【ビッグボウガン】

Last-modified: 2024-02-11 (日) 10:10:16

概要

DQ5~9に登場する武器で、弓に属する。
なんてことのない名前だが、攻撃力・お値段共にお店で買える武器の中では最上級レベル。
「ボウガン」というのは特定企業の登録商標であり、一般名は【クロスボウ】である。
DQ11では普通の【ボウガン】も登場しており、非常に一般化した知名度の高い用語のためか、そのあたりの名称使用についてはあまり気にされていないようだ。
 
当初はその名のとおり機械的仕掛けのあるボウガンだったが、DQ8以降はモーションの関係で普通の弓矢の形状になった。
こうなるとボウガンとは名ばかりの、ただの「ビッグボウ」である。
  
元々は巨人族が作ったものらしく、非常に重く発射時の反動も大きいため、扱うには相当な腕力が必要らしい。

DQ5

初出。【ジャハンナ】で37000Gにて市販されている。攻撃力は110。
【サンチョ】の他、重戦士系(【ブラウニー】など)の【装備グループ】や、人形系(【ゴーレム】など)、【キラーマシン】【ヘルバトラー】などの腕力が特に強そうな仲間モンスターが装備可能。
 
コストパフォーマンスは非常に悪いが、サンチョや重戦士系のモンスターにとっては、1つ下の【らいじんのヤリ】から大きく強化される武器ではある。
このキャラ達が装備できる武器としては、クリア後に手に入る一品物の【はかいのてっきゅう】を除けば最強の武器。
また、あちらは全体攻撃武器であるがゆえに対象を選べないという欠点がある。
仲間モンスター勧誘のために単体攻撃が必要になる機会は多く、そういう意味では重要な装備。
 
会心の一撃を考慮に入れても、単体へのダメージ期待値は破壊の鉄球の方が上だが、【ひとしこのみ】利用時を想定した場合、単体へのダメージはこちらの方が上になる。
なお、本作の【まじんのかなづち】は命中率が3割未満と低いため、あらゆる場面においてダメージ期待値はビッグボウガンの方が上である。例外はマヌーサを受けたときぐらいだろう。
 
ちなみに、本作では重戦士系の武器は同時期に売っている剣系の武器に攻撃力で劣るという暗黙のルールがあるのだが、この武器だけは同じ武器屋に売っている【ふぶきのつるぎ】より攻撃力が高い。
…と言いたいところだが、ふぶきのつるぎには敵の吹雪耐性に応じてダメージブーストがかかる仕様があるので、【エスターク】など吹雪耐性のない相手を想定すると実質的な攻撃力でははるかに劣る。
とは言え、【ジャハンナ】周辺をはじめ、魔界の敵は吹雪系に完全耐性を持つ敵がごろごろおり、それらの敵に対してはちゃんと吹雪の剣より強いので安心してよい。
結局のところ相手次第であるため、誰をメインで使っているかで購入の優先順位を決めればよいだろう。
 
ちなみにこの武器が購入できる終盤に活躍できるモンスター群の中で見ると、キラーマシンとヘルバトラーには他に優秀な武器があるので買い与える必要性は皆無に近い。
ゴーレムにとっても【メタルキングのけん】【じごくのサーベル】【はやぶさのけん】【きせきのつるぎ】などがあり、これらの武器は非売品とはいえゴーレムに優先的に回ると思われるのでビッグボウガンを買い与える必要性は低いだろう。

リメイク版

重戦士系の最強候補武器である破壊の鉄球が量産可能となったため影が薄くなった。
また、リメイクに際して魔神の金槌の命中率が大幅に上がった影響で、単体対象のダメージ期待値で逆転された。
非売品が相手とはいえ、実質的に2位の座からも陥落した。
ただ、やり込めばやり込むほどアイテムドロップや仲間モンスター勧誘のために単体攻撃が必要になる機会は多く、安定して単体を仕留められるこの武器は重要といえる。
破壊の鉄球と魔神の金槌と当武器を相手と場合に合わせて持ち替えるべし。
【バイキルト】【たたかいのドラム】)と組み合わせるなら、期待値は魔神の金槌を逆転する。
 
入手方法に関しては、更に【謎のすごろく場】のすごろくダンジョンの一角(溶岩エリア)の内、旅の扉マス経由で行ける出口マスの1つ前にある宝箱マスでも1つ拾えるが、どうしても運が絡むので、そこで賄うのは現実的ではない。素直に買おう。

DQ6

【欲望の町】にて37000G据え置きで市販。攻撃力も引き続き110で、かっこよさは25。
人間キャラでは【ハッサン】【テリー】が装備可能。
ハッサンはいかにも膂力がありそうなので納得だが、一見細身のテリーもこの大型武器を使えるのは意外。
なんだかんだ言ってもテリーも相当の力持ちなのだろうか。
 
やはり前作同様コストパフォーマンスは悪く、特殊効果もないため利用価値が薄い。
何より今回は装備可能者の範囲が【ふぶきのつるぎ】と完全に被ってしまっているのが辛い。
あちらは攻撃時に追加ダメージが発生し、さらに値段も安いため明らかに分が悪い。
吹雪の剣の追加効果が発動しない特技ならばほんのわずかにこちらの方がダメージが上回るが、それだけのために購入する価値はあるとは言いがたい。
 
一応、最後の買い物ポイントである欲望の町に売られている武器であり、デメリットの臭いがしない武器で最も攻撃力が高いものなので、そういった情報に詳しくないプレイヤーなら数値に惹かれてこの武器を買うまでお金を貯めようとなる事もある分、全く見向きもされない武器よりはマシではある。
 
また、【おしゃれなかじや】で20000G支払って叩き直してもらうと、かっこよさが65に上がる。
購入費用と改造費を合わせると57000Gと非常に高額だが、ハッサンで【ベストドレッサーコンテスト】優勝を目指す場合、破壊の鉄球の次に高得点が狙えるのはこれである。

DQ7

移民の町を【プレミアムバザー】まで発展させると購入可能。値段はやはり37000G。
攻撃力110、かっこよさ25とDQ6と同じ数値。
【主人公(DQ7)】【アイラ】が(設定上は【キーファ】も)装備可能となっている。
しかし、これが購入可能になる頃には【水竜の剣】【オチェアーノの剣】【王者のつるぎ】など、高性能な装備が主力武器となっている事が多いため、わざわざこれを買うプレイヤーはいないだろう。
そして何より、プレミアムバザーにはこれの完全上位互換である【メタルキングの剣】がなんと同じ金額で売っている
もはやビッグボウガンに対するイジメにしか思えない。
正直なところ、この武器の存在すら知らずにゲームを終えたプレイヤーも多いのではないか。

リメイク版

移民の町の仕様変更によって店売り品ですらなくなり、余計に影が薄くなった。
入手法は【すれちがい石版】にしか出ない【ギガントブラッド】からのドロップか、【ポムポムボム】かギガントブラッドをボスにしたすれちがい石版のレア報酬しかない。
性能もPS版から変わっていないので、アイテムコンプを目指すプレイヤー以外からは見向きもされない。
キーファが装備不可になったため、彼を離脱させない縛りにおいても入手するメリットはほぼ無い。
一方リメイク前は同額だったメタルキングの剣は値上がりこそしたが、【マール・デ・ドラゴーン】の武器屋で普通に売られているという大盤振る舞い振り。
この差は一体なんだというのだろうか?
 
一応、すれちがい石版でアイラ加入前後に入手できれば十分活躍できるレベルの性能はあり、リメイクに伴い独自の攻撃モーションが用意されているので、一見の価値(だけ)はある。
尤も、そのモーションだけなら【みずでっぽう】でも観賞できるのだが……。

DQ8

【三角谷】で28000Gで販売。値下げに伴ってか、攻撃力も95に低下。
店売りの弓では最強だが、これと【ケイロンの弓】【エロスの弓】と錬金することで、名実ともに最強の弓【オーディーンボウ】が作れるため、大抵は購入と同時に錬金釜に入れられる。
弓使いなら縛りでもない限り確実に購入されるが、この弓自体が装備されることはやはり縛りでもない限りまずない。

DQ9

【ドミールの里】で31500で販売。攻撃力99。クリア前に買える弓では最強。
これと【おかしなくすり】×1と【せいれいせき】×3と錬金することで【むげんの弓】ができる。

ヒーローズ1

ビアンカ専用装備。本編では装備できなかったが……。
【次元島】クリア後に店売りされる。
価格は28000Gで、攻撃力+95 防御力+25。
 
デザインはDQ8基準なので、やっぱりボウガンとは名ばかりの武器であり、価格も攻撃力もDQ8とまったく同じ。

ヒーローズ2

攻撃力は96。価格は31440G。
拠点が【荒野の野営地】に一時的に移った時より売られるようになる。