【ライドンの塔】

Last-modified: 2022-01-24 (月) 20:00:50

DQ8

天才彫刻家【ライドン】が建てた【塔】。まだ未完成であり、現在も絶賛建築中。
ちなみに【ヤンガス】が個人的に一番嫌いな塔であるとのこと。
英語版での地名は直訳のRydon’s Tower。
 
最上階でライドンが建設を続けているが、DQ界の塔の例に漏れず既に内部は魔物がウロウロしている。
こんな魔物の巣窟になっている塔を、武器も持たない彼が無傷でどうやって出入りしているのか不思議でならない。
専用の安全な隠し通路でもあるのだろうか?
なお、PS2版の公式ガイドブックでは「中の魔物も建設に協力しているのでは」という推測が【ククール】によってされている。
ライドンに会って【クラン・スピネル】の在り処を聞くために登ることになる。
 
入るためには【石のつるぎ】が必要。
中には石像とシーソーを利用した立体パズルが仕込まれていて、一番の目玉となっている。
ちなみに、最初【藤澤仁】がしっかり考えて解くものを作ったが、【堀井雄二】があっさり解けるものに調整したとのこと。
この位のさじ加減がドラクエらしさなのだろう。
ストーリー上ここには3人で来なければならないうえ、彫刻家の手がける塔だけあってか、【ゴーレム】やら【うごくせきぞう】やら物質系の硬い敵が多くて結構きつい。
パズルを解くために走り回ることに配慮してか、エンカウント率が異常に低いのと、4~6階の一部のエリアではエンカウントが発生しないのが救いか。
再び訪れるのも大変なので、【命の指輪】【ケイロンの弓】は取り逃さないようにしよう。
 
天才彫刻家が建てた、仕掛けがある、などとDQ7の【バロックタワー】と共通点が多い。
いまだ未完成なのはそのバロックのモデルとなったガウディの代表作であるサグラダ・ファミリアをイメージしているのかもしれない。
入ってすぐの所にいる【スライム】の台詞はDQ3の【レーベ】の村で岩を押そうとしている村人のパロディ。
 
【主人公(DQ8)】たちが完成途上の頂上にたどり着き、ライドンと対面すると、主人公のような青二才に塔を制覇されたことから、もっと塔を高くすると宣言する。
予定以上に高くして、基礎工事など不十分で倒壊したりしないか心配である。

ちなみにゲームクリア後にこの塔が完成し、増設部分が追加ダンジョンになるという噂が立ったことがあるが全くのデマである。
ただストーリーを少し進めると、ここにいる喋るスライムは黒犬が北へ向かったことを証言してくれ、その後ライドンの実家に移り住むなど、ちょっとした変化は表れる。
 
また、【ルーラ】の移動先候補の一つにもなっている。
【リーザス像の塔】などと違い何度も登らされる訳でもないのに何故……先述の通り、メンバーの数の関係上難易度が高いからだろうか?
 
地味に、この作品に登場する塔はライドンの塔が最後となる。
 
塔内のいたるところで見られる三日月のようなマークだが、これは【アストルティア文字】で「ら」を表す文字の為、恐らく製作者である【ライドン】の名前の頭文字「ラ」を示していると思われる。
前述の通りゼシカ不在の状態でクリアするため、再度来るとゼシカは「一緒に冒険できなかったのが残念だ」ということを仲間会話で漏らす。