【シスター】

Last-modified: 2024-02-24 (土) 23:12:03

概要

神に一生涯仕える誓いを立てて信仰の道に生きる修道女。
現実ではキリスト教のカトリック教会に属し、【修道院】に入って誓願を立て、キリストの生き方にならって祈りと労働の日々を送る修道女同士の呼びかけを指し、「共に神に仕える姉妹」という意味合いがある(男性修道者の場合はブラザー)。修道院院長など、指導者的立場にいる者は「マザー」と呼ばれる。
 
ドラクエにおいては【教会】にいることが多い。
教会に【神父】と両方いる場合、神父が教会の主導であり、シスターはその補助という立ち位置になっている場合が多い(実際のカトリック教会でも男性修道者が儀式などの主要な教示を司り、女性はそうした立場に着くことはできないと定められている)。
【僧侶】と同様の聖職者なのだが、プレイヤーキャラとして登場する女性の聖職者は基本的にはシスターとは別物として扱われている。
 
初登場はDQ4であるが、SFC版以降はDQ2とDQ3でも登場している。
神父が不在の教会では、神父と同じ役割を果たしている場合もある。神父と同様に教会が無くても役割を果たしてくれる場合もある。
禁欲的なイメージに反し、普通に恋をしたり結婚したりと、やたら俗っぽい人格のキャラが多いのが特徴。
また着替えや入浴を覗かれるシーンがあるなど、お色気要素に関わることも多い。

DQ3(リメイク版)

【ルイーダ】がセーブしてくれなくなったことへの救済のためか、【ルイーダの酒場】にセーブしてくれるシスターが配置された。
またいくつかの教会にいた神父がシスターに置き換わっていたり、あるいはシスターが追加されたりしている。

DQ4

本作が初登場で、世界中あちこちに配置されている。
【マローニ】に惚れていたり、【トムの息子】と結婚するシスターがいたりする。
神父の方でも、夜な夜なナンパに勤しむ輩や、バニーと駆け落ちする人がいたりもするように、聖職者の性の乱れが散見される。
また本人が乱れてなくても、【イムル】の宿屋ではシスターの入浴を覗こうとする不届き者がいる。
流石に4コマ漫画劇場でネタにされている。
 
本作の中で、特に有名なシスターは、【ガーデンブルグ】で勇者一行に濡れ衣を着せてくる人だろう。
他人の部屋に土足で押し入り、タンスや壺を荒らしまわる一行に正義の鉄槌をくらわせた功績は大きい。

リメイク版

マーニャの台詞によると、ピサロは【ロザリーヒル】にいるシスターに対し頭が上がらないらしい。
魔族の王である筈の彼さえ『黙っちゃった』とは、彼女は一体何者なのだろう?動物やホビット達のための教会にいつもいるが。
地味に【アッテムト】に旅のシスターが1人追加されている。
またFC版では救うことのできなかった【お告げのほこら】にいるシスターは、主人公の行動次第で生き残らせることができるようになった。
 
PS版ではDQ7と同じく、【移民】のカテゴリとしても登場。
【移民の町】の特殊形態の1つである【大聖堂】を作るのに必要な他、【レディースタウン】の構成要件としても使える。
該当移民は【イラ】【オベリア】【キリエ】【クロエ】【シモーヌ】【スーザン】【スール】【セリエ】【トロノア】【ニキータ】【ピンキー】【ヘレナ】【マドリア】【リジュ】【リニア】【レイア】【レエチェ】【レディス】の18人。

DQ5

神父の代わりにセーブしてくれるシスターが初登場。
青年時代の【修道院】【サンタローズ】(後半)・【ルラフェン】(夜のみ)・【エルヘブン】でセーブを担当。
また、年配のシスター(マザー)も登場する。
 
サンタローズには子供のように喜ぶシスターがいる。
【グランバニア】では、【サンチョ】宅で一度だけ無料で妻を蘇生してくれるシスターがいる。
また、妻が懐妊したことを教えてくれるのもこの人。
ちなみに、この人物だけは、台詞ウインドウの名前欄が毎回「シスター」となっている。
名無しのNPCは基本的に「*」で表示されるので、この人は「シスター」という名前なのかもしれない。
なお、青年時代後半に同じ場所にいるシスターは名前欄が「*」になっているので、別人かも知れない。

DQ6

【牢獄の町】に囚われている【シスターアンナ】がストーリーに大きく関わる。
【ザクソン】には【マザー・ヘレン】というギャグが好きな旅の尼がいる。

DQ7

【ギュイオンヌ修道院】にたくさんいるが、天空シリーズのような俗っぽいシスターばかりで各地のシスターの方が宗教活動に勤しんでいると言っても過言ではない。
【あめふらし】によって石化させられた【グリンフレーク】には、よりによって着替え中に石化してしまったシスターがいる。
ナレーション(あるいは主人公のモノローグ)曰く「見えそうで見えない」とのこと。
 
PS版では本作で初登場した【移民の町】の移民のカテゴリとなっている。
大聖堂の構成要件になっている。
該当移民はアニー・【アンナ】・エラッタ・ガレット・シャナ・【セーラ】・セヴ・パース・マイヤ・マリアン・ミサミサ・ミルト・メリム・レルナ・ロイス。

DQ8

【鳥山明】によってデザインが起こされた。原画では青紫を基調とした衣装で、黒いフードの後ろから白いヴェールを垂れ下げたスタイルとなっている。

DQ10オフライン

デビルワイン(濃い赤紫色)に染色した【サフランハット】【いやしの服】【きぬのローブ下】を身につけている。
 
【オルフェアの町】【プリミン】が外伝クエスト【行かないで! 神父さま!】の依頼者となる。
【モガレ修道院】マザー・ヘレナ【ニニカ】がドルワーム外伝クエストに関わる。

DQ10オンライン

オフライン範囲外のストーリー・クエストに関わるシスター・マザーもいる。
ルーラポイントとして色々なところに派遣されており、【ラギ雪原】入り口に立つ【シスター・カティヤ】に至ってはマフラーをしているが、Ver.3.4からの新規ポイントには【いざないの石碑】が配置されるようになった。
詳しくはこちらを参照。

トルネコ3

神父とともに各地の教会や休憩所に点在する他、
【海竜の灯台】【鍛冶屋】の左側に居るシスター は、神父の代わりに【冒険の書】に記録してくれる。

スラもり2

【しすたー】を参照のこと。

ビルダーズ1

2章に【エル】が登場。
現実におけるシスターのように、病める人々の救済という使命感に従って日々寝る間も惜しんで奉仕を続けている。ある意味、シリーズで一番シスターらしい仕事ぶりかも知れない。
終章ではシスターらしく【教会】の建設を依頼してくるが、これは祈りを捧げる場所ではなく人々が安らぎを得るための場所で食堂兼寝室である。
荒廃したアレフガルドにおいても信仰の概念まで消滅したわけではないようだが、世も末な世界で生き抜いた彼女は「いまさら神や精霊にすがる気は無い」とまで言ってしまっている。
詳細はこちら

ビルダーズ2

【ムーンブルク島】【ミト】が登場。
 
また、【チャポチャポ島】【ビルダー100景】にはモブのシスターも出現する。若い女性とおばさんの二種類が存在する。
ベテランシスターや、教会を追放されるほどのドジっ子シスター、シスターのふりをした怪しげな何者か等がいるが、性能に違いはない。
本作の世界の性質上、一般的な神や宗教は明らかに存在しないが彼女たちは一体何を信仰しているのだろうか。
 
拠点においては【村人】と同様に料理を作ってくれる。さらに【炊き出しテーブル】があれば住人に材料不要の食事を配給する。
ただし、拠点に【教会】がある場合には日中はほぼ教会に居座って集会を開いたりお祈りすることになるため、料理をほとんどしてくれなくなる。料理要員として使いたいなら敢えて教会は作らないというのも手。
ミトは戦闘可能で投石と【ベホマラー】で援護してくれるが、モブのシスターは戦闘出来ず回復呪文も使わない。
 
Ver1.5から複数のシスターがいる場合のみ、教会に入るシスターは先着一名に絞られ、入れなかった残りのシスターは炊き出しに専念するようになった。

ヒーローズ1

【空艦バトシエ】でセーブ係を担当している。

ヒーローズ2

【ゼビオン】で(期間限定で【荒野の野営地】でも)セーブ係を担当している。
今作では他の店舗と同様に挨拶の時にボイスが付いた。

余談

日本語における「修道女」は、広義には「宗教的共同体を構成する女性」を意味する言葉でありキリスト教に限らずあらゆる宗教における概念も含まれているが、狭義においてはキリスト教における女性の共同体構成者を指す。
その中でも「修道女」と「シスター」が同義語として一般的に用いられているが、厳密には異なる概念であり、「世俗から距離を置いて修道院に籠り祈りと観想に徹する」ことを旨として信仰生活を送る女性を「修道女」と呼び、「教育や医療などの分野における祈りの活動と慈善事業に生きる」ことを旨として信仰生活を送る女性は「シスター」と呼ばれる、という違いがある(前者の生き方を趣旨とする修道会は「観想修道会」、後者の生き方を趣旨とする修道会は「活動修道会」と呼ばれる)。
 
ドラクエのシスター自体は架空の存在であるが、厳密な意味での「シスター」に当てはまるキャラならビルダーズ1の【エル】が該当する。