【タマゴ鑑定士】

Last-modified: 2022-08-14 (日) 20:45:40

概要

モンスターズ1・2、テリワン3Dに登場する人物。
その名の通り、配合で生まれたモンスターの【タマゴ】を鑑定してくれる他、性別を変える【祝福】を行ってくれる。
ただし、1のリメイク作品であるテリワン3Dでは故あって別の仕事をしている。

DQM1、2

1では星降りの祠の右上にある家に、2では酒場に居る。
 
1に登場する方は竪琴を持った詩人で、イラストでは黄緑色のハネ毛の女性。
かわいい男の子が好きらしく、テリーを「テリーちゃま」などと呼んでプレイヤーをドン引きさせてくれる。
「卵の性別を変える」という特技を持つし、さらに女性口調もやや過剰すぎるため、「オカマじゃないのか?」と思ったプレイヤーも多数存在する。
そもそも隣の部屋の女性NPCから「お隣の人は何をしている人なの?男なの?女なの?それとも…。」と訝しがられている描写があるので、プレイヤーとしてはオカマと疑うのは当然であろう。
イラスト上の外見では女性そのものとは言え、ご本人の性別がTSでは無いことを祈りたい。
フィールド上のグラフィックは前述の通り吟遊詩人。こいつといい、Bクラスの最終相手である酔っ払いといい、本作における吟遊詩人のグラの使用基準はいまいち不明である。
 
ちなみに、ゲーム発売前のVジャンプ98年10月号(8月21日発売)では【かねこ統】の手によって後の公式ガイドブック掲載のものと全く同じデザインのイラストが既に描かれていた。
また【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】のモンスターズ3巻でははりぶきしきみが「1巻執筆の前に編集部から届いた設定原画のFAXによくわからない人物が載っていて、誰かと思ったらタマゴ鑑定士のお姉さんだった」というエピソードを楽屋裏で語っており、割と早くからデザインが出来上がっていたようだ。
 
2に登場するマルタの国のタマゴ鑑定士は魔法使い風の若い女性。前作に比べると大人しい性格で口調も丁寧。
雰囲気的には【フローラ】に似ている。
 
「鑑定」では、生まれるモンスターの「能力」「耐性」「必要経験値」「性別」を教えてくれる。
性別以外の情報は「呪文に少し強くなったみたい」「育つにはそれなりに時間が必要」など、漠然とした表現ではあるが、それでも便利ではある。
 
だが、それよりも重要なのが「祝福」である。
モンスターによっては♂が生まれやすい者と♀が生まれやすい者がおり、特に????系は絶対に♂しか生まれないため、 ????系同士の配合を必要とする【ゾーマ】【デスタムーア】を生み出すには祝福が必須となる。
そのため、彼女には何かと世話になることだろう。
なお、1の鑑定士はこの祝福の際に「ラララ ラ~!ラララ リ~! !*??/)(↑↑♂+♀××!!」と言葉にならないような凄まじい歌声を放つ。【サンチ】の母曰く「魔物の鳴き声みたいな声」。
しかもこの歌声が表示される際にはメッセージ音が高い音から急に低いものに変わるため、ますます性別不詳疑惑に拍車が…。
一方2の鑑定士は「マゴマゴ タマゴ らりらりり~! しろいタマゴは ハイミナリ~!」と可愛らしい歌。なぜこうも違うのか。
 
ちなみにどちらも有料で、鑑定は一律20Gだが、祝福はモンスターの+値によって値段が変わってくる。
+値が上がると金額が徐々に法外になってくるが、本格的に配合に没頭し始めるのは大体クリア後であり、その頃には金が有り余っているはずなのであまり問題はないだろう。

PS版

1のタマゴ鑑定士もイラスト準拠の専用グラフィックに。
また、初対面の後はなぜか呼び方が「テリーちゃま」から「テリーちゃん」へとマイルドな感じに変わるようになった。
祝福の際の歌もGB版から変わっており、1の鑑定士は「コロタマ タマコロ タイジュでポン ハ~ラ~ショイ★」、2の鑑定士は「マゴマゴ タマゴン マルタでポン エッグエッガーエッゲスト~★」。1の方はもはや聞き取り不可能なGB版よりマシになった。

テリワン3D

裏ボス撃破後に酒場に登場。
タマゴ鑑定士の仕事が不況のため新しい仕事を始めたと語り、Wi-Fiランキングバトルに接続することで毎回1度だけお見合いをさせてくれる。虹のタマゴなどが導入されたからこそ、タマゴ鑑定士の仕事も続けてほしかった気もするが。
相手のモンスターは接続した曜日によって違い、微妙なモンスターも少なくはないが、レアスキルを持っている者や、神竜やダークドレアムといった最高ランクのモンスターもいるため、原作同様何かと世話になるだろう。
 
ところでこの人、口調は初代モンスターズと大体同じだが、何故かグラフィックが青年のもの(カラーリングは固有で、化粧をしている。髪型も相まって某どんだけーの人似)に変更。
どこぞの魔王じゃあるまいし…とも思うが、上述の通り原作時点でもオカマ疑惑が浮上していたため、それが目に見える形で表現されたとも取れる。

テリワンSP

お見合いさせてくれるのは3DS版同様だが、神竜などのレア度の高いモンスターは出なくなってしまった。
また、お見合いの候補で登場するモンスターに名前が付けられている。

イルルカ

モンスター博士の横にいる「ハイミー」と言う女性が昔、タマゴ鑑定士の仕事をしていたとの事。しかし、マルタでもあまり人気が出ず、今はモンスター博士の助手をやっているという。話しかけると前作のピリオと同様に牧場の橋渡しをしてくれるので、ありがたく利用させてもらおう。
今作はタマゴの仕様が変わったので、尚更タマゴ鑑定士の仕事をしていただけないのが悔やまれる。
 
余談だが、表ストーリー攻略中に星降りのほこらの向かい側にある階段前にいる兵士に話しかけると、このハイミーと言う女性がタマゴ鑑定士だった頃に歌っていた歌を口ずさむという話が聞ける。
 
歌の内容はGB版バージョン準拠で「マゴマゴ タマゴ らりらりり~! しろいタマゴは ハイミナリ~」。兵士曰く「生まれ変わった感じがするいい歌声」らしい。

DQM+

漫画版「【ドラゴンクエストモンスターズ+】」では1の方が登場。「タマミ」という名前が付いている。
【クリオ】がタイジュの国で最初に出会った相手で、クリオを王様に謁見させるなどストーリー上はそこそこ重要な役割を果たしているが、クリオを見るや否や「私好み…」とヨダレを垂らし、時にセクハラ紛いの行動に出たり、【マチコ】【サンチ】に対抗意識を持つなど、そのショタコンの性癖は相変わらずである。ちなみにパンチラも披露している。
 
作者もお気に入りのようで、リメイク版の設定に準拠した「復活夜」においてもリメイク版でのゲイではなくこちらが引き続き登場した。
テリーの外見もリメイク版に準拠したものになっている事から、オリジナルの前日譚などというものではなく「リメイク版テリーの物語」として描いている事が明白になっているので、その中でオリジナルのキャラをそのまま出しているという事から作者のこだわりがうかがい知れる。