【フォロッド城】

Last-modified: 2022-09-18 (日) 06:29:21

DQ7

【フォロッド地方】の中心の城。
ストーリー上、【オルフィー】の次に訪れることになる。
英語版での地名はPS版ではFarlod、3DS版ではFaraday。
 
城下町はないが、近くに【フォーリッシュ】の町がある。
統治者は【フォロッド王】

過去

周囲を堀に囲まれ、入口に繋がる橋も跳橋になっている守りの堅い城。
東西には見張り台が設置され、その真下には兵士の詰所がある。緊急時には見張り台の下のフロアから落とし穴で詰所へ降りることが可能。
最奥には王族が避難するための地下室まである。
 
宮殿というよりも城塞といった佇まいで、城の構造は防御に特化している。
過去の時代では【からくり兵】軍団の度重なる侵攻を辛うじて【フォーリッシュ】で持ちこたえている状況のため、城から兵士を捻出している状況で、戦局はジリ貧。疲労し失われていく兵士に対して無尽蔵に溢れて侵攻を続けるからくり兵に兵力がまったく足りない状態で、傭兵の雇用を行わなくてはならないほど厳しい情勢であることが窺える。
主人公一行も【フォロッド兵】との戦闘という形で傭兵の採用試験を受け、傭兵としてこの城に一時的に雇われることになる。
作戦会議に何度も参加したりといったイベントはあるものの、雇われているとはいえ基本的に自由行動である。
一時はフォーリッシュを陥落させたからくり兵団に攻め込まれ、主人公たちも阻止しようとするが、そこに現れた、【ゼボット】が改造したからくり兵【エリー】の発した妨害音波のおかげで城は救われる。
 
【デスマシーン】を倒して事件を解決すると、王様からは【どくがのナイフ】をもらえる。
一応雇われているため、入口左の棟にいる【ヘインズ】から給料(1200Gもしくは800G)も出る。
この時点では大金なので忘れずに入手しておきたい。マリベルからは「えー これっぽっちなの? 命かけて戦ったわりには安いわよねえ」と評されるが。
確かに命懸けで国を救ってこの額では割に合っているとはいえないが、だからといってこれだけ国が疲弊してしまい、国民の支援、復興等の財源を考えるとこれは仕方ないであろう。むしろよく捻出してくれたといえる。
50Gやらどうのつるぎやらで世界を救えとぬかした王などに比べるとよほどマシである。

現代

城の構造に変化はなく、飛び降り穴が塞がれているという程度。
【ガボ】の嗅覚によれば、フォーリッシュは昔と比べてさわやかな空気がする一方でここは油のニオイがする模様。
地下室は牢屋と化しているが、扉は鍵不要の普通の扉。ここではユバール族の休息地地方用の【ふしぎな石版緑】が手に入る。
 
現代では若い王が治めており、からくり技術が盛んな国になっている。と言ってもからくり掃除機がその辺を走り回っている程度であり、性能面というよりは普及の方面で盛んということか。
またそのからくり掃除機も、倉庫から発見した古代の遺物(恐らくはゼボットの作品)を手本にして復元した結果のもので、完全なオリジナル技術と呼べるものはまだ特に無いらしい。
からくり人間自体の研究も意欲的であり世界中から学者を集めるものの失敗続きのようで、半年ほどの研究期間を費やしても成果は上がらず。
その理由は「当時の人々によってからくり兵を全て処分された」ために手本とするものが無いから。
また、ある年代を境に一切の資料が残されておらず、意図的に過去の歴史が切り捨てられているという背景もある。
後の研究でからくり兵によって国が滅ぼされかけた歴史は判明したものの、からくり兵の詳しい情報までは残っておらず、一体でも残っていれば研究がだいぶ進んだだろうと学者たちは語っている。
主人公たちが訪れた後、その唯一の生き残りであるエリーが西の外れの地で発見され、王によってフォロッド城に連れてこられて一時は分解されてしまうが、【アルマン】や主人公たちの行動により王は考えを改め、エリーは元の場所に戻される。王がエリーを超えるオリジナルを作ると決意するところでフォロッドのストーリーは一旦終わる。
 
研究室ではオリジナル技術による人型ロボットの試作品として、紫色の仮面のメカニカルなカラーのあらくれがいる。
一応人の形はしているものの、スイッチを入れて歩かせようとするとすぐに故障して止まってしまい、機能的にはまともに形になっているとはまだまだ言いがたい出来。
それにしても、なぜあらくれなんだ?
 
【オルゴ・デミーラ】復活後は、DQ4の【サントハイム】のように住人が突然全員神隠しにあってしまうが、エンディングでは何の脈略もなく人が戻ってきたことを確認できる。
一応、どこかの城という形でフォロッドが神隠しにあったという情報が聞け、仲間達のセリフも魔王のしわざだろうとしているなどの点から何かのミスで人物を全員配置し忘れた、なんてオチではないことは確かである。
フォロッド城に入ってすぐにいる剣士からフォロッド王が傭兵を募集していたことや、仲間達からも魔王を討伐するための傭兵を集めていたのだろうという話が聞けることから、大々的に魔王に抵抗する戦力を集めようとしたため神隠しにあった、ということなのだろうか。

リメイク版

現代のメカあらくれが固有グラフィックになるという、よくわからない優遇を受けた。
あらくれをベースとしたメカニカルっぽい色であるというのは同じだが、銀色のメタリックな色にデカいネジが突き刺さったフランケンシュタインのような頭をしている。
起動実験の際はやはり一旦歩きかけるものの故障して倒れてしまうが、このとき頭のネジが左右にスライド往復する。何のネジだ。