【イヨ】

Last-modified: 2024-03-12 (火) 10:35:42

ロトの紋章

【ジパング】の若き女王。非常に気が強くわがままな性格。
共にジパングの国政に携わる【リハク】や許婚でもある【イズナ】は度々彼女のわがままに振り回されている。
 
得物は大きな2つの扇で、旋風を起こす、開いた状態でブーメランのように投げつける、直に敵を切り刻むなど用途は幅広い。これが非常に強力で、【キラ】【ヤオ】の技が通じにくい相手にも扇技は有効だった。
それだけにとどまらず、あろうことか【異魔神】【たつまき】を相殺している。勇者や聖戦士ですらほとんど太刀打ち不可能だった超高密度魔法言語を、真正面から小細工なしで捌いたのは後にも先にもイヨしかおらず、戦闘能力は極めて高い。
また神仙術の使い手でもあり、雨を呼ぶことも可能。
 
女王としての責任には強い自覚を持っており、有事には自ら先陣切って行動し国と国民を守るために命を張って【やまたのおろち】とも対峙するなど、若くして一国の長にふさわしい心構えと気概を備えている。
一方で、年相応の女の子らしい生き方への憧れや未練といった感情も捨て去れずにいる。
【アルス】に対して憧れに似た好意を抱いており、イズナの嫉妬心とストレスを煽る原因となっているものの、本人は気づいていない。
エッゾから帰還後、イズナからアルスへの好意を指摘されるものの否定し、イズナにジパングの女王の許嫁として目いっぱいがんばるようにと発破をかけている。
 
名や地位のモデルは邪馬台国の女王で卑弥呼の後継者であった壱与と思われる。
なお【藤原カムイ】は邪馬台国を舞台にしたコミックス『雷火(原作:寺島優)』でそのモデルそのものの人物を登場させているが、こちらは物静かで穏やかながら芯が強い性格で癒しの力を得意とするという、ロト紋のイヨとは大きく異なるタイプのお姫様キャラである。
なお壱与は「トヨ」と読むとする説もあるが、藤原カムイは「トヨでは可愛くない」ということから発音を「イヨ」にしたと発言している。

使用した技

  • 【疾風炎舞扇】
    扇を横に薙ぎ払って突風を巻き起こし、敵のブレス攻撃などを跳ね返す。
    【ジパングの洞窟】にてまだ目覚めたばかりのやまたのおろち戦などで使用。
    効果はDQ9の扇技【といきがえし】や、【おいかぜ】に似ている。
    後にバトルロード2に【マーニャ】の技として名前だけ逆輸入されたが、こちらは炎を射出する攻撃技になっている。
     
  • 烈風竜巻扇
    扇を神仙力で垂直に回転させて二つの巨大竜巻を編み出す技。
    イヨの側近として化けていた【きめんどうし】オモカネが率いてきたモンスター軍団に対して使用。
    【異魔神】戦でも使用し、超高密度魔法言語の一つ、「たつまき」で生み出された巨大竜巻を相殺した。
    ただし、これが原因で異魔神に眼を付けられ、指から放たれたレーザーのような攻撃で胸を貫かれ絶命。
    異魔神戦における最初の死亡者となってしまう。
     
  • 旋風流舞扇
    扇をブーメランのように回転させながら投げつけ、複数の敵を切り裂く技。
    こちらもオモカネらジパングのモンスター軍団相手に使用。
    攻撃後は手元に戻ってくるが、おそらく軌道は神仙力で操っていると思われる。
    烈風竜巻扇に比べて消費効率の良さそうな技。雑魚払いにはピッタリかもしれない。

ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~

前作のラストで世界樹の花びらによって蘇生したため、健在のまま女王を勤めている。
さすがに年齢を重ねたことにより自覚が出たのか、若い頃とは見違えるほど女王らしさや威厳に満ちた佇まいとなった。
イズナとの間に【イサリ】【イト】?をもうけるが、イトを次期女王として寵愛する傍ら、イサリを若くして神器の守人の宿命に差し出し、自らと会うことすら禁じるという枷をはめることに。
その事はイトへの嫉妬とともに長らくイサリの心に影を落としていたが、とあるきっかけからイサリとの会話が成った際、彼女はイサリに「恨まれるのは自分だけでよい、イトを恨まないであげてほしい」と語る。
母のその言葉から自分への固い信頼と痛いほどの愛を察したイサリは、イトの影となりジパングの守長になることを決意するのだった。