【クレイモラン城】

Last-modified: 2019-12-07 (土) 12:50:33

DQ11

【クレイモラン地方】の中央付近に位置する、クレイモラン王国の城。英語版での地名はSniflheim。
美麗な外観ながら、外の寒気を完全に遮るほど頑丈な造りをしており、吹雪の日でも城内は常に暖かく保たれている。
この城と城下町の設計を担当したのは、高名な建築家である「タッポコ8世」という人物。
城と城下町全体が正六角形の城壁に囲まれており、上から見るとさながら氷の結晶を思わせるような造りとなっている。
 
城の内装も各所に美しい装飾があり、大きな窓にはステンドグラスがはめ込まれている。
【デルカダール城】に比べると城内の構造はシンプルで、区画の一つ一つがとても広いのが特徴。
入ってすぐに円形の広間があり、玉座の間は正面の階段を上った先に位置している。
広間の左手側には【シャール】の部屋が、右手側には地下1階への昇降機があり、地下には宝物庫と牢屋がある。
ちなみにその構造上、王座の周りは底が見えない奈落となっており、王座近くの兵士が注意喚起をしてくれる。
 
クレイモラン王国は、歴史ある【ロトゼタシア】五大国のひとつ。
また、【ブルーオーブ】はクレイモラン王家の家宝とされている。
【クレイモラン王】は物語開始の一年前に亡くなっており、現在はその娘のシャールが国を継いでいる。
彼女の部屋の本棚には『氷の王国 クレイモランの歴史』という本があり、この国の成り立ちを知ることができる。
それによると、元々この地は果てしなく続く雪原と氷点下の寒さから人々の訪れを拒む未開の地だったのだが、
ある探検家がシケスビア雪原の奥地にて人類の英知たる【古代図書館】を発見したことにより、状況が一変。
古代図書館に眠っていた多くの書物の発見により、世界中の研究者・魔法使い・思想家がこの地を訪れ始めた。
そして彼らはこの地を学問の聖地と定め、現在のクレイモラン王国建国の礎となったとされている。
 
最初に訪れた際には、町全体がDQ6の【マウントスノー】のごとく氷漬けになっており、城の入り口も凍っているため中には入れない。
城下町に居るシャールの頼みを聞き、一連のイベントをこなして【リーズレット】【魔女の禁書】に封印すると、氷漬けの呪いが解けて城内にも入れるようになる。
ところが、玉座の間にてシャールからお礼としてブルーオーブを受け取る場面で問題が発生。
リーズレットが封印されたはずの禁書からシャールの声がして、2人のシャールが「自分が本物だ」主張し始める。
そこで機転を利かせるのが、10年間シャールの教育係を務めた【エッケハルト】
どちらが本物かを確かめるために彼が2人に問うた質問は、「クレイモランに代々伝わる家宝とは何か?」というもの。
この質問に、玉座に座るシャールは即座に「そんなの楽勝よ!ここにあるブルーオーブこそ王家の家宝!」と答え、
本の中のシャールは「厳しい冬に耐え抜き、勤勉に働くクレイモランの民。それこそがこの国の宝」と、父王の教えを語る。
もちろん、本物のシャールは後者である。
これにより正体が露見した魔女リーズレットの計画は頓挫し、兵たちに捕えられそうになるが、
「魔女は本の中で自分の悩みを聞いてくれた」というシャールの嘆願により捕縛は免れ、以降のシャール側近として彼女を支えていくことになる。
夜に城下町にある酒場へ行くと、シャールの恋の悩みの相談に乗るリーズレットの姿を見ることができる。

世界に異変が起きた後

兵士の一人が話すように城内の衛兵の数が明らかに減っており、詳しく語られることはないもののかなりの被害を受けたようだ。
またこの地に【黄金病】を蔓延させた元凶としてリーズレットに嫌疑が掛けられ、城の地下牢に幽閉されている。
地下牢に居る彼女に会いに行くと、黄金病がただの流行り病の類ではなく、ある種の呪いのようだと教えてくれる。
一連の事件を解決すると無事に釈放され、再びシャールの隣で彼女を支えるようになる。

過ぎ去りし時を求めた後

シャールに【魔竜ネドラ・邪】の討伐を依頼される。
またリーズレットが【魔竜のたましい】を貴重な錬金素材に変換してくれる。
魔竜の魂と引き換えに手に入るのは、【ヒヒイロカネ】【オーロラの布きれ】【やみのなみだ】のいずれか。
どれも入手経路が限られていながら、強力な装備品を作成するために数が要求される素材ばかりであり、足繁く通うことになるだろう。

DQ11S

【神々の間】【冒険の書の合言葉】を持つヨッチ族が、1階の女王の私室にいる。
上述のとおりリーズレットを倒さないと城には入れない関係で、手に入るのは【ダーマ神殿】の合言葉より後となる。