【オルネーゼ】

パーティメンバー：ヒーローズ2

【ラゼル】―【テレシア】―【オルネーゼ】―【ツェザール】

【トルネコ】―【マリベル】―【ガボ】―【ハッサン】

【テリー】―【ミネア】―【マーニャ】―【ククール】

【ゼシカ】―【アリーナ】―【クリフト】―【ライアン】（Switch版）

【アクト】―【メーア】―【ディルク】―【ジュリエッタ】

【ビアンカ】―【フローラ】―【ヤンガス】―【ピサロ】

ヒーローズ2

【ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり】における主要キャラクターの1人。英語版での名前はDesdemona。
担当声優は水樹奈々。
宗主国【ゼビオン】を治める【ゼビオン王】に仕え、身の丈ほどある巨大な斧を使いこなす“赤き女戦士”として世界中にその名が知れ渡っている。
ツェザール率いる【ジャイワール】軍との戦いで、【おにこんぼう】が登場した時にラゼル達に加勢し、仲間に加わる。ただしクレティア到着後の「真実への忍び足」をクリア後は一時的にパーティーから外れるので装備品などに注意。クエストが始まってしまうとリレミトが出来ないので強制的に始まってしまう。

容姿・性格

赤い長髪に金色の瞳、DQ3の女戦士のような露出度の高い衣装を着ている。DQ9の女戦士の称号装備にも近いか。
知勇兼備で、戦闘時はその類まれな武勇で仲間を助け、序盤からその豊富な知識を以て仲間達を各地へと先導したり、姉貴分として活躍する等、正に女傑。
立場上、ゼビオン王の代理として各国の王との会見や仲間達への指示伝達などの役割も担っている。
右腕には【魔王ザラーム】の末裔の証である呪いの刻印が刻まれているが腕輪で隠しており、シナリオ終盤のイベント以降は普通に見られる。
呪いの刻印の力か彼女自身の信念の為か、女性にしては並外れた力を持ち身の丈以上の大斧を軽々と振り回す。
その出自故か、1000年前の戦いや普通には知り得ない闇の呪いについても詳しい。
末裔達はザラームの仕出かした事やその血を継ぐ者として迫害を受けたり、余りにも強い呪いの力に抗えず命を落とす者が多く、彼女の口ぶりからすると彼女自身も迫害を受けた過去がある可能性が高い。
また、ナジムの末裔である主人公らとは血縁関係にあり、親族同士の間柄にある。1000年も経っているので流石に血は薄いだろうが。
ザラームと対峙した時に、いの一番に飛び掛かったり「その生まれによって悲惨な運命を辿ってきた一族の仲間達の仇を取る為に強くなった」という台詞から分かる様に今まで彼女が見せてきた姿とは違う、ザラームに対して非常に強い怒りと憎しみを抱えている姿は印象に残るだろう。
ムービー等で持っている斧は【クイーンアックス】。

スキル

固有

アクション

• 下表はガッツリ操作の場合。

戦闘能力

HP・攻撃力・守備力が高くゼビオンの戦士という肩書き通り、いかにも戦士といったステータス。
【ヤンガス】と同じオノ使いだが、使える特技や特技の性能に違いがある。
固有能力は持たないが、固有特技として【ヘヴィブースト】を持つ。
自己強化と敵弱体を両立する芸達者なキャラで、単独でダメージを稼ぎやすいのが強み。
自身にとって欠かせない特技にバグがあるちょっと不憫なキャラでもある。
　
ヘヴィブーストは攻撃力上昇＋あばれまわるの速度上昇効果がある為、優先的に取得しよう。
動き方は非常に単純でヘヴィブースト→あばれまわる～まじん斬り。
鉄甲斬では敵の移動速度・守備力を低下させられるのでサポートも可能。
得意とするのは鈍重だったりデカかったりする相手で、それらを相手にした時のまじん斬り連打は目を見張る火力が出せる。
　
と、ここまでなら頼りになるキャラなのだがいかんせん遅咲きで本編中では少々扱い辛い面が多くある。
　
あばれまわる～まじん斬りは基本アクションながら火力期待値が高い主力技でMP消費が無いのでガンガン撃っていける。
･･･のだが、主力のまじん斬りは派生技であり全体モーションが非常に長い。ヘヴィブースト取得前は遅すぎて使い物にならないレベル。
よってヘヴィブーストによるモーション高速化は非常に重要なのだが、それでも元々の長さゆえ隙は大きい。
当たり判定もそこまで広い訳ではないので、ちょっと動かれるとハズレる事も多い。
本作は中型やボスでも突進やステップ、ジャンプなど戦闘中に割と動き回る敵が多いのも辛い所。
乱戦になりがちなゲームバランスもキツく、モーションが長い所へ敵がプレイヤーを集中狙い、特技でも無いのでちょっとした攻撃で妨害されてしまう。
その為、ヘヴィブーストがあって初めてまじん斬りが使い物になる、強化というよりはほぼ使用前提の性能。
しかし取得するにはレベル20まで待つ必要があるがレベル20は物語が中盤くらいのレベル。この辺の問題は【ツェザール】と近い。
　
だが、ここで終わらないのが彼女の辛い所。
　
モーションの長さは当然ながらリスクに繋がるが、【あばれまわる】は強化スキルを取得しない限り必ず出し切る必要がある。
そのスキルというのも取得可能になるのがレベル28。もう終盤に片足突っ込んでいるレベルである。
更に、まじん斬りを強化する為に欠かせない会心の一撃ダメージ増加スキルもまたレベル28で解放という遅さ。
これでもかと言わんばかりに必要なスキルポイント（以下SP）があばれまわる強化30SP、ダメージ増加15SPとやたら多い。ヘヴィブーストも12SPかかる。
加えて必須ではないが、まじん斬りの範囲強化スキルがレベル20、必要SP20Pである。
これらを取ってようやく動きが圧倒的に快適かつ強力になるが、これらを取得しようと思うとそれまでは他のスキルは取得不可である。
更に更に、仮にスキル振りを我慢してずっと貯め込んでいたとしてもそのレベルになった直後では足りないので更にレベルアップを待つ必要がある。
ここまでSPが足りなくなる様な数値に設定されているキャラは他には一人も居ない。
　
何より苦しいのはヘヴィブーストにバグがある事。
この手の攻撃力を強化する特技はハッサンやガボ等が覚えるが、それを【ちからのゆびわ】で更に強化するのが定番。
なのだが、彼女のヘヴィブーストのみ攻撃力上昇効果が発生しないバグがある。
彼女自身でも攻撃力上昇効果がアップするスキルを取得出来るのだが、こちらもヘヴィブーストでは効果は乗らない。
ヘヴィブーストが前提に近い性能でありながら、攻撃力を上げられないのは余りに悲しいものがある。
　
上記したハッサンはオルネーゼと同様にMP無消費で高い会心率の基本アクションを持ち、自前の攻撃上昇効果アップスキルもある。
更に、【ちからため】+ちからのゆびわでさらに強化可能。更に言えばあばれまわるやまじん斬りと比べて遥かに隙も少なく手数も多い。
つまる所、基本アクションにおいて【ハッサン】は彼女の上位互換になってしまっているのである。
また、自己強化ゆえに【いてつくはどう】もネックで、ハッサンの場合は火力が変動する程度だが、オルネーゼはモーション問題がある。
救いはいてつくはどう持ち自体がそこまで居ない事だが、逆に持っているボスはこちらが強化しているとほぼ確実に飛んでくるので事実上の封印である。
　
一応ハッサンから明確に差別化を図れる要素として鉄甲斬があるので、特技での差別化は可能だが、それを明確な強みにできるかというと疑問が残る。
回復・雑魚殲滅も出来るミネア、高火力で雑魚ボス共に強くカウンターも持つマリベル、高いみかわし性能と空中戦・テンションゲージ回収に優れるマーニャ
彼女達は同様に守備力ダウンの使い手で、尚且つオルネーゼには出来ない局面にも対応出来るキャラで明確に強みを持っているのである。
特にミネアは回復役として採用されやすい上、タロットによる超範囲への守備力ダウンが可能というのが強烈。
　
その為、純粋な前衛職として見た彼女の強みが単純に火力のみになってしまうが、そうなると上記の通りハッサンが立ち塞がる。
加えてバトルマスターの存在もネックで火力勝負では勝ち目が無い。
差別化を図ろうにもサポートを得意とするキャラも上記した通り。特にミネア。
こうなってくると、どうしても彼女だからこそと言える利点が無くなってしまう。
　
一応、斧装備の【戦士】は「ヘヴィブーストを習得しないオルネーゼ」といった下位互換に近しい性能になるので、彼女の方が良い。
逆に言うと勝るのはそれぐらいしか無い。一体彼女が何をしたというのか。
　
とはいえ、これらはあくまで育成が終わらないであろう本編攻略中の話である。
上記したスキル等を諸々取得し、育ちきれば充分に優秀なアタッカーになれる。
あばれまわるで常に張り付きながら隙があればまじん斬り、駄目そうなら直前まで殴ってみかわしと動きに融通が効く。
細かな隙にもコンスタントにあばれまわるでヒット数を稼げるので、大ダメージのまじん斬りも相まってテンションもそこそこ溜めやすい。
高火力の【蒼天魔斬】を持ち、火力に関しても【バイキルト】で支援してやれば問題ない。
どんな敵に対しても攻撃力をアップするか守備力ダウンするか、もしくはどちらも行うか、その選択を出来るのは彼女だけである。
　
総じて「ただ連れているだけでは強みを発揮できないが、やり込む事で強さを発揮する超晩成型のキャラ」といった所。
彼女を主力として使っていくならば、じっくりと付き合って確実に育てていこう。
そうして育て上げれば、それに見合うだけの性能へと育ちきってくれるだろう。

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