概要
DQ4に登場する、するどい爪と角と青い体毛が特徴的なモンスター。
色違いに【オックスベア】、【ビースト】、ボスとしてバルザック(4章)がいる。
ハンババとは、ギルガメシュ叙事詩という文学作品の中に出てくる、炎や石化能力を有する怪物。
「フンババ」という呼び方のほうが一般的かもしれない。
なお、後にDQ11で同一ネタ由来と思われる【ムンババ】も登場している。
ドラクエに石化の状態異常は無いが、同じ行動不能系の状態異常である麻痺攻撃を仕掛けてくる。
またDQのハンババは火を吐くが、これは「ハンババは人語を理解し、話すこともできるがその度に火を吐く」というのが由来。
なお叙事詩のハンババの容姿はDQと大きく異なり、端的に言えば「ヘビの尻尾が生えたミノタウロス」とでもいった姿をしている。
ただDQのものも蹄を持つ後ろ足や2本の角など牛の獣人に見える容姿をしているため元ネタの面影は残している。
【鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ】に原画が掲載されているモンスターの一体であり、No.4と手書きで記されている。
DQ4
【王家の墓】や【ガーデンブルグ南東の洞窟】、【ロザリーヒル】地方などに出現する。
上記のとおり、火の玉を吐いたり麻痺攻撃をしたりする。
ただ同時期には、凍える吹雪を吐く【アイスコンドル】や高熱のガスを吐く【ドラゴニット】、
ベギラマを唱える【ベレス】が居るのに、今さら火の玉なんぞ吐かれても痛くない。
攻撃力のほうは周囲より一回り高く、【グレートオーラス】(112)に次ぐ高い数値(109)を誇るが、火の玉を吐く頻度が高めなので、打撃攻撃のみで時折【複数回行動】を繰出すグレートオーラスほど高い攻撃力を生かし切れない。
麻痺攻撃という特性も、やけつく息を使う【アークバッファロー】の方が厄介なので、敵としてはどうにも影が薄い。
攻撃呪文もメラ系、ギラ系以外なら総じて有効であり、【ラリホー】も効くので、苦戦するような敵でもない。
下位種の【オックスベア】同様、この時期に出現する敵としては下っ端の部類に入ると言えよう。
王家の墓では【はぐれメタル】狩りを麻痺攻撃で邪魔してくるので、嫌なモンスターとしては印象にあるかも知れないが【ビビンバー】や【テラノバット】、ドラゴニットと比べるとはっきり言って地味。
落とすアイテムは【まんげつそう】。
【格闘場】では【バラクーダ】、【テラノザース】2匹と対戦。
ちゃんと攻撃に特化すれば勝ち目はあるのに3回に1回は火の玉を吐くのでその隙にバラクーダにやられることが多い。
リメイク版
特に立ち位置は変わらず。
通常攻撃のアクションでは同種のモンスターと同様に両手の爪で引き裂いてくるが、マヒ攻撃の時のみ人差し指の爪だけで斬りつけてくる。
ここからマヒ毒を分泌するのだろう。