【バーナバス】

Last-modified: 2023-08-10 (木) 19:20:21

概要

吸血鬼属最上位種のモンスターで、【こうもりおとこ】【バンパイア】の上位種。色は濃い紫色。
  
見ての通りなコウモリ男→バンパイアときてなんだか耳慣れないネーミングが出てきたが、オリジナル版当時は「ユ」を使えなかったため、「ドラキュラ」とは付けようがなかったのだろう。
 
ちなみにバーナバスという名前自体は英語の男性名で、キリスト教の聖人バルナバに由来。しかし1960年代にアメリカで放映されていたドラマ『Dark Shadows』には「バーナバス・コリンズ」という吸血鬼が登場するため、それが元ネタだろうか。
なお『Dark Shadows』の原作は日本で放映されていなかったが、2012年にティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演で映画化され日本でも公開されたため、どちらかといえばそちらでバーナバスの名を知った人が多いだろう。
 
余談だが、DQ3には【エド】というしゃべる馬が登場する。
『Dark Shadows』とほぼ同時期のアメリカのドラマとして人語を話す馬が登場する『Mister Ed』という作品がある。そちらの方は一応日本の地上波(テレビの世帯普及率が5割を超えたころ)でも放映され、数年後に再放送もされていたので、まだ知名度はそれなりにあった方だろう。
 
北米NES版DQ3での名前はそのまんまBarnabasだったが、リメイクに際してVladiatorに変更された。おそらくはドラキュラのモデルとなったワラキア公ヴラド(Vlad)3世とgladiator(剣闘士)を組み合わせたものだろう。

DQ3

ムオル地方(夜のみ)、エジンベア地方、北方大陸(世界樹の森付近)地方、【アープの塔】に登場。生息域が広いので見かける機会は多いだろうが、これらのエリアはあまり積極的にウロウロすることのない場所ばかり。
 
見た目に反し、攻撃力79と意外な剛腕(【キラーエイプ】【スカイドラゴン】並)に加え、【マホトーン】の妨害と【ベホイミ】で粘ることで存在をアピールしてくるが、それでもマイナーなイメージからの脱却はできず、【マ ク ロ ベ ー タ】シリーズのスレタイに抜擢された。
【マクロベータ】からしてそうなのだが、バーナバス、【フーガベッサム】【メフィストフェレス】……聞きなれない横文字のモンスターはマイナーになりやすいのだろうか。
 
ちなみにベホイミは自分専用だが「HPが半分を切ると優先してベホイミを唱える」という【行動パターン】になっており、戦闘が長引きやすい。これと同じ行動は【シャーマン】も行う(あちらは仲間優先)。
 
こちらからのマホトーンは効きづらいが、ザキやニフラム、ヒャド・バギ系が有効。さっさと倒してしまおう。
落とすアイテムは【たびびとのふく】
 
リメイク版の格闘場では【どくどくゾンビ】【ビッグホーン】と対決。
攻守ともに一番高く、HPの低さもべホイミでカバーしているため一見隙が無いように見えるが、呪文を持っていない2体にマホトーンをするという無駄行動を取ったり、ビッグホーンの【あまいいき】で眠らされたまま封殺される事もあったりする。勝率は毒々ゾンビよりは高いが、ビッグホーンと比べるとやや低いと言ったところ。

勇者アバンと獄炎の魔王

【地底魔城】での決戦前夜での夜に紛れての闇討ち時に登場。闇討ちにバーナバスが採用されたのは【マホトーン】が使えるので【マトリフ】対策と思われる。
しかし元から呪文の使えない【ロカ】に阻まれ、呪文の封印に失敗してしまった。