【スカウトアタック】

Last-modified: 2024-03-25 (月) 09:20:56

 

概要

DQMJ以降のモンスターズシリーズに採用された【モンスター】を仲間にするためのシステム。
DQ10の同名特技は該当項目を参照のこと。
 
失敗すると相手が怒りだすこともあるが、相手や状況次第では「怒りたいのはこっちだ!」ということもあるだろう。

基本手順

  1. 戦闘時、【スカウト】のコマンドを選択し、スカウトしたい敵モンスターを選ぶ。
  2. 主人公がスカウトリングを掲げる。【仲間モンスター】に不思議な力が宿る。
  3. 仲間モンスターがスカウトアタックを仕掛け、右上に表示されるスカウト率のゲージが上昇する。
    このとき、【会心の一撃】が出たり、ミスしてしまうこともある。
    前者ならスカウト率が大幅に上昇するし、後者の場合は当然全く上昇しない。
    また、相手が【ギャンブルボディ】持ちで、その特性が発動した場合もスカウト率は上昇しない。
    スカウト率が100%になった場合は、その時点で終了となる。
    スカウト率はDQMJ2まで整数表示だったがプロ版からは小数第一位まで表示されるようになった。
  4. 敵モンスターが戦いの手を止めて…
    1. スカウト成功
      その時点で戦闘終了。他のモンスターが残っていた場合は、全て逃げ出す。
      スカウトアタック前に他のモンスターを倒していた場合も、【経験値】【ゴールド】は貰えない。
    2. スカウト失敗
      1. ようすをみている、不機嫌になった(DQM3)
        普通に敵モンスター達が行動してくる。
        この場合、次ラウンド以降で再度スカウトアタックを行うことができる。
        DQM3の場合は不機嫌になり、スカウト率が10%前後下がる。
      2. いかり
        敵モンスター達の【テンション】が一段階上がった上で行動してくる。
        この場合、その戦闘ではスカウトアタックを行うことはできなくなるので、倒すか、【逃げる】しかない。
        また、敵にかかっていた【状態異常】が強制的に治る。

効率的なスカウトのために

序盤のモンスターの大半は普通にスカウトアタックを仕掛けるだけで容易にスカウト可能だが、マップ毎のレアモンスターや中盤以降のモンスターはそうもいかなくなってくる。そこで、事前の準備が重要となるわけだ。

敵モンスターを弱らせる
敵モンスターの【HP】を減らすとスカウト率が上がりやすくなる。
【ばくだんいし】を使えば簡単に残りHPを1にすることができる(ザキ耐性が普通以下の場合のみ)。
具体的には、HP1の敵にはスカウト率がHP満タン時の1.25倍(イルルカでは2倍)になる。
【攻撃力】【かしこさ】(DQM3のみ)を高める
当然ながら、与えるダメージの期待値が大きいほどスカウト率は上昇しやすい。
DQMJにおける【メタルスライム】のスカウトには最低でも700は欲しいところ。
DQM3では攻撃力と賢さの高い方を参照するようになったため、賢さでもよい。
系統特効武器
意味は上に同じ。
【スタンダードキラー】【ギガキラー】
これも意味は同じ。
【バイキルト】【バイシオン】【ルカニ】【インテ】(【インテラ】]](DQM3のみ)
仲間モンスターのダメージ期待値を高め、敵モンスターの【守備力】を下げて、スカウト率を上昇しやすくする。
【テンションアップ】
テンションを上げればダメージ期待値が上昇するので、スカウト率も上昇しやすくなる。
ただし、DQMJでの【メタル系】には効果がない。
テリワン3Dでは後述の肉システムの登場によりあまり使われなくなったが、イルルカでは全モンスターが使えるようになったので、手の空いているモンスターは使っておいて損はない。
【AI○回行動】(DQMJ2P、テリワン3Dを除く)
攻撃回数が増えれば、それだけスカウト率の上昇も多くなる。
前述の「テンションアップ」持ちや後述の「れんぞく」持ちであればさらに良い。
なお、DQMJ2P以降では命令しても複数回行動できるようになったため、テンションを溜めようとしても勝手に行動して解除してしまうこともしばしば。
言うまでもなくスカウト時のテンションアップとの相性は悪く、あまり使われない。
また、DQMJ2Pとテリワン3Dでは行動回数に関係なくスカウトアタックは1体につき1回だったが、イルルカでは再び行動回数の分だけスカウトアタックを繰り出せるように(ランダム複数回行動なら毎回変化する)。テリワンSPでは見た目上は1体につき1回しかスカウトアタックをしないが、行動回数の分だけスカウト率が倍加されるようになった。
【れんぞく】(DQMJ2~)
ダメージが分散されることによって、ダメージ上限を超えることができるのでスカウト率が上昇しやすくなる。
当然、連続の回数が多いほど単発ごとの上昇量は少なくなるが、みかわしやギャンブルボディで無効化されても影響が少なくて済む。
【スカウト%アップ】等(DQMJ2~)
スカウト率が追加で上昇することがある。
スカウト難度の高いモンスターの場合はこの上昇値が物をいう場合もあるが、特性所持者のスカウトアタックで5%以上上昇させる必要がある上に発動確率が低く、スカウトゲージを上げづらい【他国マスター】戦や終盤以降ではほぼ期待が持てない。
(DQMJ2~)
事前に使うことによって、最初からスカウト率が上がった状態にできる他、テリワン3D以降では、使用したラウンドでスカウトに失敗しても、敵モンスターが絶対怒り出さないようになった。
ただし2個目以降の場合、テリワン3Dでは3割、イルルカでは5割程度の確率でお腹がいっぱいになってしまい、それ以上肉を与えられなくなってしまう。
スカウトの難度を低下させ、同時に「テンションアップ」の価値を暴落させた功労者(元凶?)と言えるだろう。
スタッフにも問題視されたのか、DQM3では肉によるスカウト率の上昇が大幅に減少した上(しもふりにくでも一桁しか上がらない)、0%になる場合ははねのけられてしまうようになったため、強敵を肉で強引にスカウト成功させることも不可能になった。
+値を増やす(テリワン3D~)
スカウトアタックを仕掛けるモンスターの+値を【配合】で上げておくと、スカウト率を少し増やすことができる。
具体的には「本来与えるダメージが1以上の場合に、+値の10分の1だけ」上昇量が増えるのだ(イルルカの場合)。
パーティメンバーが2体以上だと「数が多いほど+値によるスカウト率の増加量が減ってしまう」という欠点もあるが、他国マスターの手持ちなどスカウトの難しい相手には大変有効。
スカウトアタック2倍(イルルカ)
武器に付ける追加効果で、スカウトアタックの威力が2倍となる。
「AI○回行動」持ちと組み合わせれば、大半のモンスターを楽々スカウトできるようになる。
【超ギガボディ】(イルルカ)
+値が★【新生配合】済み)の超ギガボディモンスターを使うと、上記の+値の補正の効果で1回あたりの攻撃で最低10%のスカウト率の保障が付く。
「AI4回行動」を持っていれば、相手が【他国マスター】のモンスターだろうが、【溶岩の洞窟】に出てくる3枠モンスターだろうが、SSランクの【めぐりあいの塔】のモンスターだろうが、お構いなしに40%の最低保障を付けることが可能。
ただし、この特性による最低保障は、肉以外の効果とほとんど重複しない点に注意。
「スカウトアタック2倍」を持たせて最低保障を80%にしたりはできず、スタンダードキラーなどの補正を持っていても、それ以上はほとんど伸びないので勘違いしないように。
また、同じモンスターを既に持っていた場合、下記の注意点のようにスカウト率が減少する点にも注意。
裏クリア後にもらえる2体目の【モントナー】に新生配合でこれを持たせるのが、最も効率的だろう。
なお、1回あたりの攻撃で10%の最低保障が付くのは新生配合済みの超ギガボディモンスターに限られるので要注意。
上記の通り、スカウト率には「本来与えるダメージが1以上の場合に、+値の10分の1だけ上昇量が増える」という仕様があり、超ギガボディの場合、+値1につき0.1%の最低保障が付くようになっているためである。
1以上のダメージを与えられないと上昇量が増えないので、攻撃力が低すぎて敵にダメージを与えられない場合もスカウト率を上げることができない。
超ギガボディなら無条件で10%の最低保障が得られる訳ではないので、これも勘違いしないように。
例えば、+値0の【ポセイドン】【コアトル】をレベル10で配合して(ポセイドンはわだつみの試練のカギで仲間にし、コアトルは【引越しアプリ】で連れてこればいい)、+値1レベル1の【リバイアさま】を作成したとする。
このリバイアさまを使ってスカウトアタックを行っても、攻撃1回あたりの最低保障が10%になったりはせず、最大で0.1×4止まりになってしまうので、日頃から+値の底上げだけはしっかりと行っておくこと。
ちなみに上記の+10%補正はあくまで+☆(100)かつ単独パーティーであることで得られるものなので
単独パーティーにするなら3枠以下でも+☆なら得ることができる。
ただしAI4回行動は超ギガボディ限定なので3枠以下では最大でも+30%が限界となる。
【スカウト率アップ極大】(DQMJ3P)
この特性を持つモンスターでスカウトアタックすると一回につき40%確実に上昇する。
3回行動できるモンスターなら預かり所に同種がいない場合どんなモンスターでも確実にスカウトできてしまう。
調達が容易で【合体上手】も持つ【ガルバゴルバ】を使うのが基本。
ライド合体は【崩落都市】で解禁され、ガルバゴルバも崩落都市に生息する【グレムリン】2体で配合できてしまうためDQMJ3Pのスカウトは大体ガルバゴルバさえいればなんとかなるという事態になっている。

注意点

  • スカウトしたいモンスターを既に所持している場合はスカウト率の上昇幅が小さくなってしまう。
    具体的には1匹所持していれば1/2、2匹なら1/3…という具合である(ただし、テリワン3D以降では【究極配合】及び新生配合してあるモンスターはこの数に含めない)。
    また、ボス等の特別な戦闘ではそもそもスカウトアタックを行うことができない。
  • 【すれちがい通信】においても相手モンスターをスカウトすることができるが、Sランク以上及び一部の特別なモンスターは基本的にスカウトできない。だが例外が……
    また、すれちがいバトルの場合は既に同じモンスターを所持していてもスカウト率の上昇幅が小さくならない。
  • 【ステルスアタック】で姿を消しているモンスターはスカウトできない。

その他

  • DQMJのみ、ライバルマスターがこちらに対して行ってくる場合がある。まさか成功したら取られちゃうの!?と一瞬身構えてしまうが、心配ご無用。
    ライバルマスターからのスカウトアタックは絶対に失敗するのだ。(もし仮に成功されたら、【呪いのモチーフ】のSEが使われそうである)
    それどころか、相手は攻撃してこないしこちらが怒り出してテンションが上がるしで、むしろサービス行動と言える。(ただし、通常のスカウト失敗時同様に様子見をして怒り状態にならないこともある)。
    ちなみに、相手のモンスターをスカウトすることは可能なので、どしどし狙うべし。
  • テリワン3D以降では、肉を一個でも与えていれば戦闘終了後モンスターが起き上がって仲間にできる場合がある。
    確率は低いが、スカウトに失敗しても最後まであきらめないようにしよう。
    テリワン3Dではこの方法で仲間にした場合は経験値・ゴールドは貰えない(仲間にするのをお断りすれば貰える)が、イルルカ以降は貰えるようになっている。

余談(DQMJ1)

チート等でメモリを弄り、スカウトアタック時に主人公よりも早く仲間モンスターを行動させると、相手にダメージを与えて倒してしまう。
この時に相手を全滅させた場合、

〇〇は ゆっくりと おきあがった・・・・

というメッセージが出る。
その後は必ず逃げ出してしまうのだが、開発中の段階では起き上がる可能性があったと思われる。