むようになった。
また、ダイも両親とは離れ離れにされて、後に魔王軍に身を委ねたバランとは心の壁を隔てる関係となり、ソアラに至っては触れ合いの記憶がほとんどないまま今生の別れを遂げることとなった。
 
後の【パプニカ】でも側近が【マトリフ】が重宝されるのが気に食わないという理由でゆえなき中傷を加えて追い出すという行為で同じ轍を踏んでしまっている。