【ベビル】

Last-modified: 2024-04-24 (水) 13:34:41

概要

オレンジ色の体をした小さな悪魔。名前は【ベビーデビル】の略だろうか。
下位種に【グレムリン】、上位種に【バアルゼブブ】【ガニメデス】がいる。
下位種のグレムリンはDQM等でも出ていたが、こいつはDQ10で再登場するまで出番が無かった。
DQ10のまめちしきによると、成長すると【メッサーラ】になるらしい。

DQ2

【ロンダルキアへの洞窟】の2階に出現する。
【ベギラマ】【ベホイミ】【マホトーン】【ラリホー】【ほのお】(下位)・【たすけをよぶ】という多彩な行動を取る芸達者。
どれを使われるか分からず、それぞれ性質がかなり違う。
様々な攻撃を行うため、一見対処しにくそうなモンスターに思える。
 
しかし、行動はどれもショボい。ベホイミは自分にしか使わないし、時期的にはベギラマの威力も脅威とまではならないうえ耐性防具も揃っている。
【ドラゴン】【フレイム】と違って炎は下位のタイプであり、これも時期的にあまり怖くはない。
ラリホーもマホトーンも【まよけのすず】があれば脅威ではない。
さらに、FC版の助けを呼ぶ行動はDQ3以降のシステムとは異なり、50%の確率で仲間を増やす「呪文」のため、【サマルトリアの王子】のマホトーンで封じることが可能。
FC版攻略本では「炎が強いのでマホトーンは使えない」と書かれていたが実際は上記の通りであり、まずはマホトーンで封じてしまおう。
マホトーンが効けば下位の炎しか扱えないので、他の強敵と一緒ならマホトーンをかけて後回しでよい。
パターンを把握できるまでは一見対処に困るが、封じ手さえ見つけてしまえば比較的安定して対処できるようになるいい例である。
行動パターンは多彩だがどれもショボいという点では、【マクロベータ】の先駆けみたいな存在である。
ただ、後述のイベント戦闘が存在することやリメイク版で強化されたことから、影が薄いとはあまり言われない。
 
ちなみに、敵側の呪文耐性が全体的に高いFC版DQ2において他の仲間を呼ぶモンスターは全てマホトーンに完全耐性であり、シリーズ中唯一マホトーンで仲間呼びを封じられるモンスターである。
『ファミリーコンピュータmagazine』'87年6号~10号の企画「D.Q.II Q&A」で【中村光一】がマホトーンで呪文のみならず、仲間を呼ぶことも封じられるのは「声が出せなくなるから」と'87年7号で解答しているのは有名な話だが、その記事のイラストもベビルが使われている。
次作以降は基本的にマホトーンでは仲間呼びを封じられなくなっている。ただし例外として、トルネコ3では【マホトーンの石像】【タップペンギー】の仲間呼びを封じられる。
 
リメイク版ではベギラマの威力が30~45にハネ上がっているため、危険なモンスターと化した。
相変わらずベギラマの使用確率はランダムではあるが、4匹の集団で出てくることが多いため、運悪くベギラマを連発されると全滅もありうる。
マホトーンで仲間呼びを封じることもできなくなったが、一方でラリホー耐性が無くなり、確実に動きを止められるようになったので、マホトーンよりラリホーを使おう。
また、ラリホーを使わなくなった。
なお、ベホイミの回復量と【ひのいき】の威力も増している。炎の頻度が倍増した上ベホイミによって必ず全回復するようになった。
 
ドロップアイテムは【あくまのしっぽ】。全くメリットのないアイテムなので換金してしまおう。
 
また、【ムーンペタ】の地下牢には2匹捕まっており、【みずのもんしょう】を足元に隠している。
倒せば当然手に入れられるが、FC版では全滅しても消える(逃げ出した?)ので、こちらが弱いうちに特攻してしまうのも手。
このとき全滅すると復活した先で全滅の曲がその城や町を出るまで流れ続けるので、あんまり気分が良くないというバグが生じる。ちなみにこれは【デルコンダル】【キラータイガー】戦(ついでに同城に召喚した【シドー】戦も)で全滅した場合でも同じ現象が起こる。
リメイクでは勝たないと消えなくなっており、ちゃんと倒す必要がある。
ちなみにFC版だと戦闘時に逃げることも可能(リメイクは不可)で、この場合は一度話しかけると再戦になるので、危険な場合はいったん逃げて回復や装備を整えていくのもあり。
なお、なぜ町の中にこんな凶悪なモンスターが捕まっているのかは不明。
リメイク版ではOPのムーンブルク襲撃時にグレムリンと思わしき魔物の姿があるので、敗北しつつも一部を捕らえたのかもしれない。
あるいは水の紋章を人間たちに渡さないために、あえて捕まったのか。
なお、【ロンダルキア南のほこら】には弱虫の悪魔がおり、ここに水の紋章があることを教えてくれる。ここの連中の顔見知りだろうか。
 
グレムリンもイベント戦闘に使われており、下位種共々DQ2の中では妙に恵まれているモンスターである。
一方で再登場はDQ10までおあずけという、極端な扱いを受けている。
【ベビーサタン】【ベビーゴイル】の系統に出番を奪われた影響だろう。

小説版

グレムリン共々近衛連隊長【アークデーモン】の配下であり、【ムーンブルク】の城を焼き払った。
一方紋章のエピソードには関わらず。

ゲームブック(双葉社)

下巻にて登場。
原作ゲーム同様ムーンペタの地下牢に捕まっており、倒すと水の紋章が入手できるが、1体でしか登場しない。

DQ10オフライン

過去の【ランドン山脈山頂付近】【カルサドラ火山】【ペシュヤ地下空洞】に生息。
イオナズン、はげしいほのおなどを使うため、ストーリー中盤の敵にしては手強い。
通常ドロップは【へびのぬけがら】、レアドロップは【こあくまのネイル術】

Ver.2

【ソーラリア峡谷】に生息。

DQ10オンライン

魔法の迷宮、王家の迷宮にも登場。
詳しくはこちらも参照。

ジョーカー3

モンスターズ初登場。悪魔系のEランクで所持スキルは【闇の使い手】
グレムリンと比較すると、すばやさが大きく上がったが、体力が150、守備力が250も落ちてしまい非常に打たれ弱くなった。
特性は習得する順番が変わっただけでグレムリンと全く同じ。
このモンスター2体の特殊配合で【ダブルイーター】となる。
 
【焦熱の火山】のマグマパークにはこのべビルが何体か住んでいる。

ビルダーズ2

グレムリンの上位として【ムーンブルク島】のイベントで出現する。ムーンブルク島クリア後であれば【からっぽ島】のランダム襲撃の際に現れることがある。
 
当初はイベント時または襲撃時限定のモンスターであり、モンスター図鑑を埋める上では必ず倒すことにはなるのだが、ネックなのはドロップ品も埋めたい場合である。
ムーンブルク島で必ず戦う際にはドロップ品がないため、ドロップ品を入手したい場合にはからっぽ島のランダム襲撃の際に入手する必要がある。しかしながら、【破壊天体シドー】をクリアした後はランダム襲撃がなくなってしまい、こうなるとベビルと戦うことが出来る場面が一切なくなってしまうので、これまでにドロップ品を手に入れたことがない場合図鑑のドロップ品を埋めることが出来なくなる状態であった。ドロップ品自体は無限化できる【魔力の水晶】であるため、これが重大かどうでもいいかはやり込みを重視するか否かの個々の判断といえるだろう。
2019/5/30のアップデートで【ヒエヒエ島】に配置されたため、ドロップ品を入手し損ねていたとしてもドロップ品を埋めるチャンスが出来た。
 
破壊天体シドーでは最初にやってくる住人として登場、【ビルダーの鐘】の音を聞いて【マンドリル】と共に4体まとめてやってくる。
【ビルダー】の仲間になるつもりはないと言いつつも、【ジゴック】の存在をあてにしてしぶしぶ仲間に加わる。
消滅の力が目前に迫っているのを見て、恐れをなしてビルダーへの協力を誓うのだった。
【拠点レベル】を2にすると、【ガーゴイル】と共にさらに2体が仲間になる。

ライバルズ

第9弾カードパック「再会と誓いのロトゼタシア」にて実装。盗賊のレア。

4/4/4 あくま系
召喚時:縦1列にいる全ての敵ユニットに1ダメージ

盗賊専用とはいえ、【メッサーラ】の上位互換であるうえ、系統まで被っている。
ベビルで1ダメージを与えたあと残ったユニットに【スノーベビー】【カイロスハント】を使用できる。

元々「自分の最大MPが相手の最大MP以下なら手札にあるこのカードのコスト-1」が付いており、【ブラッドレディ】の互換のような効果だったが、【まほうのせいすい】の導入でこれらの効果が廃止されたため4コスト固定となった。

ウォーク

メインストーリー4章7話~9話などで出現。あまり見かけないモンスター。火炎の息とイオラで全体攻撃しベホイミも唱える。
こころの色は緑でコストは57。スキルのHP回復効果とイオ属性呪文ダメージが上がり、イオ属性と混乱に耐性も付く。グレードSでイオラを覚える。

タクト

2021年2月18日開催の「ドラゴンクエストIIイベント」にて、
【ハーゴン】SPスカウト」のAランク枠として登場。
悪魔系Aランク、まほうタイプ。
リーダー特性は「呪文威力+5%」
とくぎは【ラリホー】/【ドルクマ】/「まふうじの炎弾」
覚醒スキル 10Pで「奇襲戦法」