概要
DQ5で仲間になった【ブラウニー】の1匹目の名前として初登場。
DQ8での【スカウトモンスター】の1体としても登場した。
DQ5
仲間になったブラウニー。【スライム】に次いで簡単に仲間にできる。
仲間になる確率
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|
1/2 | 1/64 |
仲間になったときの名前
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 | 4匹目 | |
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SFC版 | ブラウン | ボコボコ | しげまる | トントン |
PS2版 | うまる | |||
DS版 | ゆういち | ぶつお |
覚える呪文・特技
何も覚えない。
ステータス
Lv | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期 | 1 | 35 | 8 | 10 | 12 | 13 | 47 | 0 | 0 |
途中 | 20 | 94 | 26 | 21 | 25 | 20 | 216 | 0 | 82305 |
40 | 165 | 50 | 40 | 40 | 45 | 400 | 0 | 1034904 | |
60 | 230 | 60 | 55 | 50 | 60 | 480 | 0 | 3133596 | |
最大 | 99 | 255 | 70 | 100 | 60 | 60 | 510 | 0 | 7226045 |
1レベルあたりの平均成長率および平均必要経験値
LvUP回数 | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Lv1→60 | 59 | 3.31 | 0.88 | 0.76 | 0.64 | 0.80 | 7.34 | 0.00 | 53112 |
Lv60→99 | 39 | 0.64 | 0.26 | 1.15 | 0.26 | 0.00 | 0.77 | 0.00 | 104935 |
耐性
強度 | 属性 |
---|---|
無効 | マホトーン、マホトラ |
強耐性 | ラリホー、マヌーサ |
弱耐性 | ザキ・麻痺、メダパニ |
無耐性 | メラ、ギラ・炎、イオ、ヒャド・吹雪、バギ、デイン、ルカニ、メガンテ・体当たり、毒、休み |
解説
多くのプレイヤーにとって、【スラリン】かコイツのどちらかが一番最初に仲間になるモンスターだろう。
スラリンは初期ステータスが絶望的に低いのに対して、こちらはとりあえず装備を整えればある程度戦える。
最序盤は頭数がないので、仲間モンスターが色々と揃うまでは貴重な戦力になる。
この付近で仲間になるモンスターの中ではマヌーサ・ラリホー強耐性なのは、キノコやガスミンク戦で地味にありがたい。
ただ、ストーリーが進行するにつれてお役御免になるのがデフォ。
外見通り攻撃力はそこそこあるが、何一つ特技を覚えない上に耐性も貧弱なのが致命的。
味方になると同時に【ちからため】のコツすらすっぽ抜けてしまったようだ。
装備グループは【オークキング】や【ギガンテス】といった重戦士系のグループだが、重戦士系が装備可能な斧やハンマーなどの武器は序盤のうちは剣などよりも攻撃力で劣る場合が多い。
この時点から加入する重戦士系キャラはブラウンだけなので、特にこの点において割を食うことになる。
また序盤~中盤にて猛威を振るう鞭系・ブーメラン系武器が装備できないのも、序盤の仲間モンスターとしては痛い。
雑魚戦における総ダメージでは【スライム】や【ドラキー】の方が優れる上に、素早さもかなり低いので先攻されて余計なダメージを受けやすい。
というわけでボス戦での単体攻撃がお仕事……と言いたいところだが、ここで上記の「武器が弱い」点が足を引っ張り、中盤までは【スライムナイト】らの方が単体火力でも上回るというありさま。
また武器の性能だけでなく、主人公も含めて仲間内で装備品を使い回し・お下がりが可能な中、ブラウンの武器だけは別途用意しなければいけないことも多い。せめて【モーニングスター】あたりを装備できれば少しは印象が違っただろう。
さらに、序盤からクリアレベル帯までを通して、同等の獲得経験値で比較した場合にみのまもりが全キャラの中で最も低い、いわゆる紙装甲。防具のラインナップでも主人公に劣るため、高いHPに反して打たれ弱い。
上述の素早さの低さやダメージ系の属性には全く耐性がないことも相まってダメージが蓄積しやすく、こいつを戦闘に出していると回復呪文によるMP浪費の原因になりがち。
一応レベルさえ上げれば中盤ぐらいでHPとちからの数値だけは頭角を現し始める。
実はコイツのちからの成長はかなり早く、地上で仲間になるキャラクターの中ではゴーレムに次ぐ。クリアレベル帯(経験値30万~50万)であれば【アンクルホーン】や【エリミネーター】、【ドラゴンマッド】などの力自慢たちをも凌ぐ。
しかし最大の長所が2位というのが切ないところで、丁度いいところで登場する1位のゴーレムはこれのはるか上をいき、しかも仲間になりやすいので残念ながら目立ちにくい。
一応人間を含めてLv99まで上がる前衛キャラの中では最も早い時期から力が伸び、レベルアップがやや遅いことを差し引いてもLv80~90になるあたりまでは頭一つ抜けて高い。最後は255で並ぶので同じだが。
逆に言うとLv60を超えたあたりからレベルが上がってもすべてのパラメータがほとんど伸びなくなるので育て甲斐がなくなる。
あまりやる人はいないだろうが、Lv99まで上がるキャラの中で最も素早さの成長が停滞する期間が長いため、SFC版の【ほしふるうでわ】による成長率バグを利用すれば、吟味次第で基準成長値よりも51ポイントも上げられる。
そこまでした場合の素早さは121に達し、これは【サンチョ】をわずかに上回る値である。
他の序盤モンスター群と同じく、リメイク版でもステータスの上方修正などの救済措置はほどこされていないどころか、ほぼ同時期に【さまようよろい】というほぼ同等の攻撃力を持つ(それでいて防具では負けている)ライバルが追加され、ますます活躍の機会を失う結果となった。まあさまようよろいは仲間になりづらいという大きな欠点があるが……。
一応ゴーレムには装備できない【はかいのてっきゅう】を装備できるという長所はあるが、これの入手はクリア後。
そこまでブラウンを連れているのはよほど愛着のあるプレイヤーくらいだろう。
また本編クリア直前には同じ装備グループ所属で力・素早さがぶっちぎりで高くなる上位互換的存在のギガンテスが仲間にできてしまう。
レベル99まで上げれば、HP510・ちから255に到達するが、他のステータスや耐性が軒並み悲惨なのが問題。また【まじんのかなづち】を装備可能なのもすばやさの低さで生かしきれず、メタル狩りには向かない。
そもそも、SFC版の魔神の金槌の命中率は絶望的に低く、メタル狩りには【どくばり】の方が有効。
リメイク版なら同時出現したほかの仲間モンスター候補をメタルより先に倒せねばならない【メタルスライム】や【はぐれメタル】の勧誘の際には、素早さが低いのを活かして他メンバーがメタル以外の仲間モンスター候補を確実に先に排除してから、魔神の金槌を装備したブラウニーの会心を狙うという戦術もある。
しかしメタル系モンスターはもともと単独で出てくることが多いので、やはりあまり役に立たない。
例外ははぐれメタルの出現率と【メッサーラ】や【ミニデーモン】との混合出現率がかなり高い【グランバニアへの洞窟】1~3階。
競合相手としてはリメイクで追加されたコロプチの各ファイター。ステータス傾向もほぼ同一。
これも、確実に1ターンははぐれメタルに逃げるチャンスを与えてしまう点で、2ターン目に確実に先攻できるキャラが倒すのと大差は無かったりする。
ただ、はぐれメタルの素早さと素早さの仕様上はこちらの素早さが255カンストでも確実に先制できるとは限らない。「255にしているにも関わらずやたら先に逃げられる」という人には一考の価値があるだろう。
ただ、そもそも後攻狙いなら【まじんのよろい】があれば誰でも実現でき、コイツである必要は全く無い。というかまじんのかなづちが装備可能で、まじんのよろいが装備できないキャラはDS版以降の【デボラ】のみである。
仲間になりやすいというアドバンテージが…と言いたいところだが、ライバルの1人であるサンチョはまじんのかなづちが手に入る青年時代後半には確実に仲間になってくれる上、【くちぶえ】まで使えるのでメタル狩り要因としてはあちらの方が優秀である。
とにかく使い勝手は良いとは言えない仲間モンスターだが、そんな彼にも存在価値はある。
それは「戦士系モンスターの中では随一の可愛さを誇る」こと。
他の戦士タイプの仲間たちはどうしてもゴツかったりむさ苦しかったりする連中が多いため、とにかく見た目の可愛さを重視してパーティを組みたいというプレイヤーの下でなら貴重な打撃要員として活躍できる余地はなくもない。同じく可愛い戦士系であるコロプチと違って仲間にしやすい点も魅力。
実際、可愛いという一点だけで使いづらさを我慢してブラウンをレギュラーにしているプレイヤーは意外と存在しているようで、DQ4コマ漫画単行本の楽屋裏コーナーでも何名かの作家がブラウン愛を爆発させている。
可愛いは正義なのだ。
DQ8
ブラウニーのスカウトモンスター。
通り名・出現位置等
通り名 | 山のテンション王 |
種族 | ブラウニー |
出現位置 | 船着場東 |
出現条件 | 最初から出現 |
出現時間 | いつでも |
所持アイテム | モンスター銅貨 |
ステータス
攻撃力 | 素早さ | 守備力 | 最大HP | 最大MP | 戦闘参加 ターン | |
MIN | 65 | 34 | 36 | 83 | 0 | 0.7 |
MAX | 163 | 82 | 113 | 179 |
解説
通り名に違わずテンションを上げるのが好きなようで、なんと【一気にスーパーハイテンション】まで上げることもある。さらに痛恨の一撃を放つことができるが、攻撃を空振ることも。
結局のところ、能力値の低さからまともに使うのは難しい。
DQ5同様、可愛いことが最大の長所だろう。
ちなみに、DQ10では仲間になったブラウニーの固有スキルとして「テンション王」というものが存在する。
DQ10オフライン
【オルフェアの町】のサーカステントの受付の一人である【プクリポ】の男性。
DQ10オンライン
Ver.4.5前期で仲間モンスターのブラウニーにデフォルトネームとして設定された。
蒼天のソウラ
1巻で「しげまる」という名前だけが登場。
うりぽが考えるアズリアへのネーミング候補の1つ。
他にはゆうぼう・【ゲレゲレ】と、面白い響きの名前をチョイスしていた。
一方のソウラは【シーザー】・【ゴレムス】・【アンクル】を提案していた。