【グラコス】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 05:09:17

概要

DQ6などに登場する【ボス級モンスター】
海の魔物を束ねる魔神で、容姿は二又の槍を持った半魚人。シリーズ毎に体色が異なる。
DQ6で中ボスとして登場したあと、すぐ次作のDQ7にもボスとして続投した何気に珍しい扱われ方をしている。
【バズズ】(DQ2→DQ5)や【ヘルバトラー】(DQ4→DQ5)のような、よくある雑魚へ格下げしての再登場にならなかったのは、恐らくグラコスというネーミング自体が種族名というより彼の個人名として扱われている節が強いからなのだろう。
一度ボスとして登場して、後続の作品にもボスとして登場したパターンの先駆者としては【カンダタ】(DQ3→DQ5)と【エスターク】(DQ4→DQ5)がいるが、彼らがオマケ程度の役だったのに対し、グラコスはしっかりとシナリオに絡む大きな役割を担っている点でも珍しい。
 
彼自身が登場しない作品でも、彼の持つ【グラコスのヤリ】が出てくることがある。
また【グラコス5世】【グラコスエビル】【マダム・グラコス】【深淵魚キュラス】【怨讐のゲーダム】といった派生も多い。
色違いの通常モンスターに【キングマーマン】【グレイトマーマン】がいる。
DQウォークではCokeONとのコラボモンスターで槍にファンタグレープをつけた「グレープマーマン」という変わり種も登場した。
 
ギリシア神話に登場する「グラウコス」という海の神が元ネタと思われる。
英語版での表記は「Gracos」に統一されている。

DQ6

【ムドー】【ジャミラス】【デュラン】らと名を連ねる、大魔王【デスタムーア】配下の四魔王の一人であり、魔法都市【カルベローナ】の封印を司る魔王。
【キングマーマン(DQ6)】の色違いで、SFC版では緑色で、リメイク版ではDQ7のグラコス5世同様の紫色。
【海底神殿】に住み、普段は海の魔物の指揮を執って世界中の海を荒らしているようで、各地でその影響が見られる。
海の魔物の凶暴化に伴うペスカニでの不漁の他、サンマリーノ~レイドック間の定期船は運航を停止。
海底では【人魚】たちに恐れられ、【ポセイドン王】からも苦情が出ている。
 
その活動は魔王にふさわしく結構な影響力を持っているのだが、どれも主人公たちに直接害があるわけではないのでプレイヤーにとっての印象は薄い。
とは言っても唐突に出てくる【ジャミラス】と違い各地で話を聞けるので、【ムドー】ほどではなくとも、しばらくの間目指す相手にはなっている。
 
実力のほうもイマイチ振るわず、印象に残りづらい。
1回行動で、使用特技は1.25倍の【強化攻撃】、0.75倍で全体攻撃を行う【なぎはらい】【マヒャド】【こおりのいき】
以前のボスであるムドーと同じ氷の息、【ミラルゴ】【ベギラゴン】より弱いマヒャドではインパクトに欠ける。またMPは有限でマヒャドは4回しか使えない他、【マホトーン】で封じることもできる。
攻撃力は順当に高くなっているので強化攻撃やなぎ払いはそれなりに痛いが、グラコスと戦えるのは【マーメイドハープ】を入手して外海に出られるようになった後であるため、それ以前のボス戦よりも防具を大幅に更新できる。特に【ほのおのよろい】【ほのおのたて】【しんぴのよろい】を入手すれば物理攻撃だけでなく冷気対策もバッチリになるため、防具が貧弱な時期に戦うジャミラス等よりも楽に感じられやすい。
よしんば防具を更新しないまま挑んで一撃で瀕死にさせられる状況でも、彼は完全1回行動なので追い討ちが来ず、容易に立て直せる。四魔王の中で2回行動できないのはグラコスだけで、彼を弱いと感じる一番の要因はこれだろう。
耐性は、ヒャド・吹雪を無効化する以外は無~弱耐性。【せいけんづき】【火攻め】など、これまでに有効だった攻撃は大体通る。順当に進めればそろそろ上級職になっている頃であるが、下級職のままでも攻め手には困らないだろう。ボス敵の中では珍しく【ぐんたいよび】が通じる。
 
言動のほうも、威厳を感じさせる他の3人と違って小者っぽく、魔王としての凄さを感じにくい。
居城への侵入者に気付かず、遭遇時には寝ぼけている。起きてからの会話も、選択肢によっては【マダンテ】を封印していることを自分からバラしてしまう有様で、かの魔法を秘密裏に処分したいデスタムーアからすると頭の痛い部下であろう。「ブクルルルー」という口癖 (呼吸音?) が度々挟まるのも知能が低そうな印象を受ける。
 
グラコスとの直接的な関係はないが、【海底】にはかの【キラーマジンガ】がいることも、彼の影の薄さに一役買っていることだろう。ダンジョンの奥に引きこもっているグラコスよりも、施設に入ってすぐのところにいるキラーマジンガのほうが出遭いやすく、「海底の強者といえばマジンガ」と印象に残りやすい。
 
倒すとグラコスの槍を必ずドロップする。
武器としての性能はイマイチだが、道具として使うと自分に【スカラ】の効果があるため、一人旅などの制限プレイでは役に立つ。
しかし、案の定というべきか、かっこよさが低い。自身の名を冠する武器が【おしゃれなかじや】酷評されるのは、これはこれで印象的ではある。

漫画版

漫画版ではその性格だけでなく、超巨大な肥満体という姿で描かれ、よけい大物に見えない描写になっている。
それでも、ムドー城を半壊させたチャモロのバギマを指一本で跳ね返し、ボッツやハッサンの攻撃をどこぞの拳法殺しのようにその贅肉で吸収する等、アホそうな見た目とは裏腹に実力は本物。
 
カルベローナの封印の仕方も、魔術などではなく自身の巨体で強引に押さえつけるという安易なもの。封印を強固にするために、より太ろうと世界中から魚を集めているというのだから、清々しいまでの脳筋である。
あまりに集めすぎたせいで食べきれない魚が腐り始めており、ボッツたちはその悪臭に耐えながら戦うハメに……。
 
最初はミレーユが【マーメイドハープ】で作った泡で包み、浮かせて退かそうとしたが、中から泡を割って阻止。
ならば割られない場所、すなわち腹の中で泡を作れば良いという発想の下、ボッツがミレーユを抱えて腹中に突入。腹の中からマーメイドハープの泡で破裂させられると言う終わり方はもはや小物そのものである。
 
なお、作者(作画担当)の【神崎まさおみ】はグラコスがお気に入りだったようで、裏表紙に膨らんだグラコスを描き、カバー裏ではグラコスがDQ7で続投したことを喜んでいた。

小説版

【ミラルゴ】同様ギャグキャラ扱い。
結婚相手を求め、人魚のディーナにフラれ、主人公らと対面したときも女性陣しか目に入らないと散々マヌケっぷりを見せてくれる。一行は笑いをこらえるのに必死だった模様。
釣り好きの【チャモロ】からは「全ての釣り人の敵」と言われ、最期も無惨で滑稽な結末を迎える。

CDシアター

ゲームと同じく主人公ウイル達が乗り込んだときは盛大にいびきをかいて眠りこけており、バーバラに「これがグラコス!?ブッサイク~!」と呆れられ、ハッサンに律儀に起こされる。
 
そして誰も聞いていないのにカルベローナの封印はおろか【マダンテ】の存在まで喋り、慌てて口封じに襲い掛かるが、なんと戦闘の描写はおろかナレーションで語られることすら無くフェードアウトし、カルベローナのイベントに続く。
カルベローナでもグラコスを倒したといったやり取りすらされない。
 
ギャグっぽくとも一応主人公達との戦闘から最期まで描かれた漫画や小説以上に悲惨な魔王であった…
まぁ、ナレーションのみであっさり片付けられシーンすら貰えなかった【アクバー】よりかマシなだけよしとしよう。

DQ7

体色は青色に変わり、雑魚の【グレイトマーマン】と同配色になっている。
モンスターパークの流用のチビキャラアイコンではなく、戦闘時のグラフィックそのままでフィールドに鎮座しているため、インパクトは抜群。
悪名高き【海底都市】のボスを務める強敵であり、津波を呼んでハーメリア地方を水没させるという大事件を起こしたりと、八面六臂の活躍をした。
海底都市で死んだ亡者達の魂を呪いで縛っており、【海底のゴースト】に変えて戦わせるなど、前作とは別物と言ってよい悪党キャラ。
体感的な強さもストーリー上の被害も、前作と比べて格段にパワーアップしている。
またDQ6のヘタレが消え、台詞や物腰にも中々の威厳を見せるようになった。
死の間際に海底都市からの出口を崩落させて主人公達を倒そうとするが、反則技とも言える【旅の扉】で脱出されてしまう。
 
登場時期が早くなったためさすがにマヒャドは使わないが、相変わらず全体攻撃が得意。
1~2回行動で【なぎはらい】【つなみ】【こおりのいき】【もうどくのきり】を使ってくる。
基本はなぎ払いと津波による全体攻撃がメイン、たまに猛毒の霧や氷の息といった具合。
165とこの段階では飛び抜けて高い攻撃力を誇る上にとにかく全体攻撃が多く、HPも1400と高いためかなり苦戦することだろう。
通常攻撃となぎ払いには【スクルト】【たたかいの歌】で対抗したいが、いずれも【職歴技】なので習得していない可能性が高く、その場合は主人公の【スカラ】(購入しているなら【ようせいの剣】で代用可)で対抗するしかない。
一応【マヌーサ】が強耐性止まりだが、なぎ払いにマヌーサが適応されないので使う意味は薄い。
津波対策としてはマリベルとガボ用に【マジカルスカート】【まほうのほうい】を事前に手に入れておきたいが、持っていない場合はどうしようもないのでこまめに回復するしかない。
主人公用に【ドルフィンシールド】があると楽になるが、こちらはカジノでコイン5000枚と交換するしか入手法が無いのでより持っていない可能性が高い。
氷の息は使用頻度がかなり低いが、ただでさえダメージが大きい上にこの段階では耐性を持つ防具がほとんど無いため、一回吐かれるだけでもパーティーが半壊しかねない。
もし習得しているならこまめに【ウールガード】を使用するのも手である。
 
これだけでも十分強いのに、さらにこちらは転職不可+防具購入不可というハンデを抱えなければならない。
初回プレイ時にたまたま魔法使い等、メンバー全員がHPに圧倒的マイナス補正がかかる職に就いたまま洪水後にセーブして転職不能にしようものなら、HPを補う為にグラコスエリアで強引にレベル上げをさせられるハメになる。
しかもマイナス補正により、そう簡単にはHPは上がる筈も無く、しこたまレベルを上げなくてはならない。
周辺のザコは経験値が多いものの、その場合は当然、戦闘回数から言ってその時に就いている職業を途中でマスターしてしまうので、マスター後の戦闘回数を無駄に消化して他の職業を極められないといった歯痒さを味わう事になる。
洪水前には必ず職業・装備について考えた上でグラコスバトルに挑む事。
公式ガイドブックではフバーハが推奨されているが、そこまで鍛えずとも【メラミ】【ベホイミ】を覚えるだけでも有利になる。
 
DQ7の中でも【ヘルクラウダー】と並び特に苦労するボスとなるだろう。
防具による耐性や搦め手などが通用しにくく、対策らしい対策もない。純粋にプレイヤーの腕が問われるボス戦と言える。
とは言え、NPCの【ろうがくし】がサポート役として非常に優秀であり、ピンチの時にベホイミを掛けてくれたり、残り1人になっても天使の歌声連発で体勢を整えてくれたりすることもある。
グラコスの行動も常に2回行動で全体攻撃を連発するようなどうしようもない時もあれば、1回行動が多く全体攻撃も控えめな時もあるため、場合によってはあっさり突破できることも珍しくない。
 
ちなみに子孫である【グラコス5世】も、戦えるようになった直後に挑むとかなりの強敵である。
 
また、【デバッグルーム】にあるハーメリア編のフラグを扱うコーナーには「そしてだれもかこ・ヌーザをたおしたあと」というグラコスを差し置いて謎のキャラクターがやられている項目がある。
ヌーザとは一体何者なのだろう……。開発段階では、ボスとしてグラコスではないモンスターを登場させる予定だったと思われる。

リメイク版

【つなみ】が削除されたため、入れ替わりで【ハリケーン】を使うようになった。
ただ、ハリケーンの敵使用時ダメージがつなみと差し替えられたため、影響はない。
むしろまほうの法衣の耐性弱体化とガボのバギ耐性の消滅のほうが問題。
なぎはらいがマヌーサの影響を受けるようになったので、マヌーサの使用を検討したい。
水没中も現代に戻って転職が出来るようになったため、中途半端な職で挑んでしまいハマる、といったことはなくなっている。
体色はSFC版DQ6以来の緑色に戻り、グレイトマーマンとは区別されている。

また、引き起こす大洪水のシーンの演出が大幅に変わっている。
PS版では大津波によって水没させるという人知を超えた恐ろしい力を発揮していたが、リメイク版では降りしきる雨によって水没させる効率の悪い方法に……。
明言されてはいないが、この変更は特技の津波削除と同じ理由だと思われる。
また、自身が津波の代わりにハリケーンを使うようになった点とも結果的に整合性が取れている。雨はともかく風はそこまででもないが。
ただし、「大陸ひとつ丸ごと沈めるほどの豪雨を降らせる」と考えれば(津波よりも非現実的であるだけに)侮れない力の持ち主であることには変わらない。
……こいつと微妙にかぶっているのだが、前者は石化とどちらかといえば搦め手の類いであり、こっちは大陸ひとつ丸ごと沈めるといった質量の暴力であり差別化は十分になされている。
迷惑極まりないことは変わらないが。

DQ10オフライン

SFC版DQ6カラーで登場。【グラコスコイン】【幻界の四諸侯コイン】で戦える。
【討伐モンスターリスト】によると、海底での生活はヒマを持てあますようで、最近では副業としてヤリのレシピを書いているらしい。
DQ6において戦闘前に玉座で寝ていた辺り、ヒマを持てあましているというのも納得がいく。

DQ10オンライン

コインボスの【真・幻界諸侯】、「グラコス・強」(グラコス5世とのコンビ)としても登場。
詳しくはこちらを参照。

DQM2

水系のモンスターとして登場。
体色はゲーム画面でのドット絵では緑色だが、公式ガイドブックやPS版では青色になっている。
初代モンスターズには水系が存在しなかったこともあり上司や同僚たちと共に登場出来なかったグラコスだが、水系が追加されたモンスターズ2にて無事登場。デスタムーア軍団勢ぞろいと相成った。
仮に水系がDQM1の頃から存在していたら、ポジション的に系統最強種になっていたかもしれないのが惜しいところ。
 
水系(ダゴンを除く)と????系の配合で誕生する。ちなみにダゴンの場合は【だいおうイカ】になる。
覚える特技はバイキルト・たかくとびあがる・すなけむり。
ステータスは攻撃力が高め。
耐性は状態異常への耐性が比較的高めな反面、攻撃系の耐性は低めという、原作DQ6とほぼ同じ耐性をしている。また、メガンテが効くという致命的な弱点も持つ。
 
同僚の【ムドー】との配合で【ポセイドン】が生まれ、そのポセイドンは上司である【デスタムーア】(変身)と配合することでデスタムーア(最終)になる。
デスタムーア(変身)にムドーをそのまま配合することでも最終形態にすることは出来るが、並行して図鑑を埋めたい場合はグラコスとポセイドンを経由するのもありだろう。
 
なお、本作では何故かDQ6やDQ7で登場した際に使っていた特技とはまるで関係の無い特技ばかりを習得する。
マヒャドもこおりの息もつなみも自力習得はできないため、特技の原作再現度はかなり低いと言える。というか、習得特技からグラコスを想像できるかどうかも怪しいレベルである。
自己強化はグラコスの槍の効果を再現できるスカラではなくバイキルトで、基本玉座から動かないのにたかくとびあがるを覚え、水棲モンスターなのに砂煙を覚える。
砂煙に関しては海でも海底の砂を巻き上げたりすれば似たような効果は得られるかもしれないが、原作からしてグラコスは海中では行動していないし、そもそもDQの砂煙は煙幕ではなく目潰しの類である(ちなみに水棲モンスターで砂煙を覚える仲間に【とつげきうお】がいる)。
順当にスカラ・ヒャド・つめたいいき・てっぽうみず辺りから3つではダメだったのだろうか。

DQM2・DQM1(PS版)

水系と【ランプのまおう】との配合でも作れるようになった。
ランプのまおうを作るには????系が必要になるため、いずれにしても????系は用意しなければならない…と思いきや、ランプのまおうはお見合い限定で????系無しで作ることができるので、PS版ではグラコスを作るのに????系は必須ではないと言える。
 
また、GB版ではだいおうイカが生まれたダゴン×????系の組み合わせでも、グラコスが生まれるようになっている。
ただ、PS版のだいおうイカの図鑑の配合方法にはダゴン×????系が掲載されているため、仕様変更というよりは設定ミスに近いと思われる。

キャラバンハート

キャラバンハートでも登場するが、水系が削除されたためか、タイプは悪魔系に変わっている。
【ラダトーム城】の地下4階に登場し、つなみをお見舞いする。また、フィールドでは砂漠で水不足で困っている事もある。
今回は前作と異なり、てっぽうみず、ヒャド、バイキルトを覚え、本編の印象に若干近付いた。
【マーマン】バトルレックスの心トドマンの心を使って転身させるのが手っ取り早い。
やはり攻撃力が伸びる他、かしこさの伸びもなかなか。
転生士を使って転生させると、ベテラン釣り師になる。
どういうわけか、ラダトーム城に出現するこいつを倒すと食料が74ももらえる。倒された後はキーファ達の食料になったのであろうか。

ジョーカー1

悪魔系のAランクモンスターとして登場。体色は水色。
特殊配合でのみ誕生し、【アークデーモン】×【マーマン】or【オクトセントリー】を配合することで生み出せる。どの親も基本配合限定なので入手はなかなか大変。
海賊イベントで、【キャプテン・クロウ】の呼び寄せた用心棒として4戦目に登場する。
もったいぶって呼んだ割には大して強くはないので、蹴散らしてやろう。
MPがやや伸びにくいが、それ以外はそこそこの値になるので戦力としては十分。
耐性は魔封じ系を無効化、水系を吸収。耐性はしっかり補強すべし。
【エビラ】との配合で【だいおうイカ】、だいおうイカとの配合で【ワニバーン】ができる。
こいつ自身の性能がいまいちなので、専ら【オーシャンクロー】【オセアーノン】を作るための通過点として扱われがちである。
所持スキルは【ヒャド&デイン】

ジョーカー2・2プロ

前作に引き続き、悪魔系のAランクで、例によって特殊配合でのみ誕生する。
今回は【ベリアル】×マーマンorオクトセントリーで生まれる。
アークデーモンではなくベリアルを使った特殊配合が必要になったため、作るのが若干面倒になった。
特性として【バギ系のコツ】とヒャド系のコツを持ち、魔封じと耐性低下を無効化する。
【シャークマジュ】×【トロデ】×【大魔王ラプソーン】の4体配合で【海王神】が作れる。
また、【デスソシスト】or【ローズダンス】or【じごくのマドンナ】or【アサシンブロス】とで【マリンデュエル】が作れる。
やはり前作同様に通過点として見られがちである。

プロフェッショナル版ではベリアルが野生化したため生み出すのが若干楽になったか。
特性はヒャド系のコツ、【吹雪ブレスブレイク】【まれにまもりの霧】に変更。
最強化で【AI1~2回行動】の特性を得る。
マリンデュエル、ワニバーンには使わなくなった。
大王イカはワニバーンとの、海王神は【ダークドレアム】との配合で生まれるようになった。

また、DS版DQ6とのすれちがい通信で出てくるキラーマシン2は、グラコスのヤリをドロップすることがある。

テリワン3D

配合方法は前作と変わっていないがべリアルが野生にいないので面倒になった。マーマンも出ないがオクトセントリーは出るので問題なし。
やはり手間がかかるベリアルだが、本作で登場したあくまの書のおかげで多少量産しやすくなったのが救いか。
 
特性は【スタンダードボディ】【ヒャド系のコツ】【吹雪ブレスブレイク】、+25で【まれにまもりの霧】、+50で【AI1~2回行動】
ステータスは防御力が高く、かしこさもまあまあ。
特性をフルに活かすなら【最強ディアノーグ】がおすすめで、マヒ弱点を補いつつベホイマで回復ができ、さらにブリザーラッシュだけでなくつなみ(吹雪&ヒャド複合)を覚える。
しかし呪文がマヒャド止まりになってしまうのが惜しいところなので、自動MP回復&マヒャデドスを覚える【闘神レオソード(スキル)】辺りでも持たせるといい。
どちらにせよ攻撃力が中途半端なコイツではブリザーラッシュもロクな火力にならないため、カスタマイズは呪文主体の方が良いだろう。
 
【他国マスター】【ジャミラス】【デュラン】【アクバー】というDQ6メンバーと共にこいつを連れていることもある。

イルルカ

基本的には前作までと変わらず。
【新生配合】【受け流し】【メガボディ】化で【一発逆転】【ギガボディ】化で【ロケットスタート】、SP版では【超ギガボディ】化で【最後のあがき】を習得。
相変わらず他国マスターが連れているが、メンバーのうちアクバーが【ムドー】に変更されているため、【デスタムーア】配下の四天王が見事に揃っている。

配合素材としては、前作の海王神、大王イカの他に、【バルザック】との配合で【悪魔ザイガス】が作れるようになった。
ザイガスを【他国マスター】からぶんどれば話は別だが、そうでない場合は地味に配合チャートのトップに君臨する【名もなき闇の王】を作るのに必要不可欠になった。

ジョーカー3

DQ6準拠のカラーリングとなった。
DQ6の魔王の中では、デスタムーアを除くと続投しているのはこいつとジャミラスのみとなっている。
Aランクに変わりはないものの、自然系に変更された。変わらず【ノーマルボディ】
【グラコスエビル】【大怨霊マアモン】の特殊配合でのみ生まれる。
グラコスの4体配合によって【グラコス5世】が生まれる。
なお、グレイトマーマンとキングマーマンはお呼びがかからなかったため、今までのグラコスが纏っていた青い体色の同系統モンスターは登場しなかった。
 
今回は水属性の追加の影響で特性も一部調整。
固定特性が【水系のコツ】、他の初期特性が【水ブレイク】に変更された。
さらに【超生配合】すると【ぼやき】を習得する。超ギガボディ化の際に習得するのは【ときどき青天の霧】
能力はHP・防御・賢さに優れる。
 
初期スキルは【ワイルドフォース】
 
また、このモンスターのモーションは【たつのこナイト】系に流用されている。

ジョーカー3プロ

ムドー・デュランが(ついでにアクバーも)再登場し、再び6の4幹部が集結した。こいつ自身は【神獣界】にギガボディ化した個体が登場するようになった。
合体特性は【デビルキラー】、合体特技は【天翔轟嵐斬】

トレジャーズ

お宝に【グラコスの像】が登場。

DQMSL

2015年2月28日「地図ふくびきスーパー」にて実装。
自然系Sランク こうげきタイプ
リーダー特性「全系統 MP+10%」
とくぎは「海魔神の怒り」【マヒャド】
特性「AI1~2回行動」「ヒャド系のコツ」
2016年7月21日に新生転生追加。
新生転生とくぎ「潮風のララバイ」
新生転生特性「AI1~2回行動」「ヒャド系のコツ」「ときどきバイキルト」「ぼうぎょ力+50」
転生前は【グレイトマーマン】

ライバルズ

スタンダードパックに共通レジェンドレアカードとして収録。そちらは現在マスターズルールでしか使用できないが、代わりに第10弾カードパック「破壊と創造のフロンティア」の拡張カードでも「魔王グラコス」としてリニューアルして実装された。そちらは占い師専用のレジェンドレア。

第1弾「グラコス」

9/4/4 魔王系
召喚時:仲間を3体出す

ドラクエ10での能力に準じ、召喚時に3/3の【アビスソルジャー】、2/2と攻撃バフの【潮風のディーバ】、1/1と全体回復の【テンタコルス】を呼び出す。
合計ステータスは10/10となかなか高く、これは同じく9コストのフィニッシャーである【ゾーマ】と同等。こちらは個々の能力はひくいものの回復とステータスバフが揃ってるのでバランスが良い。
展開力を重視するデッキによってはこちらだけ・両方とも採用されるケースもあった。
天敵は同じ9コストの【シドー】。全体4点によって漏れなく焼き尽くされる。

第10弾拡張「魔王グラコス」

4/2/5 魔王系
れんけい:テンタコルスを2体出す
自分のターン終了時、このユニットがブロックされているなら敵リーダーに3ダメージ

大量展開できるという面はそのままに、条件付き&低コストになった。
コスト低下に伴い本人のスタッツも援軍の規模も下がったが、れんけいで出てくるテンタコルスの回復効果や本人のバーン効果もあるため、カタログスペック以上の強さを持っている。
また、攻撃力2というのは低いように見えて「リゼロッタ&ルコリア」や「セレン」の効果対象(攻撃力2以下)になれるというメリットもある。
れんけいという条件は付いたがそれも占い師なら難しくないため、総合的な強さや汎用性は大いに増したと言って差し支えない。

ウォーク

DQ6イベントで2023年6月8日より登場。カラーリングはDQ6リメイク準拠の紫色。
4章3話でボスとして登場し、同日より開始した新シーズンのほこらで登場。推奨レベルは上級職レベル85と特級職レベル40。
クエストでは単体だが、ほこらでは【マリンスライム】2体を伴って出現する。
デイン系が最も有効で、次いでイオ系が有効、メラ、ジバリア系は等倍で他は耐性持ち、バギ系は無効化。
マリンスライムはジバリア、メラ系が有効で、デイン、ドルマ系は等倍とグラコスと異なる耐性。また、どちらも斬撃ダメージ全般に30%耐性がある。
 
1ターン目すぐに使う「海魔神の怒り」が脅威。全体に最大700程度ものヒャド系の大ダメージを与え、
先のグレイトマーマン同様にこちらの物理及び魔法攻撃力を1段階下げ、更に自身の物理と魔法攻撃力双方を1段階上げる効果を持つ。
グレイトマーマンは1回攻撃で海魔神の怒りを使っていたが、こちらはその後も更に通常攻撃を叩き込んでくる。
お供の攻撃もあってまともにくらうと1ターン全滅もありうるので、1ターン目は全員ぼうぎょで凌ぐのも手。
それ以外は武器を振り回しての3連続攻撃や、いずれも300~400程度のマヒャド、バギクロス、こごえるふぶきの3種の全体攻撃を持つと単体でも難敵。
マリンスライムもスクルトや殻にこもってダメージを大幅軽減し、片方かグラコスを倒すと全体220程度のマヒャドを毎ターンのごとく浴びせてくる。マリンスライム共々通常攻撃は最もHPが低いキャラを狙ってくるので、逆手に取って防御させるのも手。
いずれにも休みのほか眠りが有効。最初に海魔神の怒りを喰らわないだけでもだいぶ楽になるので狙う価値はある。マヒャドに備えたヒャド耐性も欲しい所。
 
こころは青色でコストは140。力に優れ、すばやさや器用さも高めな攻撃型のこころ。
高グレードでは斬撃・体技ダメージの増加と転び、混乱に耐性がつく。
Sグレードではルカニを使える他、海賊およびニンジャで使える「大海の浪漫」使用時に斬撃・体技・ブレスダメージを20%も増加させる。

タクト

2021年8月17日開催の1周年後夜祭イベント「夏だ!海だ!常夏島の大騒動!?」にて登場。
イベントタイトルや季節的に水着美女が実装されると思いきや、水着美女は一切登場せず、かわりに全裸の魚人と【わかめ王子】が登場し、一部ユーザーは落胆した。
さらに、とくぎ「ウォーターフォール」のヒャド耐性下げの数値が想定よりも強くなりすぎたため、修正されジェム返金騒動にまでなってしまった。その後「グラコス事件」と呼ばれることに。
 
「グラコスSPスカウト」でスカウト可能。Aランク枠は【シーライオン】
自然系・Sランク・まほうタイプ
リーダー特性「自然系呪文威力+20%」基本特性「自動HP&MP回復(小)」
とくぎは「アイスロック」「ナイトメアブレス」「ウォーターフォール」
覚醒スキル10Pで「なみのり」(10ターン目までの偶数ターンの行動開始時 かしこさ・いどう力を上げる 効果3ターン) 30Pで「深海の魔力」(2ターン目の行動開始時 呪文威力・回復力を1.5倍にする) 50Pで「眠り成功率+10%」を習得できる。

クロスブレイド

第4弾で【ギガレア】として登場。
必殺技は【マヒャド】

蒼天のソウラ

10巻でルシナ村のお地蔵様として登場。
【ウェディ】中心の村だからだろうか?
ソウラがうっかり倒す事で死角になっていた壁から特大の青の聖石が出てくる事に。
この事から住人からは大切にされていた模様。