【キングレオ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:55:17

ここではモンスターおよびキャラクターとしてのキングレオについて解説する。

概要

DQ4などに登場する【ボス級モンスター】
「King leo(獅子王)」の名の通り、銀の鬣に青紫の体躯を持つ巨大なライオンの魔物。作品によっては体色が紫だったり鬣が黒だったり茶色だったりする。
手足が8本あり、4本の脚で立ち、4本の腕で攻撃を行う。
英語版での名前はNES版ではKeeleon、DS版以降ではMarquis de Léon。名前がフランス語になっている通り、DS版以降はフランス語訛りで喋る。Marquisとは侯爵の意味なので位が下がっている気もするが。
 
色違いのモンスターには【アームライオン】【やつざきアニマル】【グレイブディガー】【魔獣イーギュア】【大魔獣イーギュア】【ミュシャド】【金獅子】などがいる。
 
星ドラでは別個体がストーリーのボスとして登場しており、倒してさらにストーリーを進めると、こいつが全身灰色で黒いオーラを纏った「デスキングレオ」の名で復活している。他には「ファラオ・レオ」という亜種もいる。
スーパーライトやモンスターパレードには、強化版として「百獣(の)王キングレオ」がいる。
モンスターパレードには、姿形はそのままで名前だけが違う猫の王「キングニャオ」がいる。
ウォークにはパ・リーグとのコラボで埼玉西武ライオンズのユニフォームを着た「ライオンズレオ」、ジョージアのコーヒーを持った「コーヒーライオン」が登場した。
ドラけしには暴獅子エヴォスが登場。
 
また、アベル伝説にはこれに似た【シーザーオライオン】というモンスターがいる。
漫画【スライム冒険記】には、「キングレオ」の名をいじって変換した{ King leo ⇒ King lion ⇒ King noil }と思しき、全世界の王キングノイルさまが登場している。出落ちというか、いきなり悪役にぶっ殺されたばかりの亡霊としての登場だったが。

DQ4

【キングレオ城】の主として君臨するボスキャラクター。
第四章のキングレオ城で初めて対峙することになるが、FC版においては彼が何者かという説明は一切なく、謎に包まれた存在であった。
 
その後発表された【知られざる伝説】や小説版ドラゴンクエスト4において、「元はキングレオ城の【王子】である」という設定が追加された。
これらの書籍では悪魔に魂を譲り渡して魔物と化し、【デスピサロ】の配下となったという設定が共通している。
リメイク版ではその設定が逆輸入されたのか、クーデターを起こして父である前【キングレオ王】を(なぜか殺すことなく)【牢屋】に幽閉し、【バルザック】を新たな王に据えて【進化の秘法】を完成させようとしていた。
ただし、後述の通りゲームではクーデターを起こした動機については謎のままで、魔物(おそらくはデスピサロ)に操られて悪事を働いていたかのような描写になっている。この頃には父であるキングレオ王は獄中で息を引き取っているが、運び出して丁重に弔うなどといった展開も特にない。
 
本編中では第四章と第五章で計2回戦う。FC版公式ガイドブック下巻のモンスター大図鑑では、第四章のページには未掲載なのに、第五章のキングレオ地方のページにはしっかり載っていたりする。ちなみに、彼の相方?であるバルザックは、第四章・第五章どちらにも載っていない。
異なる時期に計2回戦うのに1回分しか記載がない中ボスというパターンはDQ3の【カンダタ】の前例がある(【やまたのおろち】も2回戦うがほぼ連続な上にデータは共通)。
第四章未掲載の理由としては、言うまでもなくバルザックと同じで第四章ラストの展開のネタバレ防止だろう。第四章の超性能の情報が記載されると、自動回復を抜きにしてもどう考えてもこの時点の戦力では勝ち目がないこと(負けバトル)が明確になってしまう。
なお、第五章の最大HPが400ときっちり記載されているが、(当時は非公表だった)【自動回復】持ちのため、プレイヤーの実感とは合わない。もちろんこれはキングレオどころかDQ4に限った話でもないが。
 
ちなみにFC版では確認できなかったが、戦闘アニメーションのついたリメイク版では呪文を唱えるとき前の四本足を顔(体?)の周囲でグルグル回転させる。
腕が顔の前で交差する様子がないことから、どうやら根元から360度回転する構造になっている模様。

第四章

キングレオ城にてバルザックを倒した後にいきなり登場し、そのまま襲い掛かってくる。
このときのキングレオは異様に強く、下記の圧倒的なスペックでこちらを全滅に追い込んでくる。

HPMP攻撃力守備力素早さ備考
99917012030毎ターンHPが999回復/完全2回行動/補助呪文すべて無効

 
通常攻撃の他に【ベギラマ】【こうねつのガス】で攻撃し、【ベホマ】で完全回復まで行う。
最も重要なポイントとして、HPが毎ターン999回復する。
所謂【負けバトル】である。
負けた後は姉妹は牢屋に入れられるが、なぜか抜け穴があってあっさりと脱獄に成功し、第五章へと繋がっていく。
 
なお、適正レベルだと【マーニャ】【ミネア】【ぼうぎょ】しなければ打撃1発で即死、打撃2発かブレスと打撃のコンボなら【オーリン】ですら1ターンで沈むため、大抵は開幕1~2ターンでなすすべなく負ける。
明らかにレベル上げ等でなんとかなる次元ではない理不尽な強さであり、敗北後はすぐに牢屋のシーンに移るので、負けるイベントだとわからずにリセットしてしまうようなことはおそらく起こらないだろう。
 
倒すには1ターンで999以上のダメージを与えて1ターンキルする必要があるが、1人1回の攻撃では例え【メラゾーマ】を撃ち込もうが、力255で【会心の一撃】を出そうが、一撃当たり333ダメージを超えられない。
つまり手数が4回分絶対に必要なのだが、この時点ではパーティは3人しかいない上、そのうちのオーリンはこの桁の話になると雀の涙以下なので、ミネアとマーニャの2人で4回攻撃する必要がある。
これを可能にするには、マーニャとミネアの2人の力を255まで上げた上で【キラーピアス】を装備させ、会心の一撃を4発叩き込むしかない。
しかし当然、第四章でキラーピアスが手に入ることはない。要するに、不正な手段以外で倒すことは不可能である。
 
そしてそこまでして倒したとして、倒してしまった場合のプログラムの処理が用意されていない。
無理やり勝つと即座に再戦の【無限ループ】になってしまうため、イベントを進めるにはどうあっても負けるしかない。
 
ちなみにこの負けバトルが一度終了した時点で戦闘BGMが第四章専用の【ジプシー・ダンス】になるフラグが解除されるため、再戦は通常の【戦闘~生か死か~】になる。
また内部データ上はこのキングレオの自動回復量は100に設定されており、自動回復量が999なのはこのイベント戦の特殊仕様のようである。
もしも100のままであれば弱耐性のメラゾーマで普通に倒せたであろうから、倒したときの台詞が用意できなかった以上は、やむを得ぬ仕様だったと言える。
 
DQシリーズ史上初めてプレイヤーが直面する、そして本作唯一の負けバトルである。
負けバトルながらちゃっかり全滅時の所持金半減ペナルティは発生するので、5章への換金(持ち越し)目当ての買い物を行うのであれば、キングレオ城に乗り込む前に済ませておくことが推奨される。
なお負けバトルなのにキッチリ所持金を削られるのは続くSFC版DQ5にもある(古代の遺跡で主人公が負けて半分、【パパス】がやられて半分で1/4になる)が、どちらもリメイク版では減らされなくなった。

リメイク版

HPMP攻撃力守備力素早さ備考
99915012030毎ターンHPが100回復/1回行動/補助呪文すべて無効

赤字はFC版からの変更点
 
自動回復量が100になっているため、レベルさえ十分に上げれば正攻法で勝つことも一応可能。
なぜか2回行動も削除されているため攻撃もややヌルい。
PS版では【戦歴】への影響は全くない戦闘だが、DS版では【戦歴】の勝利回数に影響する。制作側もやり込み要素としてあえて弱体化させた可能性が高い。
とはいえ、キングレオが無限のMPでベホマを使用するため、メラゾーマや【バギクロス】を覚えている前提でも勝つにはかなりの運が必要。
なお、改造せずとも勝てるようになったリメイク版では再戦はなく負けた時と同様の展開になる。
【モンスターずかん】に登録されるキングレオとは別個体なので倒した数への影響はない。
 
基本的な展開はFC版と同じだが、上述の設定変更に伴い、一緒に投獄されている老人が「国から逃げ出そうとして失敗した老人」から「先代の王様」という設定に変更されている。

第五章

第四章の時と変わらず、キングレオ城にいる。

*「わたしは キングレオ。
 まえのおう バルザックに かわり
 このくにを しはいするものだ。

と言っていることから、自ら王に即位していることがわかる。
 
玉座の部屋の入口を【ライアン】が塞いでおり【勇者】が生存状態でパーティにいないと中に入れてもらえないため、勇者はキングレオ戦に参加必須。
今回は負けバトルではないので、前回のような異様な戦闘力を持っているわけではない。
 
第五章でのキングレオのステータスは以下の通り。

HPMP攻撃力守備力素早さ備考
4001408035毎ターンHPが50回復/1~2回行動

倒すと必ず【はがねのよろい】を落とす。
 
なお、マーニャとミネアの両方もしくはどちらかでもパーティにいる場合は仇のバルザックがここにはいないことをあざ笑うセリフを言うが、その後の台詞は共通で、ひ弱な人間を見下す旨の発言とともに、退屈しのぎとして襲い掛かってくる。四章と比べて攻撃がなまぬるいのは、少しずついたぶって遊ぶという悪趣味の表れなのか、鍛錬を怠り単に弱くなってしまったのか、理由は定かではない。
マーニャ・ミネア姉妹の有無でセリフが変わるのは【バルザック+】も同様。
 
攻撃力140に加えて確実ではないが2回行動も行い、何よりも自動回復50が厄介で、勇者が回復に回るなど少しでも攻撃の手を緩めるとジリ貧に陥る。
最寄のコーミズで5,500Gで買える【バトルアックス】を勇者に与えても攻撃力は精々100前後であり、【AI】【ルカニ】を使ってくれないため、30程度しかダメージが与えられない。
アリーナと二人がかりで攻撃して、ようやく自動回復を僅かに上回る程度と言えば状況がわかりやすいだろう。
マーニャが【メラミ】を覚えていればダメージソースとして期待できるが、確実に効く訳ではないので多少運の要素も絡む。
全体攻撃は四章時と比べれば弱体化しており、ベギラマが【ギラ】に、高熱のガスが【こおりつくいき】になっているが、高い攻撃力による打撃が脅威なので、まんべんなくダメージを蓄積されると回復が追い付かないまま殴り殺される危険がある(半端なダメージだとAIが回復呪文を選択してくれないため)。
4章ほど圧倒的ではないが、かなり難度の高いボスと言えるだろう。
クリフトを出していて作戦を【いのちをだいじに】にしているとパーティのパラメータ次第ではスカラ系を唱えてくれる場合もある。
クリフトが【スクルト】を習得していれば、AIがスカラをかける必要ありと判断するキャラが2人以上いるとスクルトを唱えてくれる。
ただし、打撃攻撃の脅威度は後列に行くほど過小評価されやすく、4人パーティだと先頭キャラのみにスカラを唱えることが多々ある。
目安としては先頭キャラの守備力が74~97の範囲なら最大HP128以下、50~73の範囲ならHP144以下でスカラの対象となるのに対し、2番目のキャラは同じ守備力条件で最大HPはこの2/3以下の範囲ならスカラの対象となる。
最大HPの閾値の刻み幅は16ポイントであり、条件さえ満たしていれば守備力100以上あってもスカラの対象となるので、むやみに守備力を下げて調整するよりも、守備力が高く、最大HPの低いキャラを前衛に出すのが望ましい。
後列2人の最大HPや守備力はかなり低くてもスカラの対象になりにくく、調整する意義はほとんどない。
 
適正レベル(18~20程度)では脅威の相手だが、このレベル帯での勇者とアリーナは伸び盛りのため、たった2~3レベル上げるだけでも見違えるように強くなる。しかもこの時点では行動の自由度が非常に高くなっているため、手段を選ばなければあらゆる対策が可能。
 
まず、【ミントス】からキングレオ大陸に向かう前に南西の【リバーサイド】に立ち寄れば、攻撃力90の【ドラゴンキラー】を購入できる。
資金稼ぎが面倒であれば小さなメダルを集めて【きせきのつるぎ】を入手するという手段もある。
自動回復が大きい代わりに最大HPは400と低めに抑えられているので、強力な武器を持った勇者による打撃とマーニャのメラミでゴリ押せば、ものの数ターンで倒せてしまえる。
バギ系が確実に効くので、【てんばつのつえ】をミネアに持たせておけば攻守両面で活躍してくれるだろう。
 
準備不足だといつまでも倒せないのに、しっかりと準備をして臨むとあまりにも早く決着がついてしまうため、自動回復の存在が知られていなかった当時は不思議に思ったプレイヤーも多かっただろう。
プレイヤーによって180度印象が変わるボスである。
 
なお、ルカニが100%通じる・【マヌーサ】が強耐性止まりで有効などと聞くと、ついそうした搦め手で攻めてみたくなるが、生憎FC版では味方キャラに直接命令ができず、AIにそういった補助呪文の類を有効に使わせるのは難しいので素直に諦めよう。
 
上記の様に、先回りして【まどろみのけん】や攻撃力が100もある奇跡の剣や15,000Gもするドラゴンキラー、【はぐれメタルよろい】といった強く高価な装備を揃えるのはテクニックの一つとも言えるがバランスブレイカーな面も孕んでいる。
キングレオ戦に限らず今後があまりにも楽になり過ぎるからだ。
中盤だからそんな大金を集めるのは難しい……という訳でもない。夜のキングレオ城~ハバリア周辺では、歩く貯金箱の【ミステリドール】がグループでほぼ確実に出現するため、そいつらをひたすら倒せばよいだけである。【やみのランプ】さえあれば金稼ぎも自由自在。
ちなみに、やろうと思えば【てんくうのよろい】【てんくうのかぶと】もこの時点で手に入る。
もっとも【海鳴りのほこら】を突破するのはキングレオ攻略より大変だが。

リメイク版

第四章ではいきなり獅子の姿で現れていたが、なぜか第五章では若い王の姿で玉座に座っている。
また、話しかけた時の台詞が

*「わたしの名は キングレオ。
 デスピサロさまに かわり
 この国を 支配する者だ。

というように微妙に変化している。
バルザックには触れられていない。
DS版以降の英語版で王ではなく侯爵と訳されたのもこの台詞が原因かもしれない。
 
リメイク版でのステータスは以下の通り。

HPMP攻撃力守備力素早さ備考
9501238018完全2回行動

赤字はFC版からの変更点
 
FC版とは別人と思えるほど攻撃が強化された。
完全2回行動となり、通常攻撃の他にギラと【こごえるふぶき】を使う。
さらにHPの自動回復特性がなくなった代わりに、HP自体が2倍以上に増加している。
攻撃力は123と若干低下したが、ブレスの威力が40~60ダメージと大幅に上がっているのが脅威的。
この段階でHPが3桁に達しているのは勇者やアリーナといった前衛職くらいで、それ以外の後衛職はたった一発で致命傷となってしまう。
連続してくらえば間違いなく死亡。
そうでなくてもギラや打撃でHPを減らされた状態で受ければ一撃死してしまう。
このため、リメイク版のキングレオ戦における後衛陣は、運が悪ければHPMAXからでも即死する可能性がある。
開幕早々立て続けにこれをくらいPTが瓦解する様を目の当たりにした日には「今回も負けバトルか?」と錯覚するほど。行動回数が多いことや、ブレスが4章より強いことからそう錯覚してもなんら不思議のない強さである。
特にFC版で瞬殺できちゃった人であれば「あれ?こいつこんなに強かったか?」という感想を抱くことだろう。
そのせいか公式ガイドブックでのコーミズ西の洞窟(魔法のカギ入手時)の目標レベルは22になっている。
順当に進めてもレベル16~18程度の中で、この数値を見て驚くプレイヤーもいただろう。
もっとも、凍える吹雪は凶悪な分、使用頻度は最低に設定されているので、上記のような不幸が発生するケースは稀。
運悪くブレスを多用されて負けてしまったとしても、リセットで気を取り直して何回か戦えば勝ててしまうことも多い。
また、様々な仕様変更のおかげでFC版ではできなかった対策がいくつも可能となったため、準備さえ怠らなければ十分に倒せる相手。
 
勇者の場合、【ドラゴンメイル】【ドラゴンシールド】を装備することで強力な吹雪を1/4以下に軽減可能。
はぐれメタル鎧は倍以上の値上がりにより高嶺の花と化したので数を揃えるのは難しいが、代わりにスクルトが任意に使用可能になったため、これを用いることで打撃に関しては問題なくなる。
耐性面では攻撃呪文に対する耐性が全く無くなり、【マホトーン】耐性が弱耐性へと下がっている。
ただし、ギラを封じてしまうと凍える吹雪の使用頻度が上がるため、使用は厳禁。
ギラを封じた場合、ギラを選択した時点で打撃か吹雪がランダムで選ばれる。
別の言い方をすると「ギラに設定されていた行動割合が打撃と吹雪に半々ずつ与えられる」ということ。
結果として打撃の頻度も上がるが、吹雪の頻度も上がるのだ。
 
ルカニが相変わらず有効なので開幕早々に唱えておこう。勇者はもちろん、クリフトやミネアの打撃もこれで十分通るようになり、運良く【ぎんのタロット】で力のカードを引けた場合は更にダメージを上昇させることが可能となる。
FC版では永続した補助呪文の効果に有効ターンが設定されてしまったが、それでも十分なほどの恩恵がある。
よって攻撃よりも防御・回復重視で戦おう。
HPが上昇した反面、素早さがFC版の半分に減少したので、ほぼ確実にこちらが先手を打てる。
強力な吹雪を喰らっても、次ターンに3人がかりの【ベホイミ】で容易に体勢を立て直せる。
HPの自動回復も無くなっているので、焦って攻撃せずに回復が必要な時は回復を優先していこう。
あとは打撃&マーニャの【メラミ】で総攻撃を仕掛けていけば、意外なほどあっさりと撃破可能。
 
ちなみにリメイク版のこいつとバルザック+は、どちらもマーニャとミネアが使う攻撃呪文に対して何も耐性を持たないという共通点がある。
第四章での敗北のリベンジ的な意味もあるので、ストーリー重視なプレイヤーなら是非パーティに入れよう。
単純に戦力としてもマーニャのメラミ・ルカニとミネアのベホイミはこの戦いにおいて大きな助けとなる。
また、ボス戦ではこいつとの戦いから【ときのすな】を使用可能になるので、加入して間もないメンバーの育成をする意味でも銀のタロットと時の砂を併用して『星のカード』を引いておくのもいいだろう。
この時点での5100×2=10200にも昇る経験値はパーティの戦力を一気に底上げし、続くバルザック+戦に臨むうえでの大きな助けとなる。
 
なおFC版では倒した後、最後の言葉を話し終えて消え去って死亡してしまうが、リメイク版では元の王子の姿に戻る。
ただし元の姿に戻った際にはそれまでの記憶を失い何も思い出せない状態となっている。これ以降、彼やこの国がシナリオに関わってくることはなく、どの段階から操られていたのかなどの詳しい事情は最後まではっきりとしない。
自らの手で幽閉し、獄中死させた父親に関して何か発言することもなく、遺体も最後まで地下牢に放置したままであり、同様に操られていたらしい部下たちもその件について何も言わないのでどういう親子関係だったのか謎である。
もう一つの謎として、本作で進化の秘法によって怪物と化した魔物は【エスターク】【バルザック】【デスピサロ】【エビルプリースト】(ついでに設定上は【おにこんぼう】も)がいるが、いずれも怪物形態を撃破すると死亡したのに対し、キングレオはなぜか死なずに元の人間に戻るという全く別の演出となっている。
実は彼は進化の秘法とは全く別の原理で魔物化されていたのかもしれない。
この人間の姿の英語版での肩書きと名前(DS版以降)はPrince Leonである。
名前だけでなく喋り方も標準英語に戻り、外国語を話していたような記憶だけはおぼろげに残っている。

小説版

先述の通り、キングレオの王子という設定になっており、キャラクター設定がしっかりと肉付けされている。
父親であるキングレオ王の人望に嫉妬し、バルザックと共謀して革命を起こしたという。
 
なぜか4章と5章で見た目の描写が異なるのも特徴。
4章では甲冑姿で四本の腕にそれぞれ剣や戦斧を持つ、獅子頭の【まおうのつかい】といった見た目であった。
対して、5章では武器は持たず鎧の描写もない代わりに、蝙蝠のような翼が生えている。
どちらも本編ゲームのグラフィックに軽く何かが付け足されているが、下位の量産型と差別化するためなのだろう。
バルザックがバルザック+に強化されたことからこちらも手が加えられていたのかも知れない。
 
ちなみに4章のキングレオ戦ではミネアが【ぎんのタロット】を使用しているが、
その直後のマーニャの心理描写から、どうも「ひいてはいけないカード」辺りを出してしまったようである。
ただし、生き残ってはいたので、FC版当時の効果ならば「塔のカード」の可能性もある。
5章では導かれし者たち全員によってたかって袋叩きにされ、
心臓付近を突かれ、顎の骨を折られ、4本の腕を全部落とされ(足は落とされていない)、挙句の果てには小説オリジナルの翼ももがれる、と散々な目に遭っている。
仰々しく登場した割には1ページ半程度の描写でズタボロにされてしまった。
だが、これだけやられてまだ僅かに喋る余力があった辺り、一応ボスとしての威厳は保てている。
その断末魔の叫びは魔族の居城にまで響き渡り、ただ一人それがキングレオのものと知ったデスピサロは勇者ユーリルの生存を知るに至った。
 
小説を元にしたCDシアターでの声優は岸野幸正。
だが4章では戦闘シーンを丸々カットされ、5章では「人間の力の無さを思い知らせてくれよう!」と余裕と自信のある態度を見せるも、尺の都合のためか勇者→ライアン→アリーナ(【ブライ】【バイキルト】付き)→ミネアの【バギマ】→クリフト→【トルネコ】→マーニャの【イオラ】→トドメに勇者の8人がかりの猛攻を受け、30秒も持たず断末魔の叫びをあげることに……。
小説・CDシアターと共に、本編とは違いキングレオ戦の前にライアンをパーティへ加入させており、集結した導かれし者達の強さを表現するための噛ませ犬として扱われている感が否めない。ライオンなのに。

DQ10オフライン

【魔軍十二将】の一角であるコインボス。
【キングレオペアコイン】【キングレオ軍団コイン】【ハヌマーン軍団コイン】【魔法の迷宮】に入ると戦える。

DQ10オンライン

魔法の迷宮ではコイン無しでレベル49~59ないしランダムで遭遇するか、【魔軍メダル】で戦える。強バージョンも登場。
1000年前の世界では【獣将キングレオ】として登場。
また、魔法の迷宮のミネアのタロットイベントの力のカードの絵柄にもなっている。本物のタロットの力のカードにはライオンの口を押さえつける女性の絵が描かれていることに由来する。
詳しくはこちらを参照。

DQM1・DQM2

【獣系】のモンスターとして登場。
習得特技はギラ、【つめたいいき】【れんぞくこうげき】
本編5章のこいつは2回動く上、つめたい息はこごえる吹雪、ギラもそのままギラと、キングレオそのものといったラインナップの特技を習得する。
 
DQM1では獣系最強のモンスターとして君臨。戦うのが本編中盤とはいえ、ボスなのであまり違和感なく、百獣の王という外見と負けバトルを経験したインパクトから、このキングレオを獣系最強にもってきたことはなかなか憎い演出だ。
DQM2では【ヘルゴラゴ】に最強の座を譲ったが、それでも強力なモンスターには違いない。
成長が早いのは変わっていないようなので、むしろ使い勝手の良さで言えばこちらに軍配が上がるだろう。
強力なれんぞくこうげきを覚えられ、配合が簡単なので比較的早く作れる。
代表的な配合方法は【パオーム】同士を配合すること。
そのパオームも【キラーエイプ】同士の配合で誕生するので、【お見合い】を活用すればより簡単に作ることができる。GB版DQM1以外ではパオームは必須であり、前述の方法以外では、パオームを血統に【メタルドラゴン】【バルザック】【ゴールデンゴーレム】【ボストロール】で生まれる。
多くの系統最強種はレベル1→2に必要な経験値が100、ゴールデンゴーレムが経験値10のグループだが、こいつは経験値5のグループで成長が早いのが魅力(同グループ内では最も成長が遅いが、モンスター全体で見ても平均レベルである)。
ステータスの成長も目覚ましいので、パーティの補強に最適である(ズバ抜けて高く伸びる能力は無いが、全ての能力がバランス良く伸びるため、隙は少ない)。他の最強種は序盤に作ると成長の遅さで足を引っ張られがちになるので推奨できないが、このモンスターに関してはむしろ序盤に作るのを推奨できる。
耐性も全体的に高く、GB版DQM2では【メタル化】することも可能。特に事故の原因となる【ザキ】【メガンテ】が無効なのは大きい。難点としては会心の一撃が性格補正でしか出ないことか。
ちなみにGB時代のモンスターズは敵の時と仲間の時で会心率と痛恨率が異なり、基本的には痛恨率の方が低めに設定されているのだがキングレオは会心率は皆無で痛恨率は高めという嬉しくない特徴を持つ。
また、進化の秘法繋がりか【デスピサロ】を血統にキングレオを配合すると【エスターク】が誕生する。
…のだが、キングレオやエスタークの前例を元に一つの完成を見たのがデスピサロではなかったのだろうか?
 
エスターク以外の配合としては、【メタルドラゴン】を血統にすると【ようがんまじん】【キラーマシン】を血統にすると【ひょうがまじん】が誕生する。
 
GB版のDQM1では何故か【キラーマシン】を血統に一部の獣系を掛けることで、非常に簡単にキングレオを生み出すことができた。
相手には【おもいでのとびら】で手に入る【キラーパンサー】や、簡単な配合で生み出せる【ユニコーン】を用いれば良いため、配合可能となった最序盤から作れてしまうというバランスブレイカーみたいなもので、その成長率などと合わせてGB版DQM1の攻略要員として最強の名を恣にした。さすがに次回作のDQM2ではこの配合は削除された。
血統の時点でおかしいため設定ミスだったのだろうか?
バルザックが物質系なことを考えると、進化の秘法仲間のコイツも開発段階では物質系だったのかもしれない。実際、前述の通りレベル1→2に必要な経験値が5のグループであり、これはキラーマシンやメタルドラゴンなど多くの物質系と同じなので、可能性としてはあり得る。「ライオンなのになんで獣系じゃ無いんだ?」といった苦情を避けるために変更されたとかもあるのかもしれない。それだと見た目鳥なのに鳥系じゃないやつもいるのでやはり違うか。
 
ちなみに血統違いの配合パターンはこの他にもいくつか存在したが(メタルドラゴンなど。こちらも元は物質系ではなくドラゴン系として登場する予定だった可能性がある)、いずれもGB2以降では削除された。
 
また、前述通りPS版とGB版DQM2では最強の座はヘルゴラゴに譲っているが、他の系統のモンスターと違い、GB版DQM1で最強だったコイツは配合素材として使用されない(ヘルゴラゴを作るには【ダークホーン】が必要)。

PS版

GB版ではバランスよく成長するステータスで突出して成長するものはなかったが、PS版では調整によりLv.2からLv.20代中盤まで、さらにLv.42以降からHPが16~20上昇するという爆発的な成長力を得た。
(GB版DQMの組合せは無くなったものの)相変わらず作りやすく序盤のレベルアップもやはり早めなので、一旦作ってしまえばザキやメガンテといった即死が無効な壁役となり道中の全滅の心配がほぼなくなってしまう。
ただし、PS版では耐性上昇の仕様変化で睡眠・混乱・麻痺にかかってしまうことも。特に+値が低い段階では睡眠に弱いのが難点。
会心率も高く、DQM2では敵に回すと驚異となる。
異世界のぬしとして出た場合は特に危険。PS版でばくれつけんが会心の一撃になった場合は通常攻撃の会心と同じ威力というふざけたダメージになるため、1ターンに即死級の痛恨を連発されてしまい、全員ステータス最大でも一気に態勢を崩されるのだ。
 
PS版DQM1ではちいさなメダル25枚ではぐれメタルの卵を入手したら次からパオームが4枚でいくつでも入手可能なので単純に8枚あれば前述のパオーム同士の配合でキングレオが作れる(ただし最低でも33枚は必要)。
 
図書館の図鑑には「獣をたばねるビーストキング」とある。さすがは百獣の王。

キャラバンハート

動物系のモンスターとして登場。
ランクはSで、【重さ】は5。主にオーブのダンジョンに出現する。
習得特技は【ギラ】【冷たい息】【ちからをためる】
ステータスは攻撃力と守備力の伸びが良い肉弾戦タイプ。
 
ランク転身での転身方法は動物系×動物系の心+エレメント系の心、
もしくはエレメント系×動物系の心+エレメント系の心。
特殊転身では【インフェルゴン】の心を2つ使って転身すれば全種族がキングレオとなる。

ジョーカー2

魔獣系Aランクのモンスターとして登場。
バッファロンとモヒカントを配合すると生まれる。
 
野生のものは魔界の断崖エリア(物質系の柱がある場所)の頂上で、卵を挟んで二匹で向かい合っており、もちろんスカウト可能。
他にはGJに勝った際に無敵コレクションを指定すると、たまにレベル40のキングレオが貰える。
また、今回はキャプテン・クロウの海賊団が用心棒として雇っており、ボスとして戦う場面もある。
キャプテン・クロウが手持ちの食べ物を全部渡し手なずけたんだとか。
 
特性はメガボディとれんぞく(3回)、ヒャドブレイク。
能力はなかなか高く、特にHPや攻撃力は高いので、ヒャドブレイクの特性を活かしてブリザーラッシュで攻めると良い。
また、素で装備できる武器が剣、ヤリ、ムチ、ツメ、杖と多く、メタル狩りでも力を発揮するだろう。
耐性はザキ・息封じ無効、ギラ系を吸収、ベタンに弱い。
状態変化にはあまり強くないので、運用の際はその辺に注意が必要。
ライオンがモチーフのモンスターだけに【闘神レオソード】の配合素材にもなるので、しっかり育てておこう。
スキルは「イオ&ギラ」。
 
ちなみにカラーはDQ4当時やバトルロードと違ってたてがみが茶色い(バトルロードでは紺色っぽい)。

ジョーカー2プロ

こちらではキャプテン・クロウの用心棒役を【セルゲイナス】に譲っている。
また、配合先が変更され、闘神レオソードの素材には使えなくなった。
こいつを使う特殊配合は【キマイラロード】【ローズバトラー】がいるが、どちらも野生で出現するため配合で作る必要も薄い、といった感じで前作に比べてかなり地味な存在になった。
 
しかし今作では最強化が可能で、前作の特性に加えて新たにギラブレイクが解放される。
これにより今作では最高火力の大地斬を放つことができる。しかもヒャドブレイクを持つため【海破斬】との使い分けも可能(海破斬の威力は【スカルスパイダー】に劣るが)。物理アタッカーとしてはなかなか優秀なモンスターとなった。
素早さが低めなため総合的な性能は他のメガボディに劣るものの、そのポテンシャルは捨てたものではない。

テリワン3D、イルルカ

野生では出ない。
前作と同じく【モヒカント】×【バッファロン】の配合で作れるが、GB版よろしく【パオーム】×2の配合でも作れるので、生み出すのは簡単になった。モヒカント×【ユニコーン】でもOK。
配合先は変更されており、【イブール】との配合で【皇帝ガナサダイ】になる。
 
特性は【メガボディ】【れんぞく】【AI1~2回行動】【ヒャドブレイク】、+25で【メラ系のコツ】、+50で【タメキテボディ】
見た目通り攻撃力がかなりよく伸びるが、上限は733と平均寄り。究極配合で900にアップ。賢さは上限が973(究極で1186)と高いが成長率はからっきし。かなりもったいないが、それを惜しまないなら【マガルギ】【クインガルハート】等賢さの伸びやすい種族と配合してやろう。
イルルカでは攻撃力成長率がガタ落ちしたが、賢さ成長率が微妙に上がった。
【新生配合】【ギラ系のコツ】【ギガボディ】化で【メラブレイク】を習得。
また、イルルカでは原作を意識したのか基本的に♂しか生まれない。

テリワンSP

【おもいでの扉】【黄金郷】を開放するためには究極配合したこいつが必要。

ジョーカー3プロ

色違いのやつざきアニマルとグレイブディガーを引き連れて久しぶりに復帰。あれ、アームライオンは?
引き続き魔獣系のAランク。
今作ではやつざきアニマル×2とパオーム×2の4体配合で誕生する。
パオームはともかくやつざきアニマルがかなりの曲者で、【ノチョリン】【JOKER】)が連れてくることでしか入手できない。
たまに親切な人がやつざきアニマルをすれ違い通信で配布していることがあるので、見かけたらスカウトしよう。
また、【時空の裂け目】の他国マスターがキングレオを連れていることもあるため、余裕があればそちらから直接スカウトするのもアリ。
 
固定特性は【氷結ブレイク】。他は【メガボディ】【れんぞく×3】【AI1~2回行動】
+25以上で【火系のコツ】、+50以上で【タメキテボディ】、超生配合で【光系のコツ】、ギガボディで【火ブレイク】、超ギガボディで【狂気の闘志】が解放される。
合体特技は【天翔轟嵐斬】、合体特性は【ノーガード】
 
【やまたのおろち】との配合で【キングヒドラ】が、【凶鳥フレス】との配合でグレイブディガーができる。
所持スキルは固有の【キングレオ(スキル)】になった。
 
この系統で唯一【ペイント配合】で体色を変えられ、わかりやすい為か警告が入らない。
本作で出ていない系統を再現するならこいつ一択。

DQM3

世界観がDQ4ベースにもかかわらず、同じ元人間仲間の【バルザック】共々ストーリーには全く絡んでこず、【エビ師範の修練迷宮】☆4のボスとしてバルザックと一緒に出てくるのみの扱いとなっている。
バルザックは言及される場面自体は一応あるのでそれ以下である。
その割に入手は唯一のタマゴ・虹限定かつクリア後にしか出てこないので、優遇なんだか不遇なんだかよくわからないモンスター。
系統、ランクは引き続き魔獣系のAランク。
 
特性は【ちからため】【ツッコミ】(Lv20)、【プレッシャー】(Lv40)、1~2回回行動(Lサイズ)、【全ガードブレイク】(Lサイズ)、【全体攻撃】(LサイズLv60)。
Lサイズになると貴重な全ガードブレイク持ちとなるため、意外にもジャマー向けのラインナップである。
【アンクルホーン】との配合で【ヘルバトラー】を生み出せる。
ヘルバトラーは【デスピサロ】(およびその配合先の【エスターク】)の素材となり、クリア後限定にされたのは本作のストーリー上彼らを道中で使用可能にするのは流石にどうかと思われた故の措置なのだろうか・・・?
実際、こいつはエビ師範の修練迷宮や【連戦クイックバトル】?のリプレイで出会っただけではライブラリの「?」が埋まらない特別仕様になっており、意図的にクリア後限定にされたことが窺える(過去作で同様の仕様になっている例として、イルルカのストーリーに関わる4枠モンスターがいる)。
しかし、本作のストーリーに大きく関わっている【エビルプリースト】はクリア前でも普通に作れるのに、何故ストーリーに全く関わらないこいつがクリア後限定に選ばれたのかは謎である。
 
虹のタマゴ自体は出にくいのだが、虹限定のモンスターはこいつしかいない為、虹さえ出れば意外とポンポン出るので、【ライオネック】等の金限定モンスターを狙ってると大体その間に入手できたりする。

DQMSL

4コラボイベントや、レジェンドクエストⅣにて討伐モンスターとして登場。
【魔獣系】Sランク。リーダー特性は「全系統攻撃力+10%」。
特性は【AI1~2回行動】のみ。
習得特技は【ベギラマ】【こごえるふぶき】と再現度は高い。
「レジェンドフェス」という特殊なガチャ限定のモンスター「百獣の王キングレオ」も登場。
【アリーナ】と組むユニット「剛拳の姫と獅子王」というものもある。

ヒーローズ1

【光の塔】のボスで光の女神の間に進行しようと壁を攻撃している所に主人公一行が到着しバトルに入る。開戦時クリフト、アリーナが原作での経験からか反応している(残念ながらマーニャはまだ合流前)。
 
防衛対処として壁を守りながら戦うことになるが、一定ダメージを与える毎に魔扉の番人を呼び増援を続々呼び寄せるため処理したいが、攻撃して注意を引かないと壁に向かってしまいあっという間に破壊されてしまうため、基本的に注意を引きながら魔扉の対処にあたることになる。さらに増援は2箇所から責めてくるため手間取っていると、もう片方の増援に扉を攻撃されてしまうため、素早い処理が必要になる。
 
キングレオ自身の攻撃も激しくこのレベル帯ではきつい70程度のダメージが飛んできて、【氷結】させる氷ブレスが特に危険で氷結した所に乱れひっかきで突撃を仕掛けてくるため、遠距離キャラならそのままお亡くなりの危険が高い。
 
なお後にザコ敵として登場することがあるが、一部クエストのみに限られ、ろくに戦う機会はない。

ヒーローズ2

一部クエストと【時空の迷宮】限定モンスターになっている。そのためか【アームライオン】系列で唯一モンスターコインが存在しない。
マーニャ・ミネアの専用クエストでDQ4本編同様ボスモンスターとして登場するが、マーニャ曰く「キングレオかぁ…なんだか因縁を感じる相手ね」とのこと。
詳細は不明だが、DQ4本編で辛酸を舐めさせられたキングレオ城のキングレオとは全く別の個体だということを認識しているらしい。

トレジャーズ

お宝に【キングレオの像】が登場。

バトルロード2レジェンド

アーケード版では【レジェンドクエストIV】の第四章で戦うことになる。
HPは3100、わざは「ねっぷうのいき」と「百獣拳」。どちらもアームライオンのモーション流用技。
3枠の合体モンスターのような扱いで、百獣拳は2回行動する。

バトルロードビクトリー

引き続きレジェンドクエストで戦うが、第一章からの登場となった。
戦闘面ではHPが3200に変わった以外は変化なし。
そしてレジェンドクエストIVをBランクでクリアすることでカードを入手することができ、こちらも使用できるようになる。
ステータスはHP:905、ちから:177、かしこさ:81、みのまもり:24、すばやさ:36。
敵の時は3枠のモンスターだったが、味方で使用する際は1枠なのでプレイヤーや他のモンスターと組める。
 
わざは敵の時と変わらず「ねっぷうのいき」と「百獣拳」だが、サイズの縮小に伴い百獣拳の2回攻撃要素はなくなった。
また武闘家か勇者と組むことでねっぷうのいきが「百獣王の吐息」へと変化する。
百獣王の吐息は「爆炎の吐息」か「爆氷の吐息」のどちらかがランダムで発動するブレス攻撃。
威力はどちらも強力で爆氷の吐息には行動不能の追加効果まであると性能は申し分ないが、ランダム発動故に敵の弱点を狙って突きにくいのが欠点。

クロスブレイド

真2弾で【ギガレア】として登場。
スキルは切り札として登場時に一番HPの高い結界にダメージの「乱れるかぎ爪」と2~4R開始時に仲間に百獣か超竜がいると味方全体の闘気ケージを1上げる「獅子の雄叫び」。
特に後者のスキルは味方が条件を満たしていれさえすれば残り1名の属性が何であれ闘気ケージが溜まる。
このスキルと大魔王のエンブレム効果、属性ボーナス120時の闘気+1、攻撃時の+1、防御ケージ1つ割られた時の闘気ボーナスがあればシークレットでも2ターン目で必殺技を打て、3人同時に使えばキズナ必殺技まで使えれるのが大きい。
周回からスコアアタックまで幅広く使える。

モンパレ

まじゅう系のSSランクとして登場。
ブラウザ版のモンパレには下位種より一足先に登場、やまたのおろちに続く???系以外のSSランクとして登場した。
特性はれんぞく4と2回行動を最初から持ち、とくぎには【ばくれつけん】を所持している。
HPと防御力、耐性に優れているものの如何にも強そうな見た目に反し攻撃力は伸びにくいという性能。
性格【ごうけつ】でも同種配合で攻撃力がカンストしないと聞けば、わかるひとにはわかるだろうか。
味方のまじゅう系のHP・攻撃力が20%アップという強力な効果のパレードスキルが最大の特徴だった。
 
実装から3年越し、「百獣王キングレオ」が強化版として登場。
特性は2回行動と敵モンスターを倒した時に最大HPが1/3回復する効果を併せ持つ「百獣王」になり、さらにしぶとくなった。
問題だった攻撃力も改善され、メインアタッカーも張れるようになった。
パレードスキルも魔獣系が3体いれば戦闘開始時にバイシオンが発動するようになり、さらに強力に。
初期とくぎはばくれつけんの強化版ともいえる「百獣拳」。

どこパレ

こちらでは「百獣王キングレオ」ではなく、強化版は他の初期SSランクモンスター達と同じく「強キングレオ」と表記を合わせられての実装となった。
とくぎも同じくばくれつけんや百獣拳持ち。
パレードスキルもやはり魔獣系の強化。

ライバルズ

スタンダードパックに、武闘家専用レジェンドレアカードとして収録。
そちらは現在マスターズルールでのみ使用可能となっているが、第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」の拡張カードでも「百獣の王キングレオ」名義でリニューアルして実装された。そちらも武闘家専用のレジェンドレア。
 
占い師の特技「力のタロット」や武闘家の特技「はげしいおたけび」にも描かれている。

第1弾「キングレオ」

8/7/5
速攻

効果テキストはこれだけで、レジェンドレアカードの中では最短。
スーレア以下のカードでもこれより長いテキストを持つカードはごまんといる。レジェンドレアとしてはかなり寂しい。
とはいえ、速攻かつ7点という火力自体はかなり便利。盤面の処理として使うには勿体なく、ぜひとも相手のリーダーに攻撃した上で相手に処理を強要させたい。
このカードのトップデッキで勝負が決まった試合も多くあり、カードの活躍とテキストの長さは関係ないことを示したカードである。

第10弾拡張「百獣の王キングレオ」

12/7/5 速攻
この対戦中に自分が味方にさくせんを出した回数分、手札のこのカードのコスト-1

シンプルな大型速攻という面は従来通りだが、コストがさくせんを出す度下がるように。テキストが紛らわしいが手札にない時にさくせんを出した回数もカウントされる。
半端な回数では昔と同じくらいの重さだが、さくせん持ちユニットを多く採用したり、1枚でたくさんのさくせんを出せる【イル&ルカ】【エルギオス】などと組み合わせるとコストはかなり低くなり、【はやてのリング】による2回攻撃化や【おたけび】などのバウンス(=手札戻し)で複数回攻撃を叩き込むことも不可能ではなくなった。
構築に専門性が求められるようになったかわりに、爆発力は大いに増したと言っていいだろう。
初期は優秀なさくせんカードの少なさもあって少々苦しかったが、真3弾で物質系+さくせんシナジーのカードが多く追加されたことで、同期の【追撃のキラーマシン】と共に物質さくせんアリーナの中核として多く使われた。

ライバルズエース

一人用モード「ソロバトルアドベンチャー」のステージ6「キングレオ城」のボスとして登場。
ユニットはバルザックしか召喚しない。こごえるふぶきの再現か、【ヒャダルコ】【マヒャド】を多用してくるので縦にユニットを並べすぎないように。
テンションスキルは味方リーダーのHPを40回復する「王獣の回復術」。
負けバトルを思い出す無慈悲な回復量だが、【ましょうぐも】などの反転カードで阻害すればむしろ逆転のチャンスになる。

ウォーク

2019年11月から実施のDQ4イベントで1章のボスとして登場し、以降はメガモンスターとして登場。
推奨レベルは基本職Lv30。HPは25000程度で、メラ系が弱点で、ギラ系は耐性がある。
 
通常攻撃のほか、ギラやこおりの息で全体攻撃をしてくる。1人は全体回復ができるようにしておこう。
 
こころは黄色でコストは47。
HPの上昇が大きく、高グレードのものは斬撃・体技ダメージや会心率を上げ、ギラ・ヒャド系の耐性もつく。

タクト

2021年6月4日開催の「魔獣フェスティバル」にて登場。
「キングレオSPスカウト」でスカウト可能。Aランク枠は【グレンデル】
魔獣系Sランク、こうげきタイプ。
リーダー特性「魔獣系体技威力+20%」基本特性「獣王の大回復」(自分のHPが30%以下になった時、自分のHPを体技で大回復する 戦闘中1回まで発動)
とくぎは【はげしいおたけび】「獣王雷爪撃」「獣王の咆哮」
覚醒スキル 10Pで「百獣の王」(10ターン目までの偶数ターンの行動開始時、自分含むひし形範囲の魔獣系の体技威力・回復力を上げる 効果3ターン 自分のみ4ターン)等を習得できる。
2022年11月18日に才能開花。
才能開花とくぎ「獣王迅雷双」才能開花特性「体技の心得」(体技の威力・回復力+15%)「獣王の誇り」(HPが0になった時、HP1の状態で踏みとどまる 戦闘中1回のみ発動)等を習得できる。

ドラけし!

DQ4イベント「それぞれの旅立ち」限定ドラポンから排出される。
星5の赤属性で、スキルは円形の範囲を物理攻撃する「獣王の咆哮」。
バトケシ!ではバルザックに大ダメージを与えられるが回転スピードが速く、一番威力の高いこごえるふぶきが1番目にあって狙いづらい。
【ピオリム】による補助が必要だろう。
 
イベントのステージ4ではバルザックを倒した直後に登場し、メッセージだけでモンバーバラの姉妹を倒す。