【チェロン】

Last-modified: 2020-03-31 (火) 00:50:28

DQ11

【プチャラオ村】に住む青髪の少年。
英語版での名前はSon。名前を持たず「息子」として表記されているのかと思いきや、発音が「サン」ではなく「ソン」なので、れっきとした名前だとわかる。
 
母とは死別しており父【バハトラ】と2人で暮らしている。村人たちからは、若干内向的な父と比べてとても明るい性格と評判。
異変前から登場するが、村に最初に訪問した時は名前が伏せられており、普通の一般人扱い。村の大人達が壁画のご利益に肖っているのを見て「村の者として情けない」と愚痴をこぼしている。
世界に異変が起きた後【フールフール】に村が襲われた時、父であるバハトラが「一番大切なものは妻のペンダント」と答えたことで、自分は大切だと思われていないとショックを受けて家出をする。
後に村人から話が聞けるが、チェロンは母親にとても似ているらしく、バハトラはどうしてもチェロンから亡き妻の面影を感じてしまい、妻を亡くして以降は息子に対してよそよそしい雰囲気があったようだ。
 
そのまま行方不明になっていたが、【主人公】率いる世助けパレードのにぎやかな様子に引き寄せられて姿を見せる。
自分一人でフールフールから母のペンダントを奪還して父を見返そうとしていたが、さすがに強力な魔物が巣食う世界では何もできず隠れてしていたらしい。
それでも目的を達成するまでは帰らないという強い意思と勇敢さを見せ、同行型【NPC】となって、主人公達をフールフールのアジトとなった【岬のほら穴】に案内する。
フールフール撃破後には母のペンダントを見つけ出すものの、壊れてしまっていたことに落胆する。
父が大切にしていたペンダントが破損していたことを知って落胆し、家出したことを叱られることへの恐れもあって躊躇していたが、シルビアの励ましを受けて父と再会し、父の本当の気持ちを知って無事和解する。
意固地になっていたものの、破損したペンダントを手に取った際には「これじゃあ父ちゃんが悲しむだ……」と呟いていたことから、父を見返してやりたい気持ちと同時に、父が大切にしているものを取り返してあげたいという思いもあったのだろう。意地を張りつつ根は父親思いのいい子であることが伺える一幕である。
 
このエピソードは【シルビア】が父【ジエーゴ】と和解するきっかけとなる。
そしてシルビアの事をちゃんと「オネエさん」と呼んでいる。
また3DS版3Dモードでは出会った当初から最後まで涙を浮かべているので、ゲームハードによっては「父親を見返そうと躍起になる勇敢な子供」か「ずっと泣いてばかりの気弱な少年」と印象がまるで違う。
 
過ぎ去りし時を求めた後では、村中の大人が【ハッスルじじい・邪】の呪いで踊らされている中、彼自身は踊りの呪いを免れている。話し掛けて来た主人公を見て「なつかしい感じがする」と言っている事から、異変後の出来事をかすかに覚えているような描写がある。踊らされずに自由に動ける主人公一行を見て、強そうだから呪いを掛けた魔物を倒してほしいと依頼する。事件解決後に話し掛けるとお礼に【ちいさなメダル】を10枚くれる。
ちなみにこの時期でもチェロンは父親との距離感に悩んでいたようで、事件解決後は父と仲直りができたことを喜んでいる。
また、異変後のエピソードで割と重要なポジションに就いていたからか、漁師の【アラーニ】と違って、こちらの世界でも名前が伏せられていない。