【バピラス】

Last-modified: 2024-03-05 (火) 18:25:02

概要

DQ2やモンスターズシリーズに登場する、青色の翼竜のようなモンスター。
外見は現実の翼竜で最も有名な【プテラノドン】にマッチョな肉体をくっつけた姿。上位種に【メイジバピラス】がいる。
DQでは文字サイズの関係上名前の濁音・半濁音がややわかりにくいことと、古代エジプトの最古の紙パピルスや後述する『ダイの大冒険』のためか、たまにピラスと間違われる。
 
名前の由来は恐らく、ソロモン72の悪魔の一人ヴァプラ(Vapula)か。
バピラスのような翼竜とは関係ない姿(グリフォンの翼を持つライオン)だが、ドラクエでは基本的に名前と元ネタの見た目はさほど一致しないのが通例である。
むしろ【バアラック】のような少年+宝石の指輪を落とすのような妙に再現度が高い方がレアである。
 
それなりに知名度が高いわりに現在までに本編での再登場を果たせていない。一方でモンスターズにはそれなりに呼ばれている。
なお、こいつの登場作品であるDQ2世界がコンセプトのビルダーズ2では、【飛行兵団】【ドラゴン兵団】というおあつらえ向きの軍団があるにも関わらず登場しなかった。

DQ2

【ザハン】近海と【満月の塔】に生息している。
ザハン近海では【スモーク】、バピラス、【ガーゴイル】【リザードフライ】の4種がこの順で0~数匹(ガーゴイルは1匹)の組合せで出現する。
慣れたプレイヤーなら船を取得したらすぐに【きんのカギ】を取りにザハンに行くのがセオリーだが、それを阻むのがこいつとガーゴイルである。
75と高い攻撃力を誇り、しかも【2回攻撃】までしてくるうえ最大4匹で登場する。単純な攻撃力ではガーゴイル(85)に一歩譲るものの、出現数の多さと2回攻撃を加味すれば、その脅威ではガーゴイルを上回ると言っても過言ではないだろう。
船取得直後でうっかりこいつの集団に出くわすとまず海の藻屑となる。【ラリホー】がそれなりに通るので出会ったら眠らせてやり過ごすのが唯一の突破口となる。
なおバピラスは物理特化タイプだが、メイジバピラスは補助呪文主体のサポート系と性格は全く異なる。
 
落とすアイテムは【キメラのつばさ】

リメイク版

最大3匹までの出現となり2回攻撃の頻度が低下したものの、ステータスは変化ないのでやっぱり強敵。
FC版では欠陥品だった【マヌーサ】の耐性が消失しているので、これを唱えておけば比較的安全に戦えるようになっている。

小説版

海上や【満月の塔】で王子2人を襲撃したが、もはや彼らの敵ではなく蹴散らされる。

DQM1(PS版)・DQM2

ドラゴン系として出演。ルカ編のみ天空の世界のフィールドに登場する。
配合ではプテラノドン×2、もしくはドラゴン系×【キラーグース】の組み合わせで誕生する。プテラノドンはランフォリンクスのような見た目で、こいつのほうが現実のプテラノドンっぽい。
能力値はあまり高くないのだが、【れんぞくこうげき】を覚えることと【にじくじゃく】への配合元となる2点がセールスポイント。ドラゴン系でありながら成長が早いのも嬉しいポイント。
他に【バギ】【なかまをよぶ】を覚える。どうやらメイジバピラスはスルーされているようだ。
同じくにじくじゃく配合に使えるモンスターである【ひくいどり】と比較すると、れんぞくこうげきを覚える点で勝るが、成長が遅いドラゴン系である…と思いきや、前述の通りコイツは成長が早い(多くのドラゴン系モンスターと違い、レベル1から2に上げるのに必要な経験値が5のグループであるため、総合的にはひくいどりよりやや遅い程度である)。

テリワン3D

ドラゴン系のDランクとして久々の登場。
【いかりの扉】やおおぞらの扉に出現し、上空から急降下して襲い掛かってくる。実はモーションは【キャットフライ】の使いまわしである。
みかわしアップと【ヒャド系のコツ】の特性を持ち、+25で【まれにまもりの霧】、+50で【マインドブレイク】の特性を得る。
ステータスは素早さが特に高く、MPと賢さ以外もそれなりに伸びる武闘家タイプ。バギに完全耐性を持っており、所持スキルは【ドラゴンスピリッツ】

イルルカ

性能は前作と変わらず、野生でも出なくなった。
新生配合すると【ヒャドブレイク】を習得する。前作でもヒャド系のコツを覚えたけどなぜこいつにヒャドなのだろう?
【メガボディ】を付与すると【AI1~2回行動】を覚え、【ギガボディ】を付与すると更にショック攻撃を覚える。
とにかく、相手の行動を止めることとヒャド系が得意なようだ。

DQMSL

パピィ(隊員1号)がダイコラボモンスター【獣王遊撃隊】の一角として登場している。

ライバルズエース

真1弾カードパックにて共通カードとして久々の登場。レア度はノーマル。

1/2/1 ドラゴン系
れんけい:ランダムなコスト1~3の自分の職業の特技カード1枚を手札に加える

加える特技カードは職業ごとに異なるので、共通カードでありながら使い勝手は職業によってまるで異なる。
ハズレカードが【どくどくビンゴ】しかなく【闇への供物】【零の洗礼】【いてつくはどう】など優秀なカードが多い魔剣士とは相性抜群で、他にも魔法使いや盗賊もとりあえず使えるカードが大半なので悪くない。
1コストユニットだが【れんけい】を使わないとバニラ以下になるのでアグロには少々使いにくい。
イレブンデッキなら再回収時に即展開可能で更に手札を増やせるのでかなり便利。1コストのドラゴン系であるため【イル&ルカ】【魔神ダークドレアム】との相性もよかった。

ダイの大冒険

マンガ、旧アニメ版では【デルムリン島】に住む個体が登場しており、【ダイ】【魔のさそり】の急所を突くために力を借りている。
また百獣魔団のモンスターに含まれているようで、【ロモス】を襲撃するモンスター軍団の中に描かれている。
新アニメでは魔のさそりのシーンは描写が変わり未登場、それ以外は【ひくいどり】に変更されている。
 
これ以外では、【チウ】【死の大地】に潜入する際に飛べるモンスターを仲間にしようと空に向けて【獣王の笛】を吹いたところ、いっぺんに3匹出現。そのうち1体が倒され、記念すべき獣王遊撃隊隊員1号「パピィ」として仲間に加わった。CVは越後屋コースケ。上記の通り出番をカットもしくは変更をされた新アニメでも、この場面はきちんとバピラスが現れている。
3匹中1匹だけとはいえ、ボロボロになりながらもチウ1人で撃破しているあたり、彼の成長がはっきりと見て取れる。
死の大地への移動だけでなく、【クロコダイン】【バーンパレス】に運ぶ(この時は辛そうな表情で、以前軽々とクロコダインを運んでいた【ガルーダ】よりパワーは劣る模様)など、運び屋としての描写が目立った。
原作マンガでは種族名が「ピラス」と間違われているのだが、新アニメではこの件を意識してか、仲間にした後のチウが「バピラスだからバピィ…いや、言いにくいからパピィだな!」とわざわざ名前をつけ直すシーンがあった。
 
マトリフの洞窟で、バルジ島に乗り込む最後のメンバーを選出する場面で、天井からこの系統モンスターの剥製?のようなモノがぶら下げられているのが確認できる。台詞のフキダシや棚などで部分的に隠れ、全体がはっきり映ってはいないので、ちょっと断言はし難いが。