【ドクロ刈り】

Last-modified: 2022-01-15 (土) 11:30:41

DQ8

DQ8にて主にレアアイテム収集に使われるテクニック。狩りではなく刈り
【ドクロのかぶと】+【ぬすっと刈り】【大どろぼうのかま】)で「敵からアイテムを刈り取る」からドクロ刈りと覚えよう。
 
なおネーミングの発祥は【ドラゴンクエストVIIIのあるきかた】の「知って得するマル秘兵法書」。【スカウトモンスター】と違って一応公式で命名されたネーミングである(ちなみにスカモンは公式では「チームモンスター」と呼ばれていたが、3DS版では「スカモン」も逆輸入されて公式化した)。
 
ドクロのかぶと自体はあってもなくてもぬすっと刈り・大どろぼうのかまの判定には何ら影響しないのだが、それでもこれがセットで使われるのには理由がある。
ぬすっと刈りは通常攻撃と同等、大どろぼうのかまは1.25倍の強化攻撃になってしまっているので、レベルが高くなるとアイテムを盗む前に倒してしまいがちになる。しかも敵にトドメを刺してしまうと盗み判定が発生しないのだ(PS2版のみ)。
そのためドクロのかぶとで攻撃力0(=与えるダメージも0~1)にすることで「できるだけ敵を倒さないようにしつつ試行回数を増やす(0ダメージでも当たりさえすれば判定が入る)」という作戦を取れるというわけ。ただかわされると無効なので、すばやさが低いヤンガスにはそこが泣き所。
 
しかしぬすっと刈りにしろ大どろぼうのかまにしろ盗める確率は非常に低く(ドロップ率の1/4→1/2)、かなりの根気が必要なことに変わりはない。
しかも一度盗んだモンスターからはもう盗めないので、やっとのことで盗めたアイテムが目的の物じゃない方だったときには泣きたくなる。不精して画面を見過ごして盗めなくなった相手に延々と不毛な作業を繰り返すような事がないように。
リメイク版ではエフェクトの発生タイミングでも判別可能になったので、その心配は幾分改善されたか。
 
当然このテクニックを行う間はヤンガスの火力を発揮する手段がかなり制限されるので、それが煩わしい場合やある程度タフな相手から盗むなら鎌では一番弱い【鉄のかま】で攻撃力を抑えるという手もある。とはいえ、ヤンガスのレベルが上がってくると鉄のかまでも1~2回の攻撃で倒してしまう場合も多く、やはりドクロ刈りの方がアイテム回収率の面で断然優秀である。
尤も、モンスターの出現率と出現数によってはひたすら倒し続けたり、(使える相手はある程度限られるものの)【ラリホーおどし】を繰り返して追い剥ぎを仕掛けたりするほうが効果的な場合もある。
ドクロ刈りとラリホーおどしを併用してインターバル毎に交互に活用するのも有効だが、それで盗んだ相手からはラリホーおどしのドロップ判定が起こらなくなる点には注意。
 
ドクロ刈り施行中にどうしてもヤンガス自身に火力が要求される場合、当然力に依存しない攻撃手段を使う必要がある。
【かまいたち】【しんくうは】ならレベル依存特技なので、【バギ系】に耐性がある相手でなければ比較的高い威力が期待できる。かまいたちならMP無消費で済む点も美味しい。また【竜神王のつるぎ】を手に入れたら、道具効果の【ギガデイン】を使うのも有効。
【岩石おとし】【ビッグバン】を使う手もあるが、修得が困難だったりMP消費量が嵩んだりと欠点がある。
加えて、岩石おとしやしんくうはの場合はわざわざ武器を外す必要があるので、敵の出現数や耐性と相談の上で活用しよう。
攻撃力が0になる関係上、【まじんぎり】(及び【大まじん斬り】)が役に立たなくなる為、【メタル狩り】とは相性が致命的に悪い。
 
防御面についても、ドクロのかぶと自体の守備力は49と申し分ないが、耐性の類が一切なくこれまで【メタルキングヘルム】に状態異常耐性付加を頼って来た場合、ザキ系・ラリホー系・メダパニ系・マホトーン系への抵抗力がなくなる事に。
その為、状態異常攻撃を多用する敵が出現する場所では【まよけの聖印】【スーパーリング】を組み合わせてフォローしておこう。
残念ながらマホトーン耐性まではフォローしきれないが、ヤンガスは素でマホトーン耐性が高い上に他のキャラに比べて呪文を使う機会自体が必然的に少ないしそもそもドクロ刈り施行で忙しいので、そこはあまり困らないだろう。
 
実行する際は、ヤンガスを最前列か最後列に配置しておくとコマンド入力が行いやすい。弱い敵を相手にするならば、コマンド入力の手間を省くために敢えて1人で(或いは最低限の回復・補助役のみを残して)行うという手も。
 
DQ8経験者の間で不文律のように語られている『【ふしぎなタンバリン】を2個作ってはいけない』という理由はここにある。
ドクロのかぶとは最大2つ手に入るが、それを錬金素材にしてふしぎなタンバリンを作ると二度とドクロのかぶとに戻すことはできないので、2つともタンバリンにしてしまうとドクロ刈りができなくなってしまうのである。
(3DS版では一応の救済措置はある。詳しくは下記参照)

3DS版

【キャンディケイン】で同じ様なことができる。
ドクロのかぶとの問題点がほぼ解決されており、ある意味上位互換装備である。
但し、あちらはスクエニe-storeでの早期購入特典である都合上、誰しもが手に入れられている訳ではないし、「当たれば確実に敵のHPを1ポイント削ってしまう」側面もあるので、当たっても0ダメージで済む場合もあるドクロ刈りに比べて、HP(及びドロップ率)の低い相手には持続性に欠けるところも否めない。
 
また、【写真クエスト】の報酬で【太陽のかんむり】が手に入るため、タンバリンを2つ作りながらドクロのかぶとを一つ残しておくこともできるようになった。
タンバリンを3つ作ってしまうとどうしようもなくなるが、【エスターク】の最短撃破でも目指さない限りそこまでする者はあまりいないだろう。もっとも他にやることが残っていない時期でもあるが。
 
ここまで書くと本家ドクロ刈りにも依然出番があるように思えるが、3DS版には戦闘参加するだけでドロップと同等の確率でアイテムを盗むという【ゲルダ】【オート盗む】という強力なライバルが存在する。かつシンボルエンカウント導入により戦闘する敵をある程度選択できるようになっていることもあり、ある程度準備が必要で時間もかかるこちらに固執するよりは、ゲルダで通常戦闘を繰り返して試行回数を稼いだ方が効率がいい。HPの低い敵から狙うなら尚のことゲルダを入れて倒しまくる方が良い。
そのため兜を手に入れたらすぐにタンバリンを2個作っても問題ないだろう。キャンディケインを持っているなら尚更。
無論、ゲルダを保険にドクロ刈りに勤しむのもありなので、お好みでどうぞ。