【マヌーサザラキ】

Last-modified: 2020-04-07 (火) 07:22:00

DQ2(SFC版)

SFC版限定で、【サマルトリアの王子】が使える究極の必殺技。
いずれかの敵に【マヌーサ】をかけた状態で【ザラキ】を唱えると、確実にザラキが効いてしまう。
当人はマヌーサは覚えないが、【ひかりのつるぎ】を道具として使えばムーンブルク王女がおらずともこの技が使用可能。この技と、呪文の習得タイミングを早める裏技の発見により、Lv22~23での単独低レベルクリアが達成。
のちに【スクルト】で強化をすればご先祖様から受け継いだ【ベギラマ】【シドー】をも倒せることが発覚し、Lv19~20での単独低レベルクリアも、やろうと思えば可能。

ただ、一部の敵に対しては一撃死に至らない場合があり、これはザラキの仕様が原因。本作のザラキの効果は「敵に254のダメージを与える」を内部処理で行うため、HPが255以上ある敵に対してこの技を決めた場合、「254のダメージを与えた」というメッセージが出る。
通常はHP255以上の敵でザラキが有効な敵は存在しないが、マヌーサが有効な敵に対してこの技を使う場合、バランスブレイカーになりうる驚異の性能を秘めている。
【ハーゴン】にはマヌーサが効かないが、3幹部の【アトラス】【バズズ】【ベリアル】、そして、【シドー】にも有効である。
このうち、バズズには高確率で命中するが、アトラスは若干耐性があり、ベリアルとシドーは強耐性持ちであり、回復や補助を後回しにしてマヌーサを当てることばかりに集中し過ぎると、自滅する場合もある。
当然のことながら、この技はGB版以降では修正されており、使用できない。
 
この技の原理は、状態変化呪文の仕様とプログラムミスが重なって起こっている。
SFC版DQ2では通常、状態異常系呪文を使う際、対象が既にその状態異常にかかっていた場合、
「100%命中する」という判定で処理するようにしている。
ところが、【ラリホー】【マホトーン】・マヌーサはそのまま問題が無いのに、
設定ミスのせいでザラキの判定にもマヌーサ状態の有無を見るようにしてしまっているので、既にマヌーサが効いている敵には必ずザラキが通じるようになってしまったのだ。