【ガップル】

Last-modified: 2023-06-16 (金) 09:38:27

DQ5(リメイク版)

仲間になった【ガップリン】
SFC版では仲間にならず、リメイクにあたり新たに追加された仲間モンスターの1種。
俗に【今更四天王】と呼ばれる一群に属する仲間モンスターだが、その中では意外と役立つ方。

仲間になる確率

1匹目2匹目3匹目
1/41/64

仲間になったときの名前

1匹目2匹目3匹目4匹目
PS2版ガップルラフランガプガプもってぃ
DS版

覚える呪文・特技

※DS版では、一度セーブして電源を切ると【まひこうげき】へと入れ替わるバグがある。

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP経験値
初期1404030215100100
最大201001109741502875051819

耐性

強度属性
無効(なし)
強耐性(なし)
弱耐性(なし)
無耐性(全て)

解説

幼年時代の【妖精の世界】に出現するモンスターだが、その段階では仲間にすることができないため、青年期後半での妖精の世界再訪までお預け。
全ての特技に対して耐性を持たず、装備も貧弱(エビルアップルやおどるほうせきと同じグループ)なので、仲間にしたところで即座に【モンスターじいさん】送りにするプレイヤーも多い。
全ての特技に耐性を持たないのはこいつと【プオーン】【プチターク】くらいなもの。
【序盤3強】と名高いエビルアップルとは対称的に、【今更四天王】の一角という不名誉な称号を授けられてしまった。
 
一応、【ラリホーマ】の使い手としては最も仲間になりやすい上に、成長も早くHPも高いので、全く使いどころがないわけではない。
初期ステータス・成長テーブルは【エビルアップル】(大本は【スライムナイト】)のものを流用しているが、HPがかなり強化されており、経験値51819でHPが280を超えるという、魔界モンスターもびっくりの凄まじい成長っぷりを見せる。
HPの高さに隠れがちだが、実は素早さの伸び率も驚異的で、加入時期のメンバーの中で比べても一時的にトップクラスにまで達する。
 
このHPの高さとラリホーマを活かして、【エスターク】戦で活用することも可能である。【おおねずみ】に比べれば使いどころは見い出せるだろう。
耐性は皆無だが、ここまでHPがあれば【かがやくいき】2連射には耐える。【しゃくねつ】+輝く息は乱数次第。打撃が混ざったり、灼熱+灼熱が来ると確実に耐えきれないが、【フバーハ】があれば大丈夫。
 
【ブリザードマン】【おどるほうせき】など、こいつより能力値も特技の有用さも遥かに上のラリホーマ使いはいるが、加入しやすさや成長の早さはガップルに分がある。
加入しやすさでは【エビルマスター】と同率だが、あちらはMPの伸びがしばらくの間かなり悪いという欠点を抱えており習得も遅い。
エスターク戦に向けて手っ取り早くラリホーマ要員が欲しい場合や、上記のモンスター以外にもう一人ラリホーマ使いが欲しいと思う場合には加入させてもいいだろう。
その手っ取り早さのおかげで、戦力があまり整っていない初回エスターク戦では予想に反して使える。
逆に手間をかけても良いなら、実力的に他のモンスターを優先すべきだろう。
MPはラリホーマ10回分程度しか無いので、適宜【エルフののみぐすり】等でケアしてやるといいだろう。
基本的にラリホーマしかやることがないので、パーティが強くなってラリホーマの必要が無くなるとこいつも役目を終える。そうなったらモンスター爺さんに出荷しよう。
 
PS2版では【オープントレイ技】という特殊状況に限り、幼年期の時点にしては非常に強力な仲間となる。
また、DS版の【低レベルクリア】では、レベル1で100という高いHPを生かし、【ドラゴンのつえ】を使って炎に完全耐性を得ることで【ミルドラース】第2形態の【しゃくねつほのお】【イオナズン】のコンボに耐え抜く姿を見せる。
耐性を全く持たないので、【ドラゴラム】の「キャラクターの耐性を上書きしてしまう」というデメリットが逆に気にならないのだ。
一方通常プレイでは上記のラリホーマを別にすれば敢えて役立てる方法がほとんどなく、特殊な状況で輝きを放つ奴であるといえるだろう。
 
今更四天王と言われるものの、その原因は加入時期が悪いからの一言に尽きる。
成長速度、Lvの割に高いHP、仲間になりやすさ、特技などを考えると、その性能はいずれも序盤3強に数えられるエビルアップルと同等かそれ以上であり、仮に序盤で仲間になっていたらオープントレイで見られるような大活躍が見込めるため、序盤3強どころかバランスブレイカーもいいところである。
それどころか、仮に青年時代開始直後、【ゴースト】【おばけキャンドル】と同時期の加入だったとしても、そこから【男の子】【女の子】をはるかに凌駕するペースでパラメータが成長し、わずか5万の経験値で素の数値上はこの時期でのスタメン級に達するので、装備の弱さを差し引いても「強くはないがそこまで弱くもない」という程度の戦闘力を発揮できる。
上述の素早さの高さを活かして、先攻ラリホーマの一芸だけでも一定期間スタメンに起用する余地はある。
ちなみに、そこまでする価値があるかどうかは微妙だが、理論上は【エルヘブン】到達(【まほうのじゅうたん】入手)の時点で即刻勧誘に行ける。
リメイク版追加の仲間モンスターの初期パラメータは敵の時の能力とはまるで違う場合が多いのだが、こいつの場合はHPなどが大幅に強化されている。もともと後半加入を前提とした調整かもしれない。
 
DS版では仲間になった時は眠り攻撃を覚えているが、一度電源を落とすと眠り攻撃が麻痺攻撃に変わってしまうバグがある。
が、使う人が少ないせいか、ほとんど認知されていない。
スマホ版でも修正されていない。いくらベタ移植とはいえ、明らかにバグなので修正してほしかったところだ。
眠りに弱い敵にはラリホーマ、マヒに弱い敵には麻痺攻撃、と使い分けることができるのがメリットと言えなくもないが……。
そもそもこいつの最強武器は【はがねのキバ】だし、エスターク戦以外ではあまり使われないので、ほとんど気にならないバグだろう。
 
余談ながら、2匹目の名前が「ラフラン」。
青リンゴかと思ったら梨だったのかお前。