【バラモスなど だいまおうゾーマの てしたの ひとりに すぎませんわ。】

Last-modified: 2017-09-13 (水) 01:30:16

DQ3

【アレフガルド】に来て、恐らく最初に訪れるであろう【ラダトーム】の城下町にいる町娘のセリフ。
全文は以下の通り。

*「まおうバラモスを たおした
  ですって?
*「でも バラモスなど
  だいまおうゾーマの てしたの
  ひとりに すぎませんわ。

直前に戦ったばかりの魔王【バラモス】の実力はプレイヤーが最もよく知っているため、聞いて衝撃を受けるプレイヤーは少なくないはず。地上世界などアレフガルドに比べれば井の中の蛙だったということになる。
そして、大魔王【ゾーマ】の強大さを、あらためて実感するだろう。
なんの変哲もない町娘にバラモス「など」なんて言われるバラモスは泣いていい。
 
セリフの内容そのものには何の問題もないのだが、発言者が魔王軍の幹部などではなくただの町娘なので、しばしばプレイ日記などでツッコミを入れられる。
魔物に怯えて生活しているはずの一般人が、「魔王バラモスなど所詮は小物よ」という趣旨のセリフを吐くのも変な話である。アレフガルドはじつに恐ろしい所である。
まあ、「手下ひとりくらいは倒せてもゾーマに人間が勝つなんて無理に決まってる、アレフガルドはずっと闇に閉ざされたままなのよ」といった感じの、ネガティブな考えから出たセリフと考えれば違和感はなく、実際にラダトームの町にはゾーマの闇の力を前に絶望的なことを言う人は他にもいる。
 
もっともバラモスは実力的にゾーマ側のナンバー2なので、「手下の1人に過ぎない」という言葉から「バラモス並みの手下が他にもいるのか!?」と身構えると、肩透かしを食う事になる。
小説版では同格の者が複数存在したが。それでもやはり特に功績を残しているのはバラモスである。

リメイク版

ゾーマ打倒前のセリフは同様なのだが、この町娘は打倒後に「パーティは強そうに見えないから実際は【オルテガ】が倒したんだろう」と思い込んでいる。
また、勇者1人でクリアした場合・勇者抜きでクリアした場合でそれぞれセリフが変化するが、いずれにしても同様。オリジナル版にもあったバラモスの過小評価はまあ仕方ないが、見た目でしか物事を判断できていない。プレイヤーにとっては歯がゆいが、これもリアルな人間描写の一つではある。

GBC版

メッセージウィンドウのサイズの都合上か「でも」が消されている。
そのため以前の版の一応はバラモス討伐に一定の評価をしていたニュアンスも消え、
完全に「手下の1人を倒した程度で何を」という趣旨になってしまっている。