【キングコブラ】

Last-modified: 2024-03-28 (木) 17:25:50

概要

DQ2で初登場の毒蛇のモンスター。常にこちらを威嚇している。
上位種に【バシリスク】がいる。
 
名前の由来は実在する世界最大の毒蛇。
毒自体かなり強いが、それに加えて体が巨大なことから流れ込む毒の量が半端ないためより強い毒を持つ他の種類に比べても影響が大きく、一噛みで象でさえ助からないと言われる。
DQ世界における【毒】と言うと、序盤でなったら厄介程度の簡単な状態異常の印象が強いが、それでも駆け出し頃のローレシアの王子が感染したら、何らかの治療をしないとあっさり死んでしまうあたり、案外現実のそれと似たようなものなのかもしれない。
 
ちなみに現実のキングコブラは黒、または茶褐色など比較的地味な配色で、威嚇時にもそれほど頚部を膨張させることはないが、DQのコイツは赤と黄色の縞模様とかなり派手な配色で、頸部もかなり広がっている。
どちらかと言えばキングコブラというよりインドコブラに近い外見で、色はサンゴヘビという中南米に生息する毒ヘビのそれ。
 
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】では「コブラ」という名称とともに原画が載っている。

DQ2

【勇者の泉の洞窟】【湖の洞窟】【ローラの門】【ムーンブルク城】などに出現する。
だいぶ後になって【ベラヌール】南東の小島では【やまねずみ】と同じく場違いな出現テーブルに組み込まれており、【ポイズンキッス】【じんめんじゅ】と組んで現れる珍しい光景も見られる。
ちなみにベラヌール本島で人面樹と組むのは上位種のバシリスクであるのとは対照的である。
とはいえこの島に降りるプレイヤーは稀だと思うので、最後の出番は風の塔か、ムーンブルク地方のフィールドに出る個体だろうと思われる。
 
毒攻撃の確率が1/2(リメイクでは3/8)とかなり高く、同じく序盤の毒要員である【バブルスライム】(1/4)の比ではない。
毒攻撃で受ける毒に対する耐性を考慮すると、FC版では8回に1回、リメイク版では10回に1回は毒を受けることになる。
登場時期的にまだ1撃で仕留めるのは難しく、必然的に1戦闘中に何度か攻撃を受けることになる。
バブルスライムよりは若干ではあるが出現が遅いものの、バブルスライムよりも先にこいつに毒状態にされた人も多いのではないか。
勇者の泉の洞窟では単体かつ稀にしか出てこないが、湖の洞窟あたりから周辺フィールドを含めて急増し、数でも攻めてくる。
ただし、さすがにその頃になるとローレの打撃で1撃だし、サマルのギラもあるので危険度は薄まってくる。
 
だが、もう1つ大きな問題点がある。それは、24という登場時点ではかなり高い攻撃力。
湖の洞窟やローラの門へ向かう道のりだけとはいえローレシア大陸の地上に出る敵中1位である。
そのスペックはムーンブルク地方の連中に匹敵する。
【マンドリル】(48)に比べれば可愛いものだが、それでも【よろいムカデ】(25)に迫る数値である。
遭遇時期を考えると相当に場違いな数字。
その上縦長の細い体を利用して最大4匹という大群で出現する為、【やくそう】【どくけしそう】を一遍に消費しかねない。
バブルスライムと違い、毒攻撃を抜きにしても厄介なモンスターといえよう。
 
毒を持っているモンスターの原則どおり、毒消し草を落とす。
毒の使い手として最も有名なバブルスライムが本作では意外な事にこの原則から外れているため、本作で毒消し草を落とす敵はこいつが最初。
いわば本作では毒系の代表格であるはずなのだが、次作以降その特徴はバブルスライムに引き継がれて姿を消すことになる。

リメイク版

攻撃力は22に下がったが、まだ高い。
また、珍しく画面に占める割合が小さくなり(逆に大きくなったモンスターは非常に多い)、こいつ4匹と体の小さな奴なら同時に出られるようになった。
グラフィックにも変化が見られFC版ではなかった舌を出すようになった。
こいつ4体の相方が【ルカナン】を使う【タホドラキー】【マホトーン】を使う【スモーク】だったりすると非常に厄介。
どいつもHPは低いのでさっさと数を減らそう。
ガラケー版以降はギラの範囲がグループ化されたことで対処しやすくなった。

ゲームブック(双葉社)

上巻の【ムーンブルク城】にて、【ムーンブルク王】【たましい】との会話中に出現。
【ラーのかがみ】の情報を聞くためには、倒さなければならない。
 
下巻では【かぶとムカデ】とセットで登場する。

ゲームブック(エニックス)

勇者の泉の洞窟に登場する。
猛毒を持っており、どの進め方でも必ずこの猛毒を喰らうことになる。
しかもこの毒は毒消し草が無効であり、治療しないまま5項目進むと死亡してゲームオーバーというスリリングな展開になる。
しかし普通に指示通りに進めていけば必ず4項目以内で泉の老人に治療してもらえる。
ゲームオーバーになるのは指示にちゃんと従わなかった場合のみであり、ゲームオーバー項目でのセリフでも「ちゃんと進んでいれば癒しの泉が・・・」と言われる。

DQM1・2

これでもドラゴン系。爬虫類だからだろうか(同じく蛇をモチーフにした【とさかへび】やトカゲをモチーフにした【おおイグアナ】【ポイズンリザード】も同様にドラゴン系である)。
ドラゴン系にバブルスライムという非常に分かりやすい配合でできる。
 
1では【さそいのとびら】【がんこじいさんのとびら】(はざまのとびら)に、2では【砂漠の世界】のフィールドなどに出現する。
1では登場が遅いのでやや影が薄いが、2だと最序盤に遭遇できるので手持ちに加えてみるのもいいだろう。
攻撃力がそこそこ高いうえ、仲間にした時点でどくこうげきを覚えており序盤のアタッカーになれる。逆に敵の時に使われると厄介な面もある。
さそいのとびらで出会うあたりは特にキアリーなど忘れさせてしまっており、思わぬところでコイツから毒をもらってしまい、困った方も多かったのではないだろうか?
かと言ってどくけしそうを持つと、貴重なアイテム欄も圧迫されるし…。
水の世界でイカずきんを仲間にするまでは活躍できるだろう。
ただ、砂漠の世界のモンスターのなかでは仲間になりにくいほうのなので、まもののエサをケチらず使おう。
ドラゴン系故に成長がやや遅いのが難点か。
習得する特技は【どくこうげき】【のろいのことば】【しのおどり】と嫌なものばかり持っている。

テリワン3D

本作で久々に再登場。やはりドラゴン系。ランクはE。
かがみの扉とねむりの扉に生息している。
 
特性は【スタンダードボディ】【どく攻撃】【どくブレイク】、+25で【カウンター】、+50で【タメトラ攻撃】
所持スキルは「たたり」。
 
こちらの実力に関係なく追いかけてくる。

イルルカ

【砂漠の世界】に生息。大きな岩に穴を開けて暮らしている。
【新生配合】【ショック攻撃】【メガボディ】化で【AI1~3回行動】【ギガボディ】化で【マインドブレイク】を習得する。
スキルは変わらず「たたり」。

ダイの大冒険

百獣魔団のモンスターとして「第3の仲間!!の巻」冒頭に描かれており、カラーページのため配色からキングコブラと断定できる。
また【デルムリン島】に暮らすモンスターとしてこの系統が描かれている。