【ゴールド】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 09:18:11

概要

ドラゴンクエスト世界の通貨単位で記号は「G」。
英語版【DRAGON QUEST】ではGold Coinsと訳され、Gの記号は金貨をイメージさせるものとなっている。
 
デザインは大体袋入りのイラストが表示されるのみだが、硬貨についてはFC版DQ4の時期に立体化されている(後述)ほか、リメイク版DQ4で混乱した【トルネコ】がゴールドを投げるという行動や、【ゴールドシャワー】の技を発動させた際に見て取れる。
 
なお、お金とは無関係なところではGB版DQM1で【????系】の♂の名前を付ける際に何も入力せず決定すると、候補として「ゴールド」という名前が出てくることがある。
 
価値の信用や安定性は非常に高く、世界各国どこにいっても通用するばかりでなく、異なる世界や時代を含めたありとあらゆる場所で使用することができる。
魔族の通貨であるという設定は、魔族の世界が貨幣経済を取り入れている証拠でもあり、良くも悪くも人間に近い精神構造を持ったDQのモンスターたちにしっくり来るものであろう。
加えてDQの世界では物価も非常に安定しており、一部の例外である【ぼったくり商店】を除いて同一の品であればどこで買っても値段は同じ。
一方で宿泊料に関しては地域格差が著しい。

システム

RPGによっては『ウルティマ』のようにプレイヤーキャラクターが個別に所持するものもあるが、DQシリーズのシステム上ではゴールド所持枠は基本的に1つであり、設定上は【パーティ】全体の合計値という扱いになっている。
所有できるゴールドには限度額があり、DQ1とDQ2では65,535ゴールド、DQ3~DQ5では99,999ゴールド、DQ6~DQ8が999,999ゴールド、DQ10が999,999,999ゴールド、DQ11が9,999,999ゴールドである。
これを超えた額は作品によっては【預かり所】【ゴールド銀行】に預けることもできるが、こちらにも限度額が設定されている。
 
ゴールドは、町にある店などの各施設を利用するために必要となる。
おもな入手方法は以下がある。

 
モンスターからは種類ごとに定められた額が戦闘終了後に手に入る。100G落とすモンスターを2匹倒せば200Gというように、複数のモンスターを倒せば戦闘後の報酬はその分だけ合計される。
序盤の弱いモンスターは所持金が少なく、終盤の強敵になるほど貰える額は大きくなる。FC版のDQ2までは同じモンスターでも所持金に若干の幅があるが、FC版DQ3以降は固定額となった。
雑魚モンスターは皆いくらかのゴールドを持っているが、ボスキャラの中には全く持っていない者もいる。DQM1・2では全ての敵がゴールドを落とさない。
 
現在の所持金は、DQ1ではステータスウィンドウ内に常時表示されるが、DQ2からはステータスウィンドウからは省かれ、施設の利用時や【つよさ】コマンドで確認できる。DQ2・DQ3のみ戦闘終了時にも表示される。
DQ6・DQ7では【どうぐ】コマンドを選択した時にも表示されるようになり、SFC版DQ3とDQ8以降ではコマンドウィンドウを開くだけで確認可能になった。
表記はDQ6までは「G◯◯◯◯◯」だが、SFC版DQ3やDQ7以降では「◯◯◯◯◯G」に変わった。

作品ごとの特徴や特筆点

本編シリーズでは、特に初期の作品ほどゴールドが貯まりにくい傾向がある。
例えばFFシリーズでは、普通にシナリオに沿って攻略していれば武器や防具を最新のものに買い替えるだけの資金が勝手に貯まっていることが多いが、ドラクエシリーズではそうはいかず、大抵は腰を据えて資金稼ぎをする必要に迫られることが多い。
これは、RPG黎明期にはプレイヤーが新しい町に到達するたびに雑魚モンスターと戦い、新たに店売りしている【武器】【防具】を買いそろえながらレベルを上げるような設計になっていたため。
そういった事情もあって、敵からのドロップアイテムで手に入る武具も、ごく一部の非売品のレアアイテムを除けばすでにその時期には型落ちになっている場合が多く、さらにドロップ率も低いため、あてにはできない。
シナリオが進んでプレイヤーキャラクターのレベルが上がれば、当然敵のランクも上がっていき、経験値も報酬も上がっていくという設計のため、店売りの装備品は終盤に近づくほど飛躍的に高価になっていく。
資金稼ぎを面倒に感じてあまり敵と戦わないスタイルだと、中盤以降は資金繰りが厳しくなり、いわゆる「金欠」状態になる。
また、中盤以降は【メタル系】のスライムが登場し始めるため、レベル上げを【メタル狩り】に頼ると余計に資金が貯まりづらい。
この辺りはプレースタイル次第で効率の良い買い物を模索するなどの工夫で対応する場合もあるだろう。
なお、装備を買い替えていく際に、同じ店で中間の性能の武具をスルーするのはまだしも、ある地点での最強の装備を飛ばして次のエリアの装備の購入資金に充てることのメリットはあまり大きくはない(例外もあるにはあるが)。
というのも、シナリオ上の次のエリアで買えるワンランク上の装備となると、だいたい価格は2倍以上、下手をすると5~6倍に跳ね上がるため、途中のランクを1個すっ飛ばしてもそれで浮くゴールドは次のランクの購入資金からすると誤差みたいなもので、あまり足しにはならない。
むしろ中間の装備品をケチった結果、敵の撃破効率が下がったり、余計なダメージが嵩んだりしてかえってお金が稼ぎづらくなる場合も多々ある。
特にDQ6まではアイテムの売却額が定価の75%だったため、なおさらメリットは小さい。
一方で、同時期の装備品の中で、どれを優先するかというのは非常に重要な選択になる。
 
それぞれの作品ごとにいわゆる「金持ちモンスター」がおり、同時期のモンスターと比べて突出してお金を持っている。
作品によってはこれらのモンスターを利用して効率的にお金を稼ぐことができる。

金持ちモンスター一覧
モンスター報酬額
DQ1DQ2DQ3DQ4DQ5DQ6DQ7DQ8DQ9DQ11
【ゴールドマン】199(FC版)
650(SFC・GBC版)
550(ガラケー版)
-----650210505650
【ゴールドオーク】-255-------418
【わらいぶくろ】--350-55-502526109
【おどるほうせき】--1023-20037035038336198
【ゴールドマン(DQ3)】--1023-------
【ミステリドール】---300150(SFC版)
120(リメイク版)
-180(リメイク版)---
【マネマネ】---326------
【フェアリードラゴン】---390------
【ゴールデンゴーレム】----1023----523
【ゴールデンスライム】------3000-10080-
【ゴールデントーテム】------1130(リメイク版)-1130-
【ゴールドパペット】------2000(リメイク版)---
【ゴールドニャン】-------777(リメイク版)--
【ゴールデンコーン】---------512
【黄金兵】---------290
【黄金兵長】---------342
【ゴールデンパペット】---------320
【ゴールデンタイタス】---------750

赤字は作中の最高値。

 
なお、最強クラスのものは宝箱やイベントなどから無料で手に入ることも多く、だいたいラスボス戦直前やクリア後になればゴールドはほぼ不要になる。
近年の作品、特にDQ8以降では敵のドロップの仕様が変わったことや、【錬金釜】など資金を稼がずとも装備を新調できるようなシステムが登場し、あまり腰を据えた資金稼ぎが必要なくなってきている。
ただしDQ9のように、プレイスタイルによってはアイテム合成の素材費の関係でクリア後もなお大金が必要となるケースもある。
稀に、DQ4の第三章のようにシナリオを進めるために大量のゴールドが必要となることもある。

DQ1~DQ3

店売りの装備品の価格に対して敵から得られる報酬がかなり少なく、装備品を新調するためにはかなり腰を据えて稼ぐ必要がある。
金持ちモンスターもいるにはいるが、出現率の低さや敵としての厄介さも相まって、そこまで効率よく稼げるわけではない。

DQ4

所持金は【章】ごとにリセットされ、次章に持ち越すことはできない(リメイク版の第五章→「6章」を除く)。
このため、第三章で大きく稼いで大量の高額アイテムを第五章に持ち込むというテクニックが有名。
他にも第五章になると必要な装備が無料で手に入る機会が多く、必要な資金も【ミステリドール】狩りなどで十分に賄えるため、シリーズでも珍しくあまり金に困らない。
リメイク版では【はぐれメタルよろい】が強化されて有用性が増した代わりに価格も倍以上となり、これを複数購入する場合などは稼ぐ必要がある。

DQ5

【仲間モンスター】システムの登場により、プレースタイル次第で資金繰りが大きく変わる。
加入率が低めの仲間モンスターの勧誘を頑張るスタイルだと、なんだかんだで資金も貯まっていくが、あまり勧誘にこだわらない場合は逆に金欠になりがち。
特に青年時代後半になると、魔界突入前は【ゴーレム】【アンクルホーン】などの加入率の高いモンスターを押さえておけば戦力としては十分であり、腰を据えて雑魚モンスターと戦う機会が激減するため、慢性的な金欠になりやすい。
逆に、実は青年時代後半も低加入率のモンスターの勧誘を頑張っていると、必要な資金は概ね貯まるようなバランスになっている。

DQ6

中盤以降、【熟練度】稼ぎを頑張るかどうかによって資金繰りが大きく変わる。
終盤に至るまで店売りの武具を買う必要があり、さらに【おしゃれなかじや】で伝説の武具を強化できたりもするので、終盤は金欠になりやすい。

DQ7

装備品の価格が全体的に値上がりしており、しかも本作以降は売却額が定価の50%になったことで、資金繰りが難しくなっている。
ただし、連れていけるパーティーメンバーの数が最大4人になったことで、前作までのような控えメンバーの装備を考える必要がなくなったのは大きい。

DQ8

【錬金釜】を利用して支出を押さえたり、逆にこれでお金を稼いだりできるので、中盤以降の資金繰りは大きく改善している。

DQ9

前作以上に錬金の重要性が上がっており、錬金をやり込むかどうかで資金繰りが劇的に変わる。
錬金抜きだと、慢性的な金欠に悩まされ続けることになる。

DQ10オンライン

オンラインゲームだけに、【旅人バザー】を中心にプレイヤー間でゴールドがやり取りされゲーム内で経済が成立している。
モンスターの落とすゴールドなどでシステムから無限に発生するため、【ドルボード】の燃料ドルセリンなどゴールドをシステムに回収するための仕組みも多い。
詳細はこちらを参照。

DQ11

【ふしぎな鍛冶】のシステム解禁以降は、基本的には装備品は各地の素材から鍛冶で調達するのが基本となる。
前作までの錬金と大きく異なり、手持ちの武具をランクアップさせていくパターンはごく一部に限られ、ほとんどの武具は素材から作り上げる。
そのため、店売りの装備を買う機会が劇的に減っている。

不思議のダンジョンシリーズ

ダンジョン内では「ゴールドの入った袋」の形で落ちているため、そのまま拾えば所持金に加算されるが、工夫すればアイテムとして拾うことも可能。
詳細については【ゴールド(アイテム)】を参照。

シアトリズム

【すごろく場】でのみ獲得・使用する。
【よろず屋】【旅の商人】からアイテムを購入する際に必要となる。

ビルダーズ1

集めた素材から作った【道具】でゲームを進める本編には登場しないが、ある【戦士】の夢の中の【武器屋】との会話に登場する。

ビルダーズ2

前作同様存在が省かれている、かと思いきや本作ではいくつかの言及する会話があり、後にその会話がただのメタ発言ではない事がわかる。

  • 道具屋を作って欲しいと言われて道具屋を作り、商人を連れてきて商売をさせた際に主人公が「お金はいらないのか」と尋ねると「お金って何?」と逆に聞き返される
  • 【ムーンブルク王】がムーンブルクでの戦いを勝利に導いた報酬として500万Gという歴代王でも最高値のゴールドをくれると発言するが、上記と同じく周りにいた人物は「そんな物は無いし、そもそもGってなんですか」というリアクション

最初にこの発言を見た時点ではプレイヤーにとってもメタ発言にしか見えないのだが、ストーリーを進める事で
「今まで冒険してきた世界はハーゴンが作り出した幻の世界である」という事実が開示される。
当然、幻の世界にはハーゴンが必要としなかった物は省かれており、お金が存在しない・・・というか、存在してはいけなかったのである。
お金とは物資や労働への対価としての存在意義がある。
お金が存在するとお金儲け>教団の教義になってしまい、モノ作りを誘発してしまったり、お金がどこかに集まる事でハーゴンが想定していない組織が作られてしまう可能性がある。
こうした事を懸念してか、幻の世界にはお金という概念が一切持ち込まれておらず、その中で生きてきた人間はお金(通貨)という概念を知らないものと思われる。
一方で、他の世界から連れてこられたり迷い込んできた主人公のような人間たちは当然お金の存在を知っているほか、
DQ2世界の人間を元に作られたこちらの世界の人間である【ムーンブルク王】などはおぼろげにあるDQ2世界の記憶からお金について発言したわけである。

他の作品での「G」

ゴールドを表す記号は「G」であるが、この「G」という表記はDQシリーズに限らず、思いのほか色々な作品で使用されている通貨単位である。
ファイアーエムブレムシリーズのようにDQと同じく「ゴールド」と読むシリーズも多いが、ファイナルファンタジーシリーズは「ギル」、テイルズオブシリーズは「ガルド」である。
いただきストリートとDQ・FFシリーズとのコラボ作品の場合、あちらの通貨単位である「ギル(Gill)」との共通化を図る意味で「G」のみの表記になっている。

商品化

FC版DQ4に合わせて発売された商品「道具箱」において、【カジノ】【コイン】【ちいさなメダル】と3点セットで1ゴールドコインが消しゴムとして立体化された。これが初の公式立体化である。
小さなメダルには星の、カジノのコインには月の模様が彫刻されているが、このコインに太陽の模様は無い…だからどうという事はないが。

1ゴールドは何円?

「1ゴールドは日本円に換算するといくらなのか?」という検証がインターネット上でマスコミ、アマチュア問わずときどき見られる。
 
『週刊ファミ通』1996年2月9日号での【堀井雄二】の公式見解は「1ゴールドは100円くらいだよ」ということであり、それらの検証結果もだいたい100円前後となることが多い。
 
これに倣うなら、DQ4での【レイクナバの武器屋】のバイト代は1日約1万円。
DQ5の【主人公】の石像はSFC版だと20万円で、リメイク版だと200万円ということになる。
序盤の数百ゴールドクラスの装備が数万円で、中盤以降の数千ゴールドクラスで数十万、終盤の魔法的効果を持った特殊な武具が百万~と考えるとまぁ妥当と言えなくもないかもしれない。
ただ一方でリメイク版DQ3の【ルーズソックス】の買い取り値が165,000円と、いかがわしい店なんてレベルじゃないくらいの高額になってしまうが(上記アイテムはほぼ一品物、なろう小説でよくある現代裁縫物を中世世界で売ったらオーパーツ過ぎて高額買い取りしてくれた類のものかもしれない)。
序盤の宿代は大抵「1人数ゴールド」で1泊数百円計算になってしまうが、東京大阪等都市部で探せば1000円以下のカプセルホテルはないことはないし、世界規模で探せば日本円換算で数百円は珍しい値段ではない。
ちなみに小説ドラゴンクエスト7では、「6~8千ゴールドあれば質素に暮らせば一年もつ」と説明されている。
が、流石に現代日本で一年を60万で暮らすのは相当に無理があると思われるが、現代のある社会主義国家の平均年収は日本円換算で約60万円くらいなので、国によっては可能である。
 
そんなこんなで「1G:100円」換算も妥当な部分もあれば逆もまた然りであって、完全な得心を得るには至っていない。
 
実際、ゴールドは英語版だと"Gold coins"(金貨)と呼ばれ「○○ゴールド」が「金貨○○枚」と表示されるが、現実世界の金貨はどの時代においても非常に高価なものであり、店の商品は勿論、DQの世界では現実と比較して最も安い部類に入る「宿代」で計算しても割が合わない。
また、DQ6の【レイドック】城下町では【ゲバン】が指定した税金として(50ゴールドではなく)「金貨50枚」という表現が存在し、「ゴールド」と「金貨」は恐らく別物だと考えられる。尚、「ゴールド」と同じ語源の通貨単位は、ユーロ導入以前のオランダにおけるGulden等、現実にも存在する。
 
元々創作物に現実の定義をはめてみようというお遊びである。
現実世界とドラクエ世界とでは物の価値も価格も色々違うだろうし、前述の堀井発言も一つの指標程度に考えた方がいいだろう。

なぜモンスターを倒すとお金が手に入る?

RPG全般に言えることでもあるが、どうしてモンスターを倒すだけでお金が手に入るのかは本編中では明らかにならない。
【ゴールドマン】【おどるほうせき】【ゴールデンスライム】などの所持金が他のモンスターに比べて多めであることから、モンスターの体の一部や所持品をゴールドに換金していると考えるのが順当か。
そこから更に、「戦闘終了後の『○○ゴールドを手に入れた!』は、モンスターを狩る事でその毛皮や肉、牙などの素材や装備品を入手し、それらを売って通貨に換える作業を省いたものだ」との解釈もある。
 
全滅した際に半額のゴールドが奪われるので、「モンスター自身、襲った旅人などからゴールドを奪って集める習性がある」という考え方もある。
そうなると「金持ちモンスターほど強い」ということになるが、実際のモンスターの強さは所持ゴールドの多さには比例しない。
所持ゴールドの多いモンスターはゴールドが好きで、他のモンスターからゴールドを貰っているのだろうか?
 
「国や商人ギルドなどからモンスター退治の褒賞金が出る」とも考えられる。このシステムを忠実に再現したRPGが「ラグランジュポイント」である。
この作品では戦闘終了時にお金が手に入らない。敵を倒した際に賞金がコンピューターに登録され、ターミナルに入った際に一括してお金が引き出される仕組みになっている。
 
【モンスター物語】においては、実は魔族の通貨であるとされ、これが全世界で普遍的に通用している理由だと説明されている。
DQ4でも【レイクナバ】【宿屋】の主人が、「全滅すると所持金が半減するのは魔物に盗まれるから」と証言しているので、魔物がゴールドを必要としているという設定は間違いなさそうである。
それならそれで「なんで全部持ってかないんだ」という疑問も湧いてくるが。
もしかしたら生き返る前提である程度の元手を残しておき、稼ぎ直してきたらまた収穫しようというキャッチ&リリースの発想はあるかもしれない。それならそれで【判断力】の低い魔物には全部持っていかれそうだが、戦闘中のとっさの判断が苦手なだけで、戦闘終了後は案外合理的な連中ということになる。

関連作品での扱い

アベル伝説

【ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~】では、大魔王【バラモス】配下のモンスターは宝石から作られており、倒すと元の宝石に戻るという形で表現している。
実際、【デイジィ】生き別れの弟に会うために、宝石モンスターたちを狩って落とした宝石を換金して資金にしていた。
なお貨幣単位はゲームと同じく「ゴールド」である。
そんなデイジィがストーリー序盤の頃に愛用していた馬のような生物も、お金に因んでか「ゴールド」と名付けられている。