【メーダ】

Last-modified: 2024-03-21 (木) 05:08:57

概要

DQ1などに登場する奇妙なモンスター。
一つ目で宙に浮いており、多数の触手と「目玉があるからメーダ」という覚えやすい名前をもつ。
目玉系のモンスターの先駆けだが、目玉系のモンスターでは後発の【あくまのめだま】【おおめだま】の系統が目立つため、長らく本編での再登場機会に恵まれなかった。
近年の登場で、専用技を3つも貰うという優遇と、出現場所がマイナーという不遇を味わう珍しいモンスター。
モンスターズには初期作品から登場している。
 
上位種に【メーダロード】【メーダクイン】【メーダプリンス】【コスモアイ】【ジア・メーダ】、ボスに【コスモマザー】がいる。
また、DQ8には【シーメーダ】、DQMJ3では【メーダボード】という亜種が登場した。
 
【デス・メーダ】とはおそらく関係がない。

DQ1

【岩山の洞窟】【沼地の洞窟】に出現。通常攻撃しか行わず、まともなレベルと装備さえあればまず苦戦しない。また、【ラリホー】に対しても無力である。メーダロード共々マイナーの地位に甘んじそうな弱さ。
だが、ストーリー上何度も通過する沼地の洞窟や、稼ぎ場所である岩山の洞窟の浅層に多く出現するため、目にする機会は多い。
 
実はラリホー未習得のLv4~6でも【ギラ】さえあれば問題なく戦える上に、経験値7となかなかおいしいはずなのだが、上記の通り【毒の沼地】を10歩以上も歩かなければ入れない場所が生息域のため、残念ながら狩りにくい。
一方の岩山の洞窟B1Fへは毒沼を避けて行くことはできるが、途中で強敵【がいこつ】の出るエリアを通過するので注意する必要がある。
さらにHPもおおさそりより高く、FC版の非力なギラだと連発してもよほど運が良くないかぎり仕留めるまでに3ターン以上かかるので、その間に被ダメージもかさみがち。回復拠点も特に近いわけではないので、結局のところ狩ってもそれほど効率は良くない。

DQ9

実に23年もの長い歳月を経ての本編再登場を果たす。
【ルディアノ城】に出現し、【イオ系】属性の【怪光線】でマヒさせてきたり、【くすぐる】という特殊行動で動きを止めるなど新たな技を引っさげて登場する。
しかし、登場するのがルディアノ城だけで、ストーリー上ここに行く機会が少ないため、印象には残りにくい。マイナー脱出の道はまだ遠い……。
落とすアイテムは通常枠が【皮のムチ】、レア枠が【まほうのせいすい】
 
この系統はすべてそうだが、シンボルが出現する際、なぜか地中から飛び出す位置と影の位置がズレているのでややトリッキーな現れ方をする。

DQ10オフライン

【地底湖の洞くつ】に生息。
【ビリビリバリア】という種族固有技を身につけたが、こちらが強いと逃げ出すことがある。
通常ドロップは【ガマのあぶら】、レアドロップは【ウルベア銅貨】
 
PS5/PS4限定特典のドルボードプリズムは、よりにもよって【メーダプリズム】である。

DQ10オンライン

クエスト依頼者となるNPCがいるほか、魔界では【メーダ・強】が登場する。
詳しくはこちらを参照。

DQM1・DQM2

系統は【虫系】
どちらかといえばこいつがマイナーを脱出したのはモンスターズ出演のおかげ。虫系としてDQMから登場。
メーダロードの【ホイミ】【ギラ】、そしてDQ1の洞窟=【レミーラ】を意識してか【レミラーマ】と、技の本編再現度は極めて高い。
虫系唯一の回復呪文使いであり、【ホーンビートル】を主力に据える際には配合しておくと良いだろう。
配合法も配合先もDQM1やDQM2、PS版でころころ変わるが、基本的には虫系×【コハクそう】で誕生。2体配合で【ドロル】が作れる点は死守している。
DQM1では【いかりのとびら】、DQM2ではポートリッツの灯台に出現。洞窟には登場しない。
DQM1でNPCのあくまのカガミが言うダジャレの中に「メーダ! だめーだ!」というものがある。
「だめ」は漢字で「駄目」と書くので、メーダの語源と思われる「目」にうまくマッチしている。まさに「駄テレポ」ならぬ「駄メーダ」ということか。
 
しかし、ここを最後にメーダ冬の時代が再び到来。
故郷が舞台となったキャラバンハートではリストラされ、DQ8ではDQ1で共演した仲の【おおさそり】系が復活したのにこいつは何故か【シーメーダ】なる類似品にお株を奪われる憂き目に遭う。
そしてジョーカーでもシーメーダが幅を利かせ、子供たちの記憶から消え去ってしまうのか……と思われたその時、バトルロード2第一章に登場、再び日の光を浴びることができたのだった。

テリワン3D

【悪魔系】のFランクとして久々に出演。今作ではモーションの関係か正面を向いている。
【ちからのとびら】の5~8階に大量に生息しており、一般配合でも簡単に作れる。他国マスターに連れられて登場することもあり、このチームは【スライム】、おおさそり、こいつ、【ドラキー】という懐かしのDQ1出身モンスターで構成されている。
 
特性はスタンダードボディとみかわしアップ、ギラブレイク。+25でいきなり冥界の霧を、+50でギラ系のコツを習得する。
ステータスは平々凡々だが、特性のおかげでギラ系特技を使いやすく、強力な特性であるいきなり冥界の霧を持つのは長所といえる。所持スキルは【ナイトメア】。このスキルではギラ系を一切覚えないので、配合で生み出してギラ系スキルを継がせるといい。

イルルカ

引き続き悪魔系Fランク。【水の世界】のいにしえの灯台の下層部に生息している。
一般配合で作ることも勿論可能。【新生配合】でマヒブレイク、メガ・ギガボディ化でAI1~3回行動、ギガボディ化でマヒ攻撃を習得。
SP版では野生のシンボルが【くらやみハーピー】に差し替えられた。

DQM3

悪魔系のGランク。自然系と悪魔系の系統配合でできる。
野生では【覇王城の魔界】・初級と【煉獄峠の魔界】・初級の秋、【流神殿の魔界】(中級は冬のみ)の夜に出現する。
ドロップアイテムは【まほうのせいすい】、レアドロップは【かしこさのたね】
 
特性は【マヒブレイク大】【光のコツ】(Lv20)、【マヒ攻撃】(Lv40)、【1~3回行動】(Lサイズ)、【みかわしアップ大】(Lサイズ)、【光ブレイク大】(LサイズLv60)。
所持スキルは【スリラー】
 
【くみひもこぞう】との配合で【おおめだま】【はねスライム】との配合で【ホイミスライム】【きりかぶおばけ】との配合で【ふゆうじゅ】【くしざしツインズ】との配合で【キラーコーン】【プチアーノン】との配合で【シーメーダ】が生まれる。

バトルロード2

第1章から登場。ステータスはHP:547 ちから:56 かしこさ:97 みのまもり:84 すばやさ:29。
使える技は「ギラ」と「闇の触手」。前者は灼熱の呪文で敵全員を攻撃。後者は触手から暗黒の玉を投げつける単体攻撃。
ギラは強力だが、魔王・大魔王戦ではつばぜりあい、SPカード使用時に闇の触手を使うことがあるのが難点。
主人公の職業が【武闘家】だと、闇の触手の代わりに敵1体を触手で蹴りまくる「ばくれつきゃく」が使えるので問題は無いが……。
何気にみのまもりが高く、打撃に耐性がある。暗黒属性の使い手故、光に弱い。

ビルダーズ1

初登場は2章の赤のとびらの先で【農業の記録】を守る中ボス戦。溜めた後、三方向にレーザーを放つ。
このレーザーはブロックを破壊できない上、コイツの攻撃はレーザーのみなので、【土】でもいいのでコイツの近くに2段以上のブロックを積んでその陰に隠れれば簡単に防げる。
ただしレーザーは着弾時に弾けるので着弾点に近いとダメージを受けるので注意。
溜める→ブロックの陰に隠れる→かいてんぎり→溜める…を繰り返せばノーダメージで倒すことも可能。
 
【アメルダ】がこれを苦手としているが3章には出ず、終章でアメルダを苦しめる。
同じく終章の旅のとびら・赤の先、溶岩地帯にメーダロードとともに出現。レーザーは単発だが、遠くからでもこちらをサーチし、視界外からいきなりレーザーを喰らわせてくるほか、テレポートで移動する嫌らしい敵。
しかも溜めている間は基本的に仰け反り無視。このためレーザーの発射を阻止することは倒す以外に無い。
強くはないのだが複数体いるとあちこちからレーザーが飛んできてとにかくストレスが溜まる。
結構硬いがHPは低いので、レーザーをかわして懐に入ってしまえば倒すこと自体は容易。
落とすアイテムは【きずぐすり】で、しかも低確率。狩る価値はまずないと言っていい。
本作では出番が少ないが、終章をプレイすれば間違いなく悪い意味で印象に残る嫌な敵。
ボスとしての登場は初。
 
【フリービルドモード】では住人としてやって来ることがあり(【HP】は200!!)、「いいながメーダ!」なんてダジャレをかましてくれる。
敵の時もそうだが、コイツのレーザーは【ひかりのつるぎ】等と同じ魔法属性なので【フレイム】【アイスハンド】にダメージを与えられる……が、威力が低すぎて全く頼りにならない。
どうでもいいことだが何故か呪文の詠唱からレーザーを撃つ。
しかし【まじんSpaあらくれ】の恩恵を受けるとレーザーを全く使わなくなり、代わりに上位種が使える【ベギラマ】をぶっぱなすようになる。
しかも毎回高威力版。でも威力は13ポイント相当と通常版程度。
で、ベギラマと言えば炎の攻撃なので【ブリザード】を始末できるのは納得だが、何故かフレイムどころか【マグマハンド】にすらダメージを与えられる
が、(レーザーもそうだが)遠距離攻撃のベギラマをわざわざ敵に接近してから詠唱してぶっぱなすという非効率な思考なのが少し残念。
倒されてしまうと「もう…あきらメーダ…」とまたダジャレ
そして冒険を終えると「おしメーダ!」とまたまたダジャレ。

ビルダーズ2

【オッカムル島】【ピカピカ島】で、前作同様マグマの周辺に生息している。
落とすアイテムは【くすりの葉】になった。
オッカムル島下層ではマグマや高所で攻撃が届かない位置からバンバンビームを撃ってきて非常にうっとうしい。

トレジャーズ

お宝として【メーダの像】が登場。

ライバルズ

スタンダードパックにて初期から実装。共通のレア。

2/3/2
前列にいる場合両プレイヤーの手札の特技カードのコスト+1

特技を中心とするリーダーへのメタカードだが、ライバルズは基本メタカードは不遇でありこいつも例外ではなかった。
そのためスタンダード時代は目立った活躍もなく現在はスタン落ち済みだが、一人用モード「試練の間」の高レベル攻略法として愛用されている。
【サマルトリアの王子】などとコンボを発動させることで理論上無限にダメージを与えることができる。詳細は【みならいあくま】の項を参照。

ウォーク

メインストーリーの1章4話のボスとして登場。後に1章9話~2章3話などでザコ敵としても出現する。ザコ敵の方はDQ10と同じくビリビリバリアを使う。
こころの色は緑でコストは14。

なかまモンスターとしてもスカウト可能。
でんげきやビリビリバリアといった強力なマヒ関連の特技を習得できる可能性があり、それらの継承玉を求めるプレイヤーに狙われる。

タクト

悪魔系Dランク、ほじょタイプで登場。ストーリー第2部3章1話でスカウト可能。
とくぎは【ギラ】/【リホイミ】

その他

その姿は【鳥山明】の漫画『Dr.スランプ』に1話だけ登場した宇宙人・ルマルマ星人によく似ている。
腹部の太い触手を取り除き、頭上の細い触手を腹部に移植すると、大体同じ姿になるのだ。
細い触手の先端がムチの様に少し膨らんでいる形状までそっくりである。
時期的には、DQ1の発売よりもルマルマ星人登場の方が2年ほど早い。
 
理由は不明だが、双葉社のDQ1ゲームブックではメーダ属のモンスターのみ全く出演していない。