【エリミネータの斧】

Last-modified: 2021-12-19 (日) 11:28:46

概要

トルネコ2、3に登場する武器。【エリミネーター】が持っている斧。
【痛恨の一撃】を使いこなすエリミネーターと同様に、【会心の一撃】が出やすくなる能力がある。
トルネコ2ではその名の通り、エリミネーターを倒すとたまに落とすことがある。
しかし、トルネコ3ではエリミネーターが落とすことはない。
 
SFC版風来のシレン』からの輸入アイテムの1つで「ミノタウロスの斧」という同じ効果のアイテムを輸入したもの。
ちなみに風来のシレンに登場する「ミノタウロス」も、同様に【痛恨の一撃】を繰り出す強力なパワー系モンスターとして有名。
エリミネーターと同様に倒すことで上述の「ミノタウロスの斧」を極稀にドロップすることがある。
 
なお、このアイテム名表記は初登場となるPS版トルネコ2のみとなっており、モンスター名も「エリミネータ」表記になっている。
GBA版トルネコ2・トルネコ3では「エリミネーターの斧」表記に修正され、モンスター名も「エリミネーター」表記に修正された。
恐らく、冠となるモンスター名を誤って登録した際に、これらの武器の名前も誤ったモンスター名を使用した名称になったのだろう。

トルネコ2

エリミネーターがたまに落とすが、それ以外に入手法は無い。
落とす確率は低いので、欲しければ根気よく倒し続けるしかない。
【分裂の杖】【モンスター召喚】を利用して数をこなそう。
戦士の技【分裂】はノーコストだが、痛恨の一撃で武器が破壊されるので、【身代わりコンボ】などで攻撃を逸らす必要がある。
 
攻撃力はわずか4で、ダンジョン深層で手に入る武器としては火力不足でそのままで使用するのは非常に難しく【合成】することでの使用が前提となる。
明らかに切れ味鋭そうな斧なのにもかかわらず【銅の剣】よりも攻撃力が低いとは一体どういうことなのか……。
より攻撃力が高い【デスストーカの斧】もあるが、合成してしまえばどちらも一緒となる。
 
PS版トルネコ2では、モンスターへ与えるダメージにリミットが存在する。
この仕様により、ある程度強くなると会心の一撃でもダメージが増加が無くなる残念な結果になってしまうので注意が必要。
GBA版トルネコ2では、ダメージリミットが存在しないので、純粋に武器としての火力向上が望めるだろう。
 
また【戦士】【転職】した状態で装備することで、戦士の技【ちからため】【かいしん】を習得することができる。
「かいしん」は【魔法の剣】でも習得可能だが、エリミネータの斧かデスストーカの斧の方が習得しやすいというメリットがある。

トルネコ3

武器の強さは7、上限値は+99、印数は3、重さは100。
販売価格は9000G、買取価格は4000G。
会心の一撃が出る確率を上昇させる「エ」の印を持っており、この印は1つの武器に最大4つまで重ね掛けすることができる。
 
シナリオクリア前は【グレートバレイナ城】の地下宝物庫の【宝箱】の中に1丁入っており、イベントを進行することで入手できる。
シナリオクリア後は【封印の洞くつ】の41F以降の【ガーゴイルの店】に低確率で出品されているものを購入するのみのレアアイテム。
 
大小2枚の刃を持つ小振りな【バトルアックス】で、エリミネータ―が手に持っている斧とはどう見ても別物に見える本格的な斧。
デスストーカーの斧と比較すると、なぜか「武器の強さが2低い」ことと「販売価格が500G低い」こと以外の基本的な性能は同じ。
今作のエリミネーターは持っている斧をドロップしなくなったが、前作と同様にデスストーカーは持っている斧をドロップする。
 
今作では合成したときに付く印が別々に設定されており、デスストーカーの斧よりこちらの斧の方が会心の一撃が出る確率が低い。
しかし前作および今作の会心の一撃の確率は比較的穏やかに設定されており、思っている以上の会心の一撃の恩恵は少なく、そして今作では他の武器に【合成】する際にも印数の限界による制限が存在することで、メインの武器に合成されることは少ない。
尤も、運良く入手できても【倉庫】の中の大量の壺の中にコレクションするか、そのまま装備する場合が大半を占めるだろう。
 
エリミネーターの斧の「エ」の印を最大4つまで合成で重ね掛けしても、会心の一撃の出る確率は3~4割程度にしか過ぎず、デスストーカーの斧の「デ」の印を最大4つまで合成で重ね掛けしても、会心の一撃の出る確率は5~6割程度にしかならない。
会心の一撃の出る確率を10割(百発百中)にするには、「エ」の印と「デ」の印で会心の一撃の出る確率を最大限にした武器と、さらにに【会心の指輪】の「会」の印を4つ重ね掛けした指輪を追加装備する必要がある。
通常攻撃を確実に命中させる(安定性を上げる)ならば、上述の武器に【必中の剣】の「必中」の印の合成も必須となるだろう。
立錐の余地もないほどに印数はギリギリな上に、エリミネーターの斧もデスストーカーの斧もレアアイテムなので実用性はきわめて低いが、普段から使用している装備にあきたり、豪快に繰り出される会心の一撃の浪漫に憧れるならば、いっそ作成してみるのも悪くない。
さらに【キラーヘッド】【はやぶさの剣】等の複数回攻撃できる武器と合成してから攻撃すると、色々とムチャクチャな状況になる。
 
用途として強いて言えば【ヘルジャスティス】との最終決戦を直前に控えた【トルネコ】【合成屋】を利用して、【鋼鉄の剣】【シャドーブレイク】のどちらかをベースとしてこの斧を合成し、運に委ねて高い破壊力を得るくらいだろうか。
【バレイナのほら穴】はともかく【邪悪な風穴】に出現するほとんどのモンスターのHPは総じて高く設定されている(平均で90超え)ので、会心の一撃が出るに越したことはないだろう。
 
余談だが、斬撃音と斧の見た目は【鉄の斧】よりも鋭く重厚でなかなかかっこいいので一度装備する価値はある。

少年ヤンガス

【カンダタ】繋がりで今作にも【エリミネーター】【デスストーカー】は登場するが、この武器と【デスストーカーの斧】は登場しない。
代わりに、本編準拠の同等の特殊能力(【会心の一撃】の追加効果)を持っている武器として【まじんのオノ】が、類似した特殊能力をもっている武器として【まじんのかなづち】が登場する。
この武器と「デスストーカーの斧」の様にどちらもシナリオクリア後のダンジョンでしか入手できないレアアイテムとなっている。