【マミー】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:08:40

概要

DQ2以降の作品に登場するモンスター。
【ミイラおとこ】の上位種族。DQ8からはこいつの上位種として【ブラッドマミー】が登場している。
マミー(Mummy)とは、そのものずばりミイラのこと。下位種と意味合いはほとんど変わらない。
初登場のDQ2でこの名前を見たとき、多くの少年少女は昭和40(1965)年に誕生した森永乳業の乳酸菌飲料を思い浮かべたことだろう。
マミーとは俗に「母親」の呼称でも使われることや下位種が「ミイラおとこ」なことから「女性のミイラ」と連想した人もいたようだが、こちらはそもそも綴りが違う(mammy・mommy)ので無関係。
 
基本的には紫の包帯を巻いているが、作品によっては色が青くなったり白くなったりする。
ミイラおとこは初期ではさほどウザくなかったが、こいつは上位種なので初期から眠り攻撃や仲間呼びを駆使するなどウザいことをしてきた。DQ8ではダメージを軽減してきたりDQ9ではテンションを下げてきたりとナンバリングが下ってもそのウザさは健在。
【マミーウィスプ】というミイラのモンスターもいるが、今のところこの系統とは無関係。

DQ2

初登場。【満月の塔】の1Fと【海底の洞窟】の3Fのみという妙に限られた生息範囲を持つ。
守備力と素早さがほぼゼロのミイラ男と異なり、HPがやや高めな以外は割と平均的なステータス。
ミイラ男は攻撃力が周りの敵から頭一つ抜け出しているが、こちらは周りの敵よりも低い値となっている。
【ねむりこうげき】(失神攻撃)を使い且つ1人を集中攻撃するので、狙われたキャラは防御させておきたいが、眠らされると防御できなくなってまうので注意が必要。しかも、眠っていると被ダメージが増すという仕様があり、この仕様を最大限に活用した攻撃パターンを取る難敵である。
海底の洞窟では同じく集中攻撃をしてくる【キラータイガー】と組まれると危険だが、組む相手は【ゴールドオーク】のことが多い。
なお、行動パターンに「逃げる」があるが、基本的に逃げる姿を見ることはまずない。ローレの力が140(Lv38)以上でようやく逃げるようになる。【もょもと】プレーでもない限り、現実的な数字とは言い難い。
全体的に呪文に対する耐性が高く、【ラリホー】は全く効かず攻撃呪文も【マヌーサ】も効きが悪い。
呪文にはあまり期待せず、王子達の打撃で地道に倒していくのが良い。
生息域こそ狭いが、海底の洞窟3Fはエンカウント率が高めなので全ての敵を倒すコンプリートの穴にはあまりならない。

リメイク版

体色がミイラおとこと逆になっている。
素早さが10下がり、他のステータスは微妙な値だった攻撃力も含めて据え置き。
リメイクでも集中攻撃がスロットに2つ入っているので、1人を狙い続けるケースがやや多い。ただし、オリジナル版のように集中攻撃に眠り攻撃を織り交ぜることはなくなったので危険度はかなり減少している。
相変わらずラリホーは全く効かないが、攻撃呪文が確実に効きマヌーサも高確率で通用するようになったので対処は楽になっている。
特に強化された【ベギラマ】にとってはいいカモであり、【バギ】と一緒に使えばほぼ一掃することが可能である。
他にはなぜかFC版に比べて即死耐性が極端に低くなっているので、死体なのに【ザラキ】が有効。
なお系統は違えど死人仲間の【グール】にもザラキが有効である。
 
仕様変更によって逃げ出すレベルが低くはなったが、出現エリアの【エリアレベル】がやたらと高いので、相当慎重にレベルを上げるスタイルでもない限りは逃げる姿を見ることはあまりない。

DQ3

体色が赤から紫に変わった。
主に【ピラミッド】に登場。
HP・攻撃力・守備力があの【あばれザル】より高く、かつ同時出現数でも上。通常攻撃、仲間呼び、【痛恨の一撃】の行動パターンもあばれザルと同じ。
実際には【アッサラーム】からの旅程を経てこちらのパーティーも力をつけているため、マミー自身の体感的な強さはあばれザルほどではないが、出現場所的に死者が出ると街への帰還が困難になりうるので、痛恨の一撃のリスクはさらに高いともいえる。
勇者や戦士の攻撃だけでは倒しきれないことが多く、今作でもこちらからの眠りや幻惑は効きにくいので行動を止めにくいのが厄介。
また、高確率で呼び出す【くさったしたい】は、マミーの倍近いHPを持ち、攻撃力も高いために同様に厄介。
前衛タイプのモンスターが仲間を呼ぶ場合、同種か、格下の補助役を呼び出すケースが大半だが、こいつは自分よりさらにステータスの高い格上の仲間を呼び寄せるという、ある意味レアなモンスター。
【だいおうガマ】【わらいぶくろ】の補助呪文で行動できないところに攻撃を食らい続けたり、逃走に失敗するなどすると全滅の危険性が出てくる。
【バギ系】が強耐性で効きにくいという珍しい特徴を持っているが、この時期は威力が弱く燃費も悪い最下位の【バギ】が使えるだけな上にHPも多いマミー相手では補助攻撃としても心許ないので元々使う気にもならないだろう。

もっともマミー、くさったしたい共々ゾンビであり【ニフラム】には弱いので出てきたらこれで消してしまったほうがいい。
ニフラムで消した敵からは経験値、ゴールドとも貰えないので「そんなの意味ないじゃん」と思ってニフラムを戦術から除外したプレイヤーもいただろうが、そんなプレイヤーはピラミッドで相当な苦戦を強いられたはずだ。
 
ピラミッドでマミーが出るのは3F以上と地下で、1F・2Fには出現しない。
だが、ピラミッドの1Fは空箱か【ひとくいばこ】。2Fに1つある宝箱も空箱。つまり、ピラミッドでの宝箱回収をするにあたって、このマミー(&くさったしたい)は避けて通れない。
強いだけあって意外と報酬が高く、1匹あたり36G(わらいぶくろを除けば一番)も貰える。
4匹倒すと144Gと少なくない収入になるので、ベギラマなどを覚えてある程度楽に倒せるようになったらニフラムで消すのはもったいない。

ちなみにピラミッドで一緒に出現する敵は上記2種に【あやしいかげ】【ミイラおとこ】しかいない。
下位種と上位種の出現場所が被っているパターンはDQ1でもあったが、仲良く並んで出現するパターンは本作が初で、他にはこの少し前の【ノアニール】周辺の夜限定で【アニマルゾンビ】【バリイドドッグ】の組合せなどがある。
また、本作には【シャーマン】【ゾンビマスター】を介して色違いのゾンビが並ぶパターンもあり、すべてではないがアンデッドモンスターにこのパターンが多い。
 
忘れた頃に【ちきゅうのへそ】にも出現する。
流石にこの頃になると対処法はいくらでもあるが、こちらは一人なので痛恨の一撃やくさったしたい呼びが厄介であり、長引かせずに早々に倒したい。
ただし、呪文は使わないのになぜかMPを持っており、おまけに【マホトラ】が確実に効くので、賢者や魔法使いが試練に挑んでいる場合はMP補給源として活用しよう。
 
ドロップするのは苦手なはずの【せいすい】。どういうことだろう?

リメイク版

複数攻撃武器の追加によって倒しやすくなっている。たいていはベギラマ+複数攻撃武器で殺されるのがオチ。
また、あばれザルが強化されたことによりHPと守備力で後塵を拝することになった。
リメイク版で相対的に弱くなったモンスターの1人である。
また、GBC版では通常攻撃のアニメーションで腐った死体を呼ぶ事がある。
ガラケー版以降では、ピラミッド4F宝箱の中から出現するようになった。
 
【格闘場】ではミイラおとこAとミイラおとこBと対決。
HPは高いがミイラ男より守備力が低いため、集中攻撃されると意外とあっさりやられることも。
上位種ゆえに勝率は高いが、鉄板とまでは言いきれない。
とは言え、ミイラおとこAとミイラおとこBのどちらが勝つかは50/50な上、倍率的にもあまりおいしくないのでこのカードならマミーにかけた方がいい。

DQ8

【剣士像の洞窟】全域に出現。
 
先に出現したミイラ男同様【ダメージ軽減能力】を持つため無駄にしぶとくてウザい敵。
【テンション】を溜めないとろくに攻撃が通じないが、コイツもまた【ねむりこうげき】でこれを妨害してくる。
ミイラ男2匹・マミー2匹・ミイラ男2匹という構成で頻出するのだが、これがまた最悪で、ミイラ男のローテーションの関係上最初のターンに必ず2回【呪いの玉】が飛んでくる。
呪いが効かない【主人公】にうまく着弾すればいいのだが、そうでないと2人分のテンションがチャラになって動きが止まり、このうえで主人公まで眠り攻撃を食らうと目も当てられない惨状となる。
そうでなくとも本人の同時出現数が多いため4匹5匹といった集団で現れるのに加え、攻撃力も意外に高いときている。
動きを止められたところへ集団でボコられると被ダメージがバカにならない。
ああ、始末に負えない……。ちなみに、下位種に比べ若干HPが低く、こちらのレベルが高いと逃げることもある。
 
【マヌーサ】が高確率で有効なのでまずはこちらで攻撃を封じよう。
後はテンションを乗せた攻撃で一掃すればいい。
普通に【ハイブーメラン】を投げるくらいでもいいのだが、覚えているようであれば【バーニングバード】【超パワフルスロー】を投げれば確実。
【ゆうき】一択で育てているのであれば【ライデイン】を習得済みだと思われるのでこれを使ってもいい。
幸い剣士像の洞窟では最後の戦いを前に全回復してくれる石碑があるので道中の消費は気にしなくてよい。
全力で叩き潰そう。下手にケチる方が面倒臭い。
 
後に【闇の遺跡】でミイラ男3匹・ブラッドマミー3匹・マミー3匹という構成で再登場する。
嗚呼ウザい…
 
落とすアイテムは、通常枠で【ターバン】(1/64)、レア枠で【インテリめがね】(1/256)。後者は確率が非常に低い為、コンプリート障害の一角となっている。
ターバンはわかるが、なぜめがねを……生前は商人だったのだろうか?

DQ9

【グビアナさばく】【グビアナ地下水道】に出現する。
宝の地図の洞窟では遺跡タイプではなくなぜか氷タイプに出現する。
前作のようなダメージ軽減能力は持たないが、やはりテンションに拘りがあるのか【身の毛もよだつ攻撃】を使う。
あんな気味の悪いミイラに触られたら、いやでもテンションは下がるというもの。
 
色違いと同様、【よごれたほうたい】を持っている。というよりは、着ている……?
ただ、こちらが強くなるとほぼ確実に1ターン目に逃げ出すため妙に盗みにくい。そしてこういうアイテムに限って需要が多いんだから困る……
逃さずに盗む方法は【ブラッドマミー】の項目を参照。
ちなみに、レアドロップは【うらみのほうじゅ】

DQ10オフライン

真の【魔女の森】と偽りの【ナシームの洞くつ】に出現。
【ラリホーマ】や眠り攻撃をする。
通常ドロップは【よごれたほうたい】、レアドロップは【特やくそう】

DQ10オンライン

Ver.3.2からは始まりのラリホーの宝珠を落とす。
詳しくはこちらを参照。

不思議のダンジョンシリーズ

トルネコ1に登場した【ミイラおとこ】の上位種としてトルネコ2から登場。
なお、ヤンガスでは下位種共々リストラされてしまった。DQ8には出演したのに。
【うごくせきぞう】系も同様。

トルネコ2

【屋敷のダンジョン】4F~6Fで初登場。ゲーム内では下位種のミイラ男より先に遭遇する。
ミイラおとこに毛が生えた程度の強さで、これといった特技も持たない。
しかし序盤に出現するモンスターの中では攻撃力とHPは高めで、接近戦を挑むと結構削られる。
例によってゾンビ系なので、薬草や弟切草を投げつけてもダメージを与えることが可能。

トルネコ3

最大HP40、攻撃25、防御13、経験値45。
【密林島の発掘場】に生息。倒した後に時々墓を落とすようになった。
相変わらずミイラおとこに毛が生えた程度の強さで、HPに至ってはミイラおとこより低い。
攻撃力は同ダンジョンでは最も高いが耐久力に疎く、それほど苦戦する相手ではない。
ちなみに下位の【ミイラおとこ】は、ゾンビ系の集まる密林島の発掘場には登場しない。
仲間にしたときのデフォ名は「カーメン」。さる王家の者と言っているあたり由来はツタンカーメンだろう。

DQM1,2

ゾンビ系として登場。植物系との基本配合で誕生する。そう来たか。(エジプトのミイラは体から内臓をくりぬいて、代わりに各種薬草を詰めて作られる)
マヒ攻撃・魔神斬り・仲間を呼ぶを習得。いずれも歴代シリーズのイメージからか。(作品によっては眠り攻撃、痛恨の一撃、腐った死体呼びを行う)
すばやさは低いが、攻撃力がそこそこ高くレベルアップも早め。コイツと【はなまどう】【ボーンプリズナー】が生まれる。

キャラバンハート

ゾンビ系が削除されたキャラバンハートでは悪魔系として登場。
ロンダルキアの洞窟に出現するが、ランクはCと低い。
マヒ攻撃や眠り攻撃を覚える。
攻撃力は低くなったが、代わりにHPと守備力がよく伸びるようになった。

イルルカ

JOKERシリーズには下位種であるミイラおとこが出演しており、こいつは出られなかった。
DQM1リメイクのテリワン3Dにもなぜか出られなかったが今作で久しぶりに登場。DQ3と同じように【ピラミッド】に出現。
位階配合に加えてミイラおとこ4匹の4体配合でも作れるが、直接スカウトするか【ギガンテス】に適当なゾンビ系を配合したほうが楽だろう。
特性はスタンダードボディ、タメキテボディ、ねむり攻撃。
+値を上げることでときどきスカラ、ねむりブレイクを得る。
【新生配合】でカウンター、メガ・ギガボディ化でいきなりテンション、ギガボディ化でAI1~2回行動を習得する。
スキルは「アンデッド」。

スラもり1

スライムのしっぽに出現。自身は攻撃せず、ワープをしながら砲台を作る。
実は「包帯で砲台を作る」という駄洒落なのだが、その割にはかなり厄介な敵。
砲台からはこちらを狙って鉄球が撃ち出される。
探索に夢中になってるといつの間にかフロアが砲台だらけになっていることも。
早めに倒すか担ぐかして無力化したほうがいい。
 
ちなみに、時々自分が作った砲台に飲み込まれて身動きが取れなくなっているものもいる。
また、砲台を作ろうとしているものの目の前にいると、自分が砲台に飲み込まれてしまう。
その際はおおみみずなどと同様にボタン連打で脱出する。

スラもり3

2では【ホータイン】のモデルだけ登場して欠場したが3で復活。
フナデルのやしきとトンガリこふんに出現し、マミーばくだんなる地雷を作る新技を引っさげて帰ってきた。
地雷を踏むと数秒後に大爆発する。範囲は爆弾岩と同じでそこそこ広い。
しかし動きが遅いため、作ったばかりの地雷をわざと踏んで逃げると、自分だけ巻き込まれる。
せっかく復活したのに可哀想なやつである。
 
船バトルでは「まっすぐに ぶっぱなせ!」と、固有作戦の「ワナを はれ!」を命令できる。
ワープを使って確実に相手の船に侵入できるが、動きの遅さに加えて船バトルではHPが1ポイント低くなっているので、地雷を作る前にやられることも多い。

バトルロード1

第六章から登場。
ステータスはHP:643 ちから:82 かしこさ:28 みのまもり:87 すばやさ:73。
特技は「バンテージウィップ」と「ラリホー」。
前者は包帯をムチのように操り敵1体を攻撃する会心の一撃が出やすい技。後者は敵全員を眠らせる呪文。
また、戦士と組む事でバンテージウィップが敵単体を縛りつけて動けなくする「バンテージホールド」に変わる。
 
賢さ以外の能力のバランスがとれていて、敵の邪魔もできる優秀なモンスター。意外と素早い。
ただし弱点は炎/雷/灼熱・爆発属性の呪文と多い。

大会参加賞だった【モリーセレクション】の絵柄はリング内のパイプ椅子に座り、腕の包帯を巻き直すというもの。

ヒーローズ2

【アマル峡谷】、フリーマップの【大峡谷】北に出現する、死んだ王様のため一緒に墓に入れられたかわいそうな亡者が復活したモンスター。
ミイラ男同様、一度に大量に出現するのが特徴。
やはりこれといった特殊な行動はしてこないが小型モンスターにしては妙にHPが高いので倒すのに少し手間取る。
とはいえただのザコ。経験値も11、ゴールドも15とやはりというべきかショボイ。ただ放っておくと邪魔ではあるのでできれば倒して昇天させてやろう。
ドロップアイテムは【よごれたほうたい】【暗黒の樹木】
 
モンスターコインは1枠のサポートタイプ。

星ドラ

ブルリア星・ザバルア大陸 永劫のピラミッド 地下1階のボスなどで登場。
「のろいこうげき」や「ねらいをさだめる」などを使用してくる。

ライバルズ

スタンダードパックに共通レアカードとして収録されている。

5/4/5
ゾンビ系
召喚時:
敵1体を次のターン攻撃不能にする

ユニットだけではなく敵リーダーを対象に取ることもでき、敵リーダーの直接攻撃を防ぐことができる。
初期から実装されていたユニットであるが、初期に大流行していたコスト4の【亡者のひとだま】の行動を止められない上、相討ちにされてしまうため然程使われないユニットだった。
しかし、亡者のひとだまがナーフされ有利トレードができるようになると、特にテリー対策として注目を浴びるように。
くさった死体でテリーの【らいめいのけん】を破壊しても、次のターンに他の武器を装備されて攻撃される可能性があるが、
マミーならば1ターンのみではあるが確実に攻撃を止めることができるのだ。
武器を持つリーダー相手に1ターン耐えることができれば勝てる、という局面では武器破壊ユニットよりも強力なメタユニットとなる。
もちろん、ユニットの行動も封じることができるので武器を持たないリーダー相手でも腐らず、汎用性も高い。
後に猛威を奮った【オルゴ・デミーラ】に対しても、第一形態の動きを止めつつ有利トレードができるため相性が良い。

ウォーク

メインストーリー4章4話~8話などで出現する。ただし夜の時間にしか現れない。
眠り攻撃やラリホーマで眠らせてくる。
こころの色は黄でコストは54。

タクト

ゾンビ系Bランク、ぼうがいタイプで登場。
とくぎは【ねむりこうげき】/「ふきとばし」/【ローリングアタック】