【ベネット】

Last-modified: 2024-01-25 (木) 08:37:41

概要

DQ5の登場人物(【NPC】)。DQ10とDQM3にも同名の人物が登場した。
DQ5(DS版以降)とDQM3における英語名はToilen Trubble。これはおそらくシェイクスピアの「マクベス」にて魔女たちのセリフにある"toil and trouble"(骨折りと苦労)から取っているのだろう。

DQ5

【ルラフェン】の町に住んでいる魔法研究家の爺さん。
 
常に紫色の煙が自宅の煙突から出ており、住民を困惑させている。
この煙ははるか西の【ポートセルミ】の灯台からも見えるので、もはや狼煙である。
町は迷路のようになっているため、ベネットの家にたどり着くには、裏側の通路から大周りする必要がある。
 
行ったことのある場所へ瞬時に行ける古代呪文の研究をしているといい、家を訪れた【主人公】にはその研究の手伝いと称して【ルラムーンそう】を取りに行かせる。主人公にルラムーンそうの生えている場所と見つけ方を教えると、ベッドで寝てしまう。「来いよベネット!」と思うかもしれないがご老人なので勘弁してあげよう。
ルラムーンそうを主人公が持ち帰ってくると起き上がって研究を再開。それを大きな壷に入れ、その結果壷の中の薬が派手に爆発するが、主人公に試しに唱えさせてみることで無事にその移動呪文【ルーラ】を復活させることに成功する。
ちなみに、このときのイベントで強制的にルーラを使用させられるが、このときのみ消費MPは0なので、MP切れを起こしていてもハマったりはしない。
今回のルーラはシリーズ初のイベント習得呪文である。必須呪文となっているので、ベネットには必ず会う必要がある。
 
青年時代後半では病に臥せっており、自宅から煙も出なくなっているが、住民からは煙が出なくなったことを喜ぶよりも病に臥せってしまったことの方を心配されている。
なんだかんだ言ってもみんなこの爺さんが好きなのだろう。 
再び家を訪れた主人公には【パルプンテ】を覚えさせてくれる。
ルーラは必須の呪文だが、パルプンテは覚えなくても進めるため、1度しか会わなかった人もいるだろう。
ルーラの方は習得方法がやたらと派手なのに対し、パルプンテは寝ているベネットに話しかけるだけで使えるようになる。
そんな簡単なものなのか?
 
余談だが、SFC版では10年前に【ゲマ】がイベントでルーラを使っている(リメイク版では変更)。
また機種問わずこの爺さんに教えられる前にパルプンテを使えるモンスターを仲間にできる。この爺さんの苦労は……。
まあ人間にとっては失われた呪文であることに変わりはなく、それを再び習得可能にしたのはやはり彼の偉業である。
面目は守られていると言えよう。
 
パルプンテを覚えた後にもう一度話しかけると、「お前さんたちが何者なのかわかるつもりじゃ。だてに古代の研究をやっとらんからな。わしの研究がお前さんたちの役に立つことを祈っとるよ…」と言う。
祈るまでもなく、ルーラは凄まじく役に立っているので安心して欲しいものだ。
パルプンテの方は一度も唱えないプレイヤーもいるかも知れないが…。

リメイク版

ルーラを習得し、かつ情報を得ていると、【名産品】である【ルラフェンのじざけ】がもらえる。
ルーラ復活のお祝いらしい。
 
【うわさのノート】に記載されている噂によると、その昔、研究中の実験で大雪を降らせたことがあるらしい。

DQ10オフライン・オンライン

偽りの【セレドの町】の高台の教会1階礼拝堂に居る少年。

DQM3

【ピサロ】と仲良くなり旅に同行する青年。声優は松岡禎丞(DQ10オンラインではアシュレイを担当)。
口癖は「アチアチだぜ」で、ロザリーの事はくん付けで呼ぶ。
 
DQ5の老人と同一人物かは不明だが、英語名もDQ5の時と一致し、魔法道具に興味がある所も同じなので、本人の若い頃、または先祖の可能性がある(実際、【アグルカ】の発言に対して「1000年も経ったらじいさんになっちゃう」と言っているが、同一人物の場合はそれくらい生きる必要がありそうという意図的なネタなのかもしれない)。
時代背景を考えれば先祖と考えるのが普通だが、魔法道具に精通しており、特に【ときのすな】とも関係が深いのでもしかしたら…という可能性もある。
【煉獄峠の魔界】初級エリアで仲間になり、その後はピサロに代わって必要なセリフを言うなど、DQ11の【カミュ】と被るところもある(盗みをやらかす所もそこを意識しているのかもしれない)。
普段は【ロザリーヒル】のピサロの家の地下室にいる。
 
ストーリー中盤、【天空城】での【マスタードラゴン】との(ピサロにとっては二度目の)謁見の直後、ピサロが「【エスターク】【三界魔王ザガンギエル】を従えて人間を滅ぼす」と決めた時には彼を人間の敵とみなして一度決別するが、後に【ロザリー】が人間にさらわれる所を目撃しピサロに報告。
隙をついて逃げてきたロザリーからはベネットが人間を指示していたと言うが、このロザリーは【くらやみハーピー】が化けた偽物であり真っ赤な嘘。
ロザリーを選ぶと今度こそピサロを見限るが、どちらを信じようが、DQ4正史のようになってしまう展開から以前アグルカから奪ったときのすなを使って時間を巻き戻し、ピサロのデスピサロ化を防ぐ。
なお、初回でベネットを選んだとしてもピサロはロザリーが流したルビーの涙を見てロザリーを本物と信じてしまうので、初回でデスピサロ化を防ぐことは不可能。(このルビーの涙も当然万一に備えて用意された偽物である)
ちなみに万が一の事を想定してときのすなは複数個盗んでいる。
 
ピサロは母【ミオレ】との約束で如何なる理由があっても盗みは許さないが、ベネットが盗んだアイテムのお蔭でピサロの命が助かる場面が複数ある。
なお手癖が悪いのはかつて親がおらず、貧しい生活で生まれつき病弱な弟(満足な食事もできず病死した)と生活するために盗みを身につけたという過去の経験からである。