【マントゴーア】

Last-modified: 2022-09-23 (金) 06:27:48

概要

DQ3以降に登場する、六本の脚と翼を備えた魔界のライオン。
体色はFC版では鮮やかなエメラルドグリーンの体に緑のたてがみ、リメイク版では濃緑の体に濃青のたてがみになっている。

名前は主にインドやアフリカ(博物誌ではエチオピアと紹介)に伝わる想像上の生物であるマンティコアを捩ったものだと思われる。
外見は人面のライオンで、このモンスターと同じくコウモリの翼を背に生やし、尾はサソリのそれや先端には無数の毒針が生えていたりと各所で微妙に異なる。また、「人喰い」を意味する名前の通りに性格は非常に獰猛。また、際限のない食欲の持ち主でその凄さは一国の軍隊を壊滅させるほどだとされている。
後に11で再登場した際には「1体で数万の軍勢と戦い全てを滅ぼした伝説の魔獣」と、元ネタのマンティコアを意識したかの様な紹介がなされている。
 
色違いに【ライオンヘッド】【ラゴンヌ】【ホワイトライオン】【バクーモス】がいる。

DQ3

最終決戦の地である【ゾーマの城】にのみ出現する。
この系統の特徴である複数の呪文の使用は健在で、【メラゾーマ】【バギクロス】で攻撃し、【マホカンタ】を唱えることもできる。
全体的な呪文耐性は低く、攻撃呪文は【ヒャド系】以外は有効で、また【ラリホー】【マホトーン】も効きやすい。
小細工なしに一気に倒した方がいいが、集団で現れた場合にはマホカンタ対策に【ようせいのふえ】で眠らせたあと、【らいじんのけん】【おうじゃのけん】を使うといった、呪文と同様の効果が得られる道具を利用すると効果的。
またFC版では【マホカンタバグ】を利用すれば、激戦の続くゾーマの城での貴重な【MP】回復源ともなる。
落とすアイテムは下位の2種と同じく【なげきのたて】
ドロップ率は下位種のラゴンヌと同じ1/128(ライオンヘッドのみ1/256)。
 
ちなみにDQ3でバギクロスを唱えるモンスターはこのマントゴーアのみ。
バギクロスのモンスター使用時のダメージ設定は、マントゴーアのために作られたようなものである。
【バギマ】は使うモンスターがいないにもかかわらず、データ上にダメージ設定がある。)
なお、一応FC版では【オルテガ】がモンスターのグラフィックでバギクロスを使う。

リメイク版

【謎の洞窟】のピラミッドのフロアにも出現するほか、【すごろく場】でも出現率が高い。
【ねむりのつえ】【まふうじのつえ】といったマホカンタの上からでも有効なアイテムや、呪文耐性の防具が大幅に増えたことから更に対処が楽になっている。
このため、相変わらず動きを止めにくいラゴンヌとの差が縮まって(あるいは逆転されて)いる。

DQ11

この系統は30年ぶりの本編再登場。
GBC版の上位種だったホワイトライオンがハブられたため、系統最上位種に返り咲いた。
ライオンヘッド・邪より能力値が一回り高いが、ラゴンヌ・強は、マントゴーアより一回り強い。
 
過ぎ去りし時を求めた後の【ミルレアンの森】【メダチャット地方・西の島】に出現する。DQ11Sの3Dモードでは1回の戦闘で1体しか出現しない(他のモンスターとの同時出現はある)。
2Dモードでは【名もなき地】【デルカダール城下町】東)にも出現する。
完全2回行動で強化攻撃や【メラガイアー】【バギムーチョ】、マホカンタを使用し、色違いボスの【バクーモス】と同じ【悪夢の吐息】も吐く。
バギムーチョが強烈なので要注意。
素材アイテムの【アレキサンドライト】を通常ドロップする。最上位の希少素材のひとつだが簡単に盗めるため調達しやすい。ちなみに、レア枠は【ドクロのゆびわ】