【ライフドレイン】

概要

トルネコ2、3に登場する剣。
基本攻撃力は1だが、一撃で相手のHPを1にして、与ダメージを武器の修正値に加算する特殊な武器である。
ただし、【修正値】が限界値を超えると壊れてしまう。
また、修正値は素振りする毎に－１される。　
能力が特殊すぎてかなり扱いが難しく、基本レアアイテムなのも手伝って、まともに使ったことがない人も多いだろう。
【アイスソード】と同様に、名前が少々ドラクエらしくないので印象には残る。　
後に風来のシレンGB2にて、「魂のカマ」という名前で逆輸入された。
少年ヤンガスでは登場しないが、似たようなポジションの剣に【半殺しの剣】がある。

トルネコ2

レアではあるものの、例外的に【剣のダンジョン】では結構出る。
そして、【戦士】の技では剣の能力が発動しないという性質に気づけば、強武器として大暴れする。
通常攻撃で修正値を十分に上げてから、満腹度消費の少ない技専用にすれば、凄まじい威力を発揮する。
PS版なら満腹度消費0の【きせきぎり】でもいいが、きせきぎりは発動のたびに修正値が下がるのが難点。
また、戦士にとっては数少ない移動技である【まわりこみ】をセットできる数少ない剣でもある。
他にセットできる剣はレアアイテムばかりなので、一振りぐらいは倉庫に確保しておいてもいいだろう。
あと、戦士ではわざのセット状況にかかわらず、武器を装備したターンでも発動しようとする。この武器の場合、空の発動でも素振りで－１される点は注意。
　
なお、冒険の記録の「合成してすばらしい剣をつくった」には不要な能力である。
この剣を合成に利用すれば、あっという間に修正値+99にすることができるが、本作では能力を消すのが非常に大変なので、合成は控えた方が賢明だろう。

• たしかに能力を消してもらうため試練の館21F以降の【どくどくゾンビ】に会いに行くのは大変かも。しかし消してもらうこと自体は他の武器に「LIFE」印を合成すればよいだけなので簡単。個人的には壊れないつるはしを量産しにいくついでに、こんぼうや銅の剣などを素体として5～6本持っていくようにしている。【でたらめよけ】のわざ習得のついでに戦士で行く場合には、装備と同時に攻撃して+99を超えて壊してしまわないよう、向きに注意。
  • しょっちゅう炎を吐くダースドラゴン・通路内にいても狙い撃ちしてくる毒矢ずきん対策として、無能力且つ+99のドラゴンシールドを用意しておくとなお良し。

トルネコ3

買値10000G、売値1000G。空き印数は7で、意外な事に、この剣自体は印を持たない。
残りHP1の敵を攻撃してもダメージを与えられなくなり、また修正値の限界が+98までになった。
さらに、合成のベースにすることはできても、他の武器に合成する事ができなくなった。
トルネコ3には印の法則があるので、空き印が無い武器に合成して、修正値のみを利用される事を警戒されたのかもしれない。　
本作では【呪い】の仕様変更により、呪われている場合は特殊能力が発動されないようになったので、限界まで強化した上で呪いをかけることができれば、破格の威力を発揮する。
剣自体は印を持たないので、【封印のワナ】では能力を封じる事が出来ない点に注意。　
【封印の洞くつ】41F以降の店か、【異世界の迷宮】76F以降の【へんげの壺】でのみ入手可能なレア武器である。

特に異世界の迷宮では、76階～80階の俗称【竜ゾーン】に出現するHP50の【ベビーニュート】Lv6を2体斬りつければ+98になる。
後は【呪いの壺】さえ調達できれば、異世界最強剣の完成である。
その破壊力は適正レベル帯であれば、あの【キラープラスター】すら2撃で沈める事ができるほど。
滅多にできない【魔窟】での無双を楽しむ事ができるが、【じごくのよろい】のダメージ反射には十分気をつけられたい。

本作でのグラフィックは、鍔の部分が【てんくうのつるぎ】とよく似ているものの、刀身は全くの別物。
反りのある刀身で、背には2本の小さな刃が分枝しており、葉脈のような青緑の筋がそれぞれの刃先に向かって伸びている。
実用性はともかく、非常に美しい剣である。