【ビッグモアイの石像】

トルネコ3

ダンジョン内に設置されることがある石像の一種。
部屋内のキャラ1体を押しつぶして15ダメージを与え、その後別の位置に石像が移動するという石像。
固定ダメージ扱いではないので、【はりせんもぐら】系には2ダメージ、【タマゴロン】系には1ダメージしか与えられない。
　
発動率は非常に高く、壊そうと近づいては押しつぶされ距離を離されまた押しつぶされて…はよくあること。
壊しにくい分、他の石像に比べて耐久力が比較的低めに設定されているのがせめてもの救い。
壊す際は直接攻撃するより、一旦部屋の外に避難するか、最小限の移動で列を合わせてそこから矢等で攻撃する方がいい。
　
敵の駆除に利用する事も可能だが、移動した先の場所の関係であっさり壊されてしまう場合もままある。　
この石像が別の部屋にあると、定期的に「(モンスター名)はちからつきた」というメッセージが流れる。
【岩とばしの石像】とは違い、タイムラグが発生しない。
　
この石像に潰されて死ぬと、特定の条件下で世界樹の葉が発動せずにそのまま冒険失敗になる可能性がある。
世界樹の葉が効かないのは【とじこめ投げ】と【風】だけではなかった。
その条件とは、「石像の15ダメージでプレイヤーが死に、その後の石像のワープ先にプレイヤーがいたマスが選ばれた場合」というもの。
ビッグモアイの石像は、倒したユニットが「いた」マスも着地先として選べるのが原因のようだ。
その際のメッセージは以下の通り。

トルネコ(ポポロ)は　復活しようとしたが
壁が邪魔して　復活できなかった！

どうやらビッグモアイの石像が「壁」と判定されており、石像とプレイヤーは同じマスに共存できないので、世界樹の葉で復活できずに死亡、という理屈のようだ。
プレイヤーがいた1マスにさえワープされなければ、普通に世界樹の葉で復活できるので、この悲劇が起きる可能性はかなり低い。
ただし、部屋が狭かったり、部屋にアイテムが落ちているマスが多くて石像の着地先が少なくなっている場合は、この悲劇の発生率が上がるので注意しておきたい。
ちなみに、【しにがみの指輪】で壁の中に入り、壁の中でしにがみの指輪を外して窒息死した場合も、全く同じメッセージが流れて世界樹の葉が無効になる。
　
この石像のモデルはもちろん、DQ7に登場したモンスターの【ビッグモアイ】……と言いたい所だが、「風来のシレンGB2」に登場した「ビッグモアイ様」が元ネタという説もある。
よく見ると、この石像の形状はドラクエのビッグモアイにはあまり似ていない。
ただ、【おしつぶす】という攻撃方法はドラクエのビッグモアイを意識している可能性が高いだろう。
シレンGB2のビッグモアイ様はアイテムを貰える友好NPCで、押し潰して攻撃してくることはない。
また、石像自体が白に近い灰色という点を考えればドラクエの方が似ているとも言えるし、シレンの方が元ネタだとすると「ビッグモアイ様の石像」という名前ではないのが不自然。
ひょっとすると、両者の要素を意図的に混ぜたダブルミーニングなのかもしれない。
ゲーム内でモデルを明言されていないので、推測の域を出ないが。