【エンデ】

Last-modified: 2020-10-10 (土) 23:07:05

DQ6

【ザクソン】の村出身の【老人】。フルネームはクラーク・エンデ。
英語版での名前はMax Wynne。
 
高性能で優秀な防具を手がける腕利きとして名を馳せる、伝説の防具職人。
熟練の技を持つ老人で、家族には妻と飼い犬の【シルバー】がいる。
産業に乏しいザクソンにおいては、彼の作る防具が高く売れたことで畑を拡張する等して助けられた人物もいる。
だが、主人公達が訪れる5年ほど前に村から忽然と行方をくらませてしまった。
彼が「消える」まさにその瞬間に傍にいたという男の話によると、「いくら防具を作っても魔物に殺されてしまう人が後を絶たない」「自分のやっていることに意味があるのだろうか」とかなり落ち込んでいたある晩、それこそもう消えてしまいそうなくらいに落ち込んでいたその時、本当に目の前で「姿を消してしまった」のだという。
 
実際に彼に会うことができるのは【はざまの世界】。かつて様々な希望や夢を抱いていた者達が落とされ引き込まれる【絶望の町】である。
そこで彼ももう家族の元へは戻れないであろうことに絶望し、防具作りもやめてしまっている。
主人公達が大魔王を倒すために自らの意思でこの世界にやってきたことを告げると、「元の世界との行き来が出来る証拠として、ザクソンの村にいる妻に【ふるびたパイプ】を渡し、代わりに【エンデのどうぐ】を出してもらってきてくれ」と頼んでくる。
そして主人公たちが依頼を成し遂げてはざまの世界を出られることを証明すると、こちらの話を信じて希望を取り戻す。
また、その際に再び手にした道具で早速自慢の腕を振るい、強力な防具を作ってくれる。
【エンデのよろい】【エンデのたて】【エンデのかぶと】のうち、どれか一つだけ作ってもらうことができる。
すぐに決められない場合は保留にして製作を待ってもらえるが、どれかを作ってもらわないと本編のストーリーが進行しない。
その後、エンデが希望を取り戻したことを皮切りに、町の住人達も絶望から脱することになる。
この絶望の町にまつわる一連のエピソードは、なかなか感動もの。
 
なお、彼の作る防具は性能重視で装飾を度外視しているのか、どれも装飾性などに富んでいるとは言い難い無骨そのもののデザインで、実際にかっこよさの補正値も低め。
防具としての性能は実際素晴らしいものばかりなのだが、【おしゃれなかじや】に見せると【ああ こりゃひどい!センスのかけらもないや! あんた よくこんなもの そうびしていたね。】とばっさりこき下ろされてしまう。
ただしゲーム画面上では公式ガイドブックのイラストとは全く異なる、銀色に白の縁取りを基調とした装飾の施されたデザインであり、完成時のメッセージでは「まぶしいほどにみごとな~」と表現されるなど、実際のかっこよさの数値とはかけ離れた様相を呈している。リメイク版では画面上も公式イラスト準拠のデザインとなったが、確認時のメッセージは据え置きなので違和感が増している。
 
ちなみに上記のおしゃれな鍛冶屋で叩き直してもらうと格段にかっこよくなるが、それだけかっこよくなる余地があったということは、性能のために外見を犠牲にしたのではなく単に本当にセンスがなかっただけということに…。

余談

「星ドラ」では本人は出てこないが、彼の名を冠した装備が登場。
が、なぜか彼の名を冠した「武器」も登場。
当然ながら、エンデは「伝説の防具職人」である。武具作成のエピソードとしても鎧・盾・兜と明らかな防具専門で、武器は一切作っていない。
「運営が原作を理解しておらず、リスペクトの足らなさを露呈する結果となった」と嘆く声が上がる一方で、「えーんで(エンデ)ないかい」と許容する声(?)もある。