【ムスタファ】

Last-modified: 2018-10-14 (日) 20:47:52

ロトの紋章

外伝「イシス恋の遁走曲(フーガ)」に登場。
【イシス】地方の都市・バハダットでヘビ使いの芸をしている少年。
少年であるが、12歳の頃の【ヤオ】と瓜二つの風貌をしている。
バハダットを騒がせる荒くれたちのボス・【ジェファ】に一目惚れされ、追いかけ回されていた所にヤオと出会う。
バハダットで開かれる武術大会に出て、優勝してイシス王女と結婚すればジェファも諦めるだろうと踏み、
ヤオに副賞の1万ゴールドを進呈する事を条件に、ヤオにムスタファの影武者を引き受けてもらう。
武術大会前夜のトラブルで眠れなくなったヤオに秘伝の薬(マムシの酒)を飲ませて、
何とかヤオは決勝戦にすすむのだが、ヴァイパーと名乗っていた【ダークシャーマン】【ベギラゴン】でヤオがやられた際、リングに上がって炎に包まれたヤオを助けたものの、煙が収まった後に彼が立っているのを見たダークシャーマンに「ベギラゴンを無傷でしのいだ」と勘違いされ、そのまま戦う羽目になってしまう。

ピンチに陥るものの、機転を利かせてダークシャーマンの腕のヘビを得意のヘビ笛で操り、ベギラゴンをダークシャーマンに撃たせることで見事勝利を収めた。
その後、王女を人質に取ろうとしたダークシャーマンは王女の素性を明かしたジェファに止めを刺され、結局ジェファと結婚する事になる。

ジェファがムスタファを婿として認めた時には、ジェファ一味の荒くれ男達も彼の事を祝福していたあたり、いざという時の機転がきく部分を認められていたのだろう。

紋章を継ぐ者達へ

続編ではイシスの王に即位している。
風貌はヤオと出会った昔とさして変わらず、ちょび髭が年月を物語る唯一の特徴。
妻のジェファや娘のラーニャに頭が上がらず、時々お忍びで町に現れる事もあるなど王としては比較的凡人だが、
タクウやアバダンといった有能な人材に支えられ国を維持している。
 
それでも機転の利く所は健在で、武闘大会の予選時にアブサンとアバダンの兄弟の因縁、
そしてイシスの国民がアブサンに向ける敵意に場が荒れ始めた時、荒れ始める人々を一喝して諭し、
また異国から来た旅人にも国の過去の話を語り、そしてこの武闘大会を開く事ができる「平和」を維持している事を伝え、
武闘大会を無事再開させ遺恨を一時的に鎮める事ができた。