【パルミドの塀の下のあらくれ】

DQ8

【パルミド】の武器屋・防具屋がある通り前の塀の下で、通せんぼをしている【あらくれ】。
「この場所はオレのもんだ。塀の穴を通りたかったらオレに10ゴールド払うんだな」と非常に理不尽な要求をしてくる迷惑な男。
実は別の道から遠回りすれば武器屋、防具屋のある通りまで行けるので、わざわざこの男に金を払う必要など全くない。
初めて街を訪れたとき、しぶしぶ金を払ったが後で街の構造に気付き悔しい思いをした人もいるだろう。
金額的に払っても大して痛くないのが救いか。
　
金を払うと道をどけてくれるが、その後に話しかけると「さっさとしねえと、また道をふさいじまうぜ」とのたまう。彼の前で幾ら待っても再び道を塞いだりはしないものの、彼から距離を置くと再びふさがれる。
　
余程塀の下に愛着があるのか、夜になるとそのまま塀の下で眠っている。この時は無料で通ることができる。
大きないびきと共に金を払えと寝言を言っているので、その執念はかなりのもの。夜が明けた時にこの野郎が立つ位置にあらかじめ主人公がいると、例のメッセージは出ずにグラフィックが重なり、何とも気持ち悪い珍百景が見られる。
　
しかしこの男、道を塞いで立っているときに随分と怪しい動きをしてみせている。治安の悪いパルミドの表通りを占領などしたら即刻簀巻きにされてもおかしくなさそうだが…
荒くれ者の集う街の一画をずっと占領し、主人公達もぶっ飛ばしたりせず律儀に彼に従っているあたり、案外武道の達人だったり、数多の踊りを極めた者だったりするのかもしれない……。
他の町と違い、法ではなく力が物を言うスラムらしい光景である。
Vジャンプブックスの攻略本では、｢何も知らない人間から通行料をせしめようとするセコい男｣と【ヤンガス】が解説しており、地元の人間は迂回すればいいことを知っているからスルーされている可能性もあるが。
　
なお、ゴルド崩壊後になると「世情が不安だから」というナメた理由で通行料が倍の20Gに値上がりする。
とりあえず世情よりこいつ自身の心配をすべきだろう。いよいよ簀巻きにされかねまい。
　
名無しのNPCでも一際目立っている為、4コマ漫画劇場で複数の作家にネタにされた。(マスクの口元の穴を十個にして1ゴールドずつはめてもらう、料金箱を設置したら翌日苦情殺到など)

3DS版

下画面にマップが表示されるため初見でも金を払う必要がないことが丸わかりとなった。あらくれ涙目。
まぁ金は稼ぎやすくなってるので、道楽ついでに払ってやるのもいいかもしれない。

いたストDS

彼と思われるあらくれが、チャンスカードNo.4「誰かに100Gあげる」のイラストに採用されている。
パルミドらしき背景に、仁王立ちするあらくれ…。まず彼で間違いないだろう。