【パデキアのたね】

Last-modified: 2021-07-18 (日) 11:18:52

DQ4

生命力に満ちあふれた植物である【パデキア】の種子。
内部が氷に覆われている【パデキアの洞窟】の奥地に保管されている。
環境さえ整っていればいつまでも保存しておけるが、特殊な酵素を含んだ【ソレッタ】の土でないと発芽しない。
ソレッタの土壌であれば土に蒔くとすぐに発芽し、驚くべき速さで成長する。
また、根っこの部分には高い薬効成分があり、【パデキアのねっこ】はソレッタ国の名産品となっている。
 
5年前の干ばつによってパデキアを失ったソレッタにこの種子を持って行き【ソレッタ王】に渡せば、根っこが手に入る。
万病に効くというこの根っここそ、病に倒れたクリフトを救うことができる唯一の品なのだが、うっかりそれを忘れてこの種の方をクリフトに飲ませようとしたプレイヤーも多いとか。
実際に、4コマ番外編の3巻には、このエピソードを書いたハガキが掲載されている。
 
と言うか、【トルネコ】鑑定させても「これは くすりだな。」とか言うので、実はスタッフも間違えていたらしい。
それだけなら「種も薬になる」と言い訳できるが、さらに交換後のパデキアの根っこに対しては薬と言わず「ふーむ なかなか ふしぎな ものだな。」と言うので、あたかもトルネコが先の鑑定ミスを誤魔化してとぼけているようにも見える。
 
ちなみに、この種は氷に覆われた洞窟の奥深くで、低温状態のまま長期間保存されていたのだが、同様の環境で植物の種子を保存している施設は現実世界にも存在する。
特定の植物が何かしらの事情で地上から失われた場合でも、そこから種を持ち出せば再生が可能というもので、この辺りはソレッタ国で取られていた対策と同じである。
また、冷凍庫などに入れて冷やしておいた種や球根を屋外に出し、温度差を感じさせることで通常とは違う時期に発芽→開花させるという試みもなされている。真冬から咲いているチューリップ(通称アイスチューリップ)などはまさにそれである。

DQ11(3DS版)・DQ11S

【冒険の書の世界】における洞窟は魔物によって熱くされており、このままだとパデキアの種が駄目になってしまうということで、【アリーナ】一行の戦士から、元凶となる魔物の討伐を依頼される(【パデキアの種を守れ!】)。
その際に、種はアリーナに取らせて欲しいという戦士の心遣いを受けたため、主人公は箱から取り出さずに蓋を閉めた。